虫歯の親知らずは抜いたほうがよいのでしょうか?
相談者:
R1RUさん (20歳:女性)
投稿日時:2017-02-01 21:44:50
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2017-02-02 09:18:51
回答2
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2017-02-02 09:48:16
R1RUさん、こんにちは
細見先生の回答に同意します。
親知らずという歯はとかくほかの歯に悪影響が出ることが多くよほどのことがない限り抜歯することが多いです。
私が考える親知らずを抜く場合について記載しておきますので参考にしてください。
・・・・・・・・・
親知らずの抜歯の必要性について
親知らずは必ず抜かなければならないものなのでしょうか?
そして親知らずを抜く条件とはなんでしょう?
1.痛みや腫れの原因になっている場合
2.痛みが無くても虫歯になっている場合。
(ただしごく初期の虫歯であれば保存可能)
3.横になって生えていたり、斜めになっている場合。
(この場合親知らずの周りの炎症がおきる可能性が非常に高い)
4.咬む相手がない場合
(歯というものは上下の歯で咬むことによって仕事をするので存在価値がない)
5.他の歯に悪影響を及ぼす可能性がある場合
親知らずがあることで他の歯に悪影響を与えたりすることがあります。例えば前の歯(第2大臼歯)の後ろ側に虫歯を作ってしまったりすることも良くあることです。こうなると前の歯は神経を抜かなければならなくなってしまうこともあります。
また親知らずが原因で前の歯の管理ができないあるいはしづらいことがあります。例えば親知らずがあることで前の歯の歯周ポケットが深くなってしまうことです。
この場合は親知らずを抜歯してあげることで前の7番を守ることができるかもしれません。
上記の場合親知らずの抜歯の適応になると考えています。
前にも書きましたが、親知らずは一番後からはえてくることもあり虫歯になりやすく、ハブラシが届きにくいことから炎症も起きやすい歯です。そして、特に下の親知らずは炎症を起こすと比較的短時間で重症になりやすく、生命が危険にさらされることもあります。そのような理由から最終的には「抜いてしまう」という運命になることが非常に多い歯です。
あともう一つ、女性の場合は妊娠することで女性ホルモンの影響により口の中の炎症がおきやすくなります。
妊娠性歯肉炎や妊娠性エプーリスなどという疾患もあります。
もし妊娠を予定されている方は自分の親知らずの状態を歯科医院で確認して診てもらって早めに抜歯された方が良いでしょう。
妊娠してから痛くなっても、レントゲンを撮影したり薬を飲んだり抜歯をしたりするのは容易にすることはできません。
以上です。
参考になれば幸いです。
細見先生の回答に同意します。
親知らずという歯はとかくほかの歯に悪影響が出ることが多くよほどのことがない限り抜歯することが多いです。
私が考える親知らずを抜く場合について記載しておきますので参考にしてください。
・・・・・・・・・
親知らずの抜歯の必要性について
親知らずは必ず抜かなければならないものなのでしょうか?
そして親知らずを抜く条件とはなんでしょう?
1.痛みや腫れの原因になっている場合
2.痛みが無くても虫歯になっている場合。
(ただしごく初期の虫歯であれば保存可能)
3.横になって生えていたり、斜めになっている場合。
(この場合親知らずの周りの炎症がおきる可能性が非常に高い)
4.咬む相手がない場合
(歯というものは上下の歯で咬むことによって仕事をするので存在価値がない)
5.他の歯に悪影響を及ぼす可能性がある場合
親知らずがあることで他の歯に悪影響を与えたりすることがあります。例えば前の歯(第2大臼歯)の後ろ側に虫歯を作ってしまったりすることも良くあることです。こうなると前の歯は神経を抜かなければならなくなってしまうこともあります。
また親知らずが原因で前の歯の管理ができないあるいはしづらいことがあります。例えば親知らずがあることで前の歯の歯周ポケットが深くなってしまうことです。
この場合は親知らずを抜歯してあげることで前の7番を守ることができるかもしれません。
上記の場合親知らずの抜歯の適応になると考えています。
前にも書きましたが、親知らずは一番後からはえてくることもあり虫歯になりやすく、ハブラシが届きにくいことから炎症も起きやすい歯です。そして、特に下の親知らずは炎症を起こすと比較的短時間で重症になりやすく、生命が危険にさらされることもあります。そのような理由から最終的には「抜いてしまう」という運命になることが非常に多い歯です。
あともう一つ、女性の場合は妊娠することで女性ホルモンの影響により口の中の炎症がおきやすくなります。
妊娠性歯肉炎や妊娠性エプーリスなどという疾患もあります。
もし妊娠を予定されている方は自分の親知らずの状態を歯科医院で確認して診てもらって早めに抜歯された方が良いでしょう。
妊娠してから痛くなっても、レントゲンを撮影したり薬を飲んだり抜歯をしたりするのは容易にすることはできません。
以上です。
参考になれば幸いです。
相談者からの返信
相談者:
R1RUさん
返信日時:2017-02-02 17:31:25
細見先生
ご回答ありがとうございます。
基本どの歯も残した方がいいと思っていたのですが、親知らずの場合は抜く治療の方がいいと初めて知れました。
今後そのように治療をかかりつけの医師と相談したいと思います。
ご回答ありがとうございます。
基本どの歯も残した方がいいと思っていたのですが、親知らずの場合は抜く治療の方がいいと初めて知れました。
今後そのように治療をかかりつけの医師と相談したいと思います。
相談者からの返信
相談者:
R1RUさん
返信日時:2017-02-02 17:38:53
タイトル | 虫歯の親知らずは抜いたほうがよいのでしょうか? |
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質問者 | R1RUさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 20歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず) 親知らずの抜歯 親知らずの虫歯 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。