右上下だけ親不知が生える場合もありますか?
相談者:
はらなかまらささん (32歳:女性)
投稿日時:2017-01-31 21:18:40
回答1
回答2
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2017-02-01 13:15:56
はらなかまらささん、こんにちは
>このまま右側だけって場合もありますか?
右側だけ存在するということもあり得ますが、おそらく左もあると思います。
お口全体の大きめのレントゲンを撮影することで、親知らずが大体どのような状態なのかはわかります。
>その際に、顔が歪むなど悪影響はありますか?
顔がゆがむということはないと思いますが、他の歯に悪影響を与える可能性はあると思います。
また、まっすぐ生えている=抜かなくてよい、というわけではないのでまっすぐ出ていてもある程度注意が必要だと思います。
以下私が考える親知らずの抜歯の必要性について、記載しておきますので参考にしてください。
親知らずの抜歯の必要性について
親知らずは必ず抜かなければならないものなのでしょうか?
そして親知らずを抜く条件とはなんでしょう?
1.痛みや腫れの原因になっている場合
2.痛みが無くても虫歯になっている場合
(ただしごく初期の虫歯であれば保存可能)
3.横になって生えていたり、斜めになっている場合
(この場合親知らずの周りの炎症がおきる可能性が非常に高い)
4.咬む相手がない場合
(歯というものは上下の歯で咬むことによって仕事をするので存在価値がない)
5.他の歯に悪影響を及ぼす可能性がある場合
親知らずがあることで他の歯に悪影響を与えたりすることがあります。
例えば前の歯(第2大臼歯)の後ろ側に虫歯を作ってしまったりすることも良くあることです。
こうなると前の歯は神経を抜かなければならなくなってしまうこともあります。
また親知らずが原因で、前の歯の管理ができないあるいはしづらいことがあります。
例えば親知らずがあることで、前の歯の歯周ポケットが深くなってしまうことです。
この場合は、親知らずを抜歯してあげることで前の7番を守ることができるかもしれません。
上記の場合、親知らずの抜歯の適応になると考えています。
前にも書きましたが、親知らずは一番後からはえてくることもあり虫歯になりやすく、ハブラシが届きにくいことから炎症も起きやすい歯です。
そして、特に下の親知らずは炎症を起こすと比較的短時間で重症になりやすく、生命が危険にさらされることもあります。
そのような理由から、最終的には「抜いてしまう」という運命になることが非常に多い歯です。
あともう一つ、女性の場合は妊娠することで女性ホルモンの影響により口の中の炎症がおきやすくなります。
妊娠性歯肉炎や妊娠性エプーリスなどという疾患もあります。
もし妊娠を予定されている方は、自分の親知らずの状態を歯科医院で確認して診てもらって、早めに抜歯された方が良いでしょう。
妊娠してから痛くなっても、レントゲンを撮影したり薬を飲んだり抜歯をしたりするのは容易にすることができないので、早めに抜歯してくのが賢明だと思います。
以上です。
参考になれば幸いです。
>このまま右側だけって場合もありますか?
右側だけ存在するということもあり得ますが、おそらく左もあると思います。
お口全体の大きめのレントゲンを撮影することで、親知らずが大体どのような状態なのかはわかります。
>その際に、顔が歪むなど悪影響はありますか?
顔がゆがむということはないと思いますが、他の歯に悪影響を与える可能性はあると思います。
また、まっすぐ生えている=抜かなくてよい、というわけではないのでまっすぐ出ていてもある程度注意が必要だと思います。
以下私が考える親知らずの抜歯の必要性について、記載しておきますので参考にしてください。
親知らずの抜歯の必要性について
親知らずは必ず抜かなければならないものなのでしょうか?
そして親知らずを抜く条件とはなんでしょう?
1.痛みや腫れの原因になっている場合
2.痛みが無くても虫歯になっている場合
(ただしごく初期の虫歯であれば保存可能)
3.横になって生えていたり、斜めになっている場合
(この場合親知らずの周りの炎症がおきる可能性が非常に高い)
4.咬む相手がない場合
(歯というものは上下の歯で咬むことによって仕事をするので存在価値がない)
5.他の歯に悪影響を及ぼす可能性がある場合
親知らずがあることで他の歯に悪影響を与えたりすることがあります。
例えば前の歯(第2大臼歯)の後ろ側に虫歯を作ってしまったりすることも良くあることです。
こうなると前の歯は神経を抜かなければならなくなってしまうこともあります。
また親知らずが原因で、前の歯の管理ができないあるいはしづらいことがあります。
例えば親知らずがあることで、前の歯の歯周ポケットが深くなってしまうことです。
この場合は、親知らずを抜歯してあげることで前の7番を守ることができるかもしれません。
上記の場合、親知らずの抜歯の適応になると考えています。
前にも書きましたが、親知らずは一番後からはえてくることもあり虫歯になりやすく、ハブラシが届きにくいことから炎症も起きやすい歯です。
そして、特に下の親知らずは炎症を起こすと比較的短時間で重症になりやすく、生命が危険にさらされることもあります。
そのような理由から、最終的には「抜いてしまう」という運命になることが非常に多い歯です。
あともう一つ、女性の場合は妊娠することで女性ホルモンの影響により口の中の炎症がおきやすくなります。
妊娠性歯肉炎や妊娠性エプーリスなどという疾患もあります。
もし妊娠を予定されている方は、自分の親知らずの状態を歯科医院で確認して診てもらって、早めに抜歯された方が良いでしょう。
妊娠してから痛くなっても、レントゲンを撮影したり薬を飲んだり抜歯をしたりするのは容易にすることができないので、早めに抜歯してくのが賢明だと思います。
以上です。
参考になれば幸いです。
タイトル | 右上下だけ親不知が生える場合もありますか? |
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質問者 | はらなかまらささん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 32歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず) 親知らずの抜歯 親知らずその他 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。