結局のところどれだけ歯科医が上手いかで成功率が決まる?

相談者: Masa31さん (33歳:男性)
投稿日時:2017-02-09 14:26:40
神経を一度死なせてしまったことを機に、歯の健康に関して意識が180度変わり、とても勉強するようになりました。

ex.詰め物をする場合、それぞれマテリアルのメリット、どんなにマテリアルがよくてもそれぞれのステップ(虫歯完全除去、形成、型取り技工士の力、セット)が全て揃わないと意味がない、自費治療はそれぞれのステップの精度を上げるという面で総合的に成功する可能性がを上げてくれる。
(例えば型取りに仕様する材料も違う)


知識が増えるほど、マイクロスコープはあるか?
虫歯発見器はあるか?
ラバーは使用しているか?
口腔写真をきちっと取っているか?
殺菌方法はどうか?
などクリニックがどれくらいの設備を持っているかを歯医者選びの判断材料にしてしまう自分がいるのですが、歯科チャンネルの先生方のコメントを見ると’ってか、めっちゃうまかったら、ぶっちゃげ保険の銀でも大丈夫’と取れてしまうのですが、もしそれが真であるとすれば、

@これ以上ないくらい完璧な設備のあるクリニックで、しかも自費治療、だが術者のテクニックが4.5 (10が最高)
A上記ほどではないがきちんとした機材があり(ルーペ、カリエスチェッカーくらいは使う)、同じく自費治療でその術者レベルは10

*ただしどちらも技工士は最高レベル10だとする

だとすると、結局はどれだけ術者がうまいか(器用か)で成功率が決まるのであれば、この場合だとAの方がよいということになってしまうのでしょうか。
また上記のAを保険治療に変えたとしても、その先生が尋常じゃないうまさで、かつ技工士の方も信じられないレベルの職人だった場合は、やはり見事な結果になるものなのでしょうか。
(ただし予後のメンテナンスは個人の責任なので考慮しないものとする)


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-02-09 14:51:45
おっしゃる通りなのですが、そこで重要なのは、

”術者レベル”の評価です。

●機転が利くのかどうか?
●知識は幅広く持ち合わせているのか?
●手先は器用か?
●技術の鍛錬を怠っていないのか?

それらが非常に重要です。

そしてもう一つ

治療に対する愛の深さ

これらを測ることがなかなかできないので難しいところなのです

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-02-09 20:28:12
>結局はどれだけ術者がうまいか(器用か)で成功率が決まるのであれば、この場合だとAの方がよいということになってしまうのでしょうか。

そうですね。

>また上記のAを保険治療に変えたとしても、その先生が尋常じゃないうまさで、かつ技工士の方も信じられないレベルの職人だった場合は、やはり見事な結果になるものなのでしょうか。

そうですね。


ただし、診断も治療方針も同一であり、患者の話も良く聞いているという前提です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Masa31さん
返信日時:2017-02-10 11:26:15
タカタ先生、森川先生、

お忙しい中回答ありがとうございます。

・目視確認できる評価ポイント(設備、院内の清潔さ、スタッフの対応、雰囲気、歯科医の人柄)

・目視確認のできない評価ポイント(タカタ先生が挙げられたような点)

個人的な印象として日本人も昔に比べれば随分歯の健康に対する意識が芽生え、様々な媒体を通して知識を得て賢い患者になってきていると思います。
(とはいいつつも、周りの友人などまだ痛くなってから行くというタイプなど居ますのでお尻を叩いて定期健診を勧めています)

歯の健康に対する意識向上→情報収集(勉強)→いい歯医者を見つけることが重要であることを悟る、という経過が発生すると思うのですが、逆に下手に知識を手に入れたせいで疑心暗鬼につながり、実はいい先生に診てもらっていたのに転院してしまった、というようななんだか歯がゆい現象が起きているのでは?と思って質問をしました。

例えば、ある先生にみてもらっていて、その先生は上記の目視確認できない評価ポイントにおいて完璧だった。
にもかかわらず下手に手に入れてしまった情報(例えば口腔写真を取る)が原因で疑念が発生し、他に転院、その新しいクリニックは目視確認できる評価ポイントでは文句なし、が実は目視確認できない評価ポイントにおいて前歯医者より完全に劣っており(というか下手)結果3年後に二次カリエスが発生し、3本神経を取ってしまった、が本人はそれが転院が原因だったということを知るすべがない、なぜなら元の先生がとても素晴らしかったことすらわかりようがないから。

歯科チャンネルのよい歯科医を見つけるポイントにあります、「この先生に治療してもらって失敗したら仕方がない」、つまり’まぁ、こんなに頑張ってくれてるし、誠実だし、この先生で何かあったらまあいいや。相手人間だし’と心が感じるところで落ち着くしかないのかな?と思っている所存です。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-02-10 11:39:54
実際、一番大事なのは、患者・患歯に対してどれだけの熱意と愛情を注ぐことができるか?
そして、患者はその歯科医師をどれだけ信頼できるか?
そこにかかっています。

私は医者家系の20代目ですが、常々 歯を削る前に一度目を閉じて神に祈りを捧げます。
それは、医者が切開を行う時と同じことなのです。

神が作った人の体、そして病がその歯に起きるという運命 そこに一人の歯科医師が抗おうというのです。

最後は祈る気持ちしか出てこないです。

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2017-02-11 00:12:14
>逆に下手に知識を手に入れたせいで疑心暗鬼につながり、実はいい先生に診てもらっていたのに転院してしまった、というようななんだか歯がゆい現象が起きているのでは?

全くその通りかと。


>まぁ、こんなに頑張ってくれてるし、誠実だし、この先生で何かあったらまあいいや。相手人間だし’と心が感じるところで落ち着くしかないのかな?

これ歯医者選びの基準じゃないんですよ。
患者さんの側の気持ちの問題。

多くの歯科医師がそれに該当し、疑心暗鬼にならないことが”吉”と気づくことが第一かと。

金のために同業者のことを悪く言っている情けない歯科医師もいますが、信頼に値しないような悪い歯科医師は少数です。
(ゼロではないですけどね。)

回答 回答5
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2017-02-11 11:41:37
地方と都会の違い、院長の方針・能力、患者層(最終的には、歯科医に関わってくる)などの要素によって変わってきますが、治療にかけてくれる時間も大きな要素です。
短ければよくない、長ければよいとも言えませんが、治療内容によっては、多くの時間を要する時があります。
そのようなときには、時間約束性が多いはづですから、患者さんはできるだけ時間を守ってくること、それに応じて歯科医側もなるべく待たせないように努力することが必要でしょう。
それが互いを尊重することに繋がります。



高田 先生が言うように 内村鑑三は Dentistry is a Work of Love. という言葉を残しています。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Masa31さん
返信日時:2017-02-15 10:48:41
タカタ先生、森川先生、松山先生、

お忙しい中回答ありがとうございました。

この手の’いい歯医者の探し方’のスレッドはもうすでにとてもたくさん出ていて、結局のところ’無理もしくはとても難しい’、’それよりもきちんとコミュニケーションを取って相性がいい先生を見つけることの方が大事’(なぜならテクニックの判断は患者にはわからないので)ということのようなので、そう割り切って今後も歯を大切にしていきたいと思います。

ありがとうございました。



タイトル 結局のところどれだけ歯科医が上手いかで成功率が決まる?
質問者 Masa31さん
地域 東京23区
年齢 33歳
性別 男性
職業 会社員(技術系)
カテゴリ その他(歯科治療関連)
その他(歯科医師関連)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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