上顎インプラントオーバーデンチャー、マグネットかボールか
相談者:
はばたんさん (38歳:女性)
投稿日時:2017-02-18 12:52:13
はじめまして。
上顎のインプラントオーバーデンチャーをするにあたり、数件歯科医院を訪問したのち、以下2件どちらかでお願いしようと考えております。
<残存歯の状況>
■上顎
・右 犬歯
・左 奥歯
■下顎
・殆どの歯は何等かの処置を施している(差し歯/詰め物)
但し一応全ての歯は残っている(抜歯するものも出てくるかもしれないが)
<悩み>
・現在、上顎部分入れ歯(保険)
入れ歯にして1年程経過しておりますが、床の部分に慣れずこのまま使い続けるのが苦痛。
・可能であれば無口蓋にしたいが、顎にかかる負担を考えるとやはり単純に面積が広い方が力が分散され、負担が少ないのだと自分を納得させ床が広い部分入れ歯のまま使用中。
・食事中、何度も落ちる。がたつく。歯茎に強く当たり痛い。歯茎に傷が出来る。
口内が乾く。噛めない。
<診察内容>
⇒インプラントにするには、サイナスは避けられないとのこと。
歯が無い本数に伴い、インプラントを多く植立する考えには設計上 理に適っていると同意するがサイナスは避けたい。
費用面も、納得いく形でインプラント治療をするとなると350前後となる。
オールオン6も予算的にも骨の負担の上でも除外。
できれば200程度で一口腔内の治療を行いたい。
<検討結果>
⇒奥歯以外の骨はしっかりしているとのことで、これらのことから、インプラントオーバーデンチャーで進めることに。
* * * * *
1)【インプラント治療27年/インプラント専門医/多数症例/著書も執筆】
・インプラント埋め込み場所にはこだわらず、今すぐに埋め入れ可能な場所に処置×3本。
指定された場所が、遠心を取っておらず少々不安・・
インプラント埋め入れ後、残っている歯根を抜歯。
・ボールタイプにて。(マグネットは推奨しない。)
※脱着の際、マグネット式よりも骨にかかる力が大きく負担になるのではないか?
・保険の入れ歯にて対応。
(無口蓋は顎の骨に負担がかかる為、今迄通り床は広く)
※結局、床は広いまま・・この点が気掛かり・・
・下顎との噛合せは、上顎の治療を終えたのち、順次考えるとのこと。
※ここも気掛かり・・尋ねましたが、今は上顎治療優先だから、と。
2)【インプラント治療10年以上/矯正が得意】
・インプラント埋め入れ位置は、全体の咬合を考えた上で設計。
その為、先に抜歯し時間を置いてインプラント埋め入れの可能性。
※埋め入れまでの時間は、私としては特に問題視していない。
・マグネットタイプにて。
(上顎のボールやバータイプは推奨しない)
※マグネットはカチカチ音がすると聞きます・・
あと、すぐに落ちる?
(無理な力が掛かった際、脱落する方が負担がないとは思いますが・・あまりに落ちると気になります・・)
・自費入れ歯にて。(無口蓋も可能)
※一番、私が求めている無口蓋の希望が叶いますが・・顎への長期に渡っての負担は、実際のところ??
・下顎を強く、上顎を弱くし、咬合バランスに配慮して下さる。
(下顎の治療も含めて金額を試算=全ての治療で予算内)
* * * * *
2件とも、上顎に施す金額は100万円程で、費用的な問題はありません。
ただ、1)の先生については下顎の費用は、上顎を終えてからとのことで未知数なのも、トータル200万の予算内に収まるか心配な点ではあります。
一口に、オーバーデンチャーで・・といってもその設計から、アタッチメント等 違いが出てくるものなのですね。
例えば、アタッチメントについてですと、私の口腔内の状況にはこう、といった経緯ではなく、その先生の推奨されるものでといったところが、どちらが長持ちしどちらが快適であるのか素人のものからすると、どちらか結論づけることが難しく何か些細なことでも検討する上で、アドバイス頂けましたら非常に助かります。
埋め入れ本数も、4本ではなく3本で負担は御座いませんでしょうか。
勿論、インプラントが絶対的で半永久使用可能であるとは思ってはおりませんし全てをベストにしようと考えるのはおこがましいのかもしれませんが。
少しでも長持ちできるよう、考慮したいところです。
どうにも色々思案し過ぎて、決めかねております。
素人の私が、あれこれ考えたところで限界がありますし先生方にアドバイス頂き、健康的に噛める日々を取り戻すべく治療に進みたいと思っております。
纏まらず、長文となり失礼致しました。
上顎のインプラントオーバーデンチャーをするにあたり、数件歯科医院を訪問したのち、以下2件どちらかでお願いしようと考えております。
<残存歯の状況>
■上顎
・右 犬歯
・左 奥歯
■下顎
・殆どの歯は何等かの処置を施している(差し歯/詰め物)
但し一応全ての歯は残っている(抜歯するものも出てくるかもしれないが)
<悩み>
・現在、上顎部分入れ歯(保険)
入れ歯にして1年程経過しておりますが、床の部分に慣れずこのまま使い続けるのが苦痛。
・可能であれば無口蓋にしたいが、顎にかかる負担を考えるとやはり単純に面積が広い方が力が分散され、負担が少ないのだと自分を納得させ床が広い部分入れ歯のまま使用中。
・食事中、何度も落ちる。がたつく。歯茎に強く当たり痛い。歯茎に傷が出来る。
口内が乾く。噛めない。
<診察内容>
⇒インプラントにするには、サイナスは避けられないとのこと。
歯が無い本数に伴い、インプラントを多く植立する考えには設計上 理に適っていると同意するがサイナスは避けたい。
費用面も、納得いく形でインプラント治療をするとなると350前後となる。
オールオン6も予算的にも骨の負担の上でも除外。
できれば200程度で一口腔内の治療を行いたい。
<検討結果>
⇒奥歯以外の骨はしっかりしているとのことで、これらのことから、インプラントオーバーデンチャーで進めることに。
* * * * *
1)【インプラント治療27年/インプラント専門医/多数症例/著書も執筆】
・インプラント埋め込み場所にはこだわらず、今すぐに埋め入れ可能な場所に処置×3本。
指定された場所が、遠心を取っておらず少々不安・・
インプラント埋め入れ後、残っている歯根を抜歯。
・ボールタイプにて。(マグネットは推奨しない。)
※脱着の際、マグネット式よりも骨にかかる力が大きく負担になるのではないか?
・保険の入れ歯にて対応。
(無口蓋は顎の骨に負担がかかる為、今迄通り床は広く)
※結局、床は広いまま・・この点が気掛かり・・
・下顎との噛合せは、上顎の治療を終えたのち、順次考えるとのこと。
※ここも気掛かり・・尋ねましたが、今は上顎治療優先だから、と。
2)【インプラント治療10年以上/矯正が得意】
・インプラント埋め入れ位置は、全体の咬合を考えた上で設計。
その為、先に抜歯し時間を置いてインプラント埋め入れの可能性。
※埋め入れまでの時間は、私としては特に問題視していない。
・マグネットタイプにて。
(上顎のボールやバータイプは推奨しない)
※マグネットはカチカチ音がすると聞きます・・
あと、すぐに落ちる?
(無理な力が掛かった際、脱落する方が負担がないとは思いますが・・あまりに落ちると気になります・・)
・自費入れ歯にて。(無口蓋も可能)
※一番、私が求めている無口蓋の希望が叶いますが・・顎への長期に渡っての負担は、実際のところ??
・下顎を強く、上顎を弱くし、咬合バランスに配慮して下さる。
(下顎の治療も含めて金額を試算=全ての治療で予算内)
* * * * *
2件とも、上顎に施す金額は100万円程で、費用的な問題はありません。
ただ、1)の先生については下顎の費用は、上顎を終えてからとのことで未知数なのも、トータル200万の予算内に収まるか心配な点ではあります。
一口に、オーバーデンチャーで・・といってもその設計から、アタッチメント等 違いが出てくるものなのですね。
例えば、アタッチメントについてですと、私の口腔内の状況にはこう、といった経緯ではなく、その先生の推奨されるものでといったところが、どちらが長持ちしどちらが快適であるのか素人のものからすると、どちらか結論づけることが難しく何か些細なことでも検討する上で、アドバイス頂けましたら非常に助かります。
埋め入れ本数も、4本ではなく3本で負担は御座いませんでしょうか。
勿論、インプラントが絶対的で半永久使用可能であるとは思ってはおりませんし全てをベストにしようと考えるのはおこがましいのかもしれませんが。
少しでも長持ちできるよう、考慮したいところです。
どうにも色々思案し過ぎて、決めかねております。
素人の私が、あれこれ考えたところで限界がありますし先生方にアドバイス頂き、健康的に噛める日々を取り戻すべく治療に進みたいと思っております。
纏まらず、長文となり失礼致しました。
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2017-02-18 13:02:51
はばたん さん、こんにちは。
上顎のインプラントオーバーデンチャーをするにあたっての維持装置についての質問ですね。
まず、基本的なことになりますが、1)の先生が仰る「保険の入れ歯にて対応」というのは、混合診療に該当しますので論外になります。
さて、端的に私見を書きますが、骨質を鑑みて、2)の先生が仰る、上顎に対しては「マグネットタイプにて。(上顎のボールやバータイプは推奨しない)」という意見に同意します。
もちろん下顎ならば、ボールやバータイプ、或いは、ロケーターなど他の装置でも構わないと思います。
ただ、「インプラント埋め入れ位置は、全体の咬合を考えた上で設計」という文言には同意しますが、私だったら、必要に応じてサイナスリフト or ソケットリフトを検討するかと思います。
ご参考まで。
上顎のインプラントオーバーデンチャーをするにあたっての維持装置についての質問ですね。
まず、基本的なことになりますが、1)の先生が仰る「保険の入れ歯にて対応」というのは、混合診療に該当しますので論外になります。
さて、端的に私見を書きますが、骨質を鑑みて、2)の先生が仰る、上顎に対しては「マグネットタイプにて。(上顎のボールやバータイプは推奨しない)」という意見に同意します。
もちろん下顎ならば、ボールやバータイプ、或いは、ロケーターなど他の装置でも構わないと思います。
ただ、「インプラント埋め入れ位置は、全体の咬合を考えた上で設計」という文言には同意しますが、私だったら、必要に応じてサイナスリフト or ソケットリフトを検討するかと思います。
ご参考まで。
相談者からの返信
相談者:
はばたんさん
返信日時:2017-02-18 13:11:06
相談者からの返信
相談者:
はばたんさん
返信日時:2017-02-18 13:52:05
先ほど、上顎へのボールタイプを推奨しない理由をお尋ね致しましたが、やはり上顎に固定式のアタッチメントを使うと、噛む力で入れ歯に横の力や無理な力がインプラントに加わり、ダメになることがあるからかな、と自分なりに解釈しております。
ただ、ボールタイプを推奨して下さった先生はその道では有名な方で、、ですのでなぜだろう?と疑問を持った次第です。
その先生がマグネットを推奨しない理由のひとつに挙げられましたのが、MRI撮影時に影響を与えるというものでしたが、その問題はこちらのサイトでもよく目にします。
撮影時に申告し、入れ歯を外せば特段問題がないとの認識でおりましたので更に疑問に思ったところです。
以上、追記致しました。
ただ、ボールタイプを推奨して下さった先生はその道では有名な方で、、ですのでなぜだろう?と疑問を持った次第です。
その先生がマグネットを推奨しない理由のひとつに挙げられましたのが、MRI撮影時に影響を与えるというものでしたが、その問題はこちらのサイトでもよく目にします。
撮影時に申告し、入れ歯を外せば特段問題がないとの認識でおりましたので更に疑問に思ったところです。
以上、追記致しました。
回答2
歯科医師の松山です。
回答日時:2017-02-18 20:31:21
ボールタイプはfemale部分のパーツ交換、調整にかかるランニングコストと、タイムロスが欠点です。
確かめておいたほうが良いと思います。
”マグネット 入れ歯を外せば特段問題がないとの”
そうですね、通常は磁石は、義歯に取り付けます。
ただし、工夫しないと横ぶれには弱いです。
確かめておいたほうが良いと思います。
”マグネット 入れ歯を外せば特段問題がないとの”
そうですね、通常は磁石は、義歯に取り付けます。
ただし、工夫しないと横ぶれには弱いです。
回答3
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2017-02-18 22:13:44
はばたん さんこんにちは。
インプラントオーバーデンチャーをするにあたり、数件歯科医院を訪問したのち、以下2件どちらかでお願いしようと考えているのですね。
残存歯の状況は、上顎右犬歯と左奥歯なのですね。
悩みは、現在上顎部分入れ歯(保険)で、1年程経過しておりますが床の部分に慣れずこのまま使い続けるのが苦痛なのですね。
そして、可能であれば無口蓋にしたいのですね。
また、床が広い部分入れ歯のまま使用中ですが、食事中何度も落ちる。
歯茎に強く当たり痛いし、歯茎に傷が出来るのですね。
悩みをまず解決するのであれば、必ずしもインプラント治療では無いように思いますね。
保険自費問わず、まずは入れ歯の専門科に診てもらって良い入れ歯で解決できるか考える必要があると思います。
もしかしたら入れ歯で解決できるかもしれないですね。
また、インプラントの入れ歯にしても入れ歯自体が良くないと意味が無いですし、そもそもインプラントの入れ歯でゴールになるかどうか判断できないと思います。
そして、入れ歯が合わなくて痛みや傷ができるのかTCH(歯を接触する癖)があって歯を失ったしまっていたり、入れ歯の調子が悪いのか判断してもらった方がいいように思います。
TCHの是正指導が必要かもしれないです。インプラント治療前にTCHの是正指導をおこなった方がインプラントのトラブルも避けられることが多いと思います。
参考:TCH、歯列接触癖
費用も義歯オンリーの方が安いことも多いです。
咬み合わせは上下で最初に考えておかないと大変だと個人的には思います。
たとえば、上のインプラント治療が終わり、下の歯を医療したら咬み合わせがかわり、上の治療をもう1度費用をかけてやり直すこともあるからです。
ですから、私はある程度上下仮歯等で治してから、最終的に上下の被せ物等を仕上げることが多いですね。
義歯の種類自費で色々ありますし、インプラントも色々なアタッチメントがあります。
特にこの数年でマグネット・ボール・ロケーター・バー以外の特殊なアタッチメントが各メーカーから特殊に発売されています。
どれもメリットデメリットありますが、先生が慣れた方法を選ぶと予後はある程度予測されると思います。
特殊なアタッチメントであれば、色々インプラントメーカーを扱っていないと紹介されないと思います。
特殊なアタッチメントはそのメーカーオリジナルだからです。
(ここでは、メーカの紹介になるのであえて載せませんが・・・)
希望や相談をされてみたいのであれば、国産インプラントのラインナップが多い大学病院などならあるかもしれないですね。
参考までに。
インプラントオーバーデンチャーをするにあたり、数件歯科医院を訪問したのち、以下2件どちらかでお願いしようと考えているのですね。
残存歯の状況は、上顎右犬歯と左奥歯なのですね。
悩みは、現在上顎部分入れ歯(保険)で、1年程経過しておりますが床の部分に慣れずこのまま使い続けるのが苦痛なのですね。
そして、可能であれば無口蓋にしたいのですね。
また、床が広い部分入れ歯のまま使用中ですが、食事中何度も落ちる。
歯茎に強く当たり痛いし、歯茎に傷が出来るのですね。
悩みをまず解決するのであれば、必ずしもインプラント治療では無いように思いますね。
保険自費問わず、まずは入れ歯の専門科に診てもらって良い入れ歯で解決できるか考える必要があると思います。
もしかしたら入れ歯で解決できるかもしれないですね。
また、インプラントの入れ歯にしても入れ歯自体が良くないと意味が無いですし、そもそもインプラントの入れ歯でゴールになるかどうか判断できないと思います。
そして、入れ歯が合わなくて痛みや傷ができるのかTCH(歯を接触する癖)があって歯を失ったしまっていたり、入れ歯の調子が悪いのか判断してもらった方がいいように思います。
TCHの是正指導が必要かもしれないです。インプラント治療前にTCHの是正指導をおこなった方がインプラントのトラブルも避けられることが多いと思います。
参考:TCH、歯列接触癖
費用も義歯オンリーの方が安いことも多いです。
咬み合わせは上下で最初に考えておかないと大変だと個人的には思います。
たとえば、上のインプラント治療が終わり、下の歯を医療したら咬み合わせがかわり、上の治療をもう1度費用をかけてやり直すこともあるからです。
ですから、私はある程度上下仮歯等で治してから、最終的に上下の被せ物等を仕上げることが多いですね。
義歯の種類自費で色々ありますし、インプラントも色々なアタッチメントがあります。
特にこの数年でマグネット・ボール・ロケーター・バー以外の特殊なアタッチメントが各メーカーから特殊に発売されています。
どれもメリットデメリットありますが、先生が慣れた方法を選ぶと予後はある程度予測されると思います。
特殊なアタッチメントであれば、色々インプラントメーカーを扱っていないと紹介されないと思います。
特殊なアタッチメントはそのメーカーオリジナルだからです。
(ここでは、メーカの紹介になるのであえて載せませんが・・・)
希望や相談をされてみたいのであれば、国産インプラントのラインナップが多い大学病院などならあるかもしれないですね。
参考までに。
回答4
歯科医師の松山です。
回答日時:2017-02-18 23:10:59
何でもかんでも、上顎を完成形?に持っていこうと、しないほうが良いかもしれませんよ。
例えば1本だけインプラントをしてみて、試してみることでもよいかもしれません。
実は、私はボールアタッチメント、マグネットは一回も使ったことはありません。
マグネットは、一回すぐに中止しましたので、回数に入るといえません。
だけれども、オーバーデンチュァーとしてのインプラントは百本以上は埋入しています。
では、アタッチメントはどうするかという疑問が生じると思います。
それには、インプラントフィクスチュァーにカバースクリュー(蓋を)取り付けるのです。
そして、カバースクリューに、一致する部分の義歯のプラスチック部分に孔をあけ、そこに即時重合レジンを流して、緩めにプラスチックが抱きつくように固めて、それで使用してもらうのです。
歯肉に負担をさせながら、大きな咬合力が加わったときに、縁の下の力持ち的に支えさせるのです。
初めの調整は難しいですが、あとは、無調整に近いといえます。
カバースクリューには、長短がありますので、症例に応じて、選択可能です。
意識的に、アタッチメントは使わないのですが、そのためには、ある程度、義歯の完成度が、高いものでなければ、なりません。
このような方法もあるということですが、その辺の総合的な勘所を上での加藤先生の回答では、伝えられているような、気がします。
例えば1本だけインプラントをしてみて、試してみることでもよいかもしれません。
実は、私はボールアタッチメント、マグネットは一回も使ったことはありません。
マグネットは、一回すぐに中止しましたので、回数に入るといえません。
だけれども、オーバーデンチュァーとしてのインプラントは百本以上は埋入しています。
では、アタッチメントはどうするかという疑問が生じると思います。
それには、インプラントフィクスチュァーにカバースクリュー(蓋を)取り付けるのです。
そして、カバースクリューに、一致する部分の義歯のプラスチック部分に孔をあけ、そこに即時重合レジンを流して、緩めにプラスチックが抱きつくように固めて、それで使用してもらうのです。
歯肉に負担をさせながら、大きな咬合力が加わったときに、縁の下の力持ち的に支えさせるのです。
初めの調整は難しいですが、あとは、無調整に近いといえます。
カバースクリューには、長短がありますので、症例に応じて、選択可能です。
意識的に、アタッチメントは使わないのですが、そのためには、ある程度、義歯の完成度が、高いものでなければ、なりません。
このような方法もあるということですが、その辺の総合的な勘所を上での加藤先生の回答では、伝えられているような、気がします。
タイトル | 上顎インプラントオーバーデンチャー、マグネットかボールか |
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質問者 | はばたんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 38歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
インプラント治療法 部分入れ歯 その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。