10年前のインレーの再治療について
相談者:
けしごむさん (35歳:男性)
投稿日時:2017-02-22 00:02:32
はじめまして。
左の顎が熱を持つような感覚を覚え通院しました。
私の歯は20代前半(10年以上前)に保険治療で詰めた銀のインレーが6番、7番が上下共に詰まっております。
定期検診には半年毎に通っており外見からは虫歯は散見されず、結局のところインレーを外さないとわからないとのことでした
下の7番は過去の治療でインレーの下にセメントを詰めて保護をしており、そちらのインレーを取りその下のセメントを剥がしてその下がもし虫歯であった場合は神経を取ると言われて恐怖しております。
レントゲン上は特に虫歯のようなものは写ってないが、なんとなく黒っぽく見えるかなぁってお医者様はおっしゃてました。
不安に覚え別の医院を通院したところ、上の6番が虫歯になってるよってことでそちらを外したところ確かに虫歯でそこを治療しております。
長くなって申し訳ございません。
1)もし原因が6番の虫歯だった場合下の7番は治療しなくても問題ないでしょうか?
10年以上のインレーな為付け替えすべきですか?
2)もし下の7番が治療となった場合、セメントまで剥がして中身を確認されますか?
3)セメントを剥がして中が虫歯になっていた場合は神経を取るのでしょうか?
左の顎が熱を持つような感覚を覚え通院しました。
私の歯は20代前半(10年以上前)に保険治療で詰めた銀のインレーが6番、7番が上下共に詰まっております。
定期検診には半年毎に通っており外見からは虫歯は散見されず、結局のところインレーを外さないとわからないとのことでした
下の7番は過去の治療でインレーの下にセメントを詰めて保護をしており、そちらのインレーを取りその下のセメントを剥がしてその下がもし虫歯であった場合は神経を取ると言われて恐怖しております。
レントゲン上は特に虫歯のようなものは写ってないが、なんとなく黒っぽく見えるかなぁってお医者様はおっしゃてました。
不安に覚え別の医院を通院したところ、上の6番が虫歯になってるよってことでそちらを外したところ確かに虫歯でそこを治療しております。
長くなって申し訳ございません。
1)もし原因が6番の虫歯だった場合下の7番は治療しなくても問題ないでしょうか?
10年以上のインレーな為付け替えすべきですか?
2)もし下の7番が治療となった場合、セメントまで剥がして中身を確認されますか?
3)セメントを剥がして中が虫歯になっていた場合は神経を取るのでしょうか?
回答1
中田歯科医院(埼玉県川口市)の中田です。
回答日時:2017-02-22 00:59:06
1)6番の治療が済んで、症状が消えたのならば7番は経過観察でよいと思います。
もし6番の治療が済んで、まだ症状が残るならば7番に着手する必要があるかもしれません。
もちろん、症状がなくとも「色がおかしいかも」であれば中で虫歯になっている可能性は残りますので、歯科医師と十分に相談した上で、外してみるのも、そのまま様子見するのも、どちらも適切な判断だと思います。
ご自身が納得する方を選択してください。
10年は何が起こってもおかしくない時間経過です。
もちろん、治療の時点ではずっと大丈夫であるよう願って治療しますし、問題なければ何年使っても大丈夫です。
必要性を感じなければ付け替える必要はないでしょう。
2)確認するためには歯の地肌をみなければいけないので、人工物は必要に応じて除去しなくては目的を達成できません。
もちろん、途中まですすめて「これは大丈夫、このままにしましょう」となる可能性はあります。
3)2番目とも通ずるのですが、患者さんに「神経とらなくても大丈夫だと思います」といって安心させるのは簡単ですが、少しでも神経をとることになる可能性があるならば、先に伝えておかないと不十分な説明になってしまいます。
セメントで補強してあるということは、既に中の神経に近いところまで削られており、そこからさらに虫歯を削るので、中の神経にかなり接近します。
我々も、なるべく歯の神経は温存したほうが良いのは理解しておりますが、無理に神経を温存して治療後に激痛がでてしまった場合、患者さんにたいへんなご迷惑をおかけすることになります。
個人的には、術前には神経をとる可能性があることをご了承の上で開始し、中の虫歯をとり切った時点でもう一度相談します。
「痛みがでない可能性は五分五分ですので、薬を付けて温存しましょうか?」と提案しても、その後の激痛の可能性を回避するために神経をとる決断をする方もいますし、「9割の可能性で痛みが出るでしょう。
神経をとったほうが良いと思いますが…」と提案しても、温存療法に挑戦する方もいらっしゃいます。
もちろん「もう完全に神経がでてしまっているので、これは神経をとる必要があります」と言わなければならない場面もあります。
これらは患者さんと歯科医師の価値観を十分にすり合わせる必要がある場面です。
開始するまえに、事前の打ち合わせをじっくりしてみてください。
もし6番の治療が済んで、まだ症状が残るならば7番に着手する必要があるかもしれません。
もちろん、症状がなくとも「色がおかしいかも」であれば中で虫歯になっている可能性は残りますので、歯科医師と十分に相談した上で、外してみるのも、そのまま様子見するのも、どちらも適切な判断だと思います。
ご自身が納得する方を選択してください。
10年は何が起こってもおかしくない時間経過です。
もちろん、治療の時点ではずっと大丈夫であるよう願って治療しますし、問題なければ何年使っても大丈夫です。
必要性を感じなければ付け替える必要はないでしょう。
2)確認するためには歯の地肌をみなければいけないので、人工物は必要に応じて除去しなくては目的を達成できません。
もちろん、途中まですすめて「これは大丈夫、このままにしましょう」となる可能性はあります。
3)2番目とも通ずるのですが、患者さんに「神経とらなくても大丈夫だと思います」といって安心させるのは簡単ですが、少しでも神経をとることになる可能性があるならば、先に伝えておかないと不十分な説明になってしまいます。
セメントで補強してあるということは、既に中の神経に近いところまで削られており、そこからさらに虫歯を削るので、中の神経にかなり接近します。
我々も、なるべく歯の神経は温存したほうが良いのは理解しておりますが、無理に神経を温存して治療後に激痛がでてしまった場合、患者さんにたいへんなご迷惑をおかけすることになります。
個人的には、術前には神経をとる可能性があることをご了承の上で開始し、中の虫歯をとり切った時点でもう一度相談します。
「痛みがでない可能性は五分五分ですので、薬を付けて温存しましょうか?」と提案しても、その後の激痛の可能性を回避するために神経をとる決断をする方もいますし、「9割の可能性で痛みが出るでしょう。
神経をとったほうが良いと思いますが…」と提案しても、温存療法に挑戦する方もいらっしゃいます。
もちろん「もう完全に神経がでてしまっているので、これは神経をとる必要があります」と言わなければならない場面もあります。
これらは患者さんと歯科医師の価値観を十分にすり合わせる必要がある場面です。
開始するまえに、事前の打ち合わせをじっくりしてみてください。
タイトル | 10年前のインレーの再治療について |
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質問者 | けしごむさん |
地域 | 埼玉 |
年齢 | 35歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 会社員(技術系) |
カテゴリ |
詰め物、インレーその他 その他(歯科治療関連) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。