3ヶ月前にCRで処置した奥歯が痛み周辺に炎症も
相談者:
みかみさん (29歳:男性)
投稿日時:2017-03-08 01:42:07
こんばんは。
3ヶ月前に10年ほど前に入れた右下奥歯の銀の詰め物が取れてしまい、歯科医院のほうで少し周辺を削りCRで埋めました。
その後3ヶ月が経過したのですが、処置をした歯が冷たいものでかなりしみるようになり、その歯の周りに口内炎?のような炎症が起きています。
これは中の神経がやられているのでしょうか?
アレルギー疾患などもあり、砂糖は基本的に摂取しておらず、口腔ケアもそれなりにやっているつもりでしたが、歯の中から痛みが出てきているようで困っています。
銀の詰め物が取れた後に虫歯ができていて、それを取りきれずにCRで埋めてしまったのでは?と考えています。
元々歯科が苦手で通院は年に1度程度でしたが、神経の問題となると小さなクリニックで対処できるのか不安です。
また処置を誤ったのでは?と疑問も感じています。
冷たいものがしみ始めてから2週間くらい経っているのですが、どうしたらいいか迷っています。
口内炎のような症状が治まってから、と思いましたが、症状は変わらず、どうすべきでしょうか?
3ヶ月前に10年ほど前に入れた右下奥歯の銀の詰め物が取れてしまい、歯科医院のほうで少し周辺を削りCRで埋めました。
その後3ヶ月が経過したのですが、処置をした歯が冷たいものでかなりしみるようになり、その歯の周りに口内炎?のような炎症が起きています。
これは中の神経がやられているのでしょうか?
アレルギー疾患などもあり、砂糖は基本的に摂取しておらず、口腔ケアもそれなりにやっているつもりでしたが、歯の中から痛みが出てきているようで困っています。
銀の詰め物が取れた後に虫歯ができていて、それを取りきれずにCRで埋めてしまったのでは?と考えています。
元々歯科が苦手で通院は年に1度程度でしたが、神経の問題となると小さなクリニックで対処できるのか不安です。
また処置を誤ったのでは?と疑問も感じています。
冷たいものがしみ始めてから2週間くらい経っているのですが、どうしたらいいか迷っています。
口内炎のような症状が治まってから、と思いましたが、症状は変わらず、どうすべきでしょうか?
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2017-03-08 07:16:14
みかみ さん、こんにちは。
>神経の問題となると小さなクリニックで対処できるのか不安です。
どういったアレルギー疾患などがあるのかにも依りますが、まずは安全を期し、お掛かりの内科などに相談なさってみてはいかがでしょう。
或いは、歯学部の付属病院など、設備が整った施設を受診なさるのも一法かもしれません。
>銀の詰め物が取れた後に虫歯ができていて、それを取りきれずにCRで埋めてしまったのでは?と考えています。
どうでしょうね、その可能性も否定は出来ませんが、多くの場合、切削時の刺激や、充填の際の薬剤による刺激が時間をかけて歯髄に伝わったことに依るものと思います。
>神経の問題となると小さなクリニックで対処できるのか不安です。
どういったアレルギー疾患などがあるのかにも依りますが、まずは安全を期し、お掛かりの内科などに相談なさってみてはいかがでしょう。
或いは、歯学部の付属病院など、設備が整った施設を受診なさるのも一法かもしれません。
>銀の詰め物が取れた後に虫歯ができていて、それを取りきれずにCRで埋めてしまったのでは?と考えています。
どうでしょうね、その可能性も否定は出来ませんが、多くの場合、切削時の刺激や、充填の際の薬剤による刺激が時間をかけて歯髄に伝わったことに依るものと思います。
回答2
中田歯科医院(埼玉県川口市)の中田です。
回答日時:2017-03-08 12:24:13
歯の中の神経をとる治療は、ほとんどの歯医者さんで日常業務として行っていますので、その点は心配せず受診をしていただけると良いと思います。
ただし、今回のような症状の場合、歯科医院によって対応の分かれるところだと思いますので、十分に説明を聞き、必要であればしっかり説明し、納得いくようであれば治療すればよいと思います。
もし受診し、主治医に質問した上で疑問が残るようであれば、再度質問していただければと思います。
以下背景となります。
まず、アレルギー体質である場合、大前提としてCRに対するアレルギーは(可能性としては低いですが)否定できませんので、その際は皮膚科でパッチテストなどを受けてください。
皮膚科で「材料を揃えていない」と言われた場合は、日本歯科大学附属病院(飯田橋)で実施しております。
ですがこれは歯医者の主治医に見てもらったあとでの検討でよいと思います。
次に、治療内容についてですが、おそらく深い虫歯であったと推察されます。
一般に「虫歯は全部とりましょう」と言われていますが、実際の健全な歯と虫歯は以降的になっており、境界ははっきりしておりません。
たとえば、浅い虫歯であれば再発を防ぐために徹底的に削るのはやりやすいです。
しかし深い虫歯であると、削りすぎると中の神経に突き抜けてしまうため、(明らかに悪いところは大前提として除去しますが)グレーゾーンのところは手を付けず、細菌の活動を抑える薬を入れて様子を見るという対応も十分妥当性があります。(比較的日常的に行う処置です)
また、深く削った場合は、処置後数日して中の神経が刺激に耐えられず、痛んで来るということは十分にあり得ます。
その場合は、再度の中の神経の温存療法が不可能ではないのですが、それでは症状が改善せずに、神経をとる治療に進む可能性は比較的高いでしょう。
温存療法を選択した場合、しばらく痛みに耐えてもらい、しかもそれが改善するか悪化するかわからないという点を患者さんに理解してもらう必要があります。
これは場合によっては激痛という形で患者さんに負担を強いることになる可能性があるため、抜髄を第一選択として提案するケースは多いと考えられます。
以上鑑みて、まずは状況をよくわかっている主治医と今後の対応を練ることが必要だと考えられます。
歯医者さん自体に恐怖心があるとなかなか行きづらいですが、歯医者さんも人間なのでしっかりコミュニケーションをとって、同じゴールを共有できると良い治療ができると思います。
ただし、今回のような症状の場合、歯科医院によって対応の分かれるところだと思いますので、十分に説明を聞き、必要であればしっかり説明し、納得いくようであれば治療すればよいと思います。
もし受診し、主治医に質問した上で疑問が残るようであれば、再度質問していただければと思います。
以下背景となります。
まず、アレルギー体質である場合、大前提としてCRに対するアレルギーは(可能性としては低いですが)否定できませんので、その際は皮膚科でパッチテストなどを受けてください。
皮膚科で「材料を揃えていない」と言われた場合は、日本歯科大学附属病院(飯田橋)で実施しております。
ですがこれは歯医者の主治医に見てもらったあとでの検討でよいと思います。
次に、治療内容についてですが、おそらく深い虫歯であったと推察されます。
一般に「虫歯は全部とりましょう」と言われていますが、実際の健全な歯と虫歯は以降的になっており、境界ははっきりしておりません。
たとえば、浅い虫歯であれば再発を防ぐために徹底的に削るのはやりやすいです。
しかし深い虫歯であると、削りすぎると中の神経に突き抜けてしまうため、(明らかに悪いところは大前提として除去しますが)グレーゾーンのところは手を付けず、細菌の活動を抑える薬を入れて様子を見るという対応も十分妥当性があります。(比較的日常的に行う処置です)
また、深く削った場合は、処置後数日して中の神経が刺激に耐えられず、痛んで来るということは十分にあり得ます。
その場合は、再度の中の神経の温存療法が不可能ではないのですが、それでは症状が改善せずに、神経をとる治療に進む可能性は比較的高いでしょう。
温存療法を選択した場合、しばらく痛みに耐えてもらい、しかもそれが改善するか悪化するかわからないという点を患者さんに理解してもらう必要があります。
これは場合によっては激痛という形で患者さんに負担を強いることになる可能性があるため、抜髄を第一選択として提案するケースは多いと考えられます。
以上鑑みて、まずは状況をよくわかっている主治医と今後の対応を練ることが必要だと考えられます。
歯医者さん自体に恐怖心があるとなかなか行きづらいですが、歯医者さんも人間なのでしっかりコミュニケーションをとって、同じゴールを共有できると良い治療ができると思います。
相談者からの返信
相談者:
みかみさん
返信日時:2017-03-09 00:02:12
>小林先生
返信ありがとうございます。
アレルギーは喘息とアトピー性皮膚炎があり、身体の事を考えゆるく糖質制限を行っています。
アレルギーのほうは大分良くなっています。
>中田先生
返信ありがとうございます。
治療した部分は深く削って中の神経に突き抜けた後、CRで埋めたようなのです。
「最初は滲みるけど、時間が経つと象牙質が再生して滲みなくなる」
との事でした。
実際しばらくして滲み感は薄らいできたのですが、ここ2週間ほどになって滲みが非常に強くなり、歯茎に口内炎のような症状が続いています。
炎症している右側では噛み辛くなっています。
治療をしたクリニックは医師が一人で予約が中々取れないクリニックで、また治療が正解だったのか不安でどうしようか拱いています。
返信ありがとうございます。
アレルギーは喘息とアトピー性皮膚炎があり、身体の事を考えゆるく糖質制限を行っています。
アレルギーのほうは大分良くなっています。
>中田先生
返信ありがとうございます。
治療した部分は深く削って中の神経に突き抜けた後、CRで埋めたようなのです。
「最初は滲みるけど、時間が経つと象牙質が再生して滲みなくなる」
との事でした。
実際しばらくして滲み感は薄らいできたのですが、ここ2週間ほどになって滲みが非常に強くなり、歯茎に口内炎のような症状が続いています。
炎症している右側では噛み辛くなっています。
治療をしたクリニックは医師が一人で予約が中々取れないクリニックで、また治療が正解だったのか不安でどうしようか拱いています。
回答3
中田歯科医院(埼玉県川口市)の中田です。
回答日時:2017-03-09 08:54:47
まず、治療が正解だったか不安で、とのことですけど、残念ながら「正解はない」ということをご理解ください。
術式としては教科書にも載っているのですが、実際には術後の痛みなど強く出る可能性がある処置を採用したように思われます。
成功すれば患者さんには多大な恩恵があるのですが、確実に成功する術式ではないので、事前にその点説明があると心配しなくて済んだかな、と思います。
また、この処置が「成功しなくても」痛みが出てしまうこと以外デメリットは少なく(痛いのはもちろんつらいですが!)、次の段階の治療(神経をとる処置など)がごく一般的で確実性が高いので、「まずは中の神経を温存する処置をやってみよう、痛みがでたら、やむおえず神経をとる処置にすすもう」などと、二段構えで計画を練っているかもしれません。
この治療は患者さんの体質や、虫歯の状況によって、同じようにやっても反応は全く違ってくるので、次の手を考えつつ予後をみていくのが一般的です。
個人的には最小限の侵襲を念頭にいれた思い遣りのある治療であると印象を受けております。
今後の対応としては、まず主治医に強い痛みがでているので急患対応してもらいたい旨、電話してみましょう。
それが歯科医院の都合等で断られてしまった場合は、近隣の歯科医院で急患対応してもらうことができます。
そのあと、もとの主治医に戻り「予約が取れなかったので、他で応急処置してもらった」と報告すれば、(主治医がどう思うかは個性次第ですが)医療の流れとしては問題ありません。
どうぞご検討ください。
術式としては教科書にも載っているのですが、実際には術後の痛みなど強く出る可能性がある処置を採用したように思われます。
成功すれば患者さんには多大な恩恵があるのですが、確実に成功する術式ではないので、事前にその点説明があると心配しなくて済んだかな、と思います。
また、この処置が「成功しなくても」痛みが出てしまうこと以外デメリットは少なく(痛いのはもちろんつらいですが!)、次の段階の治療(神経をとる処置など)がごく一般的で確実性が高いので、「まずは中の神経を温存する処置をやってみよう、痛みがでたら、やむおえず神経をとる処置にすすもう」などと、二段構えで計画を練っているかもしれません。
この治療は患者さんの体質や、虫歯の状況によって、同じようにやっても反応は全く違ってくるので、次の手を考えつつ予後をみていくのが一般的です。
個人的には最小限の侵襲を念頭にいれた思い遣りのある治療であると印象を受けております。
今後の対応としては、まず主治医に強い痛みがでているので急患対応してもらいたい旨、電話してみましょう。
それが歯科医院の都合等で断られてしまった場合は、近隣の歯科医院で急患対応してもらうことができます。
そのあと、もとの主治医に戻り「予約が取れなかったので、他で応急処置してもらった」と報告すれば、(主治医がどう思うかは個性次第ですが)医療の流れとしては問題ありません。
どうぞご検討ください。
タイトル | 3ヶ月前にCRで処置した奥歯が痛み周辺に炎症も |
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質問者 | みかみさん |
地域 | 東京都下 |
年齢 | 29歳 |
性別 | 男性 |
職業 | パート・アルバイト |
カテゴリ |
虫歯治療後の痛み むし歯 治療後の痛み 詰め物、インレー治療後の痛み 二次カリエス(2次的な虫歯) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。