治療中に恐怖を感じるたび泣いて治療が中断。歯科医はどう感じるか
相談者:
クレラップさん (17歳:女性)
投稿日時:2017-03-30 13:17:27
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2017-03-30 13:20:21
歯科医院に依っては、他の患者さんの治療時間を削減せざるを得なくなったりと、対応に苦慮するかもしれません。
どこの歯科医院でもと考えず、通院が大変かもしれませんが、保護者の方と一緒に歯学部の付属病院でご相談になってみてはいかがでしょう。
公立の病院内の歯科や、個人の歯科医院でもリラックス治療外来と謳っている歯科医院も結構あるように思います。
どこの歯科医院でもと考えず、通院が大変かもしれませんが、保護者の方と一緒に歯学部の付属病院でご相談になってみてはいかがでしょう。
公立の病院内の歯科や、個人の歯科医院でもリラックス治療外来と謳っている歯科医院も結構あるように思います。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2017-03-30 16:44:56
こんにちは。
歯医者恐怖症ですね。
小さいころ歯医者でいやな目にあったのではないでしょうか。
>私のような人はたくさんいると思います。
程度の差こそあれたくさんいると思います、しかし大人になれば大変な思いで我慢しているのではないでしょうか。
>私は、歯医者さんに行ってイスに座ると怖くて震えてしまって
お気持ちに寄り添ってもらえる歯医者が見つかるといいのですが。
>そういうとき、歯医者さんはどう思ってるのでしょうか?
それはいろいろだと思います、虫の居所が悪ければイライラするかもしれませんし患者さんの気持ちを慮ってくれるかもしれません。
個人的には医者選びはくじ引きと同じだと思っています。
歯医者恐怖症ですね。
小さいころ歯医者でいやな目にあったのではないでしょうか。
>私のような人はたくさんいると思います。
程度の差こそあれたくさんいると思います、しかし大人になれば大変な思いで我慢しているのではないでしょうか。
>私は、歯医者さんに行ってイスに座ると怖くて震えてしまって
お気持ちに寄り添ってもらえる歯医者が見つかるといいのですが。
>そういうとき、歯医者さんはどう思ってるのでしょうか?
それはいろいろだと思います、虫の居所が悪ければイライラするかもしれませんし患者さんの気持ちを慮ってくれるかもしれません。
個人的には医者選びはくじ引きと同じだと思っています。
回答3
中田歯科医院(埼玉県川口市)の中田です。
回答日時:2017-03-31 17:04:57
恐怖感の強い患者さんに対しての対応のノウハウは色々あります。
Tell Show Do :事前になにをやるか、どういった器具を使うか、不快感を感じたときにはどうサインを送るかをしっかり説明して、患者さんにこれから行うことのイメージ、および意義を把握してもらってから処置を始めること。
系統的脱感作 : 簡単で、痛みなどの負担のない処置から始めて、徐々に信頼関係を形成し、患者さん自身にも処置に慣れてもらう方法。
などです。
これらは強い痛みなどが出ていない場合、治療計画に余裕がある(緊急性が少ない)と実施しやすいです。
これらのテクニックを知っている歯医者さんなら、どのように患者さんに慣れてもらいながら、ゴールに導くかを含めて、治療計画を立ててもらえるでしょう。
問題は、どのようにしてそういった歯医者さんを探せばいいかですが、残念ながら特別な資格もないし、「こころがけ」みたいなものなので何とも言えないです。
歯医者さんは怖いですよね。
私も、恐怖感を持たれていることを推しはかりながら、初めての患者さんに関しては特に慎重に進めています。
先ずは恐怖感が強いことを正直に伝え、それに対してじっくり対応してくれるか聞いてみるのも良いでしょう。
どうしても恐怖を克服できない場合は、鎮静法といって、息を吸って効かせるお薬などで意識をもうろうとさせて処置する方法もあります。
これは病院などの設備が整ったところでないといけないので、必要であれば紹介状を書いてもらうようにしてください。
怖くて歯医者さんに、いつまでもかかれない、というのは、もったいないことだと思います。
これらの対応策があると知っているだけでも、受診しやすくなればいいなと思います。
Tell Show Do :事前になにをやるか、どういった器具を使うか、不快感を感じたときにはどうサインを送るかをしっかり説明して、患者さんにこれから行うことのイメージ、および意義を把握してもらってから処置を始めること。
系統的脱感作 : 簡単で、痛みなどの負担のない処置から始めて、徐々に信頼関係を形成し、患者さん自身にも処置に慣れてもらう方法。
などです。
これらは強い痛みなどが出ていない場合、治療計画に余裕がある(緊急性が少ない)と実施しやすいです。
これらのテクニックを知っている歯医者さんなら、どのように患者さんに慣れてもらいながら、ゴールに導くかを含めて、治療計画を立ててもらえるでしょう。
問題は、どのようにしてそういった歯医者さんを探せばいいかですが、残念ながら特別な資格もないし、「こころがけ」みたいなものなので何とも言えないです。
歯医者さんは怖いですよね。
私も、恐怖感を持たれていることを推しはかりながら、初めての患者さんに関しては特に慎重に進めています。
先ずは恐怖感が強いことを正直に伝え、それに対してじっくり対応してくれるか聞いてみるのも良いでしょう。
どうしても恐怖を克服できない場合は、鎮静法といって、息を吸って効かせるお薬などで意識をもうろうとさせて処置する方法もあります。
これは病院などの設備が整ったところでないといけないので、必要であれば紹介状を書いてもらうようにしてください。
怖くて歯医者さんに、いつまでもかかれない、というのは、もったいないことだと思います。
これらの対応策があると知っているだけでも、受診しやすくなればいいなと思います。
回答4
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2017-03-31 21:15:26
歯医者が怖い方や苦手な方には笑気吸入鎮静法をお勧めします。
http://www.ha-channel-88.com/tokusyuu/2-2.html
http://www.gctv.ne.jp/~cony/shoki.html
お住まいの市町村名と笑気吸入鎮静法をキーワードにして検索してみてください。
基本は保険診療です。
また笑気があっても実際にあまり使っていなかったりしますので、良く聞いて予約されてくださいね。
http://www.ha-channel-88.com/tokusyuu/2-2.html
http://www.gctv.ne.jp/~cony/shoki.html
お住まいの市町村名と笑気吸入鎮静法をキーワードにして検索してみてください。
基本は保険診療です。
また笑気があっても実際にあまり使っていなかったりしますので、良く聞いて予約されてくださいね。
回答5
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2017-03-31 21:46:00
>私は、歯医者さんに行ってイスに座ると怖くて震えてしまって、治療されてる最中も泣いてしまったり、顔を動かしたり、痛くなくても手を挙げて迷惑なことをしてると思います。
>麻酔の注射すら怖くて痛いと言ってしまいます。
>その度に治療が中断してしまって、私が泣き止むのを待つような時間があります。
これは小学生の時ではなく、中学生・高校生になってからの話でしょうか?
だとすると、非常に稀だと思います。
(回答されている先生もおそらく自身の診察での経験はないのでは?)
自閉症の患者さん等ではめずらしくありませんが、中学生以上の一般の患者さんで、痛みではなく恐怖心から泣き続けるといった患者さんは私には経験がありません。
>そういうとき、歯医者さんはどう思ってるのでしょうか?
事前に、パニック障害等の精神疾患の既往歴があるといった、事前の情報がないのであれば、歯科医師側もかなり動揺すると思います。
子どもが泣くのと大人が泣くのは大違いですので。
>やっぱり嫌ですか?
嫌というか、そういう事態になってしまうのであれば、その歯科医院で手に負えないと考えるべきで、大学病院等に紹介してもらったほうがよいかと思います。
>麻酔の注射すら怖くて痛いと言ってしまいます。
>その度に治療が中断してしまって、私が泣き止むのを待つような時間があります。
これは小学生の時ではなく、中学生・高校生になってからの話でしょうか?
だとすると、非常に稀だと思います。
(回答されている先生もおそらく自身の診察での経験はないのでは?)
自閉症の患者さん等ではめずらしくありませんが、中学生以上の一般の患者さんで、痛みではなく恐怖心から泣き続けるといった患者さんは私には経験がありません。
>そういうとき、歯医者さんはどう思ってるのでしょうか?
事前に、パニック障害等の精神疾患の既往歴があるといった、事前の情報がないのであれば、歯科医師側もかなり動揺すると思います。
子どもが泣くのと大人が泣くのは大違いですので。
>やっぱり嫌ですか?
嫌というか、そういう事態になってしまうのであれば、その歯科医院で手に負えないと考えるべきで、大学病院等に紹介してもらったほうがよいかと思います。
回答6
中田歯科医院(埼玉県川口市)の中田です。
回答日時:2017-03-31 23:14:08
20代前半までの女性では稀とは感じません。
個人的に最も印象的だったのは、40代男性でのケースがあります。
恐怖心から、震え、無意識に口を閉じ、手を振り払うということがありましたが、コミュニケーションは正常に取れたので、何度か鎮静法を提案しながらも通常の治療で済ますことができました。
もちろん鎮静法の利用は理にかなっておりますが、「非常に稀」では個人的にはないと感じましたので、追記させていただきます。
個人的に最も印象的だったのは、40代男性でのケースがあります。
恐怖心から、震え、無意識に口を閉じ、手を振り払うということがありましたが、コミュニケーションは正常に取れたので、何度か鎮静法を提案しながらも通常の治療で済ますことができました。
もちろん鎮静法の利用は理にかなっておりますが、「非常に稀」では個人的にはないと感じましたので、追記させていただきます。
回答7
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2017-03-31 23:55:55
中田先生>
そりゃ軽い人ならめずらしくないですよ。
先生のところでは大人が泣くのが珍しくないのでしょうか?
そりゃ軽い人ならめずらしくないですよ。
先生のところでは大人が泣くのが珍しくないのでしょうか?
回答8
中田歯科医院(埼玉県川口市)の中田です。
回答日時:2017-04-01 00:01:22
もちろん泣いてしまう大人はほとんどいませんが、「回答されている先生もおそらく自身の診察での経験はないのでは?」というのには違和感を感じます。
「経験は少ないのでは」と書かれていれば反論しておりません。
「経験は少ないのでは」と書かれていれば反論しておりません。
回答9
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2017-04-01 10:36:46
たとえば抜歯において
1.普通抜歯
2.水平埋伏智歯
3.下歯槽管を抱え込んでいるような水平埋伏智歯
同じ水平埋伏智歯でも2と3は違いますよね。
3は通常入院ですからね。
3の経験がない先生が大多数ではないでしょうか。
(もちろん私も経験ないです)
同様に
1.普通の患者さん
2.いわゆる歯科恐怖症の患者さん
3.パニック障害を起こしていて、他科と連帯をとったほうがよいと思われる患者さん
2と3は違いますよね。
ただ、3の場合、投薬でコントロールされていれば通常の診療は問題ないです。
(そういった患者さんは何人も診察してますので)
リスクを過小評価して患者に安心感をあたえるのは好きではないので、リスクが高い可能性があるのならそのように伝えるのが良いと個人的には考えてます。
ここまで書くと私がなぜ大学病院を紹介してもらうのを勧めるのか理解していただけるかと
1.普通抜歯
2.水平埋伏智歯
3.下歯槽管を抱え込んでいるような水平埋伏智歯
同じ水平埋伏智歯でも2と3は違いますよね。
3は通常入院ですからね。
3の経験がない先生が大多数ではないでしょうか。
(もちろん私も経験ないです)
同様に
1.普通の患者さん
2.いわゆる歯科恐怖症の患者さん
3.パニック障害を起こしていて、他科と連帯をとったほうがよいと思われる患者さん
2と3は違いますよね。
ただ、3の場合、投薬でコントロールされていれば通常の診療は問題ないです。
(そういった患者さんは何人も診察してますので)
リスクを過小評価して患者に安心感をあたえるのは好きではないので、リスクが高い可能性があるのならそのように伝えるのが良いと個人的には考えてます。
ここまで書くと私がなぜ大学病院を紹介してもらうのを勧めるのか理解していただけるかと
回答10
中田歯科医院(埼玉県川口市)の中田です。
回答日時:2017-04-01 12:09:48
全くの同意見です。
わたしも書き込みにおいて、「鎮静法」「紹介状」というキーワードで他科連携について言及しております。
しかし、2と3の違いはどのように診断するのでしょう。
一次医療機関(普通の歯医者さん)が窓口となり、診察していく中で、紹介の必要性があるか判断するでしょう。
今回の質問者様からの文章からは、2か3か現時点では不明であること、激痛や摂食障害などの緊急性が特記されているわけではありません。
まずは「大学病院でなければ治療できない」という先入観を与えてしまうより、「普通の歯科医院にいってみて」と窓口を広く開けて受診を促し、その上で「無理ならば(必要以上に一次医療機関でかかえこまずに)大学病院を紹介してもらう(よう、展開によっては自分からも歯科医師に対して提案する)」という段階を踏んでいただくのがいいかなと思います。
繰り返しますが、私が論点にしているのは、受診前に書き込みにある程度の恐怖感があることについて、特別であるとは現時点では感じない、ということです。
若い女性が(例えば麻酔をかけただけで)泣き出してしまっても、動揺いたしません。
リスク評価については、冒頭のとおり森川さんと全くの同意見ですので、紹介の可能性について早期に言及するのが適切な対応と考えております。
わたしも書き込みにおいて、「鎮静法」「紹介状」というキーワードで他科連携について言及しております。
しかし、2と3の違いはどのように診断するのでしょう。
一次医療機関(普通の歯医者さん)が窓口となり、診察していく中で、紹介の必要性があるか判断するでしょう。
今回の質問者様からの文章からは、2か3か現時点では不明であること、激痛や摂食障害などの緊急性が特記されているわけではありません。
まずは「大学病院でなければ治療できない」という先入観を与えてしまうより、「普通の歯科医院にいってみて」と窓口を広く開けて受診を促し、その上で「無理ならば(必要以上に一次医療機関でかかえこまずに)大学病院を紹介してもらう(よう、展開によっては自分からも歯科医師に対して提案する)」という段階を踏んでいただくのがいいかなと思います。
繰り返しますが、私が論点にしているのは、受診前に書き込みにある程度の恐怖感があることについて、特別であるとは現時点では感じない、ということです。
若い女性が(例えば麻酔をかけただけで)泣き出してしまっても、動揺いたしません。
リスク評価については、冒頭のとおり森川さんと全くの同意見ですので、紹介の可能性について早期に言及するのが適切な対応と考えております。
回答11
タイトル | 治療中に恐怖を感じるたび泣いて治療が中断。歯科医はどう感じるか |
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質問者 | クレラップさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 17歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯治療 歯科恐怖症 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。