銀歯とレジン、どちらが予後が良いのか

相談者: kyoko1111さん (23歳:女性)
投稿日時:2017-04-08 22:48:03
現役の歯科医の方々に様々な意見をお聞きしたいので質問させて下さい。

現在通っている歯科病院にて、5番目、6番目の奥歯隣接面虫歯があるとのことなので治療することになりました(歯の神経までは進行していない様子とのことです)。

銀歯は見た目やアレルギーの問題が心配なのでレジンでの治療を行えるか尋ねたところ、

「レジンは割れやすいので当院ではレジンでの治療は行っておらず、保険を使う場合銀歯での治療になる」

と言われました。


銀歯とレジンではどちらが予後が良いでしょうか?

私なりに調べてみても「銀歯はレジンより健康な歯を大きく削る、金属アレルギーを発症する恐れがある、セメント唾液で溶けてそこから虫歯になる」、「レジンは耐久性に問題があり奥歯には適さない、膨張や変色が起きる医師の技術に非常に左右される」などの記述が見られ、どちらが良いのか全く判断ができません。

また、もし回答者様ご自身が虫歯になった時、銀歯とレジンでの治療どちらを選択するのか教えて下さい。
よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-04-09 07:00:12
銀歯レジンではどちらが予後が良いでしょうか?

どのような修復方法を選択するかは、削った大きさや形状など当該歯の状態、対合歯との接触関係などを総合的に判断することになるかと思いますから、一概に言えるようなものではありません。


>もし回答者様ご自身が虫歯になった時、銀歯とレジンでの治療どちらを選択するのか教えて下さい。

レジンでの修復が難しいと判断したとなれば、私だったら、銀歯ではなく、素直にセラミックでの修復を検討するかと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kyoko1111さん
返信日時:2017-04-09 22:00:20
小林先生

ご回答ありがとうございます。
総合的な判断になるとのことなので、やはり一度他の病院に行ってみてレジンでも治療は可能なのか聞いてみます。

銀歯ではなくセラミックでの修復をご検討されるとのことですがこれは審美的な点からでの選択でしょうか?
それとも銀歯自体あまり良くないものだからですか?

お時間がある時にお答え頂ければとても助かります。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-04-10 09:02:35
素材の問題はそれほど気にしなくていいですよ。


重要なのは、

銀歯を得意とする歯科医師
なのか
レジンを得意とする歯科医師」
なのか

といったあたりです。
普段 あまり使っていない材料を使って治療すると まぁ、うまくいかないです。
その結果、「この材料アカンわ!」ってなります。


もちろん、セラミックもそうです。
多くの歯科医院ではセラミックを使った治療は1ヶ月に数回程度です。
そのような歯科医院と、ほとんどすべての治療でセラミックを使っている医院
では、当然、材料に対する理解度も自身も成績も違ってきます。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-04-10 09:28:18
銀歯自体あまり良くないものだからですか?

個人的には「良くないもの」と言う認識でいます。

僕が保険診療を辞退した理由の一つに「金銀パラジウム合金を使いたくないから」と言う事があります。
歯科金属アレルギーの患者さんを多く診てきたからでしょう)

すでにドイツスウェーデンなどでは保険で使われる金銀パラジウム合金は「使用禁止金属」とされています。


参考:ドイツ歯科事情
http://www.newsdigest.de/newsde/column/dental-care/7165-07.html

とあるサイトに「歯科用金属」についての記事がありましたので、引用します。


戦後米軍の統治下であった、敗戦国日本が、吉田内閣時代に、金パラは1961年に国民皆保険が導入された際に、まだ戦後の貧しかった経済状況下でやむなく導入されたいわくつきの代用合金である。
当初、国は銅亜鉛合金を保険診療に導入しようとした。
それに対し日本補綴歯科学会はそれには反対したが、当時の厳しい経済状況に鑑み、貴金属に替わる安価な代用金属として開発された金パラを最低限許容できる金属としてとりあえずやむなく認めたものである。
ただし、同時に、代用合金の金パラをできるだけ早期に金合金に移行するようにという条件付きであったというが、半世紀以上、学会の勧告は完全に無視されたままである。


ただし、タカタ先生の書かれているように日本の保険診療では「金銀パラジウム合金」の使用が日常であり「レジン治療が不得意な歯科医」や「セラミックスをほとんど扱ったことがない歯科医」が多いと言うのも事実です。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kyoko1111さん
返信日時:2017-04-10 12:54:22
タカタ先生
ご回答ありがとうございます。


どちらの材料を得意とする歯医者なのかが重要ということですね。
レジン銀歯での治療、どちらが得意な歯医者なのか見分ける方法などがあればいいのですが…

直接歯医者の方に聞いてみるのは失礼に当たるのでしょうか。
また、何か見分ける方法があれば教えて頂くと嬉しいです。




櫻井先生
ご回答ありがとうございます。

先生は銀歯は「良くないもの」と認識しているとのことですね。
海外で使用禁止とされている金属が日本で使われているとはとても怖いです…

私自身幾つかアレルギーを持っていますので、金属アレルギーが心配なこともあり今回質問させて頂きました。
セラミックや金での材料の治療が保険適用になればいいのですが…
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2017-04-10 15:32:13
多くの先生は、ご自身で技工物を作るのではなく「外注」という方法で技工士の先生に作っていただいています。(私もそうです)

そうなると先生の形成技量と型の精度、技工士の先生の製作技術で技工物の出来が左右されます。

レジンによる治療では、歯科医師の技術が大事ですね。


いろいろな事情で、銀歯を選択されたなら時々適合の具合を確認したり、また歯科医院にて健診していただくと安心かもしれなせんね。


ご参考まで。

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タイトル 銀歯とレジン、どちらが予後が良いのか
質問者 kyoko1111さん
地域 非公開
年齢 23歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ レジン(白いプラスチック)
保険のインレー(銀・金属)
お勧めの詰め物・インレー
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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