インプラントに良くない印象を持つ歯科大生。実際のところを知りたい

相談者: aoi0108さん (22歳:女性)
投稿日時:2017-04-16 11:13:31
初めて投稿させていただきます。
歯科大生です。

学校でインプラントについて大体の事を学びました。
将来インプラントをできたらいいなとも思います。

しかし、どうしても治療するにあたって不安があります。
手術の侵襲が大きいですし、周囲炎など‥
私の周りの歯科医師はインプラントに否定的です。
何となく、良くない印象が刷り込まれています。

もちろん、大学の先生方は自信を持ってインプラントをやっておられますが、もしご自分に補綴をするとしたら、先生方はインプラントを選択されるのでしょうか?

実際にインプラントされている先生方に、実際どんな感じなのかお聞きしたいです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-04-16 12:46:09
こんにちは。

以前インプラントをしていてその後の経過を診ていますが、口腔内の自己管理ができる方で欠損歯数が少なく、今後欠損歯が出てこない方なら問題ないと思います。

一番いいのはの6番欠損とか67欠損、あるいは小臼歯欠損で骨量が十分確保できている症例でしょうか。

多数歯欠損は適応症から外したほうがいいと思います。
多数歯欠損ということは欠損するなんらかの大きな問題を抱えているということが考えられるからです。

他にも咬合の再構成が難しいということもあります、リスクのある症例はできるだけ避けるべきだと思いますよ。


>もしご自分に補綴をするとしたら、先生方はインプラントを選択されるのでしょうか?

???

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-04-16 17:29:06
>もしご自分に補綴をするとしたら、先生方はインプラントを選択されるのでしょうか?

仮にそうなったら選択すると思います。
しかし、歯科医選びは慎重にすると思います。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-04-17 10:12:23
学生とのことですが、どの治療法にも利点欠点があります。
利点だらけの方法があれば他の方法はなくなりますし、欠点だらけの方法があれば消えますよね?
当たり前の話です。

それと治療対象となる患者さんは人間ですから、口腔内の環境やバックグラウンドなどがお一人お一人でまったく異なります。

例えば同じ大きさのむし歯一本の治療方針についても、「良い方法」というのは例えばその患者さんの年齢だとか、通院頻度だとか、経済的な事情だとかで判断が変わる可能性があります。

インプラントもその一つに過ぎません。
良いとか悪いとかではなく、あくまでも選択肢の一つです。

ちなみに私自身は欠損歯がないのですが、父の欠損にはブリッジを選択しましたし、母の欠損にはインプラントを選択しましたよ。

専門分野を持つことも良いことですが、バランスよく全体を俯瞰出来る能力も今後ますます大切になってくると思います。

勉強頑張って下さいね。

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2017-04-17 11:41:12
インプラントは、
口腔の機能を回復するための、
一つの治療法です。

メリット、デメリットを考えて、いろいろな方法の中から選ばれる一つのチョイスに過ぎません。
けっして「第三の歯」ではないと思います。

ですので、診断能力、コミュニケーション能力を身に着けてください。

インプラントを信仰するよりも、利用しましょう。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2017-04-17 19:56:16
諸先生方の書かれているようにインプラントはあくまでも「選択肢の一つ」にすぎません。

ただ、歯科医として「治療の選択肢の提案が少ない」という事は「患者さんの選択の幅を狭めてしまう」事になります。
(自分がやる、やらないは別問題として)

なので、治療法の一つとして「インプラントに関する正しい知識」は身につける必要はあるように思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2017-04-18 08:27:14
世界中で広まったことを考えると、デメリットよりもメリットの部分が大きかったことが言えます。
もちろん、いろんなデメリットがあり、影の部分が大きいのですが、それにも増して一般消費者のニーズを掴めるだけのものを提供できたからこそシェアを拡大することができたのです。

しかし、今何が起きているかというと、私たちの親世代の歯科医師が広めたインプラントが原因で問題を抱える患者が増えて、しかも、情報発信と情報共有が簡単に行える世の中になってきたことで影の部分がより一層強調されてきています。

その中において、インプラントをしない方向に進むもよし、それを克服する方向に進むもよしです。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答7
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-04-18 20:21:19
私自身、インプラントを1本入れていますが治療上必要ならばとてもよいものだと思います。

インプラントにならなければいけない治療にしないほうが、より重要ですが、ライフサイクルの中で必要ならばとても有用な治療法です。


ただ、インプラントありきの治療体系を医院が組んでしまうと問題があります。

またインプラントしかやらないというのでも問題です。


どういう治療法でもそうですが、一人の人間の人生をハッピーにするためにその時に必要な治療をちゃんとできる医師になることが必要なのであって偏り過ぎないことが大事でしょう。

また、自分が苦手な治療分野は専門家と連携をとることが大切です。
人間誰でも得手不得手がありますから仕事を抱え込まないことが大切です。
チーム医療を上手く組み立てることが必要で、結局は患者さんの人生の役に立てればそれがベストです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: aoi0108さん
返信日時:2017-04-18 21:59:44
沢山のご回答ありがとうございます。
先生方の文章を読んで治療の事を現実的に考える事ができました。
今ちょうど、臨床実習をしていますが、ここで得た知識を持って実習に臨みたいと思います。



タイトル インプラントに良くない印象を持つ歯科大生。実際のところを知りたい
質問者 aoi0108さん
地域 非公開
年齢 22歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ インプラントその他
その他(歯科治療関連)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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