治療後口が閉じなくなり調整、下顎が左側にズレた状態になった
相談者:
SBCさん (36歳:女性)
投稿日時:2017-04-19 15:37:18
こんにちは。
先日顎が初めて外れ、口腔外科へ通い始めた者です。
数日前、歯の詰め物が取れてしまい、急遽日曜受診可能な歯科医院を探し、治療を受けました。
口を久し振りに長時間開けていた為か、治療途中から口を閉じ難い状態になり(うがいをしていたら自然に戻りました)、治療が終わった際にも戻らなくなりました。
頬や顎を押されて調整され、一旦は閉じられる様になったのですが、直後口を開けた際また戻らなくなり、再度調整されました。
その際、右奥で音がして、右側の顎が完全に外れ、下顎が左側にズレて戻らなくなりました。
次の患者もいて焦った先生に、顔中や喉を強引に押されましたが全く戻る気配がなく、
初めは我慢していましたが、あまりの痛みと息苦しさに耐えられないと訴えると、大学病院の口腔外科で麻酔を打たないと無理だという話になりました。
先生が病院に電話している間に、自分で鏡を見ながら綿を噛んでいると口は元に戻り、口を大きく開けないで安静にする様言われ、その日は帰されました。
心配だったので口腔外科を受診した所、口を開ける際左下へズレており、完全に顎関節症になってしまったとの診断を受けました。
それを前者の先生に伝えると、そもそもズレていたので自分の治療には何の落ち度もない、顎が外れた事がないからわからないんだ、その口腔外科医の診断がおかしい、等と言われました。
確かにもともと右側は口を大きく開けると軽くカクカクする状態でしたが、日常生活には何の問題なく、顎が外れそうになった事もありませんでした。
どちらの先生にも、もちろん伝えました。
今も口を開けると痛みがあり、患部に熱を持っている状態です。
大変腹立たしく、納得出来ません。
このまま泣き寝入りするしかないのでしょうか?
また、他の口腔外科も受診すべきでしょうか?
長文誠に恐縮です。何か少しでもご意見頂ければ幸いです。
何卒宜しくお願い申し上げます。
先日顎が初めて外れ、口腔外科へ通い始めた者です。
数日前、歯の詰め物が取れてしまい、急遽日曜受診可能な歯科医院を探し、治療を受けました。
口を久し振りに長時間開けていた為か、治療途中から口を閉じ難い状態になり(うがいをしていたら自然に戻りました)、治療が終わった際にも戻らなくなりました。
頬や顎を押されて調整され、一旦は閉じられる様になったのですが、直後口を開けた際また戻らなくなり、再度調整されました。
その際、右奥で音がして、右側の顎が完全に外れ、下顎が左側にズレて戻らなくなりました。
次の患者もいて焦った先生に、顔中や喉を強引に押されましたが全く戻る気配がなく、
初めは我慢していましたが、あまりの痛みと息苦しさに耐えられないと訴えると、大学病院の口腔外科で麻酔を打たないと無理だという話になりました。
先生が病院に電話している間に、自分で鏡を見ながら綿を噛んでいると口は元に戻り、口を大きく開けないで安静にする様言われ、その日は帰されました。
心配だったので口腔外科を受診した所、口を開ける際左下へズレており、完全に顎関節症になってしまったとの診断を受けました。
それを前者の先生に伝えると、そもそもズレていたので自分の治療には何の落ち度もない、顎が外れた事がないからわからないんだ、その口腔外科医の診断がおかしい、等と言われました。
確かにもともと右側は口を大きく開けると軽くカクカクする状態でしたが、日常生活には何の問題なく、顎が外れそうになった事もありませんでした。
どちらの先生にも、もちろん伝えました。
今も口を開けると痛みがあり、患部に熱を持っている状態です。
大変腹立たしく、納得出来ません。
このまま泣き寝入りするしかないのでしょうか?
また、他の口腔外科も受診すべきでしょうか?
長文誠に恐縮です。何か少しでもご意見頂ければ幸いです。
何卒宜しくお願い申し上げます。
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2017-04-19 19:12:28
”詰め物が取れてしまい”ですが、他の部分も含めて、大臼歯部の度重なる治療で咬合高径が低下することにより、今回のような様相を呈することを経験します。
このために長時間治療の刺激により発症してしまったととらえるべきで、上に書いたことを理解していれば、それなりの対処を相前後して、できたのでしょうが、かなわなかったことと理解してください。
今後は、同じようなことが起きますから、咬み合わせに詳しいうえに経験もあり、顎関節症も同時に説明・治療できる歯科医を探してください。
診断行為につながりますので、キーワードをあげておきますから調べてください。
あなたに当てはまるかどうかはわかりません。
顎関節症・顎関節脱臼・関節円板前方転位・咬合高径の低下
このために長時間治療の刺激により発症してしまったととらえるべきで、上に書いたことを理解していれば、それなりの対処を相前後して、できたのでしょうが、かなわなかったことと理解してください。
今後は、同じようなことが起きますから、咬み合わせに詳しいうえに経験もあり、顎関節症も同時に説明・治療できる歯科医を探してください。
診断行為につながりますので、キーワードをあげておきますから調べてください。
あなたに当てはまるかどうかはわかりません。
顎関節症・顎関節脱臼・関節円板前方転位・咬合高径の低下
相談者からの返信
相談者:
SBCさん
返信日時:2017-04-20 00:29:22
松山先生、お忙しい中ご回答ありがとうございます。
長時間口を開けていたのが良くなかった、とは脱臼後受診した口腔外科の先生も仰っていました。
気付いたら2時間近く経っており、正確な時間はわかりませんが、休み休みとはいえかなり長時間口を開けた状態だったと思います。
ただ、そこから完全に脱臼したのは人為的な要因です。
無理やり弄くり回される前は、口が閉じられない状態だったのは長くても1、2分程度で、閉じられる状態でした。
また、その先生は音がして完全に脱臼した際に「よし」と言っていました。
その後の状態をみて、あれ、とも。
治療に何も問題がないと言われても、到底納得出来ないのです。
長時間口を開けていたのが良くなかった、とは脱臼後受診した口腔外科の先生も仰っていました。
気付いたら2時間近く経っており、正確な時間はわかりませんが、休み休みとはいえかなり長時間口を開けた状態だったと思います。
ただ、そこから完全に脱臼したのは人為的な要因です。
無理やり弄くり回される前は、口が閉じられない状態だったのは長くても1、2分程度で、閉じられる状態でした。
また、その先生は音がして完全に脱臼した際に「よし」と言っていました。
その後の状態をみて、あれ、とも。
治療に何も問題がないと言われても、到底納得出来ないのです。
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2017-04-20 09:22:24
>大変腹立たしく、納得出来ません。
>このまま泣き寝入りするしかないのでしょうか?
>治療に何も問題がないと言われても、到底納得出来ないのです。
何らかの賠償を求めるとすれば弁護士さんなど第三者の介入が必要になるように思います。
そのうえで、他の口腔外科医にも相談する(セカンドオピニオン)などのアドバイスを受けると思います。
>このまま泣き寝入りするしかないのでしょうか?
>治療に何も問題がないと言われても、到底納得出来ないのです。
何らかの賠償を求めるとすれば弁護士さんなど第三者の介入が必要になるように思います。
そのうえで、他の口腔外科医にも相談する(セカンドオピニオン)などのアドバイスを受けると思います。
相談者からの返信
相談者:
SBCさん
返信日時:2017-04-20 15:13:36
回答3
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-04-20 16:01:29
松山先生の回答にあるようにせっかく上げてもらった検索ワードを元に顎関節の構造につい勉強してみてください。
歯科治療では特に後方の歯の治療の場合、日常生活では行わないような開口状態を維持していただく必要が生じます。
正常な顎位の方の場合単純に開口しておけばよいので術後顎ズレが起こることはありませんが、元々顎が転位していて関節にある座布団の代わりの組織周囲のスジが伸びてズレていれば治療中に閉口できなくなる場合もあるでしょう。
治療には必要だったので開口状態を続けてもらったわけでしょうが、それがきっかけで症状が発症してしまったということになります。
復位は簡単に復位できる場合もありますが元がずれていればその微妙なずれの位置に戻すのが難しい場合もあるでしょう。
何しろ時間単位でスジを引き伸ばしていたわけですから周囲の微妙な状態も変わってしまっているでしょうし。
こういう場合、想像ですが訴訟を起こしても勝訴しにくいのではないかと想像します。
が、辣腕の弁護士がつけば勝訴可能かもしれませんが、普通医学的に考えれば無理だと思います。
>納得出来ませんが、揉めたい訳ではありません。
それが賢明だと思います。
弁護費用も着手金だけでも割と高額です。
今可能なことは炎症を消炎させることです。
安静が大切でしょう。
夜間睡眠障害や歯軋り、食いしばりを無意識にする癖に陥っている可能性もあるでしょうから安静にするためにマウスピースを薦められるのは妥当な判断ように思えますが、口腔外科や実際に診断された先生の話は理解できていますか?
理解するためには基礎知識がないと無理でしょうから松山先生の回答にある内容でご自身が勉強されることが必要でしょう。
ネットでもいくらでもでてきます。
炎症が終わって組織の回復が起こればまた顎の位置が安定するでしょう。
ただ、それが本来の望ましい位置であるかどうかは別物です。
歯の噛みあわせがすでに顎にとって望ましい位置からずれてしまっていればまた何かのきっかけで再発するかまたは顎関節症になりやすいのではないかとも思います。
歯科治療では特に後方の歯の治療の場合、日常生活では行わないような開口状態を維持していただく必要が生じます。
正常な顎位の方の場合単純に開口しておけばよいので術後顎ズレが起こることはありませんが、元々顎が転位していて関節にある座布団の代わりの組織周囲のスジが伸びてズレていれば治療中に閉口できなくなる場合もあるでしょう。
治療には必要だったので開口状態を続けてもらったわけでしょうが、それがきっかけで症状が発症してしまったということになります。
復位は簡単に復位できる場合もありますが元がずれていればその微妙なずれの位置に戻すのが難しい場合もあるでしょう。
何しろ時間単位でスジを引き伸ばしていたわけですから周囲の微妙な状態も変わってしまっているでしょうし。
こういう場合、想像ですが訴訟を起こしても勝訴しにくいのではないかと想像します。
が、辣腕の弁護士がつけば勝訴可能かもしれませんが、普通医学的に考えれば無理だと思います。
>納得出来ませんが、揉めたい訳ではありません。
それが賢明だと思います。
弁護費用も着手金だけでも割と高額です。
今可能なことは炎症を消炎させることです。
安静が大切でしょう。
夜間睡眠障害や歯軋り、食いしばりを無意識にする癖に陥っている可能性もあるでしょうから安静にするためにマウスピースを薦められるのは妥当な判断ように思えますが、口腔外科や実際に診断された先生の話は理解できていますか?
理解するためには基礎知識がないと無理でしょうから松山先生の回答にある内容でご自身が勉強されることが必要でしょう。
ネットでもいくらでもでてきます。
炎症が終わって組織の回復が起こればまた顎の位置が安定するでしょう。
ただ、それが本来の望ましい位置であるかどうかは別物です。
歯の噛みあわせがすでに顎にとって望ましい位置からずれてしまっていればまた何かのきっかけで再発するかまたは顎関節症になりやすいのではないかとも思います。
タイトル | 治療後口が閉じなくなり調整、下顎が左側にズレた状態になった |
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質問者 | SBCさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 36歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 顎関節症 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。