[写真あり] 16歳、アデノイド顔貌は歯列矯正で良くなりますか?

相談者: 比叡山さん (16歳:男性)
投稿日時:2017-04-25 19:35:18
16歳の高校生です。

中学三年生のあたりでアデノイド顔貌のことを知り、確認したら自分もおそらくアデノイド顔貌であることがわかりました。
それからというものの周りとの顔つきの違いに酷くコンプレックスを抱えて、マスクを外して外を歩くと人の顔もまともに見れなくなります

私のアデノイド顔貌は重度でしょうか?軽度でしょうか?
またこれは歯列矯正で治りますか?

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回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-04-26 10:45:58
こんにちは。

日本社会で横顔で評価されることはまずありませんので気にされる必要はありません。
(病気ではありませんので。)

鼻炎や免疫系の問題などから下顎が前に十分成長していないケースでは気道が狭くなりがちですから、睡眠障害や呼吸障害をなくすために適応して上手く成長されたので現在があるわけです。
(健康な身体)


これを審美的な要求から何等かの改善を成長後に行いたいとお考えになった場合、外科矯正で上下顎をスライドさせて形態修正を行い気道を閉塞しない方向性で修正を行いつつ全顎的に矯正治療を行って新たな咬合を作り上げて、外科後の位置を安定させることになることが多いので治療の際のリスクは増えますし、治療期間が長くなり適応のための努力が必要になり維持のためにもかなりの努力を要するようになるでしょう。
また長期にわたって歯科の管理下にある必要性が出てくるでしょう。


ですから健康であれば気にしない。
過ぎたことを悩んでも仕方がない。規格どおりでなくても健康ならばそれが一番よいと考えることが出来ます。



もっと初期の成長期(小学生2年生頃までに治療を開始されると簡単な装置で可能)に成長方向を歯科で管理してもらうことは成人後の矯正治療と異なり、抜歯になったり外科になったりというリスクも少ないのでアデノイド顔貌はその時期に耳鼻科や歯科で使用されている言葉です。

成長後の方に一般の方に多用されるようになったのはネット社会になってからのような気がしています。
(アデノイドが肥大している時期は終わっているのですでにアデノイド顔貌といっても遅いわけです。)


言葉は時代により流行ったり廃ったりします。
気にされなくてよいですし、各界で活躍されている方にも同じような顎顔面形態の方は多くおられます。

健康な身体であれば側貌は気にされなくてもよいと考えることが出来ます。
健康な生活を送るために歯科に介入してもらう代わりに自身が成長期に適応してきたと考えることが出来るでしょう。


標準値との比較や歯並びの評価については矯正専門医で行っていますので、必要があれば保護者の方とご相談にいかれると説明をしてもらえるでしょう。
最近は気道評価をCT撮影を併用して行ってくれる医院もあります。
また血中酸素濃度の評価法もあります。




タイトル [写真あり] 16歳、アデノイド顔貌は歯列矯正で良くなりますか?
質問者 比叡山さん
地域 大阪
年齢 16歳
性別 男性
職業 高校生・中学生・小学生
カテゴリ 歯列矯正の治療法
その他(写真あり)
外科矯正
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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