1才半、上下前歯2本萌出でのフッ素塗布。安全性に不安を感じる
相談者:
エマママンさん (1歳:女性)
投稿日時:2017-05-07 23:52:49
はじめまして、私にはもうすぐ1歳6ヶ月になる娘がいます。
歯は上下の前歯2本づつが生えている状態で、もう間もなくある、市の歯科健診では無料でフッ素の塗布を行なっているので歯ブラシをお持ちくださいとの案内を受けました。
市の保健の方は、まずほとんどの方が塗布されますよとおっしゃっていたのですが、WHOが6歳以下は強く禁止しているという話を聞いた事もあります。
もちろん虫歯にはしたくないので、専門家の方のお答えを聞いて安全であれば塗布したいと思います。
また、もしフッ素を塗布するのであれば(赤ちゃんなのでそのまま飲み込んでしまうと思うので)塗布後中和するためにミルクなどを飲ませる必要はありますか?
今まで甘いものを極力控えたり、水だけでのブラッシングしか虫歯予防はしたことがありません。
一人目の子供で神経質になってしまっている部分もあるかもしれません。
悩んでしまったのでどうか回答をお願い申し上げます。
歯は上下の前歯2本づつが生えている状態で、もう間もなくある、市の歯科健診では無料でフッ素の塗布を行なっているので歯ブラシをお持ちくださいとの案内を受けました。
市の保健の方は、まずほとんどの方が塗布されますよとおっしゃっていたのですが、WHOが6歳以下は強く禁止しているという話を聞いた事もあります。
もちろん虫歯にはしたくないので、専門家の方のお答えを聞いて安全であれば塗布したいと思います。
また、もしフッ素を塗布するのであれば(赤ちゃんなのでそのまま飲み込んでしまうと思うので)塗布後中和するためにミルクなどを飲ませる必要はありますか?
今まで甘いものを極力控えたり、水だけでのブラッシングしか虫歯予防はしたことがありません。
一人目の子供で神経質になってしまっている部分もあるかもしれません。
悩んでしまったのでどうか回答をお願い申し上げます。
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2017-05-08 07:03:47
>WHOが6歳以下は強く禁止しているという話を聞いた事もあります。
他のフッ化物の複合応用があった場合、例えば、水道水フロリデーションが行われている国や地域(日本では行われていません)では、フッ素の塗布ではなく洗口を推奨しないといったことかと思いますが。
>今まで甘いものを極力控えたり、水だけでのブラッシングしか虫歯予防はしたことがありません。
自分流で対応しようとするのではなく、常日頃から定期的に診続けていただける、本当の意味でのかかりつけ医がもてると良いですね。
他のフッ化物の複合応用があった場合、例えば、水道水フロリデーションが行われている国や地域(日本では行われていません)では、フッ素の塗布ではなく洗口を推奨しないといったことかと思いますが。
>今まで甘いものを極力控えたり、水だけでのブラッシングしか虫歯予防はしたことがありません。
自分流で対応しようとするのではなく、常日頃から定期的に診続けていただける、本当の意味でのかかりつけ医がもてると良いですね。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2017-05-08 07:38:20
おはようございます。
WHOのフッ素におけるむし歯予防の指針というのを検索しましたが見つかりませんでした、したがってWHOの見解についてはわかりませんでした。
HOによる1日の砂糖摂取量に関する最終ガイドラインというのがあります、これは、2015年3月7日にジャーナリスト向けに発行したサイエンス・アラートです。
この量は私がかつて所属していた横浜歯科臨床座談会が40年以上前から一貫して主張していた量です、臨床経験上確かなことが証明されています。
横浜歯科臨床座談会 http://y-zadankai.com/
むし歯をつくらない子育て http://www.yamadashika.jp/prevent.html#01
子育てとおさとうに関する我々の考え方 http://www.yamadashika.jp/prevent10.html
むし歯のできないおさとうの量 http://www.yamadashika.jp/prevent05.html
0歳から食を中心とした生活習慣に留意して子育てした子供たちの口腔内細菌について http://www.yamadashika.jp/prevent15.html
歯磨きと歯科保健に関する山田歯科の考え方 http://www.yamadashika.jp/prevent05.html#01
横浜歯科臨床座談会子育てネットワーク 「はじめの1歩」http://www.yamadashika.jp/step.html
子どもにむし歯を作らないよう配慮されている患者さん http://www.yamadashika.jp/prevent03.html
むし歯ゼロ育児の事例 http://www.yamadashika.jp/0care.html
乳歯むし歯ゼロのお子様 http://www.yamadashika.jp/smile.html
永久歯むし歯ゼロを達成したお子様 http://www.yamadashika.jp/smile_02.html
因みに我々のところではおそらくここ10年以上フッ素塗布一切はしたことはありません。
尚「WHOの報告により、昔から言われているように、砂糖摂取が虫歯に関連していると分かりました。そのため、遊離糖(シロップやジュースなどに含まれる天然の糖と、人工的に添加する糖のこと)の摂取を1日のカロリーの10%未満にするという勧告は合理的といえます。」
また「一方、5%未満に抑えるという「条件付き勧告」は虫歯の予防のためですが、実現するにはケーキ、菓子など、一切の砂糖を取らないことが必要で、達成は難しいでしょう。」としています。
我々研究会では嗜好品としてのおさとう安全量はおおむね一日20g〜25gくらいであることが証明されています。
参考になさってください。
WHOのフッ素におけるむし歯予防の指針というのを検索しましたが見つかりませんでした、したがってWHOの見解についてはわかりませんでした。
HOによる1日の砂糖摂取量に関する最終ガイドラインというのがあります、これは、2015年3月7日にジャーナリスト向けに発行したサイエンス・アラートです。
この量は私がかつて所属していた横浜歯科臨床座談会が40年以上前から一貫して主張していた量です、臨床経験上確かなことが証明されています。
横浜歯科臨床座談会 http://y-zadankai.com/
むし歯をつくらない子育て http://www.yamadashika.jp/prevent.html#01
子育てとおさとうに関する我々の考え方 http://www.yamadashika.jp/prevent10.html
むし歯のできないおさとうの量 http://www.yamadashika.jp/prevent05.html
0歳から食を中心とした生活習慣に留意して子育てした子供たちの口腔内細菌について http://www.yamadashika.jp/prevent15.html
歯磨きと歯科保健に関する山田歯科の考え方 http://www.yamadashika.jp/prevent05.html#01
横浜歯科臨床座談会子育てネットワーク 「はじめの1歩」http://www.yamadashika.jp/step.html
子どもにむし歯を作らないよう配慮されている患者さん http://www.yamadashika.jp/prevent03.html
むし歯ゼロ育児の事例 http://www.yamadashika.jp/0care.html
乳歯むし歯ゼロのお子様 http://www.yamadashika.jp/smile.html
永久歯むし歯ゼロを達成したお子様 http://www.yamadashika.jp/smile_02.html
因みに我々のところではおそらくここ10年以上フッ素塗布一切はしたことはありません。
尚「WHOの報告により、昔から言われているように、砂糖摂取が虫歯に関連していると分かりました。そのため、遊離糖(シロップやジュースなどに含まれる天然の糖と、人工的に添加する糖のこと)の摂取を1日のカロリーの10%未満にするという勧告は合理的といえます。」
また「一方、5%未満に抑えるという「条件付き勧告」は虫歯の予防のためですが、実現するにはケーキ、菓子など、一切の砂糖を取らないことが必要で、達成は難しいでしょう。」としています。
我々研究会では嗜好品としてのおさとう安全量はおおむね一日20g〜25gくらいであることが証明されています。
参考になさってください。
回答3
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2017-05-08 08:52:02
>WHOが6歳以下は強く禁止しているという話を聞いた事もあります。
塗布ではなくて洗口のことです。
だいたいWHOはむし歯予防に(乳幼児を含めた)フッ化物の応用を推奨していますから、WHOがフッ化物の応用をすべて禁止では理屈が通らないんですけどね。
フッ素反対派に良く見られることですが、故意か無知かわかりませんが、事実誤認が非常に多いです。
注意して読むとわかりますが、一般の方だとわかりにくいでしょうね。
下記の7ページに日本の専門家の見解が書いてあります。
https://www.pref.chiba.lg.jp/kenzu/kuchi/documents/f-manual-add.pdf
>また、もしフッ素を塗布するのであれば(赤ちゃんなのでそのまま飲み込んでしまうと思うので)塗布後中和するためにミルクなどを飲ませる必要はありますか?
急性中毒のリスクは低いので必ずしも事前に行う必要はないでしょう。
万一、急性症状が出た場合にはそういった対応が必要になることもありますが、稀です。
塗布ではなくて洗口のことです。
だいたいWHOはむし歯予防に(乳幼児を含めた)フッ化物の応用を推奨していますから、WHOがフッ化物の応用をすべて禁止では理屈が通らないんですけどね。
フッ素反対派に良く見られることですが、故意か無知かわかりませんが、事実誤認が非常に多いです。
注意して読むとわかりますが、一般の方だとわかりにくいでしょうね。
下記の7ページに日本の専門家の見解が書いてあります。
https://www.pref.chiba.lg.jp/kenzu/kuchi/documents/f-manual-add.pdf
>また、もしフッ素を塗布するのであれば(赤ちゃんなのでそのまま飲み込んでしまうと思うので)塗布後中和するためにミルクなどを飲ませる必要はありますか?
急性中毒のリスクは低いので必ずしも事前に行う必要はないでしょう。
万一、急性症状が出た場合にはそういった対応が必要になることもありますが、稀です。
相談者からの返信
相談者:
エマママンさん
返信日時:2017-05-08 09:09:06
回答4
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2017-05-08 09:53:21
エマママンさん、こんにちは
すでに解決になっていますが、一言追加で。
年齢云々で話が進んでいますが、そもそも上下2本づつしか生えていない状態で、フッ化物の塗布をしてどれだけの利益があるのでしょうか。
個人的にはその状態でフッ化物塗布をすることは、ほとんど利益がないように思います。
先ににべておきますが、私は「フッ素反対派」でもなく「フッ素推進派」でもありません。
私は、使用することが前提ではなく、「それぞれの集団や、ここの状況に応じて、最適な使用法で行う」と考えています。
「使用しないこと」も一つの選択肢と考えています。
WHOの日本語への翻訳は、翻訳者により一致部意図的に訳されていると感じる部分もあり、本来のWHOの考えが正しく伝わっていないと感じる部分もあります。
自治体や、各種団体が題している文章も、その作り手の意向が大きく働くこともあり客観的な内容となっていません。
政府や自治体の出しているものでも注意が必要です。
現在の日本における、フッ化物の使用に関して、多くの場合、以下の2点で問題が多いように思います。
1)受益者(患者)の”好み”が検討されていない
2)罹患率が検討されていない(ほとんどが罹患率の高い時代の研究を元に議論されている)
すでに解決になっていますが、一言追加で。
年齢云々で話が進んでいますが、そもそも上下2本づつしか生えていない状態で、フッ化物の塗布をしてどれだけの利益があるのでしょうか。
個人的にはその状態でフッ化物塗布をすることは、ほとんど利益がないように思います。
先ににべておきますが、私は「フッ素反対派」でもなく「フッ素推進派」でもありません。
私は、使用することが前提ではなく、「それぞれの集団や、ここの状況に応じて、最適な使用法で行う」と考えています。
「使用しないこと」も一つの選択肢と考えています。
WHOの日本語への翻訳は、翻訳者により一致部意図的に訳されていると感じる部分もあり、本来のWHOの考えが正しく伝わっていないと感じる部分もあります。
自治体や、各種団体が題している文章も、その作り手の意向が大きく働くこともあり客観的な内容となっていません。
政府や自治体の出しているものでも注意が必要です。
現在の日本における、フッ化物の使用に関して、多くの場合、以下の2点で問題が多いように思います。
1)受益者(患者)の”好み”が検討されていない
2)罹患率が検討されていない(ほとんどが罹患率の高い時代の研究を元に議論されている)
回答5
タイトル | 1才半、上下前歯2本萌出でのフッ素塗布。安全性に不安を感じる |
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質問者 | エマママンさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 1歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯予防 フッ素 子供の虫歯予防 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。