左下7番、歯髄温存療法をするか別の方法で治療するか迷っています

相談者: Mika nekoさん (44歳:女性)
投稿日時:2017-05-01 11:45:00
2ヶ月ほど前から左下6、7(一番奥)番あたりが食事をするときに痛むようになりました(下の歯は14本しかありません)。
レントゲン上、根の状態は良く、詰め物の下の虫歯も疑われないため、噛み合わせの調節を計5回してもらいましたが、症状は悪化。
現在ははおかゆのようなものでも噛むと痛むので、なるべく反対側で食事をしています。

そのせいか右側の歯と顎が少し痛むようになって来てしまいました。

今は主に左下7番が痛く、冷たいものもとても浸みます(温かいものは少し浸みます)。

夜中の歯ぎしり予防スプリントも製作し、数回試しましたが、翌日症状が悪化するので今は使用していません。
レントゲン上は写りませんが、マイクロスコープでは左下7番に数カ所ヒビが入っているとの事でした。

歯医者を変え、(最初の相談、検査のみでまだ治療はしていません)、次回の予約で、詰め物(6番、7番)を外し、必要であれば歯髄温存療法を行いたいと言われています(薬を入れ仮の詰め物をして3ヶ月待つ)。

現在、海外と、日本を半年ごと行き来しています。
あと一月半後には日本を離れる予定になっています。

今回の歯のトラブル以外は全て海外の歯科医師に治療を行ってもらっているので、日本の歯科医師の許可を得てレントゲンを送り、今後治療を引き継いでもらうことになる掛かりつけの歯科医師にセカンドオピニオンを求めました。

海外の歯科医師からの回答は、痛みの原因はヒビ、仮のクラウンをして4ヶ月様子を見る。
多分すぐに楽になると思う。

根の治療が必要になるかもしれないが、もし症状が治れば正式なクラウンをする。根は1〜10年後に死ぬかもしれないが、クラウンに穴を開けて治療することができる。

これから治療をしてもらおうと思っている日本の歯医者では、クラウンは勧められませんでした。
7番には大きな詰め物が入っていますし、ひび割れの事も知っていますが、歯髄温存療法の後も、インレイで良いと言われています。



質問:

1 歯髄温存療法とクラウン治療どちらをするべきでしょうか?

2 歯髄温存療法と、クラウンの仮歯を同時に進めることはできますか?

3 歯髄温存療法を選択した場合、3ヶ月間の治療を日本で終えていくことができません。
他の歯医者で歯髄温存療法を受けて来た患者を、途中から引き継ぐのは難しいですか? 
またそのリスクはなんでしょう?


宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-05-01 11:49:12
1:どちらの歯科医師を信頼したいかで決めたらいいと思います。
海外との行き来があり、長期的に一箇所で診ることができないのは最初から無理のある診療になりますので、信頼できる方の意見に乗っかっていただくのがいいと思います。

2:一つの医院で行うなら可能でしょうが、医院をまたがるとややこしいです

3:前の歯科医師の技術も診断基準もわからないので、引き継ぐのはやりにくいです

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Mika nekoさん
返信日時:2017-05-02 08:39:51
高田先生

回答していただき本当にありがとうございました。
とても参考になりました。

海外の掛かりつけの先生には”とても難しいケースだし、自分は今までの経験上確信があるが、この治療方針(仮クラウンにする)は現時点では治療効果を証明するのが難しいので、選択する医師は少ないかもしれない”とのことでした。

以前から歯ぎしり、くい縛りが強いと言われていました。
ですので症状がない時点でもヒビの入っている、そして大きな詰め物をしている左下7番は、歯を守るために早めにクラウンにした方がいいと海外の先生に言われていました。

私自身は、15年以上お世話になっている信頼のできる海外の医師の指示どうりにしたいと思ったいます。
ですが、現在痛みのため食事もきちんとできない状況が長く続いているので体重も減り、悩んで夜も眠れない事があり、辛い状況です。

今直ぐ日本を離れるわけにもいかないので、やはり日本の先生に治療をお願いすることになるかと思います。

掛かりつけ医と私の意見を伝えるつもりですが、日本の先生がどう判断されるか、また私が希望する治療を行ってくれるかどうかについては、それぞれの医師の考え方があるので難しいところだと感じています。

高田先生のおっしゃる通りやはり治療中に歯医者をまたぐというのは良くないと思いますので、長期的に日本で治療をしていくことも視野に入れ、今後の治療方針を決めて行きたいと思います。

本当にありがとうございました。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-05-02 11:20:29
『仮のクラウンで4ヶ月様子をみる』部分の手法が気になりました。

仮着用セメントでは封鎖性が劣る可能性がありますから、その内部でしっかりと封鎖する必要がありますね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Mika nekoさん
返信日時:2017-05-05 11:53:52
藤森先生

回答していただきありがとうございました。

今後治療をお願いする先生にも同じ指摘をされるかもしれません。

仮のクラウンというのは、基本的にそれほど長く入れるものではないのでしょうか?
長く入れることのリスクは感染でしょうか?

宜しくお願い致します。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-05-05 14:17:16
根管治療後でしたらコアで封鎖するし、歯髄温存ならレジン充填などでしっかりと封鎖した上の仮歯でしたら問題ないと思います。

例えば歯周病治療補綴修復が必要な場合には、2年以上仮歯のこともありますが、定期的に調製が必要です。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2017-05-05 21:06:51
>レントゲン上は写りませんが、マイクロスコープでは左下7番に数カ所ヒビが入っているとの事でした。

元々の詰め物の大きさ形広がりが分かりませんので、、なかなか難しい判断になりますね、回答者にとっては。

そのヒビがエナメル質に限局したもので経過観察でよいものなのか、象牙質まで達していて放置すれば歯髄までヒビが進行してしまい、その結果として歯髄炎を起こしてしまい抜髄になってしまう性質のヒビかの判断は、詰め物を外さないとできないと思います。

>7番には大きな詰め物が入っていますし、ひび割れの事も知っていますが、歯髄温存療法の後も、インレイで良いと言われています。

歯髄温存療法後、すぐにはインレーは入れられないと思います。
またヒビが入っているなら、クラウンが妥当な場合もあると思います。
痛みの原因がヒビであれば、歯髄温存療法の適応外だと思います。

個人的には顕微鏡の威力を信じていますので、マイクロスコープを持った歯科医が詰めものを外して内部をしっかり観察した上でヒビがあれば歯髄を保護した上でクラウンにしてセットする方法をお勧めします。

痛みの原因が虫歯であれば、歯髄温存療法をした上で自費で暫間的に修復を行えばよいと思います。
日本の保険制度上歯髄温存療法後3ヶ月間は、保険での修復はできないと思います。

また個人的には3ヶ月では経過観察が短い場合があると思います。
別の歯科医が数ヶ月後にインレー等を外した後は、カリエスを普通に取ることも可能だと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Mika nekoさん
返信日時:2017-05-06 09:22:46
藤森先生

回答して頂き有難うございました。
大変参考になりました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Mika nekoさん
返信日時:2017-05-06 09:48:06
柴田先生

回答して頂き有難うございました。
大変参考になりました。

現在通っている歯科医師は、マイクロスコープを使った診療をしています。

>また個人的には3ヶ月では経過観察が短い場合があると思います。
>別の歯科医が数ヶ月後にインレー等を外した後は、カリエスを普通に取ることも可能だと思います。


質問:1

歯髄温存療法をした後、別の医師が治療を引き継ぐということでしょうか?
(歯髄温存療法に使用する薬は、3〜4ヶ月後に必ず取り除かなくてはいけないと言われています)

もしくは現時点でインレーを外さず、経過観察すると言うことでしょうか?


>痛みの原因がヒビであれば、歯髄温存療法の適応外だと思います。


質問:2

痛みの原因がヒビであるか確認する方法として、マイクロスコープで内側を見る、クラウンをして痛みが改善されるか経過を見る以外に方法はありますでしょうか?


質問:3

2ヶ月間近く、噛む時のみ痛い状況が続いていました。
現在は時々ですが今までにはなかった自発痛(弱い)が出てきています。

また夜痛みのある左の歯側を下にして寝た際、顎及び耳の周辺(奥の方)の痛みで目が覚めました。
体の向きを変えると痛みはすぐになくなりましたが、このような自覚症状がある場合、今後の診断及び治療の方向性が変わっていきますでしょうか?

お忙しいところ時間を割いて回答して頂き本当に有難うございます。
宜しくお願い致します。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2017-05-06 13:15:12
>>また個人的には3ヶ月では経過観察が短い場合があると思います。
>>別の歯科医が数ヶ月後にインレー等を外した後は、カリエスを普通に取ることも可能だと思います。
>質問:1
歯髄温存療法をした後、別の医師が治療を引き継ぐということでしょうか?

はいそれも可能だと思います。

>現時点でインレーを外さず、経過観察すると言うことでしょうか?

この選択肢は私にはありません。

>>痛みの原因がヒビであれば歯髄温存療法の適応外だと思います。
>質問:2
>痛みの原因がヒビであるか確認する方法として、マイクロスコープで内側を見る、クラウンをして痛みが改善されるか経過を見る以外に方法はありますでしょうか?

今入っている詰め物(インレー)を外さずに、ヒビの大きさ深さを確認できる方法は少ないと思います。
ごくまれにCTに亀裂が写ることはあると思います。
もっとも写るようなら大変ですが。

>質問:3
>2ヶ月間近く、噛む時のみ痛い状況が続いていました。
>現在は時々ですが今までにはなかった自発痛(弱い)が出てきています。
>また夜痛みのある左の歯側を下にして寝た際、顎及び耳の周辺(奥の方)の痛みで目が覚めました。
>体の向きを変えると痛みはすぐになくなりましたが、このような自覚症状がある場合、今後の診断及び治療の方向性が変わっていきますでしょうか?

もう手遅れという事もあるかもしれないと思います。
早めに外しておくとよかったのですが。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Mika nekoさん
返信日時:2017-05-06 14:03:57
柴田先生

返信ありがとうございます。
一つ一つの質問に丁寧に回答して頂き、本当にありがとうございます。


>もう手遅れという事もあるかもしれないと思います。
>早めに外しておくとよかったのですが。

質問:1

”手遅れ”ということは、根を抜くことになるかもしれないということでしょうか?
歯髄温存療法の適応ではないということでしょうか?

質問:2

現在レントゲン上根の状態が良くても、数ヶ月後には死んでしまうということはあるのでしょうか?

ベテランの腕の良い歯科医師と評判の先生でしたが、残念ながら最初の歯医者では同じ治療を5回繰り返し、結果症状が悪化していきました。

またそこではマイクロスコープを導入していなかったので、根の治療も視野に入れ、新しい歯医者の受診を決めました。

歯医者を移るということはそれだけ治療が遅れるということだと改めて痛感しています。
本当にもう少し早く外しておくべきでした。

宜しくお願い致します。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2017-05-06 17:49:28
質問1 根を抜く前に神経=歯髄を抜かなければならないかもしれないという意味です。
歯髄温存療法は虫歯に対する処置法で、ヒビへの対応ではないと思います。

質問2 あると思います。
歯髄が露出する事を露髄と呼びますが、目で見て分かるものとわからないものがあります。
目で見えればMTAセメントやダイカルなどで対応することになりますが、目で見えない露髄に対して通常の間接覆髄をすると、そういう結果になることはあると思います。

また虫歯があれば、かなりの確率で歯髄の中に細菌がいるという報告もあると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Mika nekoさん
返信日時:2017-05-07 07:02:06
柴田先生

何度も丁寧に質問に答えて頂き本当に有難うございました。
大変参考になりました。



タイトル 左下7番、歯髄温存療法をするか別の方法で治療するか迷っています
質問者 Mika nekoさん
地域 非公開
年齢 44歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯の痛み その他
虫歯治療
歯根破折
覆髄・覆罩(覆ずい・覆とう)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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