歯列矯正終了時のアンカースクリュー除去は困難ではないのか?
相談者:
Nanami.mさん (27歳:女性)
投稿日時:2017-05-14 20:03:53
2年前から上顎前突によるアンカースクリューを用いた歯列矯正を行っています。
アンカースクリューは約2年前に上顎頬側に埋入し、これまで一度も脱落はありません。
欠損時に使用するインプラントとは違い、アンカースクリューはオッセオインテグレーションを促す作りになっていないみたいですが、同じ純チタン、或いはチタン合金でもアンカースクリューでは骨接合しないように特殊な表面性状に施されているのでしょうか?
それともチタン性である以上、年単位で長期埋入しているとインプラントのようにアンカースクリューも骨接合する場合はありますか?
また骨と接合した場合でも除去は困難ではありませんか?
よろしくお願いいたします。
アンカースクリューは約2年前に上顎頬側に埋入し、これまで一度も脱落はありません。
欠損時に使用するインプラントとは違い、アンカースクリューはオッセオインテグレーションを促す作りになっていないみたいですが、同じ純チタン、或いはチタン合金でもアンカースクリューでは骨接合しないように特殊な表面性状に施されているのでしょうか?
それともチタン性である以上、年単位で長期埋入しているとインプラントのようにアンカースクリューも骨接合する場合はありますか?
また骨と接合した場合でも除去は困難ではありませんか?
よろしくお願いいたします。
回答1
回答日時:2017-05-14 21:37:55
アンカースクリューは通常、年単位で使用していても麻酔もなしで除去できると思います。
麻酔はする場合もあると思いますが、いずれにしても心配しなくて大丈夫ですよ。
どちらかと言うと、デンタルインプラント(歯の欠損部に用いる方)の表面性状が特殊に作ってあるのかなと思います。
麻酔はする場合もあると思いますが、いずれにしても心配しなくて大丈夫ですよ。
どちらかと言うと、デンタルインプラント(歯の欠損部に用いる方)の表面性状が特殊に作ってあるのかなと思います。
相談者からの返信
相談者:
Nanami.mさん
返信日時:2017-05-14 23:07:18
渡辺先生ご回答ありがとうございます。
使用しているアンカースクリューはデュアルトップオートスクリューVという製品であると矯正歯科の先生から教えてもらいました。
矯正は継続中でスクリューの除去予定はまだありません。
仮にスクリューがオッセオインテグレーションにより骨結合していても、麻酔の必要もない程簡単に除去出来るものなのでしょうか?
それとも骨結合していても、麻酔をすれば同じく除去は簡単に行えますか?
再びすみません。
よろしくお願いいたしますm(_ _)m
使用しているアンカースクリューはデュアルトップオートスクリューVという製品であると矯正歯科の先生から教えてもらいました。
矯正は継続中でスクリューの除去予定はまだありません。
仮にスクリューがオッセオインテグレーションにより骨結合していても、麻酔の必要もない程簡単に除去出来るものなのでしょうか?
それとも骨結合していても、麻酔をすれば同じく除去は簡単に行えますか?
再びすみません。
よろしくお願いいたしますm(_ _)m
回答2
回答日時:2017-05-15 11:40:49
アンカースクリューのスクリュー部分の材質や表面性状についてはどこのメーカーも大差ない様に思います。
調べてみると、オッセオインテグレーションが起きる場合も数十%ぐらい(オッセオインテグレーションの有無はスクリューを骨ごと採取しないと確認ができないはずなので、正確なことは調べにくいと思います)ある様ですが、結合していると言っても骨自体が元々スカスカですし、よく使われる様なアンカースクリューの場合表面積が小さいので、除去出来なくなるほど強固になるケースはかなり稀になると思います。
(例えばアンカースクリューに比べれば太いデンタルインプラントでも、骨とくっついている部分が先端の方だけ、とかだったらねじるだけで簡単に除去出来ます)
仮にですが、除去出来ないほど強固にくっついていたとして、それを無理に取ろうとしたところで骨には知覚がないのでよほど強く力をかけない限り痛みが伴うことは考えにくく、それ以前に根元が折れる(ねじろうとして骨表面のところでちぎれる感じ)ことになりますが、デンタルインプラントと同じチタン(合金)ですからそのまま埋めておいても普通は問題が出ない、ということになります。
実際、自分は経験がありませんが除去しようとして折れてしまうというケースも稀にある様ですが、原因がオッセオインテグレーションのみとは限らないのと、残った部分を取り除くことも麻酔は必要になるでしょうがそれほど難しいとは思えませんので、心配しなくて大丈夫ですよ。
調べてみると、オッセオインテグレーションが起きる場合も数十%ぐらい(オッセオインテグレーションの有無はスクリューを骨ごと採取しないと確認ができないはずなので、正確なことは調べにくいと思います)ある様ですが、結合していると言っても骨自体が元々スカスカですし、よく使われる様なアンカースクリューの場合表面積が小さいので、除去出来なくなるほど強固になるケースはかなり稀になると思います。
(例えばアンカースクリューに比べれば太いデンタルインプラントでも、骨とくっついている部分が先端の方だけ、とかだったらねじるだけで簡単に除去出来ます)
仮にですが、除去出来ないほど強固にくっついていたとして、それを無理に取ろうとしたところで骨には知覚がないのでよほど強く力をかけない限り痛みが伴うことは考えにくく、それ以前に根元が折れる(ねじろうとして骨表面のところでちぎれる感じ)ことになりますが、デンタルインプラントと同じチタン(合金)ですからそのまま埋めておいても普通は問題が出ない、ということになります。
実際、自分は経験がありませんが除去しようとして折れてしまうというケースも稀にある様ですが、原因がオッセオインテグレーションのみとは限らないのと、残った部分を取り除くことも麻酔は必要になるでしょうがそれほど難しいとは思えませんので、心配しなくて大丈夫ですよ。
相談者からの返信
相談者:
Nanami.mさん
返信日時:2017-05-15 16:04:53
渡辺先生、お忙しい中お返事頂き誠にありがとうございます。
最後の質問なのですが。
アンカースクリューはデンタルインプラントとは違いサイズもごく小さい形状ですから、同じチタン性とはいえ、骨との結合が必ずしも起こるものではないことは理解出来ました。
かといってアンカースクリューは必ず矯正終了後に除去する前提であるため、デンタルインプラントとは逆にオッセオインテグレーションを形成しにくいように逆に表面処理が施されているといったこともなく、あくまでも表面性状の特異性はないとの認識でよろしいでしょうか?
除去作業をスムーズに行うため、敢えて抜けやすい、結合しにくい処理が施されているなどです。
勉強不足ですみません。。
よろしくお願いいたします(>_<)
最後の質問なのですが。
アンカースクリューはデンタルインプラントとは違いサイズもごく小さい形状ですから、同じチタン性とはいえ、骨との結合が必ずしも起こるものではないことは理解出来ました。
かといってアンカースクリューは必ず矯正終了後に除去する前提であるため、デンタルインプラントとは逆にオッセオインテグレーションを形成しにくいように逆に表面処理が施されているといったこともなく、あくまでも表面性状の特異性はないとの認識でよろしいでしょうか?
除去作業をスムーズに行うため、敢えて抜けやすい、結合しにくい処理が施されているなどです。
勉強不足ですみません。。
よろしくお願いいたします(>_<)
回答3
回答日時:2017-05-15 16:54:30
そのあたりの表面処理の有無は、聞いたことがないです。
薬事認可後に数社のアンカースクリューのセミナーを受講しましたが、埋入時の注意事項などは重点的に講演されていました。
ただ、どこも外す時に「骨とくっつくので注意してください」と言っていたところはなかったはずですし、矯正歯科医の間でも聞いたこともありません。
どちらかと言えば、矯正歯科医の立場としては、くっついて抜けない心配よりも使っているときに抜けて欲しくないという方が重要度が高いと思います。
表面処理の有無については、企業秘密の部分もあるかもしれないので明確にしないのかもしれませんが、あるなしくらいは矯正歯科医がメーカーに聞けば答えてくれるかもしれないです。
薬事認可後に数社のアンカースクリューのセミナーを受講しましたが、埋入時の注意事項などは重点的に講演されていました。
ただ、どこも外す時に「骨とくっつくので注意してください」と言っていたところはなかったはずですし、矯正歯科医の間でも聞いたこともありません。
どちらかと言えば、矯正歯科医の立場としては、くっついて抜けない心配よりも使っているときに抜けて欲しくないという方が重要度が高いと思います。
表面処理の有無については、企業秘密の部分もあるかもしれないので明確にしないのかもしれませんが、あるなしくらいは矯正歯科医がメーカーに聞けば答えてくれるかもしれないです。
回答4
回答日時:2017-05-15 18:10:47
Nanami.mさんは何をそんなに気にされているんでしょうか?
色々なメーカーがありますから一概には言えないかと思いますが・・
一般的に言って、デンタルインプラントは表面性状を技術の限界までザラザラにしており、表面積をわざわざ稼いで作られています。
(強固に結合させることが目的ですので)
サイズとしては直径4mmの長径10mm程度なのですが、表面積で言えば何倍か、何十倍か、もしかしたら何百倍になるのか分かりませんが、相当大きいはずです。
因みにそのデメリットとして、細菌感染が起きると予後が非常に悪くなります。
それに比べると矯正用のアンカースクリューは目的もサイズも全然違います。
表面性状をザラザラにするのは非常にコストがかかりますので、おそらく「つるつる」のものが殆どか、全てかも知れません。
(少なくとも細いサイズのものは)
色々なメーカーがありますから一概には言えないかと思いますが・・
一般的に言って、デンタルインプラントは表面性状を技術の限界までザラザラにしており、表面積をわざわざ稼いで作られています。
(強固に結合させることが目的ですので)
サイズとしては直径4mmの長径10mm程度なのですが、表面積で言えば何倍か、何十倍か、もしかしたら何百倍になるのか分かりませんが、相当大きいはずです。
因みにそのデメリットとして、細菌感染が起きると予後が非常に悪くなります。
それに比べると矯正用のアンカースクリューは目的もサイズも全然違います。
表面性状をザラザラにするのは非常にコストがかかりますので、おそらく「つるつる」のものが殆どか、全てかも知れません。
(少なくとも細いサイズのものは)
相談者からの返信
相談者:
Nanami.mさん
返信日時:2017-05-16 00:09:33
伊藤先生ご回答ありがとうございます。
矯正期間が終了に近づき、これまで1度も抜けたことがないスクリューが抜けにくくなっていたらどうしよう?と、えもいわれぬ不安を抱いてしまいました。。。
他の相談でスクリューが折れたケースも目にしてしまい、神経や血管が近かったら大丈夫かな?と考えたりもしていました。
伊藤先生どうもありがとうございますm(_ _)m
矯正期間が終了に近づき、これまで1度も抜けたことがないスクリューが抜けにくくなっていたらどうしよう?と、えもいわれぬ不安を抱いてしまいました。。。
他の相談でスクリューが折れたケースも目にしてしまい、神経や血管が近かったら大丈夫かな?と考えたりもしていました。
伊藤先生どうもありがとうございますm(_ _)m
相談者からの返信
相談者:
Nanami.mさん
返信日時:2017-05-16 00:38:19
渡辺先生、度々ご回答して頂き本当にありがとうございます。
これまで深く気にしたことはなかったのですが、終了が近付いてきたことで、予期せぬ事態を想定し悩んでしまったのかもしれません。
渡辺先生に懇切丁寧に教えて頂き、不安な気持ちも収まりつつあります。
本当にありがとうございました(^-^)
これまで深く気にしたことはなかったのですが、終了が近付いてきたことで、予期せぬ事態を想定し悩んでしまったのかもしれません。
渡辺先生に懇切丁寧に教えて頂き、不安な気持ちも収まりつつあります。
本当にありがとうございました(^-^)
回答5
タイトル | 歯列矯正終了時のアンカースクリュー除去は困難ではないのか? |
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質問者 | Nanami.mさん |
地域 | 神奈川 |
年齢 | 27歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 会社員(事務系) |
カテゴリ | インプラント矯正 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。