人工股関節の手術後、歯石除去に抗生物質の服用は必要ですか?
相談者:
マツボックリさん (38歳:男性)
投稿日時:2017-05-11 11:29:12
はじめまして
数ヶ月前に人工股関節の手術をしました。
感染症が心配なのでネットで色々調べていると、歯科医にかかる時も注意が必要と掲載されています。
抜歯などは抗生物質が必要なのはわかりますが、歯石除去も必要となっています。
この度、近所の歯科医で歯石除去(定期検診)してもらおうと思い、その歯科医に抗生物質は必要か?聞いたのですが、わからないので手術した病院か主治医に聞いてくれ!との事でした。
病院に電話で確認したら、主治医は出張で来週まで戻らない。
他の先生達に確認したが、主治医に聞いてみないとわからないとの事でした。
歯石除去に抗生物質は必要でしょうか?
もし必要な場合、薬は歯科医でもらうのでしょうか?
歯科医に聞くと、うちでは出せないので手術した病院で出してもらって下さい。
と言われました。
本当に歯科医では出してくれないのでしょうか?
よろしくお願いします。
数ヶ月前に人工股関節の手術をしました。
感染症が心配なのでネットで色々調べていると、歯科医にかかる時も注意が必要と掲載されています。
抜歯などは抗生物質が必要なのはわかりますが、歯石除去も必要となっています。
この度、近所の歯科医で歯石除去(定期検診)してもらおうと思い、その歯科医に抗生物質は必要か?聞いたのですが、わからないので手術した病院か主治医に聞いてくれ!との事でした。
病院に電話で確認したら、主治医は出張で来週まで戻らない。
他の先生達に確認したが、主治医に聞いてみないとわからないとの事でした。
歯石除去に抗生物質は必要でしょうか?
もし必要な場合、薬は歯科医でもらうのでしょうか?
歯科医に聞くと、うちでは出せないので手術した病院で出してもらって下さい。
と言われました。
本当に歯科医では出してくれないのでしょうか?
よろしくお願いします。
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2017-05-12 15:19:42
>歯石除去に抗生物質は必要でしょうか?
状況にもよるかと思います。
もともと、全身的な抵抗力が弱い方で歯周ポケットが深く、歯肉を傷つけてしまうような場合には抗生剤の投与は必要になるかもしれません。
ただ、過去に当院で歯石除去で抗生剤を投与したことはありません。
>もし必要な場合、薬は歯科医でもらうのでしょうか?
全身的な疾患がある場合には、担当の医師と連携して薬の投与を決めると思います。
>本当に歯科医では出してくれないのでしょうか?
賢明な判断のような気がします。
状況にもよるかと思います。
もともと、全身的な抵抗力が弱い方で歯周ポケットが深く、歯肉を傷つけてしまうような場合には抗生剤の投与は必要になるかもしれません。
ただ、過去に当院で歯石除去で抗生剤を投与したことはありません。
>もし必要な場合、薬は歯科医でもらうのでしょうか?
全身的な疾患がある場合には、担当の医師と連携して薬の投与を決めると思います。
>本当に歯科医では出してくれないのでしょうか?
賢明な判断のような気がします。
回答2
歯科医師の松山です。
回答日時:2017-05-12 19:47:41
歯石除去に伴う一過性の菌血症は、かなりの率で起こることが知られています。
あらためてscaling +bacteremia で検索してみると、スケーリング直後では70%に見られるという論文がありました。
私ならば抗生物質の処方は請われればするでしょう。
ただし、スケーリング後に熱が出たというような経験は皆無に近いのは事実です。
オペ後のことでもあるし、人工関節摺動面での起炎は気を付けるべきであるということだと思います。
ただし細かいことになりますが、健康保険での請求は認められない可能性はあります。
無視して、服用してもらえばよいことですが。
あらためてscaling +bacteremia で検索してみると、スケーリング直後では70%に見られるという論文がありました。
私ならば抗生物質の処方は請われればするでしょう。
ただし、スケーリング後に熱が出たというような経験は皆無に近いのは事実です。
オペ後のことでもあるし、人工関節摺動面での起炎は気を付けるべきであるということだと思います。
ただし細かいことになりますが、健康保険での請求は認められない可能性はあります。
無視して、服用してもらえばよいことですが。
タイトル | 人工股関節の手術後、歯石除去に抗生物質の服用は必要ですか? |
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質問者 | マツボックリさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 38歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抗生剤(抗生物質)・化膿止め スケーリング(歯石取り) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。