矯正歯科のHPに書いてある歯列の拡大って何ですか?
相談者:
ブチコさん (41歳:女性)
投稿日時:2017-05-23 13:13:41
回答1
回答日時:2017-05-23 17:18:05
質問内容がかなりざっくりしているので、欲しい回答になるのかどうかわかりませんが・・・。
子供の矯正治療の場合、顎の成長を誘導し、歯列を拡大することによって、将来的に非抜歯での治療の可能性を増やすことになります。
もちろん、それ以外にも、上下の顎の位置や大きさに不調和があれば、それを修正するように装置を使用することも、1期治療の大きな目的になります。
拡大の際に使用される装置は、固定式と取り外し式に分けられ、取り外し式の装置の一つが床装置になります。
床装置以外にも取り外し式の装置はありますし、状況によっては固定式の装置を使用する場合もあると思います。
拡大の可否、装置の種類の選択(固定式か、取り外し式か、併用か)、などは、実際に診察をしてみないとわからないと思います。
実際に矯正歯科(出来れば専門医院)をお子さんと一緒に受診し、相談してみてはいかがでしょうか。
子供の矯正治療の場合、顎の成長を誘導し、歯列を拡大することによって、将来的に非抜歯での治療の可能性を増やすことになります。
もちろん、それ以外にも、上下の顎の位置や大きさに不調和があれば、それを修正するように装置を使用することも、1期治療の大きな目的になります。
拡大の際に使用される装置は、固定式と取り外し式に分けられ、取り外し式の装置の一つが床装置になります。
床装置以外にも取り外し式の装置はありますし、状況によっては固定式の装置を使用する場合もあると思います。
拡大の可否、装置の種類の選択(固定式か、取り外し式か、併用か)、などは、実際に診察をしてみないとわからないと思います。
実際に矯正歯科(出来れば専門医院)をお子さんと一緒に受診し、相談してみてはいかがでしょうか。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-05-24 11:37:55
こんにちは。
ざっくりとした内容の質問なのでご理解いただけるかどうかわかりませんが、歯列の拡大とは歯の傾斜や歯槽部の拡大を行い歯がちゃんと生えることが出来るスペースを確保させておく治療方向のことを言います。
狭いところに歯は並ばないので、ガタガタしたり飛び出したり引っ込んだり湾曲して並ぼうとするので、拡大してちゃんとまともに並ぶスペースを確保さえておくのです。
側方拡大、前方拡大、後方拡大があります。
また3次元的に歯並びをよくすることで、スペースを確保することも行われます。
>床矯正ということですか?
入ればの義歯床の材料である樹脂を用いて、そこに拡大装置をはめ込んで(たいていが金属製です)、着脱式に作った歯列を拡大させるための装置を用いた矯正治療法です。
メリットは自分ではずせること。
はずせるので掃除が楽でどうしてもはずしたい場合そういうことが可能です。
デメリットははずしちゃうことです。
矯正力を加える時間が短くなればなるほど歯は予定通り動かせなくなりますから、はずして置いておく時間が長くなれば動かせないということになります。
約束の使用時間使用法が守れない方の場合、治療目標を達成できませんから意味がなくなり向かないということになります。
そういう方には固定式の拡大装置が必要にあることがあります。
また、拡大床装置では出来ない歯の動かし方というものが割と多くありますから、その場合、別途装置が必要になることはとても多いです。
多くの場合、マルチブラケットで3次元的に歯を1個1個確実に動かすことが必要になったり、それだけでよい結果を得られないと判断されれば固定源を別途設けることになったり、骨まで動かさないと歯が骨から出ると考えられる場合は骨から切って動かす必要が生じたりします。
どの装置を最初に使うか?
程度の最初の1歩のような装置ですから、実際の治療内容がどのように進んでいくのかについては矯正専門医を受診され診察を受け説明をお聞きになることが必要でしょう。
ざっくりとした内容の質問なのでご理解いただけるかどうかわかりませんが、歯列の拡大とは歯の傾斜や歯槽部の拡大を行い歯がちゃんと生えることが出来るスペースを確保させておく治療方向のことを言います。
狭いところに歯は並ばないので、ガタガタしたり飛び出したり引っ込んだり湾曲して並ぼうとするので、拡大してちゃんとまともに並ぶスペースを確保さえておくのです。
側方拡大、前方拡大、後方拡大があります。
また3次元的に歯並びをよくすることで、スペースを確保することも行われます。
>床矯正ということですか?
入ればの義歯床の材料である樹脂を用いて、そこに拡大装置をはめ込んで(たいていが金属製です)、着脱式に作った歯列を拡大させるための装置を用いた矯正治療法です。
メリットは自分ではずせること。
はずせるので掃除が楽でどうしてもはずしたい場合そういうことが可能です。
デメリットははずしちゃうことです。
矯正力を加える時間が短くなればなるほど歯は予定通り動かせなくなりますから、はずして置いておく時間が長くなれば動かせないということになります。
約束の使用時間使用法が守れない方の場合、治療目標を達成できませんから意味がなくなり向かないということになります。
そういう方には固定式の拡大装置が必要にあることがあります。
また、拡大床装置では出来ない歯の動かし方というものが割と多くありますから、その場合、別途装置が必要になることはとても多いです。
多くの場合、マルチブラケットで3次元的に歯を1個1個確実に動かすことが必要になったり、それだけでよい結果を得られないと判断されれば固定源を別途設けることになったり、骨まで動かさないと歯が骨から出ると考えられる場合は骨から切って動かす必要が生じたりします。
どの装置を最初に使うか?
程度の最初の1歩のような装置ですから、実際の治療内容がどのように進んでいくのかについては矯正専門医を受診され診察を受け説明をお聞きになることが必要でしょう。
相談者からの返信
相談者:
ブチコさん
返信日時:2017-05-24 12:39:55
回答3
回答日時:2017-05-25 09:39:06
個人的には、拡大装置を使う患者さんもいれば、使わない患者さんもいる、というのが正しいような気がします。
ただ、子供については、非抜歯で治療しようとすると、どうしても歯の生える隙間が足りないことが多いので、必然的に歯列の拡大を図ることが多くなると思います。
HPに特に書いていなくても、拡大装置を使用する場合もあると思います。
どのような治療目標で治療するかによって、使用する装置が変わります。
ただ、子供については、非抜歯で治療しようとすると、どうしても歯の生える隙間が足りないことが多いので、必然的に歯列の拡大を図ることが多くなると思います。
HPに特に書いていなくても、拡大装置を使用する場合もあると思います。
どのような治療目標で治療するかによって、使用する装置が変わります。
相談者からの返信
相談者:
ブチコさん
返信日時:2017-05-25 11:46:22
伊藤先生、再び分かりやすい回答ありがとうございます。
ホームページに書いてあるから必ずという訳でなく、患者によって違うのですね。
ありがとうございました。
ホームページに書いてあるから必ずという訳でなく、患者によって違うのですね。
ありがとうございました。
タイトル | 矯正歯科のHPに書いてある歯列の拡大って何ですか? |
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質問者 | ブチコさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 41歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 歯列矯正の治療法 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。