歯の亀裂による歯周病の可能性の確認方法

相談者: kkssさん (58歳:女性)
投稿日時:2017-05-30 19:22:03
歯科の先生のご意見を伺いたく投稿を致します。

右下6番(8番はないので奥から2番目)の歯に かなり昔に治療し 埋められていた金属(銀)が取れたために 歯科へ行きました。

金属よりもプラスチック素材が適切と虫歯の無い事を確認してプラスチック素材が新たに埋められたとの説明がありました。


この時の治療では麻酔を打っても痛みがあり、さらに2本の麻酔を投与されて治療しました。 
今までにない治療時の痛みである事も治療中にお伝えしました。

 
10日後、歯石除去の際に

・ 上記治療の歯の内側の歯周ポケットが7ミリあり、さらに歯の内側部分にに亀裂があり、歯周病の可能性がある

・ 歯の根の部分が炎症を起こしていたり、顎の骨まで溶け出している可能性もある

・ それらを確認するには歯を削って確認するか大学病院等でCTを取るかのいずれかの選択 


との説明を受けました。
自覚症状としては痛みはないのですが、常温であっても水で染みを感じます。 
上記に関して伺いたいのは次の2点です。

1. CTを取ってから治療をしていただこうと思うのですが、他の選択が考えられるでしょうか?

2. 詰め物の治療の際の強い痛みは歯の亀裂による歯周病の影響が考えられますか?

3. 詰め物の再度埋め込みの治療をした時に、歯の亀裂に気づいていただけなかった事を残念に思うのですが、これは仕方のない事でしょうか? 
この歯科ではすでに何回も治療をしていて、麻酔を追加したのは初めてです。 

今までの治療では痛みを感じていないのに、これまでの治療歴を確認されることなく、麻酔が効かないと追加をされた事にも納得がいかない思いでいます。 
これも医師の方の適切な判断なのでしょうか?


以上、よろしくご意見をお聞かせください。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-05-30 23:11:35
こんばんは。

クラックからの感染が原因の歯髄炎あるいは歯髄壊死が考えられます。

象牙質のクラック http://yamadashika.jugem.jp/?cid=137

>1. CTを取ってから治療をしていただこうと思うのですが、他の選択が考えられるでしょうか?

CTでの診断は難しいと思います、それよりマイクロスコープでの視診の方が有効でしょう。

>2. 詰め物の治療の際の強い痛みは歯の亀裂による歯周病の影響が考えられますか?

歯周病とは考えにくいと思います。

>3. 詰め物の再度埋め込みの治療をした時に、歯の亀裂に気づいていただけなかった事を残念に思うのですが、これは仕方のない事でしょうか? 

どうなんでしょう、状況証拠もそろっているので私なら見逃さないと思います。

>これも医師の方の適切な判断なのでしょうか?

本人に尋ねてみないことにはわからないと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kkssさん
返信日時:2017-05-31 07:28:59
おはようございます。
お仕事後の深夜のご回答、感謝いたします。

遠方の為、先生の歯科へ通う事ができない事が残念でなりません。
近くで、マイクロスコープでの視診が可能な歯科を調べました。
HPに高精度根幹治療と記され、

マイクロスコープ
ラバーダム防湿
Ni-Ti(ニッケルチタン)ファイル

の用意がある旨が記されています。


1. マイクロスコープでの治療として十分でしょうか? 

2. マイクロスコープでの視診を目的として歯科医院を選ぶ際の、注意点等がありましたらご教示願います。

3. マイクロスコープでの視診は保険内診療と保険外診療の場合があり、その判断は医師の方がそれぞれ判断されるのでしょうか?

4. 私の場合、痛みはなく常温の水で染みを感じますが、先生のHPでの2013.01.23 Wednesday 【ひび】 もしくは 2012.09.01 Saturday 【ひびがはいってしみる】の方に近い治療が想定されるでしょうか? 
クラックを切削した後、マイクロスコープで視診し、症状を確認して必要治療を行う事になりますか?

5. 詰め物治療の強い痛みは歯周病ではなく、クラックからの感染が原因の歯髄炎あるいは歯髄壊死の影響が考えられる という事になりますね。

6. 詰め物治療の際、虫歯が無い事を確認されていますが、虫歯が無くても歯髄炎となる事がありますか?


再度のお問い合わせになりますが、よろしくお願いいたします。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-05-31 09:52:38
>1. マイクロスコープでの治療として十分でしょうか? 

十分だとは思いますが私共のところではラバーダム防湿及びNi-Ti(ニッケルチタン)ファイルは使いません。

>2. マイクロスコープでの視診を目的として歯科医院を選ぶ際の、注意点等がありましたらご教示願います。

予約を取るときの受付の対応ぐらいでしょうか、あとは賭けみたいなものです。

>3. マイクロスコープでの視診は保険内診療と保険外診療の場合があり、その判断は医師の方がそれぞれ判断されるのでしょうか?

私共のところでは保険診療です。

>4. 私の場合、痛みはなく常温の水で染みを感じますが、先生のHPでの2013.01.23 Wednesday 【ひび】 もしくは 2012.09.01 Saturday 【ひびがはいってしみる】の方に近い治療が想定されるでしょうか? 

2013.01.23 Wednesday よりは進行しているような気がいたします。
2012.09.01 Saturday この方が近いように思います。

その後 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=2802

>クラックを切削した後、マイクロスコープで視診し、症状を確認して必要治療を行う事になりますか?

そうなります。

回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-05-31 11:59:37
こんにちは。

歯科医の説明のようにCT撮影があればかなり診断はつくと思います。

歯周ポケットが7mmあるということであれば、治療を受けられる前からその状態だった可能性が高いように思います。

歯周に急性症状がないのに10日程度で7mm急に歯周ポケットが深くなることはないと思通常、50歳以上の女性が治療に来られた場合、先にパノラマや歯周検査を行うことが望ましいとされていると思いますが、今回の治療は脱リを主訴とされていたようですから主訴の改善を先行し、その後歯周検査に入ったようですね。

検査の結果、ポケットが7mmあることがわかったという流れのよういます。

ですからCTで骨のレベルを確認可能だと思います。


マイクロスコープでの視診検査では埋めたものを再度はずして確認するか、または歯茎を切って開けて視認しなければヒビの入り具合は視認できないのではないかと思います。
侵襲が低い検査法としてCTの選択は悪くないと思います。



>今までの治療では痛みを感じていないのに、これまでの治療歴を確認されることなく、麻酔が効かないと追加をされた事にも納得がいかない思いでいます。 
>これも医師の方の適切な判断なのでしょうか?

こちらに関しては治療目的を達するために必要だったのではないかと思います。

治療対象が50歳にもなれば主訴の改善を治療目標にするのではなく、歯周組織検査やパノラマ撮影などを併用して多くの問題が生じてきていることを疑って治療に入ったほうがよかったかもしれませんね。
保険治療の流れでもそういう治療手順は推奨されていると思います。


クラックが入っていれば充填前に視認することも可能だったかもしれませんから、最初からマイクロを使った治療を行ってくれる歯科医院を受診されていたのであれば、ヒビを発見してもらえ最初からより大きな治療内容を薦められた可能性があるかもしれませんが、とりあえず主訴の穴を塞ぐ治療を行った後、患者さんによく考える時間を与えて、より大きな治療の必要性を認識してもらった上で治療ぞ進めるという手順でも悪い手順と非難されるものではないのではないかと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kkssさん
返信日時:2017-05-31 12:43:04
先生方のアドバイスに感謝します。


近くにCTとマイクロスコープの両方を備えた歯科医院は残念ながらありません。 
ですが、それぞれ片方を備えた歯科医院は見つかりました。

次の2つの選択で迷っています。

1. CTのある医院でCTを取っていただき、診断が不可能な場合は、マイクロスコープのある医院でマイクロの視診を受ける。

2. CTを取らず、マイクロスコープのある医院で視診を受ける。

マイクロスコープ視診前に不可欠な切削をする事なく、治療できる可能性がどれほどあるかでの選択になるでしょうか?
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2017-05-31 16:03:17
CTを持ち合わせていないからかもしれませんが、マイクロスコープで確認するのがいいと思います、先ずは診断です。

回答 回答5
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-06-01 11:33:04
マイクロは光が届くのが前提ですから、右下6番の舌側であれば一旦充填したものを除去しての目視が必要になるといわれたようですから、
(>・ それらを確認するには歯を削って確認するか大学病院等でCTを取るかのいずれかの選択)

除去時に加わる刺激に歯髄が耐えられるか?について考察が必要でしょう。

CTであればそのリスクがないということになります。


主治医の提案はもっともだと思われる内容ですから、主治医にご相談されてはいかがでしょう? 

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kkssさん
返信日時:2017-06-01 15:58:54
先生方のアドバイスに感謝します。

CTのある医院、マイクロスコープのある医院、両方ともにHPから同様の問い合わせをしました。 

CTのある医院から今朝ほど回答があり、来週早々に予約を入れていただきました。 
CTの後、マイクロスコープでの診察が適切と見なされた場合は、機器のある医院をご紹介くださるそうです。 

マイクロスコープのある医院から連絡はないので、今回はCTのある医院へ伺います。
その前に、現在の主治医との予約がありますので、主治医の方とも再度、相談してみます。


ありがとうございました。



タイトル 歯の亀裂による歯周病の可能性の確認方法
質問者 kkssさん
地域 非公開
年齢 58歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯のヒビ(ひび割れ)
歯周病(歯槽膿漏)治療
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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