マルチループワイヤーに対するゴムかけの役割

相談者: 女子大生さん (20歳:女性)
投稿日時:2017-05-29 23:15:05
初めて投稿します。

1ヶ月前に矯正を始め、現在マルチループワイヤーを付けています。
左右対称に2番と3番の歯の間に上下を横断するような形でゴムを一本ずつかけています。

歯医者には食事と歯磨き以外の時間(1日 20時間以上)はゴムを装着するように言われています。
ゴムかけは矯正期間中行うそうです。


そこで質問なのですが、マルチループワイヤー自体には歯を動かす力はないのでしょうか?

様々なサイトを拝見しましたが、「ゴムをつけない限りマルチループワイヤーの効果はない」と書かれているものもあれば、ゴムかけなしでマルチループワイヤーのみの装着で矯正をしている例もありました。

マルチループワイヤーに対するゴムかけの意味とはどうゆうものなのでしょうか?


ちなみに私は開咬ではありません。

よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-05-30 11:01:23
マルチループワイヤーの特性としては、ワイヤー弾性を高めて歯に掛かる力を緩和できるという点と(それはストレートワイヤーでもそういう素材が開発されたのであまり意味がなくなっていますが)、

3次元にベンド(屈曲)調整を行えるのでワイヤー交換の頻度が少なくても屈曲を調整することで歯1本1本の調整が可能になる(これもブラケットポジションを用途に応じて変更したりブラケットの種類を必要に応じて変えれば、ある程度の用途を達成するのであまり意味がなくなっていると思いますが、ブラケットの単価を考えればワイヤー屈曲で対応したほうが材料費の面で有利かもしれませんが、普通に考えれば歯科医の技術料と時間給のほうが高いように思ったりします)、

通常ゴムを使うことが前提なので3次元のコントロールが可能で目的を達成しやすいという点が大きいのではないかと思っています。



好まれる先生は確かにおられますが、他のものでも代用できるようになっているような気がしていますから、なんとなくですが最近の傾向としてゴムメタルのストレートワイヤーに近いものやベンド量の少な目のシンプルなものまでという傾向になっているように思います。
(ゴムメタルは材料費が高いですがベンドは単純化できるそうです)

最近は、ワイヤーやブラケットさえ見えない方法で矯正治療を終えたいという需要が高い都市部ではちょっと難しくなってきている方法のような気がしています。



>ゴムかけなしでマルチループワイヤーのみの装着で矯正をしている例もありました。

ケースも違えば担当医も違うのですから同じマルチループだからといって一概に参考に出来るというものではありません。


ゴム掛けが必要といわれるのであれば担当の歯科医の言うようにきちんとゴム掛けを行わないと、いつまでも矯正治療のゴールに近づかないということになるでしょう。

歯科医との約束はしっかり守ってゴム掛けはきっちりされておくとよいと思います。
頑張ってください。

回答 回答2
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2017-05-30 11:53:54
こんにちは。

マルチループワイヤーは、ゴムを使うことで歯を効率よく動くように最適化されています。

そのため、ゴムを使わなくても歯は動くと思いますが、望んだ方向に動くかはわかりません。


HPやブログに出ている写真は、ゴムのない時に撮っているのかもしれません。




タイトル マルチループワイヤーに対するゴムかけの役割
質問者 女子大生さん
地域 非公開
年齢 20歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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