インプラントと歯肉との親和性と心臓への影響

相談者: かりみささん (30歳:女性)
投稿日時:2017-05-28 09:12:04
歯科インプラントの骨結合について質問なのですが。
よくチタン性インプラントは生体親和性富み、人体が異物反応を起こさず骨とオッセオインテグレーションする仕組みとなっているようですが、歯肉との相性は如何ですか?

チタンと骨の関係はよく説明されていますが、歯肉との関係はあまり説明されていないように思います(私が無知なだけかもしれません)


そこで質問はチタン性インプラントは骨との関係のように植立した際、歯肉とも結合するのか?です。


またインプラント治療に於いて程度にもよると思いますが、心疾患などを患っていると術中のリスクを考えて手術を受けられないケースもあるのは理解していますが、長年植立されたインプラント自体が心臓に与える悪影響などはないでしょうか?

参考までに、頻脈や不整脈を持っている場合などです。



ご回答の程よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2017-05-28 09:42:50
極わずかな率(人口にたいする)ですが、チタンの生体に対するアレルギーが存在することは否定できないようです。

骨も歯肉も生体の一部(組織)ですから、アレルギーが出る可能性はあるでしょう。
義歯床の金属材料としてチタンが使われることがありますが歯肉に接しています。

したがって、一般的には殆ど問題を生じないで使われているということになるのですが、個人個人にとっては当てはまるかどうかはわかりません。

検査法としては皮膚科によるパッチテストがありますので、受診して調べてもらう他はなさそうです。


心臓に対する影響、脈に対する影響に関しては文献では見たことがない気がします。

なお、歯肉と結合するわけではありません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: かりみささん
返信日時:2017-05-28 11:46:21
おはようございます。
松山先生ご回答感謝申し上げます。

生体親和性の高いチタンでも稀にアレルギー反応が出る場合があるのですね。
皮膚科にてアレルギー体質であるか検査出来ることを知り、一度受けてみようと思います。


チタンアレルギーとは別に心臓の持病についてですが、手術の際に健康診断を受け、手術を受けても全身状態にリスクがないと診断されれば植立可能で、その後も長年埋入したインプラントが原因で心臓に問題が出ることはないと考えて大丈夫ですか?
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: かりみささん
返信日時:2017-05-30 09:36:27
心臓に不安がありましたので、質問させて頂きました。

まずインプラント手術を受けても心臓はじめ全身状態に問題がないか心臓外科の先生とも相談し、その上で長年植立されたインプラントが心臓に悪影響をもたらすことは心配ないか、インプラント治療の専門医である歯科口腔外科の先生方にお伺いさせて頂きたいと思いました。

改めましてインプラントと心臓の関係については大丈夫でしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2017-05-30 19:24:12
チタン製インプラントが、生体に対するアレルギーを通して、心臓に関係しますかという質問趣旨ならば、やはりゼロとは言えないでしょう。

あくまでも個人個人の問題として捉えるしかないことではないですか。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-05-31 13:10:07
かりみささん、こんにちは


歯肉との親和性については、歯肉はチタンで有る無しに関わらず、滑沢な表面にはヘミデスモゾーム結合という、特殊な形式で付着します。

心臓に関しては、インプラント周囲の組織が健康なら、ほとんど問題となることはないと思います。
ただし、炎症を起こした場合の、心臓への影響はわかっていません。




タイトル インプラントと歯肉との親和性と心臓への影響
質問者 かりみささん
地域 福岡
年齢 30歳
性別 女性
職業 その他
カテゴリ インプラント治療法
インプラントその他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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