下顎の可動域を増やす治療
相談者:
さくら色さん (40歳:女性)
投稿日時:2017-05-27 21:27:24
私は過去に噛み合わせ検査を受け結果、下顎が前にズレている診断を受けました。
顎をしっかりひいて笑えてない状態でした。
治療はテンプート治療を受け下顎の可動域が増えて、しっかり下顎を引いて笑えるようになり首が前の方に出て猫背でしたが姿勢も良くなりました。
質問は、下顎の可動域についてです。
私が受けたような下顎の可動域を増やすような治療は一般的でしょうか?
顎をしっかりひいて笑えてない状態でした。
治療はテンプート治療を受け下顎の可動域が増えて、しっかり下顎を引いて笑えるようになり首が前の方に出て猫背でしたが姿勢も良くなりました。
質問は、下顎の可動域についてです。
私が受けたような下顎の可動域を増やすような治療は一般的でしょうか?
[過去のご相談]
回答1
ひぐち歯科クリニック(大阪府茨木市)の樋口です。
回答日時:2017-05-28 00:21:10
こんにちは。
>私が受けたような下顎の可動域を増やすような治療は一般的でしょうか?
テンプート治療が一般的かといえば決してそうではありません。
かなり特殊な治療法だと感じています。
>私が受けたような下顎の可動域を増やすような治療は一般的でしょうか?
テンプート治療が一般的かといえば決してそうではありません。
かなり特殊な治療法だと感じています。
相談者からの返信
相談者:
さくら色さん
返信日時:2017-05-28 18:16:35
樋口先生お忙しい中お返事ありがとうございました。
回答2
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2017-06-01 07:06:49
西山です
テンプレート治療・・・
上下に厚みのあるマウスピースを装着する治療でしょうか.
この方法については,信頼性をもって推奨されている治療法ではないというのが私の認識です.
なぜかというと,その咬み合わせの高さで新たな咬み合わせを作りましょうという方向に行ってしまう可能性があるからです,当然,高額治療になります.
>下顎の可動域
どのような動きの範囲を表しているのでしょうか.
一般的には大きく口を開けたときの量,左右に大きく動かしたときの量,前方に大きく動かしたときの量などを示すと思います.
そうだとすると,マウスピースにそのような量を増加させる効果は期待できないと思います.
テンプレート治療・・・
上下に厚みのあるマウスピースを装着する治療でしょうか.
この方法については,信頼性をもって推奨されている治療法ではないというのが私の認識です.
なぜかというと,その咬み合わせの高さで新たな咬み合わせを作りましょうという方向に行ってしまう可能性があるからです,当然,高額治療になります.
>下顎の可動域
どのような動きの範囲を表しているのでしょうか.
一般的には大きく口を開けたときの量,左右に大きく動かしたときの量,前方に大きく動かしたときの量などを示すと思います.
そうだとすると,マウスピースにそのような量を増加させる効果は期待できないと思います.
回答3
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-06-01 10:17:42
こんにちは。
>下顎が前にズレている診断を受けました。
>顎をしっかりひいて笑えてない状態でした。
顎をしっかりひいて笑えないのは気道が狭くて脳が酸欠になるのを防いでいるからでしょうね。
生体が健康に活動するために必要なのは酸素とそれを供給する血行です。
顎を前に出さないと気道が狭くなって息苦しいということになるので、成長期に姿勢が悪く育ってしまった人はそういう位置で顎と歯の位置は固定されて成長が終わりますから、笑おうにも笑えない、仰向けに寝ようにも寝れない、姿勢をよくしようにもできないということになって不調を感じやすくなると考えられます。
そこでかなり以前に流行った方法がテンプレート療法といってかみ合わせをかなり大きく挙げるという特殊なスプリント療法です。
悪くはないが、よくもないということになるので(終わりが見えにくい治療になるので)最近、している先生は少なくなっているという印象を持っています。
結局は2態咬合という状態を人為的に体験させていることになるので、治療を終えようと思えば高額な全顎治療が必要ということになりますのであまり推奨されていないと思います。
ただ、それで生活がかなり楽になったという体験をされているならば治療目標をそこに決めて全顎矯正治療を受けられるか、または全顎補綴治療を受けられるかを考えられるということになるのではないでしょうか?
スプリントの素材は樹脂ですから治療経過が長くなれば磨り減りますから、また不調を感じるということを繰り返すということになり、なかなかこの治療の終わりが見えにくくお口に調整を繰り返した樹脂を(きちんと洗浄剤を使用して消毒してくださいね。樹脂には真菌が繁殖しやすいですから)長期間入れておくというのも綺麗なものではないので、全顎的な咬合再構成が受けられない方向けの治療というグレードで終わってしまうので、好んで行いにくいという認識になっていると思います。
不調を治せる一法としては悪くはないかもしれませんから、その後をどうするのか?について担当医とよくご相談されて進めてください。
(ちなみに、テンプレート療法を小児の咬合確立時に行っておくのが筋機能矯正装置による咬合誘導になると個人的に考えています。
咬合挙上と気道の確保、睡眠態癖の除去、安定した咬合の確立を小児期の成長期に行っておくわけです。一生健康でいるためには子どもの頃にちゃんとそういう噛みあわせを作っておき維持する術をみにつけておくことが大切です)
>下顎が前にズレている診断を受けました。
>顎をしっかりひいて笑えてない状態でした。
顎をしっかりひいて笑えないのは気道が狭くて脳が酸欠になるのを防いでいるからでしょうね。
生体が健康に活動するために必要なのは酸素とそれを供給する血行です。
顎を前に出さないと気道が狭くなって息苦しいということになるので、成長期に姿勢が悪く育ってしまった人はそういう位置で顎と歯の位置は固定されて成長が終わりますから、笑おうにも笑えない、仰向けに寝ようにも寝れない、姿勢をよくしようにもできないということになって不調を感じやすくなると考えられます。
そこでかなり以前に流行った方法がテンプレート療法といってかみ合わせをかなり大きく挙げるという特殊なスプリント療法です。
悪くはないが、よくもないということになるので(終わりが見えにくい治療になるので)最近、している先生は少なくなっているという印象を持っています。
結局は2態咬合という状態を人為的に体験させていることになるので、治療を終えようと思えば高額な全顎治療が必要ということになりますのであまり推奨されていないと思います。
ただ、それで生活がかなり楽になったという体験をされているならば治療目標をそこに決めて全顎矯正治療を受けられるか、または全顎補綴治療を受けられるかを考えられるということになるのではないでしょうか?
スプリントの素材は樹脂ですから治療経過が長くなれば磨り減りますから、また不調を感じるということを繰り返すということになり、なかなかこの治療の終わりが見えにくくお口に調整を繰り返した樹脂を(きちんと洗浄剤を使用して消毒してくださいね。樹脂には真菌が繁殖しやすいですから)長期間入れておくというのも綺麗なものではないので、全顎的な咬合再構成が受けられない方向けの治療というグレードで終わってしまうので、好んで行いにくいという認識になっていると思います。
不調を治せる一法としては悪くはないかもしれませんから、その後をどうするのか?について担当医とよくご相談されて進めてください。
(ちなみに、テンプレート療法を小児の咬合確立時に行っておくのが筋機能矯正装置による咬合誘導になると個人的に考えています。
咬合挙上と気道の確保、睡眠態癖の除去、安定した咬合の確立を小児期の成長期に行っておくわけです。一生健康でいるためには子どもの頃にちゃんとそういう噛みあわせを作っておき維持する術をみにつけておくことが大切です)
相談者からの返信
相談者:
さくら色さん
返信日時:2017-06-01 13:45:24
西山先生お返事ありがとうございます。
私が受けたテンプレート治療というのは、かなり高さのあるマウスピースのような物を使用しました。
信頼性を持って推奨されている治療法ではないのですね。
下顎の可動域は左右動かした時、前に動かした時に確実に動く幅が増えました。
顎がしっかり引けるようになりました。
顎がかなりフリーに3次元に動きます。
やはり私受けた治療はかなり特殊なんだと分かりました。
ありがとうございました。
私が受けたテンプレート治療というのは、かなり高さのあるマウスピースのような物を使用しました。
信頼性を持って推奨されている治療法ではないのですね。
下顎の可動域は左右動かした時、前に動かした時に確実に動く幅が増えました。
顎がしっかり引けるようになりました。
顎がかなりフリーに3次元に動きます。
やはり私受けた治療はかなり特殊なんだと分かりました。
ありがとうございました。
相談者からの返信
相談者:
さくら色さん
返信日時:2017-06-01 13:57:53
タイトル | 下顎の可動域を増やす治療 |
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質問者 | さくら色さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 40歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
噛み合わせ(咬合)治療 顎関節症 顎関節症用マウスピース・ナイトガード |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。