マウスピース矯正の歯根への影響
相談者:
にしとおるさん (33歳:男性)
投稿日時:2017-07-08 15:48:32
いつもこちらのサイトではお世話になっております。
さて早速質問ですが、マウスピース矯正に興味があります。
専門にしているサイトを見ますと、1年程度で矯正完了するところがあるようですが、短期のマウスピース矯正では、歯根が短くなるようなリスクはないのでしょうか。
なるべく目立たない矯正をしたく、できたら抜歯もしたくなく、マウスピース矯正に興味を抱いておりました。
また、仮に抜歯をする場合、神経を取っている第一大臼歯を抜歯して矯正することは可能でしょうか。
さて早速質問ですが、マウスピース矯正に興味があります。
専門にしているサイトを見ますと、1年程度で矯正完了するところがあるようですが、短期のマウスピース矯正では、歯根が短くなるようなリスクはないのでしょうか。
なるべく目立たない矯正をしたく、できたら抜歯もしたくなく、マウスピース矯正に興味を抱いておりました。
また、仮に抜歯をする場合、神経を取っている第一大臼歯を抜歯して矯正することは可能でしょうか。
[過去のご相談]
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-07-08 16:05:39
こんにちは。
歯並びも程度がありますからまず可能かどうかはお近くの専門医でご相談されることが必要だと思います。
マウスピース矯正もタイプが様々あり、非常に厳密に診断を行い奥歯から着実に動かしていくことが出来るタイプのものとそうではなく、前歯だけを動かすことを目指す程度の傾斜移動主体のライトなタイプまで幅広くありますのでどのタイプで行える程度の歯並びなのかについてもしっかり診断を受ける必要があるでしょう(診断があやふやなまま見切り発信されてしまうと結局直せなくて後悔したりトラブルにつながることがありそうです)
抜歯をしたくないのに歯を動かそうとする場合、考えられる方法としては歯列拡大、IPRやディスキング、臼歯の後方移動、臼歯の回転、下前歯の圧下の組み合わせで歯が動いて入るスペースを作ることからの開始ということになるでしょうか。
この場合、マウスピースで行えるものとしては歯列の拡大はほとんどの装置で可能だが、出来ないタイプもある。
IPRやディスキングはそれを行って歯を動かすスペースを生み出せば可能になる動きもあるがそれだけでは不足する場合もある。
臼歯の後方移動や回転が出来るマウスピース矯正は種類が限定されるといった感じでしょうか。
マウスピース矯正では苦手とする歯の動きというものもありますし、種類によっては治療グレードが大幅に異なってきますからしっかりご相談の際に理解させる必要があるでしょう。
第一大臼歯抜歯ケースの場合、マウスピース矯正程度では治療難易度が上がるためによい治療結果を期待出来ない場合がほとんどだと思います。無理な治療計画にならないように設計段階で動かし方の難易度まで説明してもらっておくとよいでしょう。
マウスピース矯正の場合、通常の矯正治療に比べて歯1本に掛かる力は少ないと思いますから歯根吸収を起こすリスクは低めだと思います。
歯並びも程度がありますからまず可能かどうかはお近くの専門医でご相談されることが必要だと思います。
マウスピース矯正もタイプが様々あり、非常に厳密に診断を行い奥歯から着実に動かしていくことが出来るタイプのものとそうではなく、前歯だけを動かすことを目指す程度の傾斜移動主体のライトなタイプまで幅広くありますのでどのタイプで行える程度の歯並びなのかについてもしっかり診断を受ける必要があるでしょう(診断があやふやなまま見切り発信されてしまうと結局直せなくて後悔したりトラブルにつながることがありそうです)
抜歯をしたくないのに歯を動かそうとする場合、考えられる方法としては歯列拡大、IPRやディスキング、臼歯の後方移動、臼歯の回転、下前歯の圧下の組み合わせで歯が動いて入るスペースを作ることからの開始ということになるでしょうか。
この場合、マウスピースで行えるものとしては歯列の拡大はほとんどの装置で可能だが、出来ないタイプもある。
IPRやディスキングはそれを行って歯を動かすスペースを生み出せば可能になる動きもあるがそれだけでは不足する場合もある。
臼歯の後方移動や回転が出来るマウスピース矯正は種類が限定されるといった感じでしょうか。
マウスピース矯正では苦手とする歯の動きというものもありますし、種類によっては治療グレードが大幅に異なってきますからしっかりご相談の際に理解させる必要があるでしょう。
第一大臼歯抜歯ケースの場合、マウスピース矯正程度では治療難易度が上がるためによい治療結果を期待出来ない場合がほとんどだと思います。無理な治療計画にならないように設計段階で動かし方の難易度まで説明してもらっておくとよいでしょう。
マウスピース矯正の場合、通常の矯正治療に比べて歯1本に掛かる力は少ないと思いますから歯根吸収を起こすリスクは低めだと思います。
回答2
回答日時:2017-07-08 16:25:14
インビザラインのようなマウスピース矯正を否定するわけではありませんが、治療期間については通常のワイヤー矯正と比較して「同等〜やや長期」と思っていた方が良いと思います。
凸凹の程度が小さければ短期間で終わる可能性もありますが、そういった場合はワイヤー矯正でも短期間で終わると思います。
また、第一大臼歯抜歯の矯正治療は難易度が高く、ワイヤー矯正でもハードルは高めなので、マウスピース矯正の場合は超最難関と思っていただいた方が良いと思います。
凸凹の程度が小さければ短期間で終わる可能性もありますが、そういった場合はワイヤー矯正でも短期間で終わると思います。
また、第一大臼歯抜歯の矯正治療は難易度が高く、ワイヤー矯正でもハードルは高めなので、マウスピース矯正の場合は超最難関と思っていただいた方が良いと思います。
タイトル | マウスピース矯正の歯根への影響 |
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質問者 | にしとおるさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 33歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
矯正関連 マウスピース矯正 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。