[写真あり] アデノイド顔貌でしょうか?

相談者: 洋介さん (20歳:男性)
投稿日時:2017-07-16 15:36:34
こんにちは!
歯列矯正の詳しいかたへ質問があります!


写真でも分かるとうり、顎がかなり低くバランスがかなり悪く見えます。
これもアデノイド顔貌というやつなのでしょうか??


また顎が小さい?のか、両顎とも歯茎が斜めになって歯が生えている状態です!
(歯はあまり斜めではなく歯並びも良く正面からだと綺麗に見えます)
これらは歯列矯正でどのくらい改善されるのでしょうか??


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回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-07-17 11:02:29
こんにちは。

アデノイド顔貌というのは幼少期にとりあえず周辺環境内で生育できるように一生分の免疫を獲得していくのですが、炎症反応が強くアデノイド部位に出てしまい(心肺能力が低かったり鼻道が遺伝的に狭かったりアレルギー体質で鼻づまりしやすかったりお口周りの筋肉の発育が悪かったりすると、口を開けて呼吸をすることで酸素を取り込むようになり、そういうことが常態化しているとそうなります)永久歯が生え始める頃になっても呼吸路の改善ができなかったため、顎顔面がそれに適応して発育をした結果の顔ということになっていると思います。

たいていはアデノイドの過度の腫脹を確認できる幼児期〜学童期にかけて身体の発育をみる際に注意すべき顔貌ということで、医学書に掲載されていた用語ということになります。

顎顔面は永久歯が生えて永久歯列を獲得する頃に出来上がります。
つまりは小学生の頃の歯の生え方ひとつで中下顔面が決まってしまうということになります。



洋介さんは多感な時期に入られていて審美的な問題を抱えやすいご年齢のようですから、アデノイド顔貌という言葉を気にされているように思えますが、お顔を治す価値を見出すかどうかは別物になると思います。


矯正治療では歯並びを大きく変えることが出来ますから(もっといえば、歯を殺したり抜歯をし入れ歯インプラントを駆使したり外科を併用すればもっと大きく顔を変化させることが可能ですが)横顔も副次的に変化させることが可能になるため、治療目標を立てる際横顔のプロファイルも治療ゴールに組み込むことになります。

そのためEラインや標準値との比較というものを行いますが、その目標を達成するためには割と大変な治療を長期にわたって受ける必要性が生じます。


また一度成長とともに獲得していた形態と機能を変える治療になりますから新たに適応するための努力も必要になってきます。
ですから通常は歯並びに大きな問題を抱えていない方の場合、治療リスク以上のメリットが得られない場合、治療の必要性がないと診断することが多いと思います。


歯並びに大きな問題があるのか?ないのか?については(つまり医学的な判断で治療対象になのか?)についてはやはり精密な検査を行ってもらい説明を受けられるほうがよいと思います。

ネットでどうですか?と問われて例えばアデノイド顔貌でしょうといわれたって何もよいことはないんじゃないでしょうか?

1人の専門家がこの回答を支持しています  



タイトル [写真あり] アデノイド顔貌でしょうか?
質問者 洋介さん
地域 非公開
年齢 20歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
その他(写真あり)
歯並び(歯ならび)その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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