健康で長生きするためには口腔ケアが大切

相談者: あっちいさん (51歳:女性)
投稿日時:2017-08-04 01:16:35
歯科の先生方

この度は相談でなく、誤嚥肺炎予防を歯科の先生に取り組んで頂きたく投稿します。


私の父がパーキンソンを患い10年の闘病の末なくなりました。
88歳でした。
病気が進み、嚥下が困難になりましたが、自宅で毎食、グチャグチャにしながらも2時間かけて食べていました。
全部、自分の歯だったんです。

最後、誤嚥肺炎になり、入院。
水も食べ物も誤嚥するからと口からは一切禁止になり、点滴のみで退院。

退院してから、口腔ケアを家族でおこないました。
食べていなくても口の中は、とても汚れる事も知り、口腔ケアが肺炎予防にとても重要だとわかりました。

そして、生きる事は口から食べ物をいただく事だと。
歯の、口腔内の状態が、身体に及ぼす影響がどんな良薬よりも大切かと思います。
先生方、これからも頑張って下さい。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-08-04 12:04:31
あっちいさんへ

私はほとんど訪問診療をしていませんが、口腔ケアと入院日数に相関関係があることは知っております。
口腔ケアをしっかりすると平均入院日数が減る傾向にあると思います。

書かれたように誤嚥性肺炎の発症率が下がることにより入院日数が少なくなるようです。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-08-04 12:35:52
あっちいさん、こんにちは

まさにおっしゃる通りです。

口腔ケアの重要性は以前にも増して再認識されてきています。

経口摂取が可能な方は口腔ケアをすることはもちろんですが。
経口摂取が不可能な経管栄養の方、胃ろうの方に関しても誤嚥性肺炎の予防のためには、口腔ケアが重要であることは明らかになっています。


また最近では歯の本数や歯周病と認知症の関連性も取りざたされております。

そして、オーラルフレイルという言葉もあるように、寝たきりになる前の状態いわゆるフレイル予防にも口から食事をとることが重要だとわかってきています。

我々歯科医師もいつまでも健康で長生きするためにはお口の健康を保つことが重要だと皆さんが再認識していただくことを願っております。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-08-04 14:44:59
あっちいさん、こんにちは


介護状態にならなくても口腔ケアはとても重要です。
また、介護状態になってから慌てても手遅れの感があります。

当院の患者さんでも、介護状態になる前から、口腔ケアに熱心な方は、介護状態になってもそうでない方よりお口の中が綺麗です。

半身不随になってもご本人も努力されますし、家族や、我々医療、福祉従事者からのケアも受け入れやすいようです。



健常者でも、日本人の8割が適切なケアを行なっていない現状では、介護状態になって逆によくなるということは考えられません。
小さな子供のうちから口腔の健康に関心を持ち、正しい口腔ケアを実践するようにしないといけないのでしょうが、なかなか理解が得られません。

あっちいさんのように、意識の高い方も、協力していただいて、子供の頃からの口腔ケアの重要性を広めていただけると嬉しく思います。


もう一つ加えますと、介護福祉のスタッフも、自分自身の正しい口腔ケアも身についていない方を散見します。
そのような方に、要介護者の方の口腔ケアができるとは思えません。

正しい口腔ケアが、世間に広まるように頑張っていきたいと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あっちいさん
返信日時:2017-08-05 01:36:04
柴田先生
畑田先生
小牧先生
ご丁寧なお返事ありがとうございます。


口からいただく大切さは、生きる根幹であり、また生きる喜びです。
健康寿命のためにも、国民意識の変化が起こりますように。

予防は若い時からが肝心ですね。



タイトル 健康で長生きするためには口腔ケアが大切
質問者 あっちいさん
地域 非公開
年齢 51歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 予防関連
その他(その他)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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