[写真あり] 過蓋咬合の治療順序について
相談者:
ヒロミツさん (18歳:男性)
投稿日時:2017-08-21 02:15:11
回答1
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2017-08-22 12:12:30
過蓋咬合の方は、咬合力が強くそのため歯の移動に苦労することが多いものです。
特に下顎大臼歯の近心移動は咬合力が邪魔をするため、一向に動いてくれないという経験をします。
また、歯の寿命が短く、臼歯が割れたとか欠けたということがこの先生じてくるかもしれません。
それでも尚下顎の抜歯を行ったのは、おそらく舌側に傾斜していたからではないかと想像します。
過蓋咬合の方にはこうした歯列形態が時々見られます。
これも、咬合力が原因で舌側に倒れてしまうと考えられます。
つまり、生える隙間がなくて舌側にいるのではありませんので、極力下顎の小臼歯の抜歯は避けたいものですし、仮に抜歯するのであれば、親知らずを起こして使うということを考えるべきでしょう。
現状、上顎前歯と下顎前歯が当たっていないのであれば、上顎前歯の舌側移動は可能であろうと思います。
もちろん、後ろに下げるスペースが残っていればの話です。
過蓋咬合の改善には、前歯部、特に下顎前歯の圧下で対処するということになるのだろうと思いますが、もともと深いのですから、理想的な深さにはなりません。
そのほかに、Jフックを用いて上顎前歯を圧下しながら下げるという方法もあるにはあります。
いずれにしても、治療の難易度から言えば難しい部類に入りますので、担当の先生とよくお話になって、最終的な目標をどの程度にするかなど、出口を探していただくということになるのではないでしょうか。
特に下顎大臼歯の近心移動は咬合力が邪魔をするため、一向に動いてくれないという経験をします。
また、歯の寿命が短く、臼歯が割れたとか欠けたということがこの先生じてくるかもしれません。
それでも尚下顎の抜歯を行ったのは、おそらく舌側に傾斜していたからではないかと想像します。
過蓋咬合の方にはこうした歯列形態が時々見られます。
これも、咬合力が原因で舌側に倒れてしまうと考えられます。
つまり、生える隙間がなくて舌側にいるのではありませんので、極力下顎の小臼歯の抜歯は避けたいものですし、仮に抜歯するのであれば、親知らずを起こして使うということを考えるべきでしょう。
現状、上顎前歯と下顎前歯が当たっていないのであれば、上顎前歯の舌側移動は可能であろうと思います。
もちろん、後ろに下げるスペースが残っていればの話です。
過蓋咬合の改善には、前歯部、特に下顎前歯の圧下で対処するということになるのだろうと思いますが、もともと深いのですから、理想的な深さにはなりません。
そのほかに、Jフックを用いて上顎前歯を圧下しながら下げるという方法もあるにはあります。
いずれにしても、治療の難易度から言えば難しい部類に入りますので、担当の先生とよくお話になって、最終的な目標をどの程度にするかなど、出口を探していただくということになるのではないでしょうか。
回答2
回答日時:2017-08-22 12:34:52
過蓋咬合の場合、出来れば抜歯を含んだ矯正治療は避けたいです。
その理由は、今村先生の書いているように、どんどん噛み合わせが深くなりやすいからです。
ただ、お書きの内容だけでは、どのような治療計画で行っているのか、なぜ抜歯をしたのかはわかりません。
>今村先生へ
確かにお書きの様になる状況は少なくないと思いますが、この相談者(ヒロミツさん)がそうであるかどうかはわかりません。
個人的にはあまり想像外を書くと混乱を招くように思います。
その理由は、今村先生の書いているように、どんどん噛み合わせが深くなりやすいからです。
ただ、お書きの内容だけでは、どのような治療計画で行っているのか、なぜ抜歯をしたのかはわかりません。
>今村先生へ
確かにお書きの様になる状況は少なくないと思いますが、この相談者(ヒロミツさん)がそうであるかどうかはわかりません。
個人的にはあまり想像外を書くと混乱を招くように思います。
回答3
相談者からの返信
相談者:
ヒロミツさん
返信日時:2017-08-22 17:20:45
分かりやすい説明ありがとうございました!
タイトル | [写真あり] 過蓋咬合の治療順序について |
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質問者 | ヒロミツさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 18歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
矯正で抜いた・抜く予定 歯列矯正の治療法 その他(写真あり) 過蓋咬合(かみ合わせが深い) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。