9ヶ月、虫歯菌対策の有用性について

相談者: 納豆しほりんさん (31歳:女性)
投稿日時:2017-08-26 10:24:48
こんにちは、いつも参考にさせていただいています。

こちらのサイトでは幾度となく虫歯菌の赤ちゃんへの感染対策はあまり意味がないという意見を拝見しています。

しかし初めてのわが子を育児中の身にとっては他サイトや保健指導で度々いわれるキスをしない、スプーンの使い回しはしないなどの感染対策をあっさりとやめる事にはなかなか勇気が出ずに、ずるずると対策を続けています。



ここで質問なのですが、 

1、感染対策は本当に全く意味がないのでしょうか?
感染対策の実施がかなりストレスになっており、何度かうっかり感染につながる事件もあり(うっかり私がなめたおもちゃを本人になめさせるなど)やめても良いものならやめてしまいたいと考えています。

しかし市の歯科衛生士さんに質問したところ、虫歯菌は1種類ではないのでこれ以上の感染を防ぐためにも感染対策は実施したほうがよいとのことでした。


2、昨夜、お菓子を食べて私がなめてしまった指(軽く拭いて20分くらい経過して乾いていましたが)にガーゼを巻いてコップの水をつけて息子の歯を拭ってしまいました。
この場合菌は息子に移ってしまったでしょうか?



私自身が神経質になりすぎ、自分を追い詰める情報ばかりが目についている状況はよくわかっています。
歯磨きや定期受診は今後もしっかり行っていく予定です。

どなたか私に喝を入れてください。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-08-26 11:04:55
納豆しほりんさん、こんにちは。

1、感染対策は本当に全く意味がないのでしょうか?

もちろん、全く意味がないというわけではないかと思いますよ。
ただし、食生活であったり、仕上げ磨きであったり、歯磨き練習であったり・・・感染対策よりも大切なことの方が多いと思います。

また、ご両親に虫歯歯周病が殆どない状態であればそもそもの細菌数も少ないので、それほど気にする必要はないかと思います。
逆に歯科にもう長いこと行っていないという事であれば、それは確かにリスクが高いかと思います。


ただ、「感染対策の実施がかなりストレスになっており」という事ですが、基本的に無理してやる必要はないかと思いますよ。
上で書いている通り、それよりも大切なことがありますので。



2、この場合菌は息子に移ってしまったでしょうか?

もちろんその可能性はゼロではないかと思いますが、左程気にする必要はないかと思われます。


ご参考程度にして頂ければと思います。

回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-08-26 11:36:05
こんにちは。

マイナス2歳からの虫歯ゼロの家庭作りというのが言われている昨今。

家庭全体で虫歯にならない生活習慣に改善していくというのがよいと思います。

虫歯菌がすみつきにくい御口に育てるとよい程度に考えられればよいのではないでしょうか?

甘いものを食べささない、口呼吸させない(鼻炎や免疫過敏では駄目ですよね=栄養バランスが大切で身体に負担になるものを常食させない)、ダラダラ食べをしない、お口の清掃をちゃんとする、歯科で定期的に明るい光源の元みてもらうというのがよいのではないでしょうか?


プロバイオティクスを提唱している歯科医院も多くありますが、口腔内が汚い状態でよいものを与えても意味がないと考えられていると思います。

お口には色々なものが入ってきてそれによって免疫応答が起こり一生分の健康を維持できる免疫を獲得していくということを、子どものうちにやっておくのが丈夫でよい歯並び形成につながっていきます。


過剰に神経質になるくらいならばお母さんやお父さんのお口をすっかり綺麗にしておくとよいと思います。
そしてしっかりスキンシップをしてください。
(神経質な子どもに育てると虫歯になりやすいと思います。
歯並びや力のバランスが悪くなるからです)

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 納豆しほりんさん
返信日時:2017-08-26 11:45:14
お早い回答ありがとうございます。

三木先生

私に関しては妊娠中、産後と食生活の乱れから虫歯が多発しており、そのたびに治療は行っており現在は一応すべて治療済みですが…やや不安ですね…また健診に行ってみます。
旦那は1日1回の歯磨きで虫歯なしです!

できる範囲で感染対策を行う、ということが自分のメンタル保持のためにもいちばん良いのかと思いますが、細かいことが気になってしまいます。


感染対策は直接的なもの(口移しやキス、スプーンの使い回しなど)はできるだけ避けて、ケアを重点的に行う、ということで良いのでしょうか?

初めての子育てなもので全てに自信がありません…
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 納豆しほりんさん
返信日時:2017-08-26 11:58:20
ふなちゃん先生

回答ありがとうございます!

プレバイオティクスというものわからず調べてみました。
口腔内に良い菌を植え付けるという方法なのでしょうか?
色々なものがあるんですね!

ふなちゃん先生は多少の菌は免疫力のために必要だというお考えなんですね!
私も元々は雑な性格で菌など気にしていなかったので、なおさら感染対策の生活が苦痛です…


本当に神経質になってしまっていて、息子に良い影響があるとは到底思えません。
家族全員で基本的なことをしっかりやることが大切なんですよね!
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-08-26 12:23:27
感染」が成立するためには、病原体(この場合はむし歯菌)の
 (1)侵入
 (2)定着
 (3)増殖
の3つが必要です。

「キスやスプーンの使いまわしをしない」というのは(1)への対策として近年話題にされてきましたが、個人的感想としてはストレスによるデメリットが大きい割に見返りが分かりにくい(菌が侵入していないかどうかを容易に確認できない)と思います。


それよりも(2)(3)への対策をした方が効果は高いと考えられます。

具体的には、
・砂糖を控える(むし歯菌の定着や増殖には砂糖が必要です)
歯磨きでお口を清潔に保つ(お子さんだけでなく周りのご家族も)
などです。

さらに、むし歯に関していえば「菌の感染」が直ちに「むし歯の発症」につながるわけではありません。

ですので、結論としてはむし歯菌がお子さんのお口に入ることだけに気を遣いすぎないことをお勧めします。

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2017-08-26 12:41:59
>市の歯科衛生士さんに質問したところ、虫歯菌は1種類ではないのでこれ以上の感染を防ぐためにも感染対策は実施したほうがよいとのことでした。

これインフルエンザのA型B型みたいな発想ですかね。

この考え方では致命的にダメなのが、常在するのかしないのかという点なんです。

インフルエンザに常に感染している人っていないですよね。
毎年かかる人はいても、身体の中から消えずに冬になると身体の中に残っていたウイルスが活発化してくるというのとは違うはずです。


むし歯菌の場合は生まれてすぐに口の中に入り込んできて、生涯いなくなることはありません。
口腔内のすべての細菌を調べる方法はないので、理論的になくなるはずはないということです)

ですので、虫歯菌の感染ウンヌンなんて言っていること自体がまったくもってナンセンスです。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 納豆しほりんさん
返信日時:2017-08-26 18:37:55
堀先生

回答ありがとうございます!

ストレスのデメリットが大きいわりに効果の見返りがわかりにくい、まさにその通りです!

今の日本の育児では虫歯菌感染対策をするよう多く言われていますが、何年か後にはまた違うことが言われるかもしれませんね!もっと楽に育児できる時代に生まれたかったです(笑)

とりあえずゆるーく感染対策は続けて、虫歯にしないための対策をしっかり行っていこうと思います!
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 納豆しほりんさん
返信日時:2017-08-26 18:42:23
森川先生

回答ありがとうございます!
森川先生に回答をいただきたかったんです!

私のモヤモヤした悩みをナンセンスで全て一掃してくださって、とてもスッキリしました(笑)

虫歯菌については先生によっても意見の違いが大きいことからも、よくわからないことが多いということなんですよね!そんなことのためにたくさん悩むのは時間の無駄な気がしてきました!

本当にありがとうございました!



タイトル 9ヶ月、虫歯菌対策の有用性について
質問者 納豆しほりんさん
地域 非公開
年齢 31歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯予防
子供の虫歯予防
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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