根管治療した下7番を抜歯し、8番を移動させるリスク (海外)

相談者: オブーさん (34歳:男性)
投稿日時:2017-09-10 20:15:17
はじめまして。

現在、海外に住んでおり、30代の今、初めて虫歯となってしまいました。
下顎の親不知が横向き、やや上に生えており、接触部分が虫歯となり、菌が神経に達していたようで、根幹治療を行いました。

これから、親不知の抜歯を予定しておりますが、出来れば、生きた歯を使って、暮らして行ければと思っております。

また、根幹治療で完全に治るというものでもないようで、元気な親不知を今抜くべきか迷っております。


日本では、7番の状態が良ければ、根幹治療を行い、親不知を抜歯する事が通常なのでしょうか?
7番を抜歯し、親不知を矯正して移動させるのは、難易度、リスクが高すぎますでしょうか?


初めての虫歯かつ、重度であったため、今後の治療法をどうすべきか考えております。
海外在住の為、日本の専門家に御意見を伺えれば、幸いです。

現地の医師にも、別途相談したいと思います


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-09-11 10:58:41
>日本では、7番の状態が良ければ、根幹治療を行い、親不知を抜歯する事が通常なのでしょうか?

そうですね。
それが一般的だと思います。


>7番を抜歯し、親不知矯正して移動させるのは、難易度、リスクが高すぎますでしょうか?

いや。
ケースバイケースでしょうね。

条件が良ければ「7番抜歯→8番矯正移動」もアリだと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-09-11 11:28:50
保険治療を中心に考えれば、親知らずを抜歯するというのが一般的でしょう。
全て保険で治療できますから。

一方、矯正治療ということになれば、当然保険適応にならず、それほど高いとはいわなくとも、保険治療よりはずっと治療費がかかることになります。

親知らずが上を向いているということであれば、前方歯の抜歯で自然に萌出してくることも考えられます。
抜髄をした方を抜歯するというのも有力な選択肢でしょう。


ただ、もともとの歯ということで考えれば7番の方がしっかりした歯であることの方が多いため、実際の歯の状況を見ないで判断することは難しいと思います。

親知らずの抜歯は不要不急のものであると思いますので、とりあえず保留にしておかれてはいかがでしょうか。
その上で、帰国されてから日本の矯正専門の先生に診ていただいてはいかがでしょうか。

回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-09-11 11:45:07
こんにちは。

ご存知かご存知でないかは知りませんが、1本の大臼歯を移動するためにはかなり大がかりな矯正装置が必要で、かつかなりの治療期間を要します。
その間、食べにくいし、痛いし、歯磨きはしにくいし、そういった様々な不具合は我慢していただく必要があるのが矯正治療です。

しかも移動できたからといってちゃんとした骨レベルと歯肉レベルを獲得できるか?という問題もあります。
30代で条件がよければ我慢して頑張ってみるのも悪くはないかもしれませんが、事前にしっかり予測を立ててもらうほうがよいでしょう。

そして、矯正治療費はどの国でもかなり高額ですよね?


そこで日本では抜歯した部位を補う方法で歯牙移植ということを提案されることがあります。
ただ、これも治療期間はかなり長めですし、通常の1本抜歯時の外科的侵襲以上の侵襲を伴う場合もあり、即時には負荷を与えられないなどかなり面倒だったりします。

それで、出来れば問題のある歯の保存を試み使えるだけ使うか、またはインプラントのような術式も規格も確立した治療が評価が高いということになると思います。


親知らずの抜歯をされたらそれを凍結保存して保管しておくという事業が日本にはあります。
保管費10万円以上必要だったと思いますが、需要はあるようです。
親知らずを移植する時に使うのではなくその中にある歯髄を再生医療に使用しようという事業です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: オブーさん
返信日時:2017-09-11 13:57:11
櫻井様、今村様、船橋様

御忙しい中、回答ありがとうございます。
根幹治療の成功確率や今後のメンテナンスを考え少々不安に思っておりました。
尚、病院は比較的清潔で、CTはありましたが、ラバーゴム、マイクロスコープの装備は使っておりませんでした。

まずは、当地の専門医に相談し、8番は保存して置く方向で進めたいと考えております。


当地では、比較的に安価で矯正が出来る為、欧米、日本人を含めて、施術を行っているようです。
上記を考慮し、かぶせ物が比較的高価の為、半年程の部分矯正で神経のある歯を維持できる可能性があるのではと投稿させていただきました。

歯磨きしにくい、食べにくいなど、日常生活も鑑み今後の方針を決めていきたいと思います。
又、骨レベルと歯肉レベルを獲得といった問題を抱えているとの指摘をいただき、安易に判断せず、専門医に予測を立て進める必要があるとの事を認識しました。


種々のアドバイスをいただき、非常に感謝しております。

日本では、半年に一度定期検診を行っていたのですが、海外に来て、少し足が遠のいており、予備治療の大切さを改めて感じました。
回答 回答4
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2017-09-11 14:22:12
8番との位置関係により、歯茎深くまで虫歯が及んだ場合には、7番抜歯後に8番を移動させる治療法が勧められるケースがあります。

矯正用インプラントを使用出来なかった頃のことを考えると、かなり治療期間は短縮されていると思います。
常は、決して難しい治療ではありません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: オブーさん
返信日時:2017-09-12 13:28:10
藤森様 (櫻井様、今村様、船橋様)
御回答ありがとうございます。


現地医師の判断ですと、8番が横向きの為矯正は不可との事でした。

7番をクラウンする為には、8番を抜かなけらばならないとの事で、温存する選択も無いようで、判断に迷っております。


レントゲン写真の並びですと、7と8番に距離があり矯正には不適当との判断が一般的でしょうか?

御手数をお掛けします。

画像1画像1
回答 回答5
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2017-09-12 13:34:41
このケースでしたら、7番抜歯・8番の整直近心移動は考えられる選択肢の一つになろうかと思います。

現担当医に無理なだけの話ですから、転医されたら可能なはずですよ。




タイトル 根管治療した下7番を抜歯し、8番を移動させるリスク (海外)
質問者 オブーさん
地域 非公開
年齢 34歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 親知らずその他
その他(写真あり)
海外その他
親知らずの隣の歯(7番)への影響
部分矯正・限局矯正(MTM、LOT)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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