右下6番を抜歯後、7番8番を移動できないでしょうか?
相談者:
ぶたたくんさん (56歳:女性)
投稿日時:2017-09-25 22:47:02
右下6番の根管治療を続けてきましたが、うまくいかず抜歯の可能性が大きいようです。
抜歯後の選択肢として、6番のところへ7番8番を矯正で移動できないでしょうか?
何ヵ所か矯正専門のところへ行きましたが、先生により回答が異なるので、良くわからなくなり不安でご相談させて頂きました。
以下のような回答でした。
@ 矯正は困難で、できない。
A 全体矯正ならできる。
B アンカースクリューを利用しても12〜3ミリの長距離移動になるので、7番8番が歯根吸収をしてぐらついてしまい使えなくなるリスクが高く勧めない。
C アンカースクリューを利用して部分矯正2年はかかるが、移動はできる。
奥歯は歯根吸収の可能性が低いので大丈夫。
と、意見が違い何を信じて良いかわかりません。
やはり、6番のところへ7番8番の移動は困難で歯根吸収のリスクが高くなるのでしょうか。
抜歯後の選択肢として、6番のところへ7番8番を矯正で移動できないでしょうか?
何ヵ所か矯正専門のところへ行きましたが、先生により回答が異なるので、良くわからなくなり不安でご相談させて頂きました。
以下のような回答でした。
@ 矯正は困難で、できない。
A 全体矯正ならできる。
B アンカースクリューを利用しても12〜3ミリの長距離移動になるので、7番8番が歯根吸収をしてぐらついてしまい使えなくなるリスクが高く勧めない。
C アンカースクリューを利用して部分矯正2年はかかるが、移動はできる。
奥歯は歯根吸収の可能性が低いので大丈夫。
と、意見が違い何を信じて良いかわかりません。
やはり、6番のところへ7番8番の移動は困難で歯根吸収のリスクが高くなるのでしょうか。
回答1
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2017-09-25 22:54:37
まず骨粗鬆症はありませんか?
薬を長期に服用していると、抜歯や根管治療自体が危険なことがあると思います。
薬を飲んでいないときには、親知らずの移植という選択肢があるかもしれないと思います。
全ての歯科医ができるわけではありませんが、一応保険適用だと思います。
薬を長期に服用していると、抜歯や根管治療自体が危険なことがあると思います。
薬を飲んでいないときには、親知らずの移植という選択肢があるかもしれないと思います。
全ての歯科医ができるわけではありませんが、一応保険適用だと思います。
相談者からの返信
相談者:
ぶたたくんさん
返信日時:2017-09-25 23:09:33
回答2
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2017-09-25 23:47:22
7番、8番の状態にもよりますが、下顎臼歯の近心移動というものは、骨がかたいため困難を極めます。
仮に、8番がちゃんと生えているのであれば、7番を動かし、それから同じぐらいの時間をかけて8番を動かすということになります。
それぞれ10ミリ近い移動ということになりますので、1カ月に0.5ミリ動くとして40カ月かかる計算になります。
大臼歯は毎日数十キロの咬合力を受けています。
一方、矯正力は100グラムとか200グラムというオーダーであり、咬合力によりさえぎられてしまうことは明らかです。
そのため、移動も制限されてしまうでしょう。
Aの全体矯正といった場合、上下にブラケットをつけて、顎間ゴムを用いることを想定しているのかもしれません。
仮に、下だけつけるのであれば、正中が患側にずれるのみならず、下顎前歯が後退するため、上顎前突のようになってしまうでしょう。
仮に、できる条件があるとすれば、8番が半分埋伏していて、7番を移動すればある程度自然に7番の位置に来てくれるという場合でしょう。
それでも相当困難ですが。
Cの先生以外は、理論的にはできるが、現実的ではないと言っているようです。
私もこのお3方と同じような意見です。
仮に、8番がちゃんと生えているのであれば、7番を動かし、それから同じぐらいの時間をかけて8番を動かすということになります。
それぞれ10ミリ近い移動ということになりますので、1カ月に0.5ミリ動くとして40カ月かかる計算になります。
大臼歯は毎日数十キロの咬合力を受けています。
一方、矯正力は100グラムとか200グラムというオーダーであり、咬合力によりさえぎられてしまうことは明らかです。
そのため、移動も制限されてしまうでしょう。
Aの全体矯正といった場合、上下にブラケットをつけて、顎間ゴムを用いることを想定しているのかもしれません。
仮に、下だけつけるのであれば、正中が患側にずれるのみならず、下顎前歯が後退するため、上顎前突のようになってしまうでしょう。
仮に、できる条件があるとすれば、8番が半分埋伏していて、7番を移動すればある程度自然に7番の位置に来てくれるという場合でしょう。
それでも相当困難ですが。
Cの先生以外は、理論的にはできるが、現実的ではないと言っているようです。
私もこのお3方と同じような意見です。
相談者からの返信
相談者:
ぶたたくんさん
返信日時:2017-09-26 11:18:50
今村先生、詳しくご回答ありがとうございます。
8番は、真っ直ぐちゃんとはえていますが、とても難しいのですね。
Cの回答をされた先生は、2人いらしたのでアンカースクリューを使用したらできると、単純に考えていましたが、現実的ではないということですか…。
Cの回答された先生は2人とも同じような方法を言われました。
4番から5番、7番、8番とワイヤー(?)で繋ぎ、それがレールの様な役目になるので、真っ直ぐにレールができたら(5番が少し舌側に倒れているので)、アンカースクリューで同時に7番8番を動かしはじめるとの 説明をされました。
矯正期間内は2年とのことでした。
その際、歯根吸収の質問をしましたが、奥歯はそのリスクは低いと言われました。
ですが、今村先生のご回答では、歯根吸収の心配以前に動かすことが、現実的ではないということを感じています。
もしも、仮に動かせた場合、7番8番に悪影響が何か考えられますか?
8番は、真っ直ぐちゃんとはえていますが、とても難しいのですね。
Cの回答をされた先生は、2人いらしたのでアンカースクリューを使用したらできると、単純に考えていましたが、現実的ではないということですか…。
Cの回答された先生は2人とも同じような方法を言われました。
4番から5番、7番、8番とワイヤー(?)で繋ぎ、それがレールの様な役目になるので、真っ直ぐにレールができたら(5番が少し舌側に倒れているので)、アンカースクリューで同時に7番8番を動かしはじめるとの 説明をされました。
矯正期間内は2年とのことでした。
その際、歯根吸収の質問をしましたが、奥歯はそのリスクは低いと言われました。
ですが、今村先生のご回答では、歯根吸収の心配以前に動かすことが、現実的ではないということを感じています。
もしも、仮に動かせた場合、7番8番に悪影響が何か考えられますか?
回答3
相談者からの返信
相談者:
ぶたたくんさん
返信日時:2017-09-26 12:10:18
回答4
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2017-09-26 12:15:34
この場合の矯正のリスク(+デメリット)は移植よりも大きいと思われますよ。
因みに、喫煙者の方ではないですよね?
因みに、喫煙者の方ではないですよね?
相談者からの返信
相談者:
ぶたたくんさん
返信日時:2017-09-26 14:15:21
お忙しい中、藤森先生ありがとうございます。
私は喫煙者ではありません。
矯正のリスク、デメリットが移植よりも大きい点は何でしょうか?
申し訳ございまさせんが、教えて頂けるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
私は喫煙者ではありません。
矯正のリスク、デメリットが移植よりも大きい点は何でしょうか?
申し訳ございまさせんが、教えて頂けるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
回答5
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-09-26 15:25:40
大臼歯特に下顎の大臼歯を近心に歯体移動するのは、非常に困難だと思います。
特に咬合圧が掛かるので、長期にわたる治療では片側で咬めない期間が長期におよび、正常でない期間が長すぎると思います。
歯槽内を動かすのであれば歯根吸収は起こりにくいでしょうが、実際にはせめても咬頭を落とさないと干渉が起こり、反体側でも咬めない期間があるということになるでしょう。
そうこうしているうちに顎関節症を発症したりするんじゃないでしょうか?
メリット少なくデメリットありという治療になるでしょう。
また、たいていは矯正治療では特に50代ともなれば歯周組織が上手くついて来ないでしょうから、矯正後歯冠修復もセットでおこなわなければ、歯の下部孤形空隙だけでなく、頬側舌側の歯茎の後退によって元の位置にあれば問題になることはなかったであろう歯根の虫歯のリスクが、高まるということにつながる可能性が高いのではないかと思います。
苦労した甲斐がない治療ということになるかもしれません。
ですからアンカースクリュー併用であれば片側処理でも出来ないわけではないが、まったく薦めない治療ということになる場合がほとんどだと思います。
ただ、元々臼歯の歯軸が非常に悪く矯正治療によって得るものが、欠損を埋めるだけではない場合は、おこなってみてもよいかもしれません。
通常、最も侵襲が少なく問題を生じにくい欠損の修復法は、1本のみの中間欠損のインプラント治療。
次が8番の移植。
1本義歯。
ブリッジになると思います。
こういうタイプの矯正治療って意外と大変です。
特に咬合圧が掛かるので、長期にわたる治療では片側で咬めない期間が長期におよび、正常でない期間が長すぎると思います。
歯槽内を動かすのであれば歯根吸収は起こりにくいでしょうが、実際にはせめても咬頭を落とさないと干渉が起こり、反体側でも咬めない期間があるということになるでしょう。
そうこうしているうちに顎関節症を発症したりするんじゃないでしょうか?
メリット少なくデメリットありという治療になるでしょう。
また、たいていは矯正治療では特に50代ともなれば歯周組織が上手くついて来ないでしょうから、矯正後歯冠修復もセットでおこなわなければ、歯の下部孤形空隙だけでなく、頬側舌側の歯茎の後退によって元の位置にあれば問題になることはなかったであろう歯根の虫歯のリスクが、高まるということにつながる可能性が高いのではないかと思います。
苦労した甲斐がない治療ということになるかもしれません。
ですからアンカースクリュー併用であれば片側処理でも出来ないわけではないが、まったく薦めない治療ということになる場合がほとんどだと思います。
ただ、元々臼歯の歯軸が非常に悪く矯正治療によって得るものが、欠損を埋めるだけではない場合は、おこなってみてもよいかもしれません。
通常、最も侵襲が少なく問題を生じにくい欠損の修復法は、1本のみの中間欠損のインプラント治療。
次が8番の移植。
1本義歯。
ブリッジになると思います。
こういうタイプの矯正治療って意外と大変です。
相談者からの返信
相談者:
ぶたたくんさん
返信日時:2017-09-26 18:55:47
タイトル | 右下6番を抜歯後、7番8番を移動できないでしょうか? |
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質問者 | ぶたたくんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 56歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:6番(第一大臼歯) ブリッジ治療法 歯列矯正の治療法 |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。