左下7番欠損、ブリッジではなくヒューマンブリッジにすることは可能?
相談者:
ゆっぴ〜さん (29歳:女性)
投稿日時:2017-10-04 04:08:30
歯ちゃんねるの先生、こんにちは!
左下7番の歯が抜いてある状態なので、そこをコンボジットレジンで、補うのは可能なのか知りたくて質問致しました。
隣の8番の歯があり、ブリッジも出来ますが、心配事があります。
以前、8、7、6番と、7番を補うブリッジだったのですが、4年前に重症な常態で根菅治療をして、今は落ち着いています。
落ち着いてはいますが、感覚も残っていて、過敏と言うような、神経もまだどこかにある感じです。
そこを削ったりなんかすると、いつまた痛くなるか…
果たして大丈夫なのか、なんていう不安があります。
歯科を変えたので、そこの8番がどれほど重く、根菅治療をしたのか分からないと思います!
そこで、先生たちにお力をかしていただきたいです。
ブリッジにするとして、重い状態だった根菅治療をした歯を土台に、使って問題はないのか、痛みは出ないのか、という事と、また、左下7番の歯をコンボジットレジンで、補うのは可能か。
この2つを知りたいのです。
先生が詳しい分野のどちらかの質問でも、ありがたいので教えてくださると助かります。
左下7番の歯が抜いてある状態なので、そこをコンボジットレジンで、補うのは可能なのか知りたくて質問致しました。
隣の8番の歯があり、ブリッジも出来ますが、心配事があります。
以前、8、7、6番と、7番を補うブリッジだったのですが、4年前に重症な常態で根菅治療をして、今は落ち着いています。
落ち着いてはいますが、感覚も残っていて、過敏と言うような、神経もまだどこかにある感じです。
そこを削ったりなんかすると、いつまた痛くなるか…
果たして大丈夫なのか、なんていう不安があります。
歯科を変えたので、そこの8番がどれほど重く、根菅治療をしたのか分からないと思います!
そこで、先生たちにお力をかしていただきたいです。
ブリッジにするとして、重い状態だった根菅治療をした歯を土台に、使って問題はないのか、痛みは出ないのか、という事と、また、左下7番の歯をコンボジットレジンで、補うのは可能か。
この2つを知りたいのです。
先生が詳しい分野のどちらかの質問でも、ありがたいので教えてくださると助かります。
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-10-04 11:38:13
こんにちは。
歯をあまり削りたくないという場合、ヒューマンブリッジというものがあります。
通常は根管治療が完了していれば、歯を削る際に痛みはないので冠除去、ブリッジのための支台形成(6と8の支台が平行以上に角度をつけて削られていなければ一塊型のブリッジは入りません。)、印象、咬合採得、仮歯、次回セットという手順でブリッジが入ります。
ブリッジが一体型である利点は、壊れない頑丈な構造体が出来るということで大きなメリットがあります。
それで壊れたり、それを恐れてあまり咬まないようにという変な癖がついたり、不具合を生じやすいということがないように、通常は欠損部位の前後の歯を富士山という形態だと削りすぎですが、それに近いような形態(歯茎側が一番太くて上に行くに従い細い。2度だとセメント浮きが生じやすいでしょうから最低5度くらいはテーパーが必要)というほど歯を削り、更にかみ合わせの面に溝をつける必要があります。
そこで破折や穴が開くということがおきないように、修復物の素材特性に応じて、必要量咬む面を削り出来た角が問題を生じないように、少し修正されるというような形成になることが多いと思います。
そういう形成をしてもらっておくと、ガッチリした頑丈な構造物が入り、何年も何十年も安心して咬むことが可能なものが出来るということになります。
それを欠損部位のみレジンの塊をくっつけておくということを希望された場合、できないわけではないが、例えば6番8番にワイヤーが引っかかるような溝を掘っておき、そこにワイヤーを回して樹脂の塊をくっつけておくというような掘建て小屋のような構造物を作ることはやろうと思えば出来ないわけではありません。
しかし、そもそもそういうものは機能性も清掃性も悪いので保険適用外でしょうし、自費でもかなり不潔になるでしょうから、誰も選択したがらないのが一般的だと思います。(とはいえ以前そういうケースを目にしたことがあります)
それよりもまだマシな方法がヒューマンブリッジという方法でしょう。
これは一塊のブリッジ構造体ではなく、2個に分割してコネクトするブリッジ(自費)です。
一体化構造物よりも頑丈ではないことが想像できますが、樹脂をくっつける方法よりも優れているでしょう。
歯をあまり削りたくないという場合、ヒューマンブリッジというものがあります。
通常は根管治療が完了していれば、歯を削る際に痛みはないので冠除去、ブリッジのための支台形成(6と8の支台が平行以上に角度をつけて削られていなければ一塊型のブリッジは入りません。)、印象、咬合採得、仮歯、次回セットという手順でブリッジが入ります。
ブリッジが一体型である利点は、壊れない頑丈な構造体が出来るということで大きなメリットがあります。
それで壊れたり、それを恐れてあまり咬まないようにという変な癖がついたり、不具合を生じやすいということがないように、通常は欠損部位の前後の歯を富士山という形態だと削りすぎですが、それに近いような形態(歯茎側が一番太くて上に行くに従い細い。2度だとセメント浮きが生じやすいでしょうから最低5度くらいはテーパーが必要)というほど歯を削り、更にかみ合わせの面に溝をつける必要があります。
そこで破折や穴が開くということがおきないように、修復物の素材特性に応じて、必要量咬む面を削り出来た角が問題を生じないように、少し修正されるというような形成になることが多いと思います。
そういう形成をしてもらっておくと、ガッチリした頑丈な構造物が入り、何年も何十年も安心して咬むことが可能なものが出来るということになります。
それを欠損部位のみレジンの塊をくっつけておくということを希望された場合、できないわけではないが、例えば6番8番にワイヤーが引っかかるような溝を掘っておき、そこにワイヤーを回して樹脂の塊をくっつけておくというような掘建て小屋のような構造物を作ることはやろうと思えば出来ないわけではありません。
しかし、そもそもそういうものは機能性も清掃性も悪いので保険適用外でしょうし、自費でもかなり不潔になるでしょうから、誰も選択したがらないのが一般的だと思います。(とはいえ以前そういうケースを目にしたことがあります)
それよりもまだマシな方法がヒューマンブリッジという方法でしょう。
これは一塊のブリッジ構造体ではなく、2個に分割してコネクトするブリッジ(自費)です。
一体化構造物よりも頑丈ではないことが想像できますが、樹脂をくっつける方法よりも優れているでしょう。
相談者からの返信
相談者:
ゆっぴ〜さん
返信日時:2017-10-04 12:35:59
船橋先生、お返事ありがとうございます!
ヒューマンブリッジについても学ばせて頂きました。
先生、以前ブリッジだった歯もヒューマンブリッジに出来たりしますか?
ヒューマンブリッジという選択肢がいざと言うときにあると、患者さんは安心だとそういうよい治療があるなんて、今回は私がこの治療が適用でなく出来なかったとしても、こんな治療があるなんて日本に生まれて良かったです!
そして、ブリッジはしっかり噛めるとの言葉、これにより、ブリッジにて治療していく方向へ考えはじめました。
神経に響きそうなのは気のせいなのか…怖いです。
以前、根菅治療では小さい神経が生きていたりして、痛みが走った事があり、それが勇気がでない理由なのかな…
なんて思っています!
ヒューマンブリッジについても学ばせて頂きました。
先生、以前ブリッジだった歯もヒューマンブリッジに出来たりしますか?
ヒューマンブリッジという選択肢がいざと言うときにあると、患者さんは安心だとそういうよい治療があるなんて、今回は私がこの治療が適用でなく出来なかったとしても、こんな治療があるなんて日本に生まれて良かったです!
そして、ブリッジはしっかり噛めるとの言葉、これにより、ブリッジにて治療していく方向へ考えはじめました。
神経に響きそうなのは気のせいなのか…怖いです。
以前、根菅治療では小さい神経が生きていたりして、痛みが走った事があり、それが勇気がでない理由なのかな…
なんて思っています!
回答2
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2017-10-04 12:59:41
ヒューマンブリッジは確かに歯を削る量は少ないのですが、まだ日本に入ってきて日が浅いため(2012年)、予後が良いかどうかがわかっていません。
個人的には、隣の歯の支え部分が浮き上がりやすそうなので、そこから虫歯が出来るのではないか?という点が気になっています。
ヒューマンブリッジを取り扱っている技工所は今のところは和田精密歯研というところだけですが、本当に良いものであればこれからもっと広まるでしょうし、やはり予後が良くないということが分かれば広まることはありません。(新しい治療法、珍しい治療法には集患効果は確実にあるので、予後に関係無く一部の歯科医院では使い続けると思います。そういった治療法は実はたくさんあります)
ヒューマンブリッジの良い点は歯を削る量が少ないので、いざとなったらヒューマンブリッジを行った後に通常のブリッジに変更できるということだと思います。
ただ、気が付かない間に支えの歯の部分が浮いてしまい虫歯ができるということに対しては注意が必要だと思いますので、定期的なチェックは重要になってくるのではないかと思います。
個人的には、隣の歯の支え部分が浮き上がりやすそうなので、そこから虫歯が出来るのではないか?という点が気になっています。
ヒューマンブリッジを取り扱っている技工所は今のところは和田精密歯研というところだけですが、本当に良いものであればこれからもっと広まるでしょうし、やはり予後が良くないということが分かれば広まることはありません。(新しい治療法、珍しい治療法には集患効果は確実にあるので、予後に関係無く一部の歯科医院では使い続けると思います。そういった治療法は実はたくさんあります)
ヒューマンブリッジの良い点は歯を削る量が少ないので、いざとなったらヒューマンブリッジを行った後に通常のブリッジに変更できるということだと思います。
ただ、気が付かない間に支えの歯の部分が浮いてしまい虫歯ができるということに対しては注意が必要だと思いますので、定期的なチェックは重要になってくるのではないかと思います。
相談者からの返信
相談者:
ゆっぴ〜さん
返信日時:2017-10-04 23:33:17
タイトル | 左下7番欠損、ブリッジではなくヒューマンブリッジにすることは可能? |
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質問者 | ゆっぴ〜さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 29歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:7番(第二大臼歯) ブリッジ治療法 補綴関連 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。