左上6番、欠けた奥歯にセラミックを被せた後の歯根膜炎

相談者: ばらようさん (28歳:女性)
投稿日時:2017-10-11 00:39:20
こんにちは。

今年4月に、左上6番の奥歯が少し欠けてしまい、その部分だけ詰めるのは難しいということで、結構大きめな穴をあけ、セラミックを被せました。
それからしばらく歯がしみることがあるが、それは象牙質が剥き出しでエナメル質ができるまで1ヶ月ほと続くと言われました。

ところが8月ごろになってもしみており、気になって他の歯医者レントゲン検査してもらったのですが、やはり何もないということでその際は特に治療はありませんでした。

そして現在10月に入ってから、左上6番付近の歯茎全体の鈍痛を感じ、さらに3日ほどすると、噛むと激痛が走るようになりました。

ただ一方で、今までしみていた感覚がそのときから一切なくなりました。

最初にセラミックを被せてもらった歯医者とは別の歯医者に診てもらったところ、原因ははっきり特定できなかったものの、歯根膜炎症を起こしている可能性があるとのこと、また、冷たいものを感じないため神経が死んでいる可能性があるとのことでした。
(最初の歯医者を選ばなかったのは、治療時にやってもらったデンタルフロスが口の端にあたって炎症を起こしたので、あまり腕を信用できなくなったためです。)

ひとまず抗生剤と鎮痛剤をもらい、1週間様子を見ることになりました。


そこで質問なのですが、

1. 虫歯治療後でもそこから歯根膜炎になる可能性はあるでしょうか?
また、半年経ったタイミングでの発症はありえるでしょうか?

2. 上記のような原因だった場合、防ぎようはなかったのでしょうか?(そもそも虫歯にならないよう気をつけなくてはなりませんが)

3. 根管治療となった場合、銀歯ではなくやはりセラミックの被せ物がよいのでしょうか?

4. 根管治療(抜髄)以外の治療法はないでしょうか?


ネット上の情報を見ただけですので、不勉強ではございますが、何卒ご回答宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-10-11 06:02:00
1. 虫歯治療後でもそこから歯根膜炎になる可能性はあるでしょうか?
また、半年経ったタイミングでの発症はありえるでしょうか?

A:よく見かけます。
例えば、装着したセラミックの高さが高すぎたりした場合、噛みしめるたびにそこの歯がガンガン当たるために、歯の本体やその周囲の組織である歯根膜炎症が起きます


2. 上記のような原因だった場合、防ぎようはなかったのでしょうか?(そもそも虫歯にならないよう気をつけなくてはなりませんが)

A:もし、今書いたことが原因だったとしたら、セラミック装着時に適切な高さ調整が行われていれば防げます。
が、それができる歯医者がホンっと、少ないんです


3. 根管治療となった場合、銀歯ではなくやはりセラミックの被せ物がよいのでしょうか?

A:根管治療云々の問題ではなく、根管治療した歯における虫歯の再発を考えると保険治療よりも自費治療の方が良いのですが…
そもそも、適切な高さ調節が出来ない歯科医院ではクオリティはしれています。


4. 根管治療(抜髄)以外の治療法はないでしょうか?

Aそれは何とも言えません。
と言いますのも、もし、歯根膜炎であれば、噛み合わせの高さを調整するだけで治ることは多いです。

ただ、歯の内部に問題があるのだとしたら、外してみないとわかりませんし、神経が死んでるのか?生きているのか?によっても行うことは変わります

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-10-11 09:03:19
ご相談ありがとうございます。

>1. 虫歯治療後でもそこから歯根膜炎になる可能性はあるでしょうか?

虫歯治療後というよりは、セラミック被せ物をしたことにより歯根膜炎を起こしたと言えそうです。
高田先生の回答通り、巷では良くあることのようです。

そもそも、虫歯の治療であれば、痛みを解決できる結果になるはずだからです。


>また、半年経ったタイミングでの発症はありえるでしょうか?

あります。

噛み合わせのことを咬合と言いますが、咬合が適切でないと、歯根膜に血液などの循環障害が起こります。

それにより、しみる症状などが出たり、することはもう20世紀の論文で明らかになっており、未だにそれは否定されておりませんん。

その状態が続けば、歯髄炎症を起こし、歯髄壊死になり、場合によっては歯髄壊疽となることも明らかにされています。

従って、咬合検査で診断がつけば速やかに処置をして、歯髄の救出を図ると治ります。
しかし長引けばそういった末路を取ります。


>2. 上記のような原因だった場合、防ぎようはなかったのでしょうか?

咬合検査と診断があります。
予防できます。


>(そもそも虫歯にならないよう気をつけなくてはなりませんが)

予防できます。


>3. 根管治療となった場合、銀歯ではなくやはりセラミックの被せ物がよいのでしょうか?

いいえ、セラミックはより慎重に検査しなければ、ご自身に、今、適切かどうかの決定はできません。


>4. 根管治療(抜髄)以外の治療法はないでしょうか?

間に合えば、咬合の検査・診断により対策はあり得ました。
もし、もう間に合わないのであれば、次は抜歯を予防するために、根管治療は適切となることはあり得ます。

こうなってしまってからは、次の予防を考えましょう。
また全ての選択肢について、知識を蓄えておきましょう。

こうなってしまったのは巷では珍しくないと言えます。
何しろ、きちんと咬合の診断を確定するのはとても面倒だからです。

日本補綴歯科学会のガイドラインによる検査は、約40種類もあり、皆様も治療前にそんな面倒はかけたくないと、いうお気持ちがあれば、いきなりかぶせる治療で、早く・簡単に・今は楽して、終わりにしたいという選択肢もあり得るからです。

よく相談しましょう。




タイトル 左上6番、欠けた奥歯にセラミックを被せた後の歯根膜炎
質問者 ばらようさん
地域 非公開
年齢 28歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯科治療後の歯の痛み
歯が割れた・折れた・欠けた
クラウンを被せた後の痛み
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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