小児矯正で出っ歯が治らず、口を閉じる時に下顎を前に出してしまう

相談者: パディントンめめさん (26歳:女性)
投稿日時:2017-10-08 01:05:55
こんばんは。

最近歯ぎしりに悩んでいて、噛み合わせが問題の可能性もあることを知りました。

元々出っ歯で上顎が出ているのか下顎が小さいのか、口を閉じる時に下顎を前に出さなければ上手く閉められません。

小学生の頃に矯正をしても治らず、大人になってからもコンプレックスでここ数年は特に普段の生活中、口を閉じるよう意識しているのですが、食事する時の本来の噛み合わせの場所ではない状態で下顎を前に出して口を閉じているので、これが良くないのではないかと心配になりました。

噛み合わせに悪影響はありますでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-10-08 08:19:17
歯の矯正治療を行った方の多くに、そのような噛み合わせの不具合が見られます。

矯正治療では歯をミリ単位で動かして位置を調整します。
しかし、人間の口ってのは、わずか50ミクロンや100ミクロンの太さしかない髪の毛が口の中に入っただけで感知することができるほどの精細な器官です。
なので、矯正治療で安定した噛み合わせを作ることはできないのです。


残念ですが、噛み合わせの調整に長けた、補綴の得意な歯科医師のもとで細かな調整をすることをお勧めします

2人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: パディントンめめさん
返信日時:2017-10-08 09:19:09
タカタ先生

ご返信ありがとうございます。
自分で口を閉じることを意識して下顎を前に出しているのは良くないことでしょうか??
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-10-08 09:57:41
噛みたい位置と噛める位置にズレがあるんですね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: パディントンめめさん
返信日時:2017-10-08 10:28:02
タカタ先生

ご返信ありがとうございます。

分かりにくく申し訳ありません。
噛みたい位置ではなく、普段の生活で口を閉じる時に下顎を前に出すということです。

下顎を意識的に前に出す時間が多くなれば、噛み合わせに悪影響わ及ぼしますでしょうか。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-10-09 12:43:16
西山です

>最近歯ぎしりに悩んでいて、噛み合わせが問題の可能性もあることを知りました。

睡眠中の歯ぎしりやくいしばり(ブラキシズム)の発生自体に関しては,中枢性といって脳からの指令によるものです.
したがって咬み合わせは関係ありません.

ただ,ブラキシズムによる歯や顎への障害については咬み合わせのバランスが悪ければ負担が増える可能性はあります.



>食事する時の本来の噛み合わせの場所ではない状態で下顎を前に出して口を閉じているので

楽に閉じてくると奥歯はある程度均等に当たるが,ついつい下あごを前に出してしまうということでしょうか.

そうだとしたら一種の”癖”と言えるかもしれません.
まれにジストニアという病気よってそのような行動が生じることもあります.
癖であれば習慣逆転という心理学的手法で軽減できる可能性があります.

回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-10-09 14:11:18
こんにちは。

元々が出っ歯で小学生の頃に矯正されたということですから、それは外科矯正の必要性がなくなるように成長をある程度誘導するタイプの矯正治療で、1次矯正と通常呼ばれるタイプのものの可能性が高いように思います。

本来は1次矯正の後、2次矯正といって成長終了後に外科矯正をしなくてもよいように、成長期に骨格の異常をある程度直しておいたが成長が上手く伴わなかったとか成長後に修正したほうがよい部位が残ってしまったという場合の、

2次矯正(成人後、成長が終了した後開始する本格矯正)が必要になる終わり方しか出来なかった(成長期を利用した咬合誘導のみでは成人後の歯並びの安定や顎の位置の不一致が残った)ならば、成長後の本格矯正を行ってもらうことを考えられるとよかったかもしれません。

そうしなければ何らかの不具合が残っていたのですから、ずっと不具合があるわけでしょう。


そういうことを矯正専門医のおこなう小児期の矯正治療の際にはちゃんと説明がされ1次矯正の費用、次は2次矯正の開始によい時期と2次矯正の費用について説明があるはずですが、もしかしたらその管理下から外れてしまわれたのかもしれません。

ですから妙な癖がついて何とかしようと頑張らなければならなくなっているのでしょう。


もしも、今後、そういう癖について修正したいとお考えになることが出来るようならば、再度矯正治療をおこなってくれた歯科医院を受診されるか、または新たに矯正治療をご検討されるということが必要かもしれません。

1次矯正で中途半端に終わってしまい、2次矯正はお金や時間の都合で勝手にやめてしまうという方が割りとおられるようです。

またかみ合わせ親知らずが生えてくる時期にまた崩れてきたりしますし、日常生活で妙な癖がついてしまっていると崩れきます。

ですから矯正治療は時々軽度のやり直しが必要になる場合が多々あるでしょう。


1度矯正治療をしたらOK、一生が問題なく過ごせるというものではなく乱れてきたら再度軽度のやり直しをおこなうということも考えられておくとよいかもしれません。

その場合はブラケット矯正や生活に支障をきたすような大がかりの装置が必要でない程度にはなっているでしょうから、インビザラインアライナー矯正でも修正が可能になっているというのが理想だと思います。


ただ、今回のケースは臼歯咬合が安定していないのかもしれませんし、口腔周囲組織と歯並びが上手く合致していないのかもしれませんし、もしかしたら出っ歯の顎の位置がほとんど直せていないのかも知れません。
矯正歯科を再受診されると評価をしてくれると思います。

回答 回答5
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2017-10-09 15:05:08
歯ぎしりの原因は、デュアルバイトが原因ではないと思います。
他に何か不都合な事が起こってなければ、そのまま様子をみてもよいと思います。(個人的意見)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: パディントンめめさん
返信日時:2017-10-09 16:11:38
西山先生

脳からの指令なんですね。
勉強になりました。
ありがとうございます。

口を閉じる時に少し顎を出すと見た目が少し良いと思い、続けてきたので癖だと思います。
ただ見た目も大事ですので辞めたい訳ではなく、これを続けて健康的に問題があるかどうか知りたかったのです。

ありがとうございました。



ふなちゃん先生

ありがとうございます。
2次矯正というものは初めて聞きました。
もしかしたら幼かったので親と先生との間でそういった会話があったのかもしれません。

この癖を辞めたい訳ではなく、本来の噛み合わせの位置より一時的に前に下顎を出して口を閉じるという習慣を続けて健康的に問題があるかどうか知りたかったのです。

ありがとうございました。



藤森先生

ありがとうございます。
様子をみてみようと思います!
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2017-10-09 16:47:15
西山です

>ただ見た目も大事ですので辞めたい訳ではなく、これを続けて健康的に問題があるかどうか知りたかったのです。

可能性としては,顎関節や筋肉への負荷が蓄積し,いわゆる「顎関節症」という疾患に発展する可能性はあります.

また,下顎を前に出した状態で上下の歯が当たった状態だと,歯にも負担がかかる可能性もあります.

回答 回答7
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2017-10-09 17:01:37
西山先生

おそらく人前に出る際などの限局した時間、意図的に下顎を前方に持ってくる習癖だと思いますが、これが顎関節症の大きな要因になるのでしょうか?

私は、もし上顎の前歯を後方に移動させるとしたら、むしろ、その治療のリスクの方がより大きいと思います。(個人的意見)

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2017-10-09 18:24:39
西山です

藤森先生
>おそらく人前に出る際などの限局した時間、意図的に下顎を前方に持ってくる習癖だと思いますが、これが顎関節症の大きな要因になるのでしょうか?

そもそも診察しておりませんので,頻度はわかりません.
過剰な場合のリスクを言っているだけです.


>もし上顎の前歯を後方に移動させるとしたら、むしろ、その治療のリスクの方がより大きいと思います

どうでしょうか.
そもそも自然に閉じてくる位置が安定しているのであれば,あまり問題にならない気もしますが.

回答 回答9
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2017-10-09 18:39:14
西山先生

そうですね。
文面から得られる限られた情報からの判断は難しいですね。
たしかに実際に診せていただけば別の何かが見えるかもしれませんし。



パディントンめめさん

私の無責任な直感でしかないのですが、あまり大きな問題が生じるようには思えないのです。
むしろ、もし舌スペースを狭めるような治療が行われる方が心配です。(個人的意見)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: パディントンめめさん
返信日時:2017-10-14 10:53:30
藤森先生

ありがとうございます。
安心できました。
次回歯科に行った際には相談してみます。


皆様ありがとうございました。
回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2017-10-14 15:42:00
>小学生の頃に矯正をしても治らず

文面を拝見する限りでいえば、小学校の頃の矯正治療が不十分であったようにしか思えません。

出っ歯」ということであれば、上顎の抜歯は必須といえます。
上顎の歯を抜いたけれども現在の状況であるということであれば、それは外科的な処置も併用しなければならなかったということになります。


>下顎を前に出さなければ上手く閉められません。

これは上顎前突の方に特有なしぐさといえます。
同様に、上唇を伸ばすようなこともしていないでしょうか。
これも同様に上顎前突の患者さんが良く行う仕草です。
意識していないと口を閉じられないことによるものと考えられます。


もし、小学校の頃の治療で抜歯を行っていないのであれば、抜歯を伴った矯正治療を行うことで、上記の癖に関しては改善が見込まれます。
すでに抜歯して治療をしたということであれば、下顎骨を前方に移動する外科的処置を伴った矯正治療が必要になるでしょう。


いずれにしても、矯正専門の先生にご相談いただいたほうがよろしいように思います。




タイトル 小児矯正で出っ歯が治らず、口を閉じる時に下顎を前に出してしまう
質問者 パディントンめめさん
地域 非公開
年齢 26歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
小児矯正(子供の矯正)
噛み合わせに関するトラブル
上顎前突(出っ歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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