後戻りのため部分矯正での再治療、どういうデメリットがあるか?

相談者: ダイヤさんさん (32歳:女性)
投稿日時:2017-10-22 13:52:32
学生時代に矯正をしていたのですが、上前歯1本が内側に少し捩れてきたことと、下の前歯が少し凸凹してきてしまったので、先日から部分矯正を始めました。

上下前歯6本ずつをワイヤー矯正しています。
6ヶ月でワイヤー矯正は終わり、あとは透明な装置をつけるとの説明を受けました。


一度矯正を経験しているからか、特に期間と値段以外説明がなかったのですが、何か部分矯正のデメリットはあるでしょうか。

ネットで検索したところ、矯正をすると顔がたるむとか鼻の下が伸びて老け顔になるとか、そういうことが書いてありましたが、実際のところどうでしょうか?


あと、レントゲンを撮った後に、

「前歯の歯根が短いですね。
まあ矯正の後遺症みたいなものですね。
今回は6ヶ月なんで大丈夫でしょう。」

と言われましたが歯根が短いとどういうリスクがあるのでしょうか?


よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-10-22 14:12:55
こんにちは。

成長後期以降骨が出来上がってから矯正治療を行えば、大なり小なり歯根は短くなります。

歯根吸収とも言いますが、原因は特定できませんが治療期間が長くなれば長くなるだけ起きやすい(程度もですが)とされています。


歯根が短くても歯周病で骨を大きく失ってしまうことがなければ問題ないとされています。
例えば歯根の1/3の長さでも咬合バランスが整えてあれば大きな問題になることはないようです。

欠損が増えたり手入れが悪いと問題になることにつながるので、歯を大切にされたら良いと思います。



部分矯正についてですが、後戻りが生じたのはなぜか?を考察してもらえばよいと思います。

スペースが不足してきたのであれば歯列を狭くするような力がかかっていたわけでしょうから、日常の癖や力のアンバランスを改善する方法を考えればよいと思います。


臼歯の咬合がきちんと確立されていてさらに前歯のスペースがなくなってきたために、叢生を生じたというならば再矯正治療で綺麗にいったん並べなおしても、また後戻りを生じやすいでしょうから保定をしっかり行うか、前歯のスペースを獲得するためにどういう治療計画にしてたほうがよいのか?を担当の先生がしっかり考えてくれたことでしょう。

理解したいならば担当の歯科医に直接質問してください。
治療費を支払うのですから理解できるように説明を求めるのが良いと思います。
ネット上の他人のケースを検索しても役に立ちにくいでしょう。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-10-24 15:45:08
6ヶ月程度で終了するような治療では、おそらく抜歯もしないでしょうから、顔貌にはほとんど変化はないだろうと思います。
あくまで少しの捩れと少しのでこぼこ程度では。


矯正をすると顔がたるむとか鼻の下が伸びて老け顔になる

これは不必要な抜歯を行ったような場合でしょう。
今回、こういった抜歯は行わないはずですから、ご心配には及ばないということです。


部分的な矯正治療は、治療がその範囲で収まる程度の局所的な叢生や捻転などのときに選択するものです。
本来抜歯治療が必要な症状であるにもかかわらず、部分的な治療で済ませようとすれば、口元が出るとか、後戻りしやすいといったデメリットはあるでしょう。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ダイヤさんさん
返信日時:2017-10-28 19:42:00
とても参考になりました。

ありがとうございます!



タイトル 後戻りのため部分矯正での再治療、どういうデメリットがあるか?
質問者 ダイヤさんさん
地域 非公開
年齢 32歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 部分矯正・限局矯正(MTM、LOT)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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