[写真あり] 神経のない6番抜歯、7・8番の矯正移動について

相談者: まやまやさん (29歳:女性)
投稿日時:2017-11-05 20:39:04
こんにちは。
虫歯の治療がきっかけで抜歯および全体矯正を勧められているため相談します。

質問

以下の現状の場合、6番抜歯は妥当な判断か

現状と経緯

右下7番がC2レベルの虫歯になっており(たまに氷水がしみる)
右下6番に向かって傾斜して生えています。
(6番に 接触しており、接触部も虫歯になっている可能性が高いとのこと )

右下6番は神経を抜いた銀歯です。
右下8番の親知らずはまっすぐ問題なく生えております。


歯科に行ったところ、将来的なことや噛み合わせを考慮すると全体矯正をした方が良いと勧められたが、6番を抜歯するか、7番を抜歯するかは矯正歯科で相談してほしいとのことでした。

(7番を抜歯する場合もかなり傾斜しているため、矯正でスペースを空けなければ抜歯できないと言われております)

矯正歯科に相談したところ、時間もかかるし難しい例ではあるが、7番の傾斜がきついため、6番を抜歯して半年ほど様子を見てから7番、8番を6番に移動することを含めて矯正していこうと言われました。


しかし、皆さんの質問を見ている限り、6番抜歯のリスクは高く、上記のような矯正移動も難しいとの回答が多く、とても不安になってきてしまいました。

診断していただいた矯正歯科の先生は矯正歯科歴2.30年、認定医であり、専門医でもある方なので信頼しているのですが、抜歯の前に皆様のご意見を聞かせていただきたく、こちらに相談させていただきました。

ご意見いただけましたら幸いです。

口の中が撮影しにくいため、模型写真を貼らせていただいております

画像1画像1 画像2画像2


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-11-06 00:46:45
このように、6,7,8番が重なって生えているようなときに、どの歯を抜くのかということは、常に議論の対象になるところです。

それぞれ一長一短あるところで、条件によって状況が大きく変わってまいります。

6番を抜歯するという判断の裏には、この歯は保存するのがかなり難しいという判断があるのでしょう。

7番がCで冷水痛があるといっても抜髄するほどのことがないのであれば、どちらが長期の使用に耐えるのかを考えれば、当然7番のほうでしょう。

6番を抜歯するのと8番を抜歯するのとを比べれば、8番を抜いて7番を遠心にアップライトさせるほうがずっと楽ではあります。

その場合も、8番と6番とでどちらが持つ可能性が高いのかということです。

6番を抜いて7,8番を近心移動しないほうがいいというのは、7,8番が正常位置に萌出している場合です。
現在の7番はどちらかに移動しなければ咬合しません。

6番を抜歯してアップライトするだけで、6番の半分程度の位置まで来ていると思われますので、正常位置に萌出している7番に比べれば、移動する量は少ないということになります。

また、単に7,8番を近心に移動するだけではなく、全顎的な矯正治療も当然行うのでしょう。

そうであれば、2年程度の治療期間の中のの一環ということで、その部分だけの遅さがそれほど気にならなくなるということもあるでしょう。

以上のようなことを考えての6番抜歯ということでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まやまやさん
返信日時:2017-11-06 01:12:31
今村先生

丁寧にわかりやすくご回答いただきありがとうございました!
非常に納得いたしました。
やはり人それぞれの歯の生え方によって今回のように6番抜歯が妥当とされるケースもあるのですね。

また、一点補足を失念しておりましたが、担当の先生は、この6番を抜いたらスペースができるから、下の歯の4番はおそらく抜かなくて大丈夫になるととおっしゃっていましたので

今村先生のおっしゃるように、7番のアップリフトで概ねスペースが塞がってくること、7.8番を前方移動させつつ、4〜1番を後方移動させるため、6番抜歯でも矯正で対応可能と判断されたのだなと理解致しました。


この度はご回答いただき本当にありがとうございました。
こちらで相談させていただき本当に良かったです。

抜歯まで不安で仕方がなかったのですが、安心して抜歯に挑めます。



タイトル [写真あり] 神経のない6番抜歯、7・8番の矯正移動について
質問者 まやまやさん
地域 非公開
年齢 29歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 矯正で抜いた・抜く予定
抜歯:6番(第一大臼歯)
歯列矯正の治療法
歯列矯正(矯正歯科)その他
矯正関連
その他(写真あり)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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