銀のブリッジをセラミックに交換してから歯が痛くなった

相談者: はるかぜ3512さん (35歳:男性)
投稿日時:2017-11-23 00:49:05
はじめまして。

1ヶ月ほど前に、左下6〜8番の銀のブリッジセラミックに交換しました。

交換前はどんな硬いものでも何でも食べられたのですが、交換後間もなく、6番の歯が熱いもの、冷たいものがしみるようになり、比較的柔らかいものを噛んだだけでも鋭い痛みを感じるようになりました。

噛み合わせについては高すぎる事はなく、むしろ米粒大のものも噛めないくらいスカスカな状態です。
神経は残ってる歯です。


思い返してみると、交換の際、6番、8番の歯をものすごい勢いで削られ、麻酔はしていたものの、顎が下がるくらいタービンを強く押し付けられました。
作業も非常に乱暴で、ダミーが入る7番の歯肉は傷だらけで出血していました。



〈質問〉
1.そのような結果、歯髄炎歯根膜炎になったのではないかと考えていますが、可能性は高いでしょうか。

2.私の症状から、その他どのような事が考えられるか、ご教示頂けないでしょうか。

3.このまま様子を見て、快い方向に改善する可能性はどれくらいありますでしょうか。

4.リスクなどについて事前に説明がなく、医療ミスには該当しませんでしょうか。

5.自由診療なのですが、返金要求は出来るのでしょうか。


機能としては全く問題無かった歯を、見た目のためだけに安さと速さ(マシンでその日のうちに作製するもの)を優先した結果、食べる事の楽しみや安眠などの普通の生活まで失ってしまった気がして、本当に後悔しています。

ご回答のほど、よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-11-23 12:16:02
こんにちは。

安い早い治療の場合、歯科では時間単位の仕事になるのでよい治療を受けにくいというのはご理解されているでしょうか?


逆に高い遅い治療がよいといっているわけではありませんが、時間をかけて丁寧に行う治療は高くなるのは当たり前ということです。

一般的に金属は薄くても割れたり欠けたりしません。
ですがセラミックは割れたり欠けたりします。
また樹脂が入っていればたわみます。

ですからブリッジにする場合セラミックでも樹脂でも金属と比較して、かなり多目に削られなければ機能させられるものは出来ないということになります。

これがジルコニアであればまだマシということになりますが、修復物の厚みが一定量必要になるのは致し方ないということになります。


セラミック治療やハイブリッドでの治療を望まれた場合、一定量削られる必要性が大抵の場合発生します。
それは素材特性による約束事です。

説明時にどういうやり取りがあったかはわかりませんが、白い物での治療を生活歯に応用する場合、歯が更に削られる必要が生じる訳ですから、不運であれば痛みが生じるつまりは歯髄が刺激に耐えられず炎症を起こす可能性が生じることがあります。


また歯茎が出血していればかなり上手くスキャンしなければよい型にはなりにくいので、理想的な型採りを行いたいならばそれこそ軟組織の治癒を待っての型採りが必要になることもありますから、とても期間がかかる治療になるかも知れないが、そうなった場合も必要性を理解しているので承諾している患者さんでなければそういう治療は出来ないということになります。

治療には患者さんの理解と協力が必要ですから一方的な治療は成り立たないからです。


1.あり得ると思います

2.歯茎のダメージから痛みが生じているのかもしれませんが、歯髄炎の症状に近いと思います。

3.ゼロではないと思うので刺激を与えない方がよいでしょう

4.事前に予測されるリスクは説明がある方がよいでしょう。
ただ、比較的よくあることなので医療ミスには当たらないと思います。

5.通常は委任契約なので治療行為が行われていれば返金されないと思います。
歯髄処置が必要になれば歯髄処置費用が新たに発生すると思います。
癌治療や他の治療と同じようにお考えになると理解しやすいのではないかと思います。


安くて早いことを売りにしている治療では事前説明が不足する可能性が高くなると思いますので、後戻り出来ない治療の場合十分な治療費を提示され説明に時間をとってもらえるようにしておくと何かあっても納得しやすいと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はるかぜ3512さん
返信日時:2017-11-23 23:46:31
船橋先生

ご回答ありがとうございます。
詳しくご説明頂き、よく理解する事が出来ました。


追加でもう1点質問させて下さい。

私の症状は歯髄炎歯根膜炎である可能性が高いと思いますが、根の治療が必要と判断する基準があればご教示頂けないでしょうか。
様子を見る場合、目安となる期間も合わせて教えてください。

よろしくお願いいたします。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-11-24 08:40:56
ご相談ありがとうございます。

歯髄炎歯根膜炎である可能性が高いと思いますが、

思い込みは危険です。


根の治療が必要と判断する基準があればご教示頂けないでしょうか。

救済できる可能性も捨て切れませんから、根管治療と決めつける前に診断が大事です。


>様子を見る場合、目安となる期間も合わせて教えてください。

救済する場合は時間の勝負ですから早い方が有利です。
遅くなれば思い込み通り根管治療となりえます。


>歯髄炎や歯根膜炎である可能性が高い

というまま、様子を見る、とは悪化を確認するだけとなるからです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はるかぜ3512さん
返信日時:2017-11-26 16:00:46
ご回答ありがとうございました。

早々に主治医に診てもらうようにします。



タイトル 銀のブリッジをセラミックに交換してから歯が痛くなった
質問者 はるかぜ3512さん
地域 非公開
年齢 35歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯科治療後の歯の痛み
オールセラミック(陶器の被せ物)
ブリッジその他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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