金属アレルギー。インプラントの材質・構造について

相談者: スカイ1さん (44歳:男性)
投稿日時:2017-11-16 21:49:33
金属アレルギーなので、口腔内のメタルフリー化を行いました。
これにより全身に出ていた痒みなどの症状は一掃され、現在は快適に生活しています。

最後に奥歯の欠損部分が残っていて、ブリッジインプラントを入れる必要があります。

そこで主治医の扱っているストローマンのインプラントを検討していますが、素材がチタンなので再び金属アレルギーが出ないかと心配です。

自身で色々調べてみたところ、ジルコニアセラミックスのインプラントを見つけましたので、主治医に相談してみたところ、

「ストローマンの製品なので取り扱いは可能。
初症例となるが施術はできる」

と言われました。

ただ、当初は

「当院では、メンテナンス性に優れた、上部構造をネジで止める最新タイプのインプラントしか扱っていない」

と言われていましたが、

「ジルコニアセラミックス素材のものは一世代前の接着するタイプになってしまう」

ということが後から分かりました。

しかし主治医は

「ジルコニアインプラントの症例ができれば金属アレルギー患者にアピールできる様になる」

と前向きで、

「どちらの選択も良いと思いますので、よく考えてお決めになってください」

と言われました

チタンはアレルギーは出にくいということですので、主治医が本来薦めていたネジ式のモノを入れるか、アレルギーの心配のない古い世代のジルコニアインプラントを入れるか悩んでいます。


ついては以下の懸念があります。

1. 初症例になるということは、普段と違う施術となるので失敗されたりしないか心配

2. ネジ式と接着式の構造上の違いによるメリット・デメリットが良く分からない

3. ジルコニアタイプは一世代前の接着タイプということだが、最新タイプに比べて何か劣っているのか


客観的なご意見をいただきにこちらに相談させていただきました。

宜しくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-11-17 09:40:37
ご相談ありがとうございます。

>1. 初症例になるということは、普段と違う施術となるので失敗されたりしないか心配

パイオニア精神でリスクを取り開拓するお気持ちも必要です。


>2. ネジ式と接着式の構造上の違いによるメリット・デメリットが良く分からない

前者は可撤式に優れていますが、咬合させる部分にネジ穴が来るタイプは咬合に妥協が生じます。
咬合させる部分以外にネジ穴を設計する場合は複雑で条件が少々狭まることと、ネジがとても小さくなります。

後者は比較的早く簡便にでき、咬合させる部分をより理想的に設計製作することが可能です。

ただし、インプラントの咬合理論は見つかっていないために、自然の歯とは異なる妥協が必要となります。


>3. ジルコニアタイプは一世代前の接着タイプということだが、最新タイプに比べて何か劣っているのか

接着タイプの違いは変わっていません。
またそれについて詳しくありませんが、ジルコニウムとチタンと両方使っている製品と聞いています。

つまりチタンがゼロにはならないという製品です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: スカイ1さん
返信日時:2017-11-21 18:59:03
回答ありがとうございます。

>>1. 初症例になるということは、普段と違う施術となるので失敗された
>りしないか心配
>
>パイオニア精神でリスクを取り開拓するお気持ちも必要です。

やはり練習台あってこその医師の腕前ということなのでしょうかね。

患者の側からすると、我々がリスクを取らされるというのは、どうしても理不尽なことの様に思えてなりません。

***

最初の質問に対する疑問が払拭されていないので、もう一度同じ質問をさせてください。

1. 初症例になるということは、普段と違う施術となるので失敗されたりしないか心配

補足
今回の医師は、インプラント手術の症例数が多く信頼に足ると思うけれども、ジルコニア素材を扱うのは初めてである。
しかし、今後の医院のアピール材料にもなるという理由で、医師は「やってみたい」と考えている。

私は、医院の症例に貢献するつもりは無いのでリスクがあるなら手術は受けたくない。しかし大したリスクではないというならば、この医師の手術を受けたい。

そもそもこの様な状況で失敗されたりすることはあるのか?
扱う部材が違うということがどの程度手術に影響があるのか?

インプラント手術の難易度が分からないので判断ができませんし、この質問に関しては主治医本人に相談しても無意味なのでここで相談させていただいています。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-11-22 08:37:14
ご返信ありがとうございます。

>そもそもこの様な状況で失敗されたりすることはあるのか?

術者次第ですが、

    >インプラント手術の症例数が多く信頼に足ると思う

と、いうのであれば心配は少ないはずです。


>扱う部材が違うということがどの程度手術に影響があるのか?

素材の違いはふつう術式に影響を与えません。
新製品により術式が異なるかどうかはご確認ください。


>最初の質問に対する疑問が払拭されていないので、もう一度同じ質問をさせてください。

そもそもの問題である、
    >金属アレルギーなので、口腔内のメタルフリー化を行いました。

これは解決されたとしての回答です。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-11-22 08:58:49
スカイ1さん

はじめまして、おはようございます。

私も過去に、歯科用金属にアレルギーがある患者さんがインプラントをしたいと相談を受けたことがあります。

チタンは金属の中でも特に生体親和性が高く、非常にアレルギー反応が起こりにくいと言われています。

インプラント体はメーカーにもよるとは思いますが、大手メーカーの物ですと、ほぼ純チタンを用いていることが多いと思います。

ただ、100%アレルギー反応が出ないとは限りません。
個人的には現在ではやはり、骨誘導性を有するチタン製インプラントが王道かと思いますので、チタンにアレルギーがあるかどうか先に調べてもらうという方法もあります。

皮膚科の中でアレルギーテストをしている医院を調べ、チタンにアレルギーがあるかどうか調べてもらえるかを聞いて受診するというのもひとつの方法かもしれません。

ちなみに上記の私が過去に診た患者さんは、色々と金属アレルギーがありましたがチタンは調べてもらった結果陰性でした。

ご参考にならなかったらすいません。
失礼します。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2017-11-24 16:34:14
ストローマンジルコニアインプラントは、最も新しいストローマンの商品です。

補綴の仕方で、古い新しい、と言う説明の仕方をされてるようですが、ネジ式のモノが新しくて正しい訳でもなく、接着式のモノが古くて駄目な訳でもありません。

それぞれの利点欠点があり、DRごとの考え方の違いがあるだけです。

ストローマンのジルコニアインプラントの私個人の使用感覚としては、歯茎の反応が純チタンのインプラントよりも良い感じがしました。

骨とのくっ付き具合も、従来のモノとそんなに差はないように感じます。

本当に、私の個人的感覚でしかないのですが、SLActive Roxolidインプラントが純チタンとジルコニウムの合金で、歯茎との相性、骨との相性もとても良いように感じております。

ジルコニアインプラントは、それに比べると、少し骨とのくっ付く期間が長いように感じます。

どう言う理解をその先生がしているのかが分かりませんが、以上が私が海外の学会で直接見聞して知っている事実と個人的感覚です。

少なくともストローマンのジルコニアインプラントは、最新商品ですので、古い、と言うのは間違いだと思います。




タイトル 金属アレルギー。インプラントの材質・構造について
質問者 スカイ1さん
地域 東京23区
年齢 44歳
性別 男性
職業 会社員(管理職)
カテゴリ インプラント治療法
インプラントその他
インプラント関連
材料・機材関連
歯科金属アレルギー
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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