歯列矯正の際に7番と8番のどちらの歯を抜歯するのがよいですか?
相談者:
saekaさん (36歳:女性)
投稿日時:2017-12-04 00:00:59
現在、矯正を検討中です。
左下6番の歯が虫歯でダメになったため、6番抜歯し、左下7番と8番(現在埋没している親知らず)を6番の方向へ移動して使いたい、またこの機会に、全体的な歯並び(特に上の歯が八重歯)や噛み合わせを直したいと思っています。
矯正歯科医の方に相談したところ、上記のような矯正は可能だが、その際に右下の歯についても抜歯する必要があると説明されました。
理由は、下の歯は噛みあわせ的に全体的に右側の方向にずらす必要があること右下も7番を抜歯して、8番を7番の方向へ移動させて、引っ張り合い(?)をしたほうがバランスがとれて矯正しやすいとのことです。
また、右下7番ではなく8番(親知らず)を抜く方法でも一応矯正できるが、8番抜歯の際も感覚神経麻痺のリスクがあること(レントゲンやCTをみると、8番の歯の根っこと神経が隣接しているようです)、7番抜歯のほうが矯正しやすく、結果がよいと思われる。(矯正期間も短くてすむ)と言われています。
私としては、おすすめの方法である7番抜歯がよいのではと思うものの、健康な7番の歯を抜歯後、8番動かなかったらという不安があります。
(矯正歯科医の方の経験的には動くと思われるそうです。)
また8番を抜歯する方法についても、矯正的にやりにくいことや、感覚神経麻痺も気になり、、7番と8番どちらを抜歯する方法を選ぶか、決めかねています。
7番と8番どちらがよいというご意見や、考え方のアドバイスなど頂けないでしょうか?
※ちなみに上の歯については、
左上6番(神経のない歯)を抜歯し、8番目の歯をひっぱり出して生かす(スペース的に入るので)
右上4番を抜歯し(3番が八重歯)8番目の歯をひっぱりだして生かす(スペース的に入るので)
という方針です。
(上の8番の歯は動かない可能性がかなり低いそうで、私としてはそんなに心配していません)
※右下7番と8番は、ともに健康な状態の歯です。
(左下8番は埋没しています。
方向としては7番の歯に向かって横に生えようとしている感じです)
左下6番の歯が虫歯でダメになったため、6番抜歯し、左下7番と8番(現在埋没している親知らず)を6番の方向へ移動して使いたい、またこの機会に、全体的な歯並び(特に上の歯が八重歯)や噛み合わせを直したいと思っています。
矯正歯科医の方に相談したところ、上記のような矯正は可能だが、その際に右下の歯についても抜歯する必要があると説明されました。
理由は、下の歯は噛みあわせ的に全体的に右側の方向にずらす必要があること右下も7番を抜歯して、8番を7番の方向へ移動させて、引っ張り合い(?)をしたほうがバランスがとれて矯正しやすいとのことです。
また、右下7番ではなく8番(親知らず)を抜く方法でも一応矯正できるが、8番抜歯の際も感覚神経麻痺のリスクがあること(レントゲンやCTをみると、8番の歯の根っこと神経が隣接しているようです)、7番抜歯のほうが矯正しやすく、結果がよいと思われる。(矯正期間も短くてすむ)と言われています。
私としては、おすすめの方法である7番抜歯がよいのではと思うものの、健康な7番の歯を抜歯後、8番動かなかったらという不安があります。
(矯正歯科医の方の経験的には動くと思われるそうです。)
また8番を抜歯する方法についても、矯正的にやりにくいことや、感覚神経麻痺も気になり、、7番と8番どちらを抜歯する方法を選ぶか、決めかねています。
7番と8番どちらがよいというご意見や、考え方のアドバイスなど頂けないでしょうか?
※ちなみに上の歯については、
左上6番(神経のない歯)を抜歯し、8番目の歯をひっぱり出して生かす(スペース的に入るので)
右上4番を抜歯し(3番が八重歯)8番目の歯をひっぱりだして生かす(スペース的に入るので)
という方針です。
(上の8番の歯は動かない可能性がかなり低いそうで、私としてはそんなに心配していません)
※右下7番と8番は、ともに健康な状態の歯です。
(左下8番は埋没しています。
方向としては7番の歯に向かって横に生えようとしている感じです)
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-12-04 00:23:50
こんにちは。
矯正治療で悩まれた場合は、複数の専門家を受診され詳細な検索データをもとに治療計画について提示してもらったほうが、トラブルのリスクえお減らすことに繋がりよいのではないかとおもいます。
例えば今回の内容では、なぜ反対側も抜歯が必要なのかの理解が不十分でしょう。
その歯科医の技術的な問題であれば、別の歯科医ならば抜歯が不要かもしれません。
ネットでは詳細なデータがありませんし、シュミレーション一つ不可能です。
費用がかかっても、別の専門家にも実際に相談に行かれた方がよいのではないでしょうか。
矯正治療で悩まれた場合は、複数の専門家を受診され詳細な検索データをもとに治療計画について提示してもらったほうが、トラブルのリスクえお減らすことに繋がりよいのではないかとおもいます。
例えば今回の内容では、なぜ反対側も抜歯が必要なのかの理解が不十分でしょう。
その歯科医の技術的な問題であれば、別の歯科医ならば抜歯が不要かもしれません。
ネットでは詳細なデータがありませんし、シュミレーション一つ不可能です。
費用がかかっても、別の専門家にも実際に相談に行かれた方がよいのではないでしょうか。
回答2
ゆうデンタルオフィス矯正歯科(横浜市保土ヶ谷区)の畠山です。
回答日時:2017-12-04 11:24:41
矯正治療での抜歯については、矯正医の中でも考えが大きく異なります。
私は上顎については7番抜歯、8番を歯列に参加させる方法での治療を多く行っていますが、下顎については埋伏している8番を使うことは、最初の選択肢としてはほとんどありません。
下顎の6番が健康な歯ではなく、8番が使える場合は6番抜歯、7.8番を6.7番として使うことはよくあります。
しかし、これができるのは8番の位置によります。
8番が埋伏していても使える位置なら移動させますが、それができない位置もあります。
また、上顎の8番に比べて上顎に比べて下顎の8番は移動に時間がかかります。
≫ 右上4番を抜歯し(3番が八重歯)8番目の歯をひっぱりだして生かす(スペース的に入るので)
これについては私は全く考えが異なります。
かみあわせを見ていないので私のオフィスでの一般的なこととしてですが、通常”八重歯だから4番を抜歯する”ということはありません。
上下の歯の数や形態が合わなくなります。
しかし、検査をした現在の担当医でなくてはわからないこともたくさんありますし、抜歯部位の選択についてはそれぞれ理由があります。
ご不安がありましたら、再度、担当医にご確認頂くことをお勧めします。
私は上顎については7番抜歯、8番を歯列に参加させる方法での治療を多く行っていますが、下顎については埋伏している8番を使うことは、最初の選択肢としてはほとんどありません。
下顎の6番が健康な歯ではなく、8番が使える場合は6番抜歯、7.8番を6.7番として使うことはよくあります。
しかし、これができるのは8番の位置によります。
8番が埋伏していても使える位置なら移動させますが、それができない位置もあります。
また、上顎の8番に比べて上顎に比べて下顎の8番は移動に時間がかかります。
≫ 右上4番を抜歯し(3番が八重歯)8番目の歯をひっぱりだして生かす(スペース的に入るので)
これについては私は全く考えが異なります。
かみあわせを見ていないので私のオフィスでの一般的なこととしてですが、通常”八重歯だから4番を抜歯する”ということはありません。
上下の歯の数や形態が合わなくなります。
しかし、検査をした現在の担当医でなくてはわからないこともたくさんありますし、抜歯部位の選択についてはそれぞれ理由があります。
ご不安がありましたら、再度、担当医にご確認頂くことをお勧めします。
回答3
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2017-12-04 14:36:17
saekaさん、こんにとは
個人的には、主治医が信頼できるのなら、主治医の治療方針に従うのが良いと思いいます。
個人的には、主治医が信頼できるのなら、主治医の治療方針に従うのが良いと思いいます。
回答4
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2017-12-04 16:16:34
>7番と8番どちらを抜歯する方法を選ぶか、決めかねています。
問題のない大臼歯を抜歯するということは、なかなか計画しにくいものです。
一般的には、7番に問題があるときに抜歯を計画するということはあります。
片側のみの抜歯では、正中がそちらに大きく移動してしまう為、左右対称に抜いた方がいいというのが一般的な考え方です。
左右の大臼歯同士で引っ張り合うということではなくて、あくまでも、前歯部と臼歯部との引っ張り合いになります。
片側的に抜歯したときは、正中がそちら側に移動しながら前歯部が舌側に入ります。
左右対称に抜いたときには、正中はそれほど変わらず、前歯部が舌側に移動します。
お口の中を拝見しておりませんので、なかなか判断のつかないところはあります。
いずれにしても、よく納得の行くお話を聞いてから決めても遅くはないということは言えると思います。
セカンドオピニオンを受けてもいいのかもしれません。
問題のない大臼歯を抜歯するということは、なかなか計画しにくいものです。
一般的には、7番に問題があるときに抜歯を計画するということはあります。
片側のみの抜歯では、正中がそちらに大きく移動してしまう為、左右対称に抜いた方がいいというのが一般的な考え方です。
左右の大臼歯同士で引っ張り合うということではなくて、あくまでも、前歯部と臼歯部との引っ張り合いになります。
片側的に抜歯したときは、正中がそちら側に移動しながら前歯部が舌側に入ります。
左右対称に抜いたときには、正中はそれほど変わらず、前歯部が舌側に移動します。
お口の中を拝見しておりませんので、なかなか判断のつかないところはあります。
いずれにしても、よく納得の行くお話を聞いてから決めても遅くはないということは言えると思います。
セカンドオピニオンを受けてもいいのかもしれません。
相談者からの返信
相談者:
saekaさん
返信日時:2017-12-08 01:47:59
先生方、ご回答いただき誠にありがとうございます。
とてもありがたく参考になります。
上記の相談を投稿後に右上7番に大きな虫歯がみつかり、かかりつけの歯科医から「矯正の先生に右上の抜歯は7番が可能か相談したほうがよい」と言われました。
この場合、抜歯する歯は、
右上:7番(虫歯が進行しており、8番側の歯肉の中に虫歯が広がっていて8番が邪魔で虫歯が取りきれない)
左上:6番(神経を取った歯)
右下:7番か8番
左下:6番(すでに神経を取っておりさらに根がダメになっている)
を考えています。
右はともに7番
左はともに6番
なので上下の抜歯する歯は同じ位置で、左右はそろっておりませんが。。
ただ虫歯を抜歯するメリットがあるため、このような方針もありえますでしょうか。
■Dr.ふなちゃん
コメントありがとうございます。
>例えば今回の内容では、なぜ反対側も抜歯が必要なのかの理解が不十分でしょう。
私の理解度が低く文章でちゃんと書けておりませんでした。
正中がどちらかといえば左寄りの状態のようです。
そのため、正中を少し右にずらすために、左6番だけを抜歯するのではなく、右7番か8番の抜歯をしたほうがよいということでした。
今回の治療方針を示した矯正歯科医院の他に、いくつかの歯科医院に行ったのですが、今回の矯正歯科が現状一番よいと思っています。
ただ、先生がおっしゃるとおり、もっと他の歯科医院に行くことで考えが定まるかもしれないので、検討させていただきます。
■畠山先生
コメントありがとうございます。
追加でご質問させてください。
>また、上顎の8番に比べて上顎に比べて下顎の8番は移動に時間がかかります。
下あごの8番の移動にかかる時間は、先生のご経験された例ですとどのくらいかかっていましたでしょうか。
>しかし、これができるのは8番の位置によります。
>8番が埋伏していても使える位置なら移動させますが、それができない位置もあります。
できない位置というのがどのような位置か、可能でしたら教えて頂けないでしょか。
■小牧先生
ご意見ありがとうございます。
私もプロの方の方針に従うのが一番よいだろうと思っています。
(リスクを考えてなかなか決断できないのですが)
■今村先生
抜歯位置と正中の関係についてご解説ありがとうございます。
書いていただいた通りだと思います。
左下6番を抜歯する前提で矯正を進めると、右下7か8番の抜歯が必要という今回の方針になるようです。
今村先生でしたら、右下の抜歯は7番と8番どちらを選びますか?
また、正中がずれたままでもいいので右下は抜歯しない、という選択についてどのように思われますか?
とてもありがたく参考になります。
上記の相談を投稿後に右上7番に大きな虫歯がみつかり、かかりつけの歯科医から「矯正の先生に右上の抜歯は7番が可能か相談したほうがよい」と言われました。
この場合、抜歯する歯は、
右上:7番(虫歯が進行しており、8番側の歯肉の中に虫歯が広がっていて8番が邪魔で虫歯が取りきれない)
左上:6番(神経を取った歯)
右下:7番か8番
左下:6番(すでに神経を取っておりさらに根がダメになっている)
を考えています。
右はともに7番
左はともに6番
なので上下の抜歯する歯は同じ位置で、左右はそろっておりませんが。。
ただ虫歯を抜歯するメリットがあるため、このような方針もありえますでしょうか。
■Dr.ふなちゃん
コメントありがとうございます。
>例えば今回の内容では、なぜ反対側も抜歯が必要なのかの理解が不十分でしょう。
私の理解度が低く文章でちゃんと書けておりませんでした。
正中がどちらかといえば左寄りの状態のようです。
そのため、正中を少し右にずらすために、左6番だけを抜歯するのではなく、右7番か8番の抜歯をしたほうがよいということでした。
今回の治療方針を示した矯正歯科医院の他に、いくつかの歯科医院に行ったのですが、今回の矯正歯科が現状一番よいと思っています。
ただ、先生がおっしゃるとおり、もっと他の歯科医院に行くことで考えが定まるかもしれないので、検討させていただきます。
■畠山先生
コメントありがとうございます。
追加でご質問させてください。
>また、上顎の8番に比べて上顎に比べて下顎の8番は移動に時間がかかります。
下あごの8番の移動にかかる時間は、先生のご経験された例ですとどのくらいかかっていましたでしょうか。
>しかし、これができるのは8番の位置によります。
>8番が埋伏していても使える位置なら移動させますが、それができない位置もあります。
できない位置というのがどのような位置か、可能でしたら教えて頂けないでしょか。
■小牧先生
ご意見ありがとうございます。
私もプロの方の方針に従うのが一番よいだろうと思っています。
(リスクを考えてなかなか決断できないのですが)
■今村先生
抜歯位置と正中の関係についてご解説ありがとうございます。
書いていただいた通りだと思います。
左下6番を抜歯する前提で矯正を進めると、右下7か8番の抜歯が必要という今回の方針になるようです。
今村先生でしたら、右下の抜歯は7番と8番どちらを選びますか?
また、正中がずれたままでもいいので右下は抜歯しない、という選択についてどのように思われますか?
回答5
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2017-12-09 00:21:20
>7番と8番どちらを選びますか
7番に全く問題がないのであれば、一般的には8番を抜くところでしょう。
しかし、その8番が抜けないのであれば、7番ではなくてむしろ小臼歯を抜くことを考えるのではないでしょうか。
>右下は抜歯しない
これはありだと考えています。
もちろん、正中はずれますし、犬歯関係も悪くはなります。
ただ、正中がずれるということに関して、上顎と違って下顎の正中はずれていてもそれほど気にならないことが多いものです。
また、オーバーバイトやオーバージェットが大きいようであれば、極力下顎の抜歯は避けたいところもあります。
ただ、犬歯誘導がはかれなくなるであろうという点がどうかということはありますが。
7番に全く問題がないのであれば、一般的には8番を抜くところでしょう。
しかし、その8番が抜けないのであれば、7番ではなくてむしろ小臼歯を抜くことを考えるのではないでしょうか。
>右下は抜歯しない
これはありだと考えています。
もちろん、正中はずれますし、犬歯関係も悪くはなります。
ただ、正中がずれるということに関して、上顎と違って下顎の正中はずれていてもそれほど気にならないことが多いものです。
また、オーバーバイトやオーバージェットが大きいようであれば、極力下顎の抜歯は避けたいところもあります。
ただ、犬歯誘導がはかれなくなるであろうという点がどうかということはありますが。
タイトル | 歯列矯正の際に7番と8番のどちらの歯を抜歯するのがよいですか? |
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質問者 | saekaさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 36歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
矯正で抜いた・抜く予定 抜歯:6番(第一大臼歯) 歯列矯正の治療法 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。