7歳、知識が無いまま六歳臼歯にシーラントを施し不安に

相談者: きみかすみれさん (36歳:男性)
投稿日時:2017-12-11 08:51:32
おはようございます。

7歳の娘の六歳臼歯(下)にシーラントをしました。
これまで虫歯は無く,今回も検診のために歯科を受診しました。
虫歯予防になるのでと,それ以上の詳しい説明もなく,良いものであるならという気持ちでお願いしたのですが,帰って色々と調べてみると,デメリットもあることがわかりました。

施術中に立ち会うことは断られたため,どのようにしてシーラントが施されたのか,また,セメント系なのかレジン系なのかも不明です。


当初は6歳臼歯のみという話でしたが,仕上がり後に見てみるとその手前の歯まで施されていました。

土曜日にシーラントをしてから,大変なこと(シーラントをしたことで虫歯になる確率を上げてしまったのではないか)と不安が募るばかりで,明日にでも歯科に問い合わせをしてみようと思っています。


主に疑問に思っていることや,悩んでいることは次の点で,これについて教えていただけますと幸いです。

1.シーラントが欠けた場合,すぐに修復をしたほうが良いのでしょうか。

2.予定していなかった6歳臼歯の手前の歯(乳歯)のシーラントはこのままでもよいのでしょうか。
調べたところ,きちんと掃除をしていないと,シーラントの下で虫歯が発生するとあったので,不安に思っています。

3.まったく虫歯が無く綺麗な歯でしたが,シーラントをしたほうが虫歯予防のためには良いのでしょうか。

4.既に施したシーラントをはがすことはやめたほうが良いと知りました。
今後はどのようにケアしていくのが最善でしょうか。


長文で申し訳ございませんが,よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-12-11 09:22:40
ご相談ありがとうございます。

>1.シーラントが欠けた場合,すぐに修復をしたほうが良いのでしょうか。

どういう処置がされたかによって異なり、簡単ではありません。


>2.予定していなかった6歳臼歯の手前の歯(乳歯)のシーラントはこのままでもよいのでしょうか。

良いと思います。


>調べたところ,きちんと掃除をしていないと,シーラントの下で虫歯が発生するとあったので,不安に思っています。

なんでもプロセスが大事です。


>3.まったく虫歯が無く綺麗な歯でしたが,シーラントをしたほうが虫歯予防のためには良いのでしょうか。

六歳臼歯の場合はこれから一生に関わるので、全く乳歯とは考えが違います。
虫歯のリスクが小さい子供の場合、原則的に、してはいけない歯ともいえるくらいです。

それは最新のエナメル質の研究で強く推奨されています。

一生虫歯にならないように、エナメル質が遺伝子情報の設計図で非常に精密に、今作られ始めているからです。
その設計図では、生えた後にエナメル質が成熟して丈夫に完成するように、きれいな唾液に触れ続ける仕組みになっているからです。
そのために、唾液の成分も適切な消化酵素、殺菌剤、カルシウム、リン、フッ素の配合などが設計されています。


>4.既に施したシーラントをはがすことはやめたほうが良いと知りました。今後はどのようにケアしていくのが最善でしょうか。

一度人工的な処置をしてしまうと、処置によって自然の仕組みを変えてしまうことがあり、極めて繊細な対応が必要になってしまいます。

当然剥がす処置は、そのエナメル質の最新の知見がないとさらに危険な行為となりえます。

ただこの話は厳密な科学的研究結果であり、生活習慣が健康であればあまり気にしなくても大丈夫なことがあります。
知識があり、なんでも相談できるオープンな雰囲気の歯科医院でよく相談しましょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: きみかすみれさん
返信日時:2017-12-11 11:52:06
さがら先生,ご回答ありがとうございました。
大変勉強になりました。


いただいたアドバイスをもとに,実際にどういう手順だったのか等,施術した歯科で相談したいと思います。

再来週に上の六歳臼歯にも施術を進められ予約をしていますが,そちらは断ろうと思います。



タイトル 7歳、知識が無いまま六歳臼歯にシーラントを施し不安に
質問者 きみかすみれさん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ シーラント
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい