歯科衛生士です、歯ぎしりによる歯肉の下りについて
相談者:
まる*さん (25歳:女性)
投稿日時:2017-12-25 01:12:53
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2017-12-25 06:36:06
>はじめまして。
>歯科衛生士をしております。
>歯ぎしりや食いしばりによる、歯肉の下りや くさび状欠損ついて質問です。
>前日、患者様から
>「どうして歯ぎしりによる歯肉の下りは外側(頬側)にでやすいのか。」
>との質問がありました。
それは事実を認識してていないからです、食いしばりや歯ぎしりでは歯肉の退縮や楔状欠損はは起こりません、力を入れすぎて歯肉を擦っているからです、また研磨剤入りの歯磨剤を使っているからです。
弱弱しい歯肉の方の歯肉退縮 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=109
この方はオープンバイトですよ、歯ブラシによる歯肉の退縮です、右利きで右上から磨き始めて左上右下最後に左下を磨いていたのでしょう、楔上欠損からも推測できます、磨き始めは歯磨剤がそのままですから楔上欠損ができます、磨いているうちに唾液で徐々に薄まって最後はほとんどなくなってしまうので楔上欠損は起きません。ちなみにこの方は磨き癖で下顎舌側はほとんど磨いていません。
口臭が気になって http://yamadashika.jugem.jp/?eid=2333
この方の磨き癖は左下から磨き始めて次に右下を磨いています、エナメル質の表面の傷から推測できます、次いで左上、右上でしょう。
歯ブラシからわかること http://yamadashika.jugem.jp/?eid=3392
この方の歯ブラシは擦面全体を使って前方へ押す癖があります、タフトブラシは押し付けているようです。
歯ブラシ診断 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1108
私の磨き癖です http://yamadashika.jugem.jp/?eid=760
楔状欠損 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=3280
この楔状欠損は歯ぎしりや食いしばりでできたとは到底考えられません。
右下1番の舌側の楔状欠損 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1332
舌側歯頚部に初期の楔状欠損が認められる、ここをこだわって磨いたのでしょう。
>恥ずかしながら、うまく答える事ができませんでした。
>たしかにWSDが出るのは頬側がほとんどです。
教科書通りの説明は説得力があまりありません、現在の事実とご自身の経験を重ね合わせて理解したことを説明するのです、その方が説得力があります、いい加減な答えは慎みましょう。
>舌側で歯ぎしりの影響として出るのは骨隆起が多いと思います。
そうですか、私の症例で欠損部した下顎6番に大きな骨隆起が見られる症例を経験しています。
骨隆起 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1437
硬口蓋の骨隆起の説明はどうするのでしょうか。
下顎舌側の骨隆起 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1223
これも。
常識は「疑え」です。
>患者様にはなんと答えたらよかったのでしょうか。
観察力を磨くこと、わからないことがあればなぜだろうといったん立ち止まって考えること、それでわかったことだけを説明すればよろしい、わからないことをさもわかっているように説明するのは最悪です。
経験を積めばやがて正解にたどり着くでしょう。
楔状欠損 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%DC%B8%BE%F5%B7%E7%C2%BB&x=57&y=12
歯肉の退縮 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%BB%F5%C6%F9%A4%CE%C2%E0%BD%CC&x=58&y=13
>歯科衛生士をしております。
>歯ぎしりや食いしばりによる、歯肉の下りや くさび状欠損ついて質問です。
>前日、患者様から
>「どうして歯ぎしりによる歯肉の下りは外側(頬側)にでやすいのか。」
>との質問がありました。
それは事実を認識してていないからです、食いしばりや歯ぎしりでは歯肉の退縮や楔状欠損はは起こりません、力を入れすぎて歯肉を擦っているからです、また研磨剤入りの歯磨剤を使っているからです。
弱弱しい歯肉の方の歯肉退縮 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=109
この方はオープンバイトですよ、歯ブラシによる歯肉の退縮です、右利きで右上から磨き始めて左上右下最後に左下を磨いていたのでしょう、楔上欠損からも推測できます、磨き始めは歯磨剤がそのままですから楔上欠損ができます、磨いているうちに唾液で徐々に薄まって最後はほとんどなくなってしまうので楔上欠損は起きません。ちなみにこの方は磨き癖で下顎舌側はほとんど磨いていません。
口臭が気になって http://yamadashika.jugem.jp/?eid=2333
この方の磨き癖は左下から磨き始めて次に右下を磨いています、エナメル質の表面の傷から推測できます、次いで左上、右上でしょう。
歯ブラシからわかること http://yamadashika.jugem.jp/?eid=3392
この方の歯ブラシは擦面全体を使って前方へ押す癖があります、タフトブラシは押し付けているようです。
歯ブラシ診断 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1108
私の磨き癖です http://yamadashika.jugem.jp/?eid=760
楔状欠損 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=3280
この楔状欠損は歯ぎしりや食いしばりでできたとは到底考えられません。
右下1番の舌側の楔状欠損 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1332
舌側歯頚部に初期の楔状欠損が認められる、ここをこだわって磨いたのでしょう。
>恥ずかしながら、うまく答える事ができませんでした。
>たしかにWSDが出るのは頬側がほとんどです。
教科書通りの説明は説得力があまりありません、現在の事実とご自身の経験を重ね合わせて理解したことを説明するのです、その方が説得力があります、いい加減な答えは慎みましょう。
>舌側で歯ぎしりの影響として出るのは骨隆起が多いと思います。
そうですか、私の症例で欠損部した下顎6番に大きな骨隆起が見られる症例を経験しています。
骨隆起 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1437
硬口蓋の骨隆起の説明はどうするのでしょうか。
下顎舌側の骨隆起 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1223
これも。
常識は「疑え」です。
>患者様にはなんと答えたらよかったのでしょうか。
観察力を磨くこと、わからないことがあればなぜだろうといったん立ち止まって考えること、それでわかったことだけを説明すればよろしい、わからないことをさもわかっているように説明するのは最悪です。
経験を積めばやがて正解にたどり着くでしょう。
楔状欠損 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%DC%B8%BE%F5%B7%E7%C2%BB&x=57&y=12
歯肉の退縮 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%BB%F5%C6%F9%A4%CE%C2%E0%BD%CC&x=58&y=13
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-12-25 09:48:19
こんにちは。
通常頬側の骨の厚みは少ないですから、歯が少し頬側に傾斜すると歯茎にテンションがかかりやすいでしょう。
粘膜が薄いタイプと厚いタイプの方がおられますが、粘膜が薄いタイプの方は骨も薄く歯並びや噛み合わせに問題をもっている方が多いですよ。
骨隆起は頬側にも出来ます。
上顎頬側をよく観察してみて下さい。
噛み合わせのバランスに応じて骨が後から添加されているということになります。
噛み合わせに問題がある人に見られます。
通常頬側の骨の厚みは少ないですから、歯が少し頬側に傾斜すると歯茎にテンションがかかりやすいでしょう。
粘膜が薄いタイプと厚いタイプの方がおられますが、粘膜が薄いタイプの方は骨も薄く歯並びや噛み合わせに問題をもっている方が多いですよ。
骨隆起は頬側にも出来ます。
上顎頬側をよく観察してみて下さい。
噛み合わせのバランスに応じて骨が後から添加されているということになります。
噛み合わせに問題がある人に見られます。
回答3
タイトル | 歯科衛生士です、歯ぎしりによる歯肉の下りについて |
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質問者 | まる*さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 25歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯軋り(歯ぎしり) 衛生士関連 歯茎が下がった(歯肉退縮) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。