[写真あり] 出っ歯の歯列矯正、歯科によって治療方法がかなり異なる

相談者: KEさん (44歳:女性)
投稿日時:2018-01-05 22:07:45
前歯2本がビーバーぎみ、上顎少々もっこり感があり横顔の改善のため歯科矯正を考えています。
かみ合わせおよび歯茎は問題ないです。


3件、カウンセリングにいってきましたが、示された治療方針がまったく違うため踏み切れずにいます。

歯科A:もっこり感を改善するためには、抜歯(4番)&ワイヤーが適切。
非抜歯インビザラインではそこまで改善しない。


歯科B:非抜歯インビザラインが最適。
シュミレーションの結果、歯をけずり7mm前歯をひっこめることができる。
1週間ごとにアライナーを変え、1年半(70枚くらい+ゴムかけ要)ほどかかる。
抜歯については、年をとり貧相なる可能性がたかいのですすめない。


歯科C:非抜歯インビザラインが最適。
シュミレーションの結果、2週間に一回ずつアライナーを変え(上下8本ずつけずり、アライナー18本+ゴムかけ要)8か月の治療で5mmへこみ横顔は改善される。



以下が質問です。
1)私のケースは、非抜歯インビザラインで適切なのでしょうか?
インビザが希望ですが、もっこり感が改善しないのであれば抜歯&ワイヤでも構わないです。
でもほうれい線がめだつのはさけたいです。


2)インビザラインを選択したとして、7oと5oでは見た目で結果はだいぶちがうのでしょうか?


3)同じインビザラインでもB歯科はアライナーを一週間ごとに交換し70枚ほどつかうのに対し、Cでは2週間ごと交換し18枚でおえるものとまったくちがいました。
多くのアライナーで時間をかけてゆっくり動かしたほうが歯茎にはいいのでしょうか?


4)非抜歯インビザラインの場合、上下8本ずつ健康な歯をけずることになりますが、歯の健康は大丈夫でしょうか?
多数の歯をけずるよりぬいてすきまを作ったほうが歯にはよいのでしょうか?


たくさん質問してすみません。
Cの治療プランの一部写真をアップしてますのでご意見よろしくお願いいたします。

画像1画像1 画像2画像2


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-01-06 01:01:18
セファロから見られるEライン上に上下の口唇が乗っている状態ですから、それほど口元が出ているわけではないということは言えます。
B,Cの先生が非抜歯を勧めるのはそういった理由ではないかと思います。


それに対して、口元をもっと下げたいということであれば、A先生の言うことの方を支持したいところです。

法令線云々という言葉は、最近しばしば聞くところですが、抜歯治療でこのように法令線が目立つようになったという方を見たことがありません。
もっこりしているとお感じになっているのであれば、抜歯治療で法令線が目立つということはあまりないように思います。


抜歯することとディスキングをすることとでどちらがいいのかについては、その先生の考え方もあるでしょう。
私はあまりディスキングはしたくない派ではあります。

回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-01-06 16:11:47
こんにちは。

セファロ的には、抜歯してまで側貌を変える必要はないでしょうという診断になっているのは理解できます。

抜歯をしてもっと大きく歯を後退させなければ満足できないとお考えになるならば、抜歯してフルブラケットというケースになるでしょう。


インビザラインでは画像1では臼歯の遠心移動は積極的に組み込んでいないようですから、枚数が少ないパターンもアリでしょう。
2週間交換は今ではよほどのことがないかぎり1週間交換だと思うのですが、余裕を持って治療計画を立てているのでしょう。


1)インビザラインの治療ゴールで承諾できるならばそれで非抜歯が可能でしょう。

それよりもっと口元を下げたいならば抜歯が必要でしょう。
横顔については好みの問題もあるので犠牲をどの程度払うかは、患者さんに選択してもらうということになると思います。


2)単純に7mmと5mmの違いではないと思いますよ。

臼歯の後方移動を組み込んでいるのか?いないのか?で治療難易度も再現性も異なっているでしょうし、最終的に噛めないというリスクも違ってきます。
インビザラインで最終的に臼歯の咬合が甘くなってしまうとブラケット治療に移行したり、一時的に補助装置を必要としたり一部顎間ゴムを使用してもらうことになったりしますから、説明をちゃんとしてもらい納得されておくほうがトラブルが少なくなるでしょう。

せっかくクリンチェックまで受けているのですから、治療時の予測についてもう少し詳しく説明してもらっておくほうがよいでしょう。


3)70枚のアライナーでは通常の動かし方をしていれば30枚程度で再度クリンチェックが必要になるでしょう。
18枚で出来るのであればそちらの方が簡便で再現性が高い可能性があるでしょう。

ただ、問題はクリンチェックの内容です。
それがわからないので何とも言えません。


4)歯が大きめの印象がありますから削ってもらって形態を変えてもよいのではないでしょうか?
叢生があるので(出っ歯の部分が叢生)それを形態修正なしで綺麗なアーチフォームに入れ込むと、ブラックトライアングルが生じるので(歯茎の靭帯の伸びがないせいで)結果的に老けて見えるので積極的に叢生部位のIPRを行って形態も綺麗に整えておくと仕上がりが綺麗になり、また歯列の安定もよいとおもいますのでIPRを否定的に考える必要はないと思います。

逆に40代で抜歯を伴い歯の形態修正もなければブラックトライアングルが生じて、イチゴの種がつまったりしますから嫌がられる方も多いと思います。

上手くIPRやその他の機能を入れて矯正治療計画を立ててもらうと非抜歯ケースがかなり増えるとされています。




タイトル [写真あり] 出っ歯の歯列矯正、歯科によって治療方法がかなり異なる
質問者 KEさん
地域 非公開
年齢 44歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
その他(写真あり)
上顎前突(出っ歯)
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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