顎変形症術後3か月経過しても激痛があります

相談者: 0akkaさん (33歳:女性)
投稿日時:2018-01-07 12:23:05
現在、顎変形症をとある歯科大で治療中です。
術前矯正が終わり11月の初旬に手術をしました(上顎下顎両方)。

先週、矯正歯科で上の歯のワイヤーを替えると言われ、外そうとしたのですが、歯に強い痛みが走ったので途中でやめてもらいました。

ブラケットを止めているゴムを外すだけでも激痛で冷や汗をかきました。例えるなら麻酔無しでそこそこ酷い虫歯を治療している時のような痛みです)

矯正歯科の主治医の話では

「もう3か月経ったんだから術後の痛みはないはず」
「他の患者さんは2か月経った頃にはワイヤーを1回は替えてる」
「こんなに痛いはずがない」

との事でした。

ですが、現に上の歯を指で押したり叩くと激痛が走るのです(下の歯は問題ありません)。
歯磨きでも知覚過敏のような痛みが走ります。
虫歯ではありませんでした。

上記の症状は術後にあらわれ、術前には全くみられませんでした。

「そろそろワイヤーを交換したい」「1か所ブラケットが壊れているから交換したい」と主治医に言われていて、でも、痛みは術後から変わらず続いております。

それでも経過観察せず続行するような言い方をされて非常に怖いです。
何もしていなくても上の歯だけジンワリと常に痛いです。

*術後3か月経過
*症状は術後から現れた
*虫歯ではない
これらは結構起こり得る症状なのでしょうか?

最初は「術後だから歯が過敏になってるだけ。すぐ痛くなくなるよ」と言われて「そうなのか」と思っていましたが、3か月が経ち、他の患者はこのような痛みがないのだと言われ、更にはこの激痛の中、強行しようとしている主治医…。

どうにかしてこの痛みを和らげたいのですが、何か考えられる疾患や治療方法はありますでしょうか?
この痛みのまま歯を触られるのは耐えられません。

よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-01-07 13:21:07
西山です

>*術後3か月経過
*症状は術後から現れた
 *虫歯ではない

ということであれば,神経障害性疼痛を疑ってもよいかもしれません.

頻度は多いとは言えませんが,可能性はあると思います.
歯科大学の附属病院であれば,痛みを専門とする診療科があると思いますので,そちらで相談したい旨を矯正担当医に申し出てみてはいかがでしょうか.

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 0akkaさん
返信日時:2018-01-07 18:46:53
西山先生

早速の回答有難うございます。

どうやら『大袈裟に言っているだけ』と主治医達(合計3名)に思われているようで、いくら訴えても笑いながら対応され、まともに話を聞いてくれません。

西山先生は術後に神経障害性疼痛が現れた患者を診察されたご経験はおありでしょうか?

矯正歯科だけではなく口腔外科の主治医にも痛みの件で相談したのですが「手術する前は平気だったのにおかしいね」「こんなに痛みが長引くはずがない」「こんな長引く患者は診た事がない」とペインクリニック科を紹介される事なく一蹴されました。

私の通っている附属病院にはペインクリニック科はありません。
同じ歯科大の別の附属病院にはあるのですが…。

素人ながら、自分の症状と照らし合わせてネットで色々検索をしました。症状としては西山先生の仰る通り、神経障害性疼痛にとてもぴったり当て嵌まります。

仮に神経障害性疼痛だった場合、そうでなくとも痛みが強い場合、矯正治療を続行するか痛みが治まるのを待つかどちらを優先されますか?

矯正歯科の主治医は計画に合わせて激痛であっても治療を進めたいようなのですが…(そもそもまともに痛みに対して受け止めてくれないのですが)。

また、神経障害性疼痛は歯磨きの際に知覚過敏のような症状も出ますか?
上の歯の4本に知覚過敏のような症状が術後からずっと続いています。

調べてもらったところ、虫歯ではなく知覚過敏でもなさそうだと言われました。(一応歯に塗り薬はしてもらい、知覚過敏用の歯磨き粉に変えましたが軽減しません)
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2018-01-08 06:56:48
西山です

>西山先生は術後に神経障害性疼痛が現れた患者を診察されたご経験はおありでしょうか?

ペインクリニック所属ではありませんが,親不知の抜歯インプラント手術後などに生じた神経障害性疼痛の治療経験はあります.

>神経障害性疼痛は歯磨きの際に知覚過敏のような症状も出ますか?

症状のいとつに,アロディニアというものがあります.これは,本来は痛みを感じないはずの刺激に対して,痛みが誘発されてしまうものです.他にも,触った感じがにぶくなるような症状を伴うこともあります.

神経障害性疼痛の条件として,ケガや手術など傷を伴う履歴があり,その部位に関する神経支配領域に症状が限定していることです.上顎の骨切術で侵襲されるのは三叉神経の第2枝領域で,上顎の前歯から臼歯部にかけても同じ第2枝支配ですので,必要条件は満たしていると考えられます.

矯正科や口腔外科で,現在の痛みに対する身体所見が認められないということであれば,傷や炎症による痛みではないということですので,やはりペインクリニックでの相談が必要ではないでしょうか.

>仮に神経障害性疼痛だった場合、そうでなくとも痛みが強い場合、矯正治療を続行するか痛みが治まるのを待つかどちらを優先されますか?

神経障害性疼痛だった場合,個人的にはその治療を優先した方がよいと思います.痛みをコントロールせずに,さらに痛みを強めるような治療を続けてしまうと,中枢感作といって,脳レベルで余計に痛みに対する感受性が高まってしまう可能性もあるからです.

1人の専門家がこの回答を支持しています  



タイトル 顎変形症術後3か月経過しても激痛があります
質問者 0akkaさん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯の痛み その他
歯列矯正(矯正歯科)その他
口腔外科関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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