開咬で矯正検討中。スプリント作成のための検査の内容

相談者: きゃべつさん (46歳:女性)
投稿日時:2018-01-12 15:25:59
スプリントについて教えていただきたいです。

保険診療でスプリントを作ると検査をしないので良くないとネットで見た気がするのですが、そうなのでしょうか?
また、それはどんな検査なのでしょうか?


現在、開咬の為、矯正を検討中です。
顎関節に違和感があるので、矯正前にスプリントをしてくれると思います。

矯正なら自費診療ですし、セファロ検査もしてくれると思います。
この検査をすれば、安心でしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-01-12 15:59:44
きゃべつ さん

こんにちは
スプリントを作成ご希望なのですね。
もしも宜しければ、なぜそれを作成したいと思われたのかをお教え頂ければありがたいです。

もしも「顎関節に違和感がある」ということで作成したいとしたら、まずは、顎関節に関する診査が先になります。
少なくとも、きゃべつさんの問題がどのようなものかを知らずに
スプリントを作成しても、問題を解決できない可能性があります。

関節自体の問題なのか、顎の筋肉の問題なのかは必ず区別しなければいけません。

慣れている先生だと、普通、顎の動きを診ることで大体診断することができます。
レントゲンが診断の基準にはなっていませんが、撮影される場合も、あるかもしれません。


宮下 裕志(東京国際歯科六本木)

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回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2018-01-12 16:38:35
保険で撮影出来るレントゲン写真もあります。
とうてい意味があるとは思えない(←個人的意見)機械による検査を自費で行なっている医療機関はあるようです。

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回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-01-13 10:58:59
こんにちは。

開咬矯正治療のためにスプリント療法を一旦入れる場合と必要なしと考えておこなう場合に分かれると思いますので、まず矯正治療をどこでおこなってもらうかを決定されその先生のお考えにしたがって必要というならば作成してもらい使用されるのがよいでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: きゃべつさん
返信日時:2018-01-13 19:07:37
宮下先生へ

こんにちわ。
お返事いただき、ありがとうございます。

顎関節に異常を感じた経緯ですが、すべては右下6番の歯科治療から始まりました。

(経緯)

2年前、右下6番に被せ物をするが、低すぎる。

 ・右奥歯でうまく噛めないくなる
 ・歯磨き時、左顎関節から音が鳴る(数週間でおさまる)
 ・左下6番に亀裂が入り、治療

         ↓

右下6番の被せ物を作り直すが、今度は高すぎる。

 ・前歯で噛み切れなくなる
 ・喋ると奥歯がコツコツあたる(前回と違く医師が治療。冠set時の高さ調整で紙をカチカチしたのみでギリギリしなかったのが気になる) 

         ↓

右上6番の神経が死んで膿んでいる為、根管治療(4か月位)。冠を被せるとまた高い。

 ・以前より、もっと前歯で噛み切れなくなる
 ・滑舌が悪くなる
 ・首の骨が鳴る(数週間でおさまる)
 ・時々、こめかみが痛むようになる
 ・下顎が後退してくる
 ・下唇が少し左に寄ってくる
 ・頬が痩せる(顎を気づかって柔らかいものばかり食べたからか も)

         ↓

噛み合わせ認定医のいる医院に相談。
補綴物の修復のみでなく、虫歯のない天然歯も多量に削らなければならないとの事。しかも何本も。矯正を決意。

         ↓

 ・股関節あたりから音が鳴るようになる
 ・右足に痛み

         ↓
矯正相談にて、顎のズレがあるか不安な旨伝えると、矯正前のスプリントの提案をされる。矯正をしないとしても、開咬なので奥歯を守る為スプリントをした方が良いとの事。

口腔外科保険で5000円でできますよ」とアドバイスしてもらう。


上記のように、2年前から、顎が鳴る(数週間でおさまる)→首が鳴る(数週間でおさまる)→こめかみの痛み→口元の変化→股関節あたりが鳴る・右足の痛みと、体調に変化があります。



もちろん、全てが歯科からきていると信じているわけではありません。

ただ、顎にズレがあるか、まず知りたいし、あれば、治したいです。
矯正を考えており、矯正前のスプリントで失敗したくありません。


スプリントを検査なしで作ると、治らないばかりか、顎関節や噛み合わせがもっと悪化するような事があるのかと、不安で質問させていただきました。

長文になってしまい、申し訳ありませんでした。

 
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: きゃべつさん
返信日時:2018-01-13 19:14:09
藤森先生へ

レントゲン写真の検査があるのですね。

意味のない検査という場合もあるとの事。
あふれるネットの情報に振り回されないようにと思いますが、難しいです。

お返事いただき、ありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: きゃべつさん
返信日時:2018-01-13 19:18:53
船橋先生へ

こんにちわ。

もう何件か、矯正相談に行くつもりです。
納得できる治療法の医院を探そうと思います。

お返事いただき、ありがとうございました。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2018-01-14 13:41:58
西山です

>・以前より、もっと前歯で噛み切れなくなる※
 ・滑舌が悪くなる
 ・首の骨が鳴る
・時々、こめかみが痛むようになる※
 ・下顎が後退してくる※
 ・下唇が少し左に寄ってくる※
 ・頬が痩せる
 ・股関節あたりから音が鳴るようになる
 ・右足に痛み

※の症状については顎関節症や他の顎,歯科に関する疾患が関連している可能性は否定できませんが,他のものについては切り離して考えておいた方が良いと思いいます

>ただ、顎にズレがあるか、まず知りたいし、あれば、治したいです。

”顎のズレ”をなにをもって考えるのかによって検査内容は異なってきます
関節内部のズレを確認するのであればMRIが良いと思います.

下顎全体の位置や歯並びなどであれば,矯正治療用のセファロ分析が適応になるのではないでしょうか

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回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2018-01-15 08:32:19
ご相談ありがとうございます。

保険診療でスプリントを作ると検査をしないので良くないとネットで見た気がするのですが、そうなのでしょうか?

スプリントを使うことは、治療が始まるということです。

検査をするとは、治療前に現状を把握して適切な治療方針を立て、治療結果の予測が少し見えてきてから治療を開始するということです。
つまり闇雲に何かして取り返しがつかないことは用心したいと考えることが検査の意味です。


>また、それはどんな検査なのでしょうか?

普通は原因を突き止めるためです。


開咬の為、矯正を検討中です。
>矯正なら自費診療ですし、セファロ検査もしてくれると思います。

その通りです。


顎関節に違和感があるので、矯正前にスプリントをしてくれると思います。

顎関節の異常は矯正治療の対象ではありません。
また矯正治療の前に行うかどうかは矯正担当医との相談になりますし、治療方法をスプリントといきなり決めてしまうこともありません。


>この検査をすれば、安心でしょうか?

セファロは矯正のための検査であり、「顎関節に違和感」の検査ではありません。


治療目的をはっきりさせることが大事です。
開咬という見た目を改善したいのであれば矯正治療です。

しかし、開咬は一番お困りのことに伴って後から出てきた一つの現象であり、もし一番お困りのことを解決したいのであれば原点に戻る必要があります。
それに伴い開咬は解決してしまうことかもしれないからです。


>すべては右下6番の歯科治療から始まりました。

それにより、奥歯前歯が噛めない、喋ると奥歯が当たる、などの機能障害が出ていることは重要です。
また、

>ただ、顎にズレがあるか、まず知りたいし、あれば、治したいです。

それがまず知りたい第一の問題ですね。


>矯正を考えており、矯正前のスプリントで失敗したくありません。

その「顎にズレがあるか」の問題を矯正治療で解決しようという判断は自己診断で危険です。
どの治療を選択するか、を診断する前に検査がなければならないからです。

「顎にズレがあるか」という場合、担当は矯正と補綴と2種類の専門科に分かれます。
それぞれ検査も治療も全く異なります。

矯正の場合は、見た目を治すことがほぼその目的となりますから、見た目だけの検査をします。
例えば診察とセファロのレントゲンと石膏模型とカラー写真で見た目のずれを観察したり測定します。
結果も保管してある術前検査と比べて見た目が変われば治ったとなります。


補綴の場合は、目的が機能回復です。
快適な毎日を送れる社会復帰が目標です。

したがって、診察と各種レントゲンと石膏模型とカラー写真までは同じですが、機能の検査をします。
つまり歯や顎の状態、どれだけ噛めているのかいないのか、歯が失わなれないか、治療効果がどれだけ予測できるか、など噛み合わせのことを咬合と言いますが、見落としなく総合的に調べます。

例えば奥歯には咀嚼機能検査があり、前歯には被蓋量検査や咬断位検査があります。

そして重要なことは、誰でも把握できるようにきちんと学会のガイドラインによる記録を保管して残すこと、そして治療結果を比較評価するデータとして生かし、再発予防のためにも同じ検査をくり返すことです。


補綴的な治療となっても、矯正治療の併用が必要になることも珍しくあります。
矯正した後に歯を削ることになることも少なくありません。

矯正治療併用の場合は、目的や基準が見た目ではなく、歯の保全と機能回復が目的ですから、咬合検査を重ねながらの相当難しい矯正治療となります。

もともと矯正治療は持って生まれた歯の位置と相互の関連、つまり最高の位置と抵抗力に設計された何億年もの遺伝子情報を人工的に動かすために、歯の保全がとても難しくなりますから、単なる矯正治療なのか、機能回復を目指す治療の一環なのかは治療開始前に検討が必要です。

スプリントは機能回復のためには極めて慎重な対応が必要と言われています。
よく相談しましょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: きゃべつさん
返信日時:2018-01-15 16:56:14
西山先生へ

現在、右足の痛みに悩んでおりますが、他科を視野に入れなければと思います。

検査法は、セファロ検査とMRI検査があるのですね。

長文でしたのに、お返事いただき、ありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: きゃべつさん
返信日時:2018-01-15 17:14:27
さがら先生へ

顎のズレを治すには、まず、何が原因で顎がズレたのかを検査し、理解いたうえで治療しなければいけないという事ですね。


でも、咀嚼機能検査・被蓋量検査・咬断位検査などをしてくれる噛み合わせに力を入れた医院で、なおかつ、矯正治療もしてくれる医院を探すのは、私の県内では難しいかもしれません。

補綴的治療+矯正治療は、相当難しくなるとの事。
慎重に相談していきたいと思います。

長文でしたのに、お返事いただき、ありがとうございました。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2018-01-17 20:39:13
きゃべつさん

こんばんは
色々な情報ありがとうございます。
過去に、噛み合わせにうまく適応しなかった、というご経験がおありなのですね。

そういうイベント毎に、症状(筋筋膜痛)が現れてくるというのは、普通のことではありますが、そういうことであれば、逆に保険診療で入れてもらうようなスプリントはお勧め致しません。

おおくのスプリントは噛み合わせを考慮せずに作られます。
したがって、その装置自体に違和感を感じられる可能性が高いように思います。

今現在の問題点をまずは洗い出し、(原因はわからなくてもいいですが)その問題を解決できるような方法を見つけてもらうことが重要です。

歯自体は、右上と右下の6番しか治療されていらっしゃらないようなのですが、今はどのような状況なのでしょうか。
落ち着いて(噛み合わせは気になっていない)いらっしゃいますか?


宮下 裕志

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: きゃべつさん
返信日時:2018-01-18 11:38:44
宮下先生へ

右上下6番以外に、左下6番にも詰め物をしました。低く感じます。

現在の噛み合わせの状態は、左上下7番と右上下6番か7番の、ほんの少ししか噛み合っていません。
以前より、下顎の後退、少し左に寄っている感覚もあります。

長文でしたのに、お返事いただき、ありがとうございました。



タイトル 開咬で矯正検討中。スプリント作成のための検査の内容
質問者 きゃべつさん
地域 非公開
年齢 46歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正(矯正歯科)その他
材料・機材関連
開咬・オープンバイト(前歯が噛まない)
顎関節症用マウスピース・ナイトガード
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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