6歳児、永久歯欠損15歯と診断。再生医療など今後の見込みは
相談者:
パープル36さん (6歳:女性)
投稿日時:2018-01-17 23:18:40
こんにちは、6歳3か月の娘の永久歯欠損について、よろしくお願いします。
娘は、もともと下顎左右2、3番、計4本乳歯の欠損があります。
6歳になってすぐ、下顎1番左右それぞれ永久歯が生えてきました。
また、上下左右6番4本も今生えてきています。
今晩一般歯科で全歯パノラマ写真をとりました。
それによると、パノラマ写真に写っている永久歯は、上顎左右1番、上顎右2番、上下左右7番のみでした。
親不知はまだ歯胚が映らない、とのことで、現状、親知らずをのぞき、娘は永久歯15本が欠損とのことになります。
私、私の母、弟それぞれ永久歯に欠損がありますので、ある程度の覚悟はしていましたが、ここまでとは想像しておらず、手が震え、何も考えられない状態です。
本人も大変なショックをうけていました。
そこで、相談ですが、まず、歯胚があと例えば半年、1年たてば映る可能性はありますか?
また、もし今回のパノラマが正確だったとして、矯正等に通うとしても、ほとんど乳歯、少し永久歯、というこの状態で出てくる問題(隙間や歯並びの崩れはわかっています)はどのようなものでしょうか?
歯の高さが異なるため、かみしめられないのでは、と想像しています。
歯の再生医療等、見込みのある治療はあるでしょうか?
以上3点、どうぞ、どうぞよろしくお願いいたします。
娘は、もともと下顎左右2、3番、計4本乳歯の欠損があります。
6歳になってすぐ、下顎1番左右それぞれ永久歯が生えてきました。
また、上下左右6番4本も今生えてきています。
今晩一般歯科で全歯パノラマ写真をとりました。
それによると、パノラマ写真に写っている永久歯は、上顎左右1番、上顎右2番、上下左右7番のみでした。
親不知はまだ歯胚が映らない、とのことで、現状、親知らずをのぞき、娘は永久歯15本が欠損とのことになります。
私、私の母、弟それぞれ永久歯に欠損がありますので、ある程度の覚悟はしていましたが、ここまでとは想像しておらず、手が震え、何も考えられない状態です。
本人も大変なショックをうけていました。
そこで、相談ですが、まず、歯胚があと例えば半年、1年たてば映る可能性はありますか?
また、もし今回のパノラマが正確だったとして、矯正等に通うとしても、ほとんど乳歯、少し永久歯、というこの状態で出てくる問題(隙間や歯並びの崩れはわかっています)はどのようなものでしょうか?
歯の高さが異なるため、かみしめられないのでは、と想像しています。
歯の再生医療等、見込みのある治療はあるでしょうか?
以上3点、どうぞ、どうぞよろしくお願いいたします。
回答1
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2018-01-18 01:29:37
永久歯が多数欠損している場合、乳歯が抜けずに大人に至る場合が多いだろうと思われます。
後継永久歯がないと、乳歯は抜けないからです。
今後の治療の手順とすれば、まず歯の萌出と成長発育の観察があげられるでしょう。
歯が欠損している場合、顎の成長も悪いように思われます。
これらは小児歯科と矯正科ということになるでしょう。
成長が終了したところで、本格的な治療ということになろうかと思います。
具体的にいえば、乳歯を抜歯すべきところは抜歯し、あいた空隙を矯正治療で寄せて、歯が欠損している部分に補綴物を入れるということになるでしょう。
補綴物には、いわゆる入れ歯、ブリッジ、インプラントが含まれます。
これらすべてが終了するのは、二十歳を超えてからになるでしょうか。
歯胚が新たにできるかということに関して言えば、かなり難しいように思います。
現在ない歯はすべて第2大臼歯よりも前に萌出します。
第2大臼歯の歯胚ができているのに、それより早く萌出すべき歯の歯胚があとからできるとは考えにくいでしょう。
再生医療に関しては、日進月歩とはいえ、実用に値するだけのものになるのはいつであるかはわかりません。
10年後に普通にない歯を再生しているかもしれませんし、今と変わらないかもしれません。
これは、そうなっていることに期待するというところでしょうか。
あまり夢のない話ばかり書きましたが、矯正治療に関しては保険の適応になります。
その分は費用的負担は小さくなるということです。
まだであれば、一度大学病院のような多数の科があるところでお話をお聞きになれば、もう少し具体的なことも聞けるかもしれません。
とはいえ、とても経過が長くなりますので、息切れしないようにお母様もお子様も今のうちはあまり一生懸命にならないということも必要かもしれません。
後継永久歯がないと、乳歯は抜けないからです。
今後の治療の手順とすれば、まず歯の萌出と成長発育の観察があげられるでしょう。
歯が欠損している場合、顎の成長も悪いように思われます。
これらは小児歯科と矯正科ということになるでしょう。
成長が終了したところで、本格的な治療ということになろうかと思います。
具体的にいえば、乳歯を抜歯すべきところは抜歯し、あいた空隙を矯正治療で寄せて、歯が欠損している部分に補綴物を入れるということになるでしょう。
補綴物には、いわゆる入れ歯、ブリッジ、インプラントが含まれます。
これらすべてが終了するのは、二十歳を超えてからになるでしょうか。
歯胚が新たにできるかということに関して言えば、かなり難しいように思います。
現在ない歯はすべて第2大臼歯よりも前に萌出します。
第2大臼歯の歯胚ができているのに、それより早く萌出すべき歯の歯胚があとからできるとは考えにくいでしょう。
再生医療に関しては、日進月歩とはいえ、実用に値するだけのものになるのはいつであるかはわかりません。
10年後に普通にない歯を再生しているかもしれませんし、今と変わらないかもしれません。
これは、そうなっていることに期待するというところでしょうか。
あまり夢のない話ばかり書きましたが、矯正治療に関しては保険の適応になります。
その分は費用的負担は小さくなるということです。
まだであれば、一度大学病院のような多数の科があるところでお話をお聞きになれば、もう少し具体的なことも聞けるかもしれません。
とはいえ、とても経過が長くなりますので、息切れしないようにお母様もお子様も今のうちはあまり一生懸命にならないということも必要かもしれません。
相談者からの返信
相談者:
パープル36さん
返信日時:2018-01-19 20:08:47
今井先生、ご回答ありがとうございます。
眠れない日々が続いておりますが、色々と情報を集めました。
いくつか質問させていただきたいのですが、よろしいでしょうか?
まず、7番より以前の歯は全て、7番が萌出する前に出てくる歯だから、もう歯胚?歯冠?がレントゲンに写っていないとおかしい、ということですよね?
ネット検索したところ、5番は、見えてくることが遅い場合があり、5〜6歳時のレントゲンでも見えなかったが、後から見えてきた、という経験をお持ちの先生がいました。
それでも、やはり、もう7番が見えているから、順番通りでないから、望みはないのでしょうか?
8番はまだこの年齢では見えてこないといわれました。
そのようなことが他の歯でありえたりはしないでしょうか?
また、奥歯は、6,7と永久歯が見込め、もし8番もあれば3歯そろうので安心できます。
(ただ、レントゲンにはまだうつってこないといわれました。)
8番がもし存在し、しかし横に生えていた場合、その8番を使用することは不可能ですか?
外科レベルで、埋もれているものをまっすぐにすることは可能でしょうか?
今生えている1番下、および6番は、6歳女児の平均的な萌出時期に出てきました。
他の歯は平均より遅い(だから歯胚が見えるのもまだ)などという可能性はありませんでしょうか?
まとまりない書き方になりましたが、ご回答どうぞよろしくお願いいたします・・・。
眠れない日々が続いておりますが、色々と情報を集めました。
いくつか質問させていただきたいのですが、よろしいでしょうか?
まず、7番より以前の歯は全て、7番が萌出する前に出てくる歯だから、もう歯胚?歯冠?がレントゲンに写っていないとおかしい、ということですよね?
ネット検索したところ、5番は、見えてくることが遅い場合があり、5〜6歳時のレントゲンでも見えなかったが、後から見えてきた、という経験をお持ちの先生がいました。
それでも、やはり、もう7番が見えているから、順番通りでないから、望みはないのでしょうか?
8番はまだこの年齢では見えてこないといわれました。
そのようなことが他の歯でありえたりはしないでしょうか?
また、奥歯は、6,7と永久歯が見込め、もし8番もあれば3歯そろうので安心できます。
(ただ、レントゲンにはまだうつってこないといわれました。)
8番がもし存在し、しかし横に生えていた場合、その8番を使用することは不可能ですか?
外科レベルで、埋もれているものをまっすぐにすることは可能でしょうか?
今生えている1番下、および6番は、6歳女児の平均的な萌出時期に出てきました。
他の歯は平均より遅い(だから歯胚が見えるのもまだ)などという可能性はありませんでしょうか?
まとまりない書き方になりましたが、ご回答どうぞよろしくお願いいたします・・・。
回答2
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2018-01-19 23:50:53
もちろん、これからできてくる歯がないとは言い切れません。
私が書きましたのは、一般論のつもりですし、もしかしましたら、それも私の認識違いということもあるかもしれません。
あるものをどう使っていくかということは、これから先になって考えるべきことで、とくに何かするべきことがあるとすれば、虫歯になることを防ぐということだろうということでしょう。
そういった点では、小児歯科のようなところで診ていただくということは有用であろうと思います。
また、こういったことは私のような矯正歯科医よりも小児歯科の先生の方がよくご存じだろうと思います。
私が書きましたのは、一般論のつもりですし、もしかしましたら、それも私の認識違いということもあるかもしれません。
あるものをどう使っていくかということは、これから先になって考えるべきことで、とくに何かするべきことがあるとすれば、虫歯になることを防ぐということだろうということでしょう。
そういった点では、小児歯科のようなところで診ていただくということは有用であろうと思います。
また、こういったことは私のような矯正歯科医よりも小児歯科の先生の方がよくご存じだろうと思います。
タイトル | 6歳児、永久歯欠損15歯と診断。再生医療など今後の見込みは |
---|---|
質問者 | パープル36さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 6歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 小児歯科治療 歯の数が足りない(先天欠損) 歯並び(歯ならび)その他 永久歯が生える時期・順番 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。