定期検診を受けていたのに神経を抜くほどの虫歯に

相談者: 相談者39歳さん (39歳:男性)
投稿日時:2018-01-19 08:27:50
虫歯の治療がおわり、4ヶ月に1度の定期検診検診歯石とり)に1年ほどかよっておりました。

そうしたところ、検診と検診の間に歯が痛み、その歯科医院にいったところ、かなり虫歯が進行しており、神経を抜くことになってしまいました。


虫歯の早期発見をして、神経の治療などにならないように定期検診にいっていたつもりなのですが、定期検診をしていても虫歯ばかなり進行し、神経の治療などのなってしまうものなのでしょうか?
それともその歯科のレベルが低いのででしょうか。

治療の技術は別として、非常に対応はいい歯科医院でしたの歯科医院を変えたくはないのですが、レベルが低いのであれば、転院を考えたくご意見いただけますと幸いです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-01-19 10:06:09
難しいですね…

そもそも健康保険のルール(療養担当規則)では「健康診断は、療養の給付の対象として行つてはならない」とされております。

歯石取り」は「歯周病になっているから歯石取りを行っても良い」と言うだけで、「歯周病や虫歯にならないように行っている」わけではありません。

「病気にならないように予防する」「(人間ドックのように)病気かどうかを健康診断する」と言う行為は健康保険では行えないわけですから、結果として「行くたびに虫歯になっている」としても(残念ながら)おかしくはありません。


もし、かかられている歯科医院に「自費のメインテナンス」と言うメニューがあればもう少し「虫歯や歯周病にならないような予防」を提供してもらえるかもしれません。
(もちろん、健康保険の範囲で「予防のようなこと」を行っている歯医者さんもあるとは思いますが…)

参考:歯科医師う蝕・歯周病に罹患していないと判断した者に対する予防メインテナンスが療養の給付に含まれないことが明確化されました

http://www.meti.go.jp/press/2014/01/20150113005/20150113005.html


ただ、

定期検診をしていても虫歯ばかなり進行し、神経の治療などのなってしまう

は、ちょっと問題があるように思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2018-01-19 12:19:11
>歯の定期検診の意味・効果について

定期検診はお口の中の健康状態をチェックすることだと考えています、ご自分でお口の中の健康管理ができるようになれば事実上むし歯にはならないと思いますよ。

健康管理をすべて歯医者にゆだねてしまうのは良くないでしょう、歯医者に頼っていればいわば人任せですから歯医者がいなくなればそれからどうしたらいいかわからなくなります。

歯医者や歯科衛生士の役割は患者さんが自己管理ができるよう指導することです、自己管理ができるようになれば一年に一回ぐらいのチェックで十分だと考えています、もし問題が見つかればそこで改めて自己管理の方法を歯科医や歯科衛生士と相談して納得のいく方法を編み出せばいいわけです。

歯石も4カ月で付着するようなら自己管理ができていないと考えたほうがいいと思います、4カ月で歯石が付着するようなお口の中では定期検診の意味はありません。

定期健診についての山田歯科医院の考え方 http://www.yamadashika.jp/check.html

>定期検診をしていても虫歯ばかなり進行し、神経の治療などのなってしまうものなのでしょうか?

それはないと思います、個人的には抜髄するようになるまでむし歯を見つけられなかったのだと思います。

早期発見早期指導 http://www.yamadashika.jp/dr.html#link03

>それともその歯科のレベルが低いのででしょうか。

多分。

>非常に対応はいい歯科医院でしたの歯科医院を変えたくはないのですが、

それはそれなりに意味があると思いますがただ定期検診は無駄だったという事になりそうですね。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2018-01-19 12:35:46
相談者39歳 さんこんにちは

>4ヶ月に1度の定期検診検診歯石とり

の内容がどのようなものだったのかも気になりますね。

もしも、衛生士さんが、裸眼での確認と歯石とりをしていたのであれば、隣接などの見つけにくい虫歯が発見できない事があるかもしれませんね。


>それともその歯科のレベルが低いのででしょうか。

低いというよりかは、定期検診の内容や方法を保険の範囲内でやっていたのであれば限界があるかと思います。
櫻井先生もおっしゃていますが、自由診療でのメンテナンスであればもう少し内容的にも変わったかもしれませんね。

保険診療では、基本何か処置をしないと保険請求できません。
ブラッシング指導も月に1回は請求できますがそれもせいぜい20分程度しか時間は裂けません。
また、同じ月の2回目以降の指導は請求できないので十分なお話をする時間が取りにくいのが現状です。


>定期検診をしていても虫歯ばかなり進行し

食生活やブラッシング以外の補助器具の必要性など保険の範囲内ではなかなか話しきれないような内容もしていただくのがよいのではないでしょうか?
定期検診を受けているから大丈夫というよりかは普段から気をつけることも重要ですよ。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2018-01-19 12:50:50
こんにちは。

まず定期健診検診)の意味・効果についてですが。
私個人的には患者さんご自身によるセルフケアの向上やモチベーションの維持、増進が一番の目的だと考えています。

これはヘルスプロモーションといって「人々が自らの健康をコントロールし、改善できるようにするプロセス」に主眼をおこうという考え方に基づいています。

つまり定期健診はヘルスプロモーションの一環であるということです。


しかしもちろん早期発見、早期治療につなげることも定期健診の大切な意味でもあると思います。

今回、定期健診に通っているにもかかわらず神経を抜かないといけないほどの虫歯になっていたことは非常に残念ですが、その責任がどこにあるかは我々には判断できません。

ただ一つ言えることは、今後、同じようなことがおきないよう定期健診に頼るのではなく、それを有効に活用しながらセルフケアを充実させることが大切なのではないかと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 相談者39歳さん
返信日時:2018-01-24 09:10:26
ご回答をいただいた先生方皆様ありがとうございました。


定期健診の意味につきましては、正直誤解しておりました。
よりいっそうセルフケアに努力するようにいたします。

また、一報で、定期健診をしているのに、神経を抜くような状態になったのはやはり不本意ですので、別の歯科医院へかようことも改めて検討いたします。

皆様ありがとうございました。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2018-01-24 09:23:52
ご相談ありがとうございます。

おっしゃる通り、誤解が多いようです。
巷では玉石混交となっていますから、ご自身に合った内容を選択することが大事です。


健診とは、一生に渡る心身の健康が予防がの目的であれば、そのうちのたった一つの事柄ではありますが、もう虫歯ができない状態を維持増進すること、といえるからです。

メンテナンスともいいますが、一度健康状態を回復した後ですから、いつでも何度でも、毎回、健康でよかったね、また削らなくて良いね、という結論をお互いに期待する内容となります。


健康になればふつうむし歯なんかできないからです。
したがってその前段階として、なぜむし歯になんかなったのか?という他人とは違うご自身だけの原因を検査・診断して、病的な状態から健康な世界へ復帰してからそれをメンテナンスするという考えがあるからです。

それが歯科医院の仕事です。
お一人で頑張っても決してうまく行きません。
相談しましょう。




タイトル 定期検診を受けていたのに神経を抜くほどの虫歯に
質問者 相談者39歳さん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
予防関連
その他(歯科検診・デンタルドック)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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