7歳、保隙装置の必要性
相談者:
にしかわ3さん (40歳:女性)
投稿日時:2018-01-24 23:03:52
7歳の子供の事です。
1年半前、両上顎の6歳臼歯が5番目に引っかかり生えてこれない状態だという事と、5番目の歯根吸収との診断で5番目乳臼歯の抜歯の処置を受けました。
同時に床矯正の治療も開始。
この後の抜歯後のスペースがどうなるのか考えも及ばず、矯正治療に通い続けていたのですが、1年ちかくたってから4番の歯と6歳臼歯がぴったりくっつき、抜歯後の5番のスペースが全くなくなっていることにふと気付きました。
診察日に担当医に歯が移動してしまって、スペースなくなっている不安を伝えたところ、
『スペースを空けるのは後方移動させるわけだが、今は4番がまだ乳歯なので装置をかけてしまうと歯をだめにしてしまう。
4番が永久歯に替わってからの話なので今は移動できない』
との返答。
これは正しいのでしょうか?
『奥歯は根っこが深く、奥歯の移動は矯正治療の中でも難しい処置だ』
と説明されました。
4番の永久歯がしっかり生えるのを待ってから後方へ移動させたとして、5番目の永久歯が生える時期に間に合うのでしょうか?
不安になり、自身でも調べてみたら「保隙装置」の存在を知りました。
抜歯の時点でスペースの確保をしておく必要があったのでは?と処置に疑問を持ってしまいました。
よろしくお願いします。
1年半前、両上顎の6歳臼歯が5番目に引っかかり生えてこれない状態だという事と、5番目の歯根吸収との診断で5番目乳臼歯の抜歯の処置を受けました。
同時に床矯正の治療も開始。
この後の抜歯後のスペースがどうなるのか考えも及ばず、矯正治療に通い続けていたのですが、1年ちかくたってから4番の歯と6歳臼歯がぴったりくっつき、抜歯後の5番のスペースが全くなくなっていることにふと気付きました。
診察日に担当医に歯が移動してしまって、スペースなくなっている不安を伝えたところ、
『スペースを空けるのは後方移動させるわけだが、今は4番がまだ乳歯なので装置をかけてしまうと歯をだめにしてしまう。
4番が永久歯に替わってからの話なので今は移動できない』
との返答。
これは正しいのでしょうか?
『奥歯は根っこが深く、奥歯の移動は矯正治療の中でも難しい処置だ』
と説明されました。
4番の永久歯がしっかり生えるのを待ってから後方へ移動させたとして、5番目の永久歯が生える時期に間に合うのでしょうか?
不安になり、自身でも調べてみたら「保隙装置」の存在を知りました。
抜歯の時点でスペースの確保をしておく必要があったのでは?と処置に疑問を持ってしまいました。
よろしくお願いします。
回答1
ニコ小児歯科医院(札幌市北区)の堀です。
回答日時:2018-01-25 11:11:34
>これは正しいのでしょうか?
4番目の乳歯(上顎D)を支えにする装置の場合、乳歯の根の吸収具合によっては難しいかもしれません。
ただ、装置の種類や設計によっては現時点でも、第一大臼歯(6番)の移動が可能な場合もあります。
>4番の永久歯がしっかり生えるのを待ってから後方へ移動させたとして、5番目の永久歯が生える時期に間に合うのでしょうか?
5番目が生える前にスペースを取り戻すことができる場合もありますし、スペースを作った後に位置異常を起こしてしまった5番目の歯を移動させる必要が出てくる場合もあります。
>不安になり、自身でも調べてみたら「保隙装置」の存在を知りました。
元々スペースが足りないため、保隙装置だけでは不十分だと考えられます。
実際の状態を見ていないので何とも言えませんが、抜歯と同時に床装置を用いて矯正治療を行っていたのであれば、スペースをロスさせないことも可能だったのでは?とも思えます。
4番目の乳歯(上顎D)を支えにする装置の場合、乳歯の根の吸収具合によっては難しいかもしれません。
ただ、装置の種類や設計によっては現時点でも、第一大臼歯(6番)の移動が可能な場合もあります。
>4番の永久歯がしっかり生えるのを待ってから後方へ移動させたとして、5番目の永久歯が生える時期に間に合うのでしょうか?
5番目が生える前にスペースを取り戻すことができる場合もありますし、スペースを作った後に位置異常を起こしてしまった5番目の歯を移動させる必要が出てくる場合もあります。
>不安になり、自身でも調べてみたら「保隙装置」の存在を知りました。
元々スペースが足りないため、保隙装置だけでは不十分だと考えられます。
実際の状態を見ていないので何とも言えませんが、抜歯と同時に床装置を用いて矯正治療を行っていたのであれば、スペースをロスさせないことも可能だったのでは?とも思えます。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2018-01-25 15:23:22
保隙装置はその名の通り隙間を保つためのものです、要するに乳歯を抜歯した時後ろの歯の近心傾斜を防ぐための装置です。
保隙装置 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=904
>7歳の子供の事です。
>1年半前、両上顎の6歳臼歯が5番目に引っかかり生えてこれない状態だという事と、5番目の歯根吸収との診断で5番目乳臼歯の抜歯の処置を受けました。
>同時に床矯正の治療も開始。
>この後の抜歯後のスペースがどうなるのか考えも及ばず、矯正治療に通い続けていたのですが、1年ちかくたってから4番の歯と6歳臼歯がぴったりくっつき、抜歯後の5番のスペースが全くなくなっていることにふと気付きました。
やあやあ困りましたね、矯正治療をした意味はなかったのではないでしょうか。
>診察日に担当医に歯が移動してしまってスペースなくなっている不安を伝えたところ、
>『スペースを空けるのは後方移動させるわけだが、今は4番がまだ乳歯なので装置をかけてしまうと歯をだめにしてしまう。
そうかもしれませんが、個人的には言い逃れのように感じます。
>4番が永久歯に替わってからの話なので今は移動できない』
>との返答。
>これは正しいのでしょうか?
実際に診察していないので私の想像した状況でお答えすると、正直「正しくない」と思います。
>『奥歯は根っこが深く、奥歯の移動は矯正治療の中でも難しい処置だ』
>と説明されました。
難しくないとは言えませんが、成長につれて永久歯の根っこは今より長くなります、したがって成人と比べるとむしろ簡単だと思います、要は現在の不正をどう治すかでです。
>4番の永久歯がしっかり生えるのを待ってから後方へ移動させたとして、5番目の永久歯が生える時期に間に合うのでしょうか?
一般的には間に合うと思います。
>不安になり、自身でも調べてみたら「保隙装置」の存在を知りました。
抜歯してすぐならいざ知らず、今となっては保隙装置の対象にはならないと思います。
>抜歯の時点でスペースの確保をしておく必要があったのでは?と処置に疑問を持ってしまいました。
そういうことにはなりますが、5番め(E)に引っかかっていたわけですから、これをどう始末するのがよかったのかです、抜歯すれば事足りたのか積極的な介入が必要だったのかで対応は違ってきたでしょう。
同じような症例です http://yamadashika.jugem.jp/?eid=2331
もう一つ http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1626
保隙装置 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=904
>7歳の子供の事です。
>1年半前、両上顎の6歳臼歯が5番目に引っかかり生えてこれない状態だという事と、5番目の歯根吸収との診断で5番目乳臼歯の抜歯の処置を受けました。
>同時に床矯正の治療も開始。
>この後の抜歯後のスペースがどうなるのか考えも及ばず、矯正治療に通い続けていたのですが、1年ちかくたってから4番の歯と6歳臼歯がぴったりくっつき、抜歯後の5番のスペースが全くなくなっていることにふと気付きました。
やあやあ困りましたね、矯正治療をした意味はなかったのではないでしょうか。
>診察日に担当医に歯が移動してしまってスペースなくなっている不安を伝えたところ、
>『スペースを空けるのは後方移動させるわけだが、今は4番がまだ乳歯なので装置をかけてしまうと歯をだめにしてしまう。
そうかもしれませんが、個人的には言い逃れのように感じます。
>4番が永久歯に替わってからの話なので今は移動できない』
>との返答。
>これは正しいのでしょうか?
実際に診察していないので私の想像した状況でお答えすると、正直「正しくない」と思います。
>『奥歯は根っこが深く、奥歯の移動は矯正治療の中でも難しい処置だ』
>と説明されました。
難しくないとは言えませんが、成長につれて永久歯の根っこは今より長くなります、したがって成人と比べるとむしろ簡単だと思います、要は現在の不正をどう治すかでです。
>4番の永久歯がしっかり生えるのを待ってから後方へ移動させたとして、5番目の永久歯が生える時期に間に合うのでしょうか?
一般的には間に合うと思います。
>不安になり、自身でも調べてみたら「保隙装置」の存在を知りました。
抜歯してすぐならいざ知らず、今となっては保隙装置の対象にはならないと思います。
>抜歯の時点でスペースの確保をしておく必要があったのでは?と処置に疑問を持ってしまいました。
そういうことにはなりますが、5番め(E)に引っかかっていたわけですから、これをどう始末するのがよかったのかです、抜歯すれば事足りたのか積極的な介入が必要だったのかで対応は違ってきたでしょう。
同じような症例です http://yamadashika.jugem.jp/?eid=2331
もう一つ http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1626
タイトル | 7歳、保隙装置の必要性 |
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質問者 | にしかわ3さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 40歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 小児矯正(子供の矯正) 子供の歯列矯正 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。