歯科医院の滅菌パックから治療器具が出ていた
相談者:
タッチーさん (50歳:男性)
投稿日時:2018-02-28 10:58:53
こんにちは。
本日治療のため、歯科医院に行ったのですが、いつもは滅菌パックに収まっているピンセットなどの器具の一部が、パックの外に出ていました。
衛生士さんは、ゴム手をされた指で一旦器具をパックに戻してから、パックを開けました。
少し気になったのですが、そのまま先生に治療をしていただきました。
本日の治療は抜糸ですが、今までもそうだったのかと思うと不安になりました。
治療前に気になることがあれば質問すべきだったのですが、なかなか言えませんでした。
このような場合(器具がパックの外に出ている)でも器具の滅菌はされているものでしょうか?
何か問題はありますでしょうか?
また、このようなことは、わりとよくあることなのでしょうか?
その医院での滅菌は、クラスBとホームページに書かれています。
また滅菌前に手による器具の洗浄はされるのでしょうか?
おいそがしいとは思いますが、よろしくご回答をお願いします。
本日治療のため、歯科医院に行ったのですが、いつもは滅菌パックに収まっているピンセットなどの器具の一部が、パックの外に出ていました。
衛生士さんは、ゴム手をされた指で一旦器具をパックに戻してから、パックを開けました。
少し気になったのですが、そのまま先生に治療をしていただきました。
本日の治療は抜糸ですが、今までもそうだったのかと思うと不安になりました。
治療前に気になることがあれば質問すべきだったのですが、なかなか言えませんでした。
このような場合(器具がパックの外に出ている)でも器具の滅菌はされているものでしょうか?
何か問題はありますでしょうか?
また、このようなことは、わりとよくあることなのでしょうか?
その医院での滅菌は、クラスBとホームページに書かれています。
また滅菌前に手による器具の洗浄はされるのでしょうか?
おいそがしいとは思いますが、よろしくご回答をお願いします。
回答1
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2018-02-28 20:24:42
手指やグローブは普通消毒レベルだと思います。
毎回患者さんごとに滅菌済みの手術用グローブを歯科医もアシスタントも使うことは保険診療では不可能だと思います。
>滅菌前に手による器具の洗浄はされるのでしょうか?
クラスBを採用されるところは特殊な業務用高温洗浄機を採用しているところもあるので手による洗浄は全くしない歯科医院も数多くあると思います。
毎回患者さんごとに滅菌済みの手術用グローブを歯科医もアシスタントも使うことは保険診療では不可能だと思います。
>滅菌前に手による器具の洗浄はされるのでしょうか?
クラスBを採用されるところは特殊な業務用高温洗浄機を採用しているところもあるので手による洗浄は全くしない歯科医院も数多くあると思います。
相談者からの返信
相談者:
タッチーさん
返信日時:2018-02-28 21:53:54
柴田先生おいそがしいなか回答してくださり、ありがとうございます。
手指やグローブは、消毒レベルというのは理解しています。
治療中にカルテ等に触れることもあると思います。
そこは良いのですが、今回心配してますのは、「滅菌後のパック開封前に器具の一部がパック外に出ていたこと」なのです。
滅菌用のパックは、完全に密封されていないものなのでしょうか?
このような、パックの外に器具がはみ出ていても問題はないでしょうか?
ご教示いただけるど助かります。
すみませんよろしくお願いします。
手指やグローブは、消毒レベルというのは理解しています。
治療中にカルテ等に触れることもあると思います。
そこは良いのですが、今回心配してますのは、「滅菌後のパック開封前に器具の一部がパック外に出ていたこと」なのです。
滅菌用のパックは、完全に密封されていないものなのでしょうか?
このような、パックの外に器具がはみ出ていても問題はないでしょうか?
ご教示いただけるど助かります。
すみませんよろしくお願いします。
回答2
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2018-03-01 04:17:13
当然滅菌状態ではなくなると思います。
その後どのような保管方法をされていたかはわからないです。
>このようなことは、わりとよくあることなのでしょうか?
紙に穴が開くことはあると思います。
その際の対応は歯科医院ごとに違うと思います。
理想的な器具器材の滅菌の目的は前に使用していた患者さんが仮に重篤な感染症を持っていたとしてもその感染源を次の患者さんに引き継ぐことが無いようにするためだと思います。
ちゃんと洗浄されていてちゃんとしたクラスBの使い方をすればこの目的は達成されていると思います。
また全ての器具器材が滅菌バッグに入ったまま保管されているわけではないと思います。
その後どのような保管方法をされていたかはわからないです。
>このようなことは、わりとよくあることなのでしょうか?
紙に穴が開くことはあると思います。
その際の対応は歯科医院ごとに違うと思います。
理想的な器具器材の滅菌の目的は前に使用していた患者さんが仮に重篤な感染症を持っていたとしてもその感染源を次の患者さんに引き継ぐことが無いようにするためだと思います。
ちゃんと洗浄されていてちゃんとしたクラスBの使い方をすればこの目的は達成されていると思います。
また全ての器具器材が滅菌バッグに入ったまま保管されているわけではないと思います。
相談者からの返信
相談者:
タッチーさん
返信日時:2018-03-01 09:01:15
柴田先生、早々な回答ありがとうございます。
パックは紙でできているのですね。
今回は、器具などによってパックに穴があいたのではなく、そもそもパックの端に緩やかな隙間があり、そこから器具が1センチほどはみ出ているような状態でした。
滅菌パックの使用前は完全密封されていると思うのですが、滅菌後はパックの端に隙間などが生じ、隙間から器具がはみ出すことは、ありえるのでしょうか?
それとも、滅菌後も完全密封されているものなのでしょうか?
隙間から器具がはみ出ていたので、滅菌ができているのか心配になっています。
滅菌後に器具がパックから、はみ出したならば、はみ出た部分も滅菌されていると思うので安心できます。
オートクレーブ後のパックの状態が全わからないので質問させていただきました。
おいそがしいとは思いますが、ご教示いただけると助かります。
よろしくお願いします。
パックは紙でできているのですね。
今回は、器具などによってパックに穴があいたのではなく、そもそもパックの端に緩やかな隙間があり、そこから器具が1センチほどはみ出ているような状態でした。
滅菌パックの使用前は完全密封されていると思うのですが、滅菌後はパックの端に隙間などが生じ、隙間から器具がはみ出すことは、ありえるのでしょうか?
それとも、滅菌後も完全密封されているものなのでしょうか?
隙間から器具がはみ出ていたので、滅菌ができているのか心配になっています。
滅菌後に器具がパックから、はみ出したならば、はみ出た部分も滅菌されていると思うので安心できます。
オートクレーブ後のパックの状態が全わからないので質問させていただきました。
おいそがしいとは思いますが、ご教示いただけると助かります。
よろしくお願いします。
回答3
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2018-03-01 13:22:04
バッグに入っていない方が確実に滅菌されると思います。
その後清潔な状態を保持するために滅菌バッグが使われていると思います。
エチレンオキサイドガス滅菌の場合は完全に密封されていてうろ覚えですが24時間以上密封が確保されないと滅菌されないように思います。
その後清潔な状態を保持するために滅菌バッグが使われていると思います。
エチレンオキサイドガス滅菌の場合は完全に密封されていてうろ覚えですが24時間以上密封が確保されないと滅菌されないように思います。
相談者からの返信
相談者:
タッチーさん
返信日時:2018-03-01 14:50:34
柴田先生ご回答ありがとうございます。
器具をパックに入れてから滅菌して、そのまま使用される場合として。
繰り返しの質問になり、申し訳ないのですが、パックは滅菌前と後で、パックの端に隙間があく、多少の剥がれが生じるなどの変化はありますか?
ご教示にいただけるど助かります。
よろしくお願いします。
器具をパックに入れてから滅菌して、そのまま使用される場合として。
繰り返しの質問になり、申し訳ないのですが、パックは滅菌前と後で、パックの端に隙間があく、多少の剥がれが生じるなどの変化はありますか?
ご教示にいただけるど助かります。
よろしくお願いします。
回答4
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2018-03-01 14:59:57
>パックは滅菌前と後で、パックの端に隙間があく、多少の剥がれが生じるなどの変化はありますか?
あまり好ましい事ではありませんが、シールが甘いと開いてしまうかもしれませんね。
あまり好ましい事ではありませんが、シールが甘いと開いてしまうかもしれませんね。
相談者からの返信
相談者:
タッチーさん
返信日時:2018-03-01 15:05:13
櫻井先生ご回答ありがとうございます。
先生のご回答どおりかと思います。
私もヒートパックに甘い部分があって、滅菌後に器具の一部が出ていたのかと思っていました。
今回のケースでも、特に感染症などについては心配いらないでしょうか?
ご回答いただけますと幸いです。
よろしくお願いします。
先生のご回答どおりかと思います。
私もヒートパックに甘い部分があって、滅菌後に器具の一部が出ていたのかと思っていました。
今回のケースでも、特に感染症などについては心配いらないでしょうか?
ご回答いただけますと幸いです。
よろしくお願いします。
回答5
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2018-03-01 16:32:21
タッチーさん、今日は
滅菌には2つの意味があります。
1)治療に使用した器具に付着した、感染性の病気の細菌やウイルス等を、別の人に感染させないようにする。
2)器具に付着した雑菌等で、治療の成績が落ちるのを防ぐ。
1に関しては、滅菌バックが破れていても効果には差はありません。
(ただし、クラスNで滅菌バックを使用すると、滅菌はできません)
2に関しては、インプラントの埋入手術などでは問題になりますが、一般的な詰め物や入れ歯、抜糸などでは問題になりません。
タッチーさんの場合は、おそらく問題無いのではと思います。
滅菌には2つの意味があります。
1)治療に使用した器具に付着した、感染性の病気の細菌やウイルス等を、別の人に感染させないようにする。
2)器具に付着した雑菌等で、治療の成績が落ちるのを防ぐ。
1に関しては、滅菌バックが破れていても効果には差はありません。
(ただし、クラスNで滅菌バックを使用すると、滅菌はできません)
2に関しては、インプラントの埋入手術などでは問題になりますが、一般的な詰め物や入れ歯、抜糸などでは問題になりません。
タッチーさんの場合は、おそらく問題無いのではと思います。
相談者からの返信
相談者:
タッチーさん
返信日時:2018-03-03 07:23:57
回答6
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2018-03-03 07:59:25
ご相談ありがとうございます。
>ゴム手袋を患者ごとに交換せず治療している歯科医師の方を多く見かけるのですが、保険診療では仕方ないことなのでしょうか?
仕方ない、と諦めるか、一度でも感染したくないのか、選択です。
もし自由診療ならば「ゴム手袋を患者ごとに交換」するという差別をしているのなら、自由診療の患者さんにも全く感染防止にはなりません。
なぜならば、保険の患者さんからの感染により、すでに医院内全体と全職員に感染が広がっているからです。
たとえば、仮に多剤耐性菌や肝炎や性病の強力な保菌者が自覚症状もなく本人も知らないままに保険治療を受けていたとして、そして仮にゴム手袋に血液などと一緒に病原菌が付着したとして、そのゴム手袋のままいつもアチコチ触っていたら、医院の全ての物へ、そして全職員にうつります。
感染予防は、差別することなく、すべての人からの感染経路を遮断して、決して院内に持ち込まないようにすることが有効と証明されています。
それには歯科医師だけではなく全職員が、明らかに病気にかかっている人も自覚症状のない健康に見える人も、決して患者さんを差別しないこと、手洗いを必ず実行すること、ゴム手袋の使い回しはしないこと、毎日いつも同じ感染予防をくりかえし実行することが必要です。
それが世界的に採用されているスタンダード・プリコーションという感染管理の理論です。
その病院のルール以外に、歯科医院向けの世界で最も厳重な感染予防をしているドイツの、ロベルト・コッホ・インスティチュートのガイドラインがあります。
したがって、歯科医院はどこの場所よりも、また実は大病院よりも、世界で最も安全な場所です。
安心してください。
>ゴム手袋を患者ごとに交換せず治療している歯科医師の方を多く見かけるのですが、保険診療では仕方ないことなのでしょうか?
仕方ない、と諦めるか、一度でも感染したくないのか、選択です。
もし自由診療ならば「ゴム手袋を患者ごとに交換」するという差別をしているのなら、自由診療の患者さんにも全く感染防止にはなりません。
なぜならば、保険の患者さんからの感染により、すでに医院内全体と全職員に感染が広がっているからです。
たとえば、仮に多剤耐性菌や肝炎や性病の強力な保菌者が自覚症状もなく本人も知らないままに保険治療を受けていたとして、そして仮にゴム手袋に血液などと一緒に病原菌が付着したとして、そのゴム手袋のままいつもアチコチ触っていたら、医院の全ての物へ、そして全職員にうつります。
感染予防は、差別することなく、すべての人からの感染経路を遮断して、決して院内に持ち込まないようにすることが有効と証明されています。
それには歯科医師だけではなく全職員が、明らかに病気にかかっている人も自覚症状のない健康に見える人も、決して患者さんを差別しないこと、手洗いを必ず実行すること、ゴム手袋の使い回しはしないこと、毎日いつも同じ感染予防をくりかえし実行することが必要です。
それが世界的に採用されているスタンダード・プリコーションという感染管理の理論です。
その病院のルール以外に、歯科医院向けの世界で最も厳重な感染予防をしているドイツの、ロベルト・コッホ・インスティチュートのガイドラインがあります。
したがって、歯科医院はどこの場所よりも、また実は大病院よりも、世界で最も安全な場所です。
安心してください。
相談者からの返信
相談者:
タッチーさん
返信日時:2018-03-03 09:01:26
さがら先生早々なご回答ありがとうございます。
先生のお考えはよく分かりました。
意識の高い歯科医の先生ならば、先生のおっしゃるとおりだと思います。
ただ、日本の全ての歯科医の先生がそうでしょうか?
>したがって、歯科医院はどこの場所よりも、また実は大病院よりも、世界で最も安全な場所です。
ここの文章が、よく分からないのです。
すみません。
本当にそうでしょうか?
このように言いきれる歯科医は、先生のような衛生意識を普通に持っておられる医院だと思います。
実際に手袋を交換せず、次の治療をされたり、手袋のまま手洗いをされる先生もいますが、ペーパータオルを用いず、布タオルで拭いている先生もいらっしゃいます。
手袋は歯科医師自体を守るだけではなく、患者を守ることにも繋がるので、器具だけの滅菌あるいは消毒だけでなく、手袋についても患者ごとに交換することが望ましいと思うのですが。
先生のおっしゃる「選択」の前に全ての歯科医の先生にさがら先生のような意識を持っていただける歯科医療が望ましいと思うのですが、いかがでしょうか?
長々とすみません。
先生のお考えはよく分かりました。
意識の高い歯科医の先生ならば、先生のおっしゃるとおりだと思います。
ただ、日本の全ての歯科医の先生がそうでしょうか?
>したがって、歯科医院はどこの場所よりも、また実は大病院よりも、世界で最も安全な場所です。
ここの文章が、よく分からないのです。
すみません。
本当にそうでしょうか?
このように言いきれる歯科医は、先生のような衛生意識を普通に持っておられる医院だと思います。
実際に手袋を交換せず、次の治療をされたり、手袋のまま手洗いをされる先生もいますが、ペーパータオルを用いず、布タオルで拭いている先生もいらっしゃいます。
手袋は歯科医師自体を守るだけではなく、患者を守ることにも繋がるので、器具だけの滅菌あるいは消毒だけでなく、手袋についても患者ごとに交換することが望ましいと思うのですが。
先生のおっしゃる「選択」の前に全ての歯科医の先生にさがら先生のような意識を持っていただける歯科医療が望ましいと思うのですが、いかがでしょうか?
長々とすみません。
回答7
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2018-03-03 09:39:38
ご返信ありがとうございます
>ただ、日本の全ての歯科医の先生がそうでしょうか?
どの業界であろうと、そこの参加者全てが理想を目指しているとはいえません。
どこにでもある事実です。
だからこそ選択です。
>本当にそうでしょうか?
大病院とはある意味で過酷な場所です。
感染リスクの高い、しかし現代医学では感染予防のできない重病の方たちでも日夜おおぜい受け入れなければなりません。
そういう尊い使命を持った神聖な場所です。
一方比較すると、歯科医院では歩いて通院できるほど、健康な免疫力や抵抗力の比較的高い人たちの集まる場所です。
それでも感染のリスクが有り、しかし、極めて効果的な感染管理が研究されています。
私はそれを知ってしまった以上は、医療の仕事の片棒を担いでいる歯科医師として、感染管理をしないわけにはいきません。
たしかにとても大変です。
安全のためには費用もとてもかかります。
職員の教育もとてもとても時間がかかりました。
でも自分の歯科医院で、全職員が毎日ごく当たり前に粛々と感染管理をしてくれていることは、私はここに出勤するたびに実感でき、極めて安心でき、快適で、幸せです。
また私自身が、病気になりその大病院の中で長時間いなければならないことは避けたいと思っています。
そして、口腔内の健康が全身の重篤な疾患を予防できることは100年前から証明されていますし、心身の健康維持増進に非常に役立つこともどんどん証明されています。
したがって歯科の予防が一生の快適な暮らしを守るきわめて重要なポジションであるとも考えて、皆様にも効果的な予防をお話してもし選択して頂ければ、全職員がそのお手伝いをさせて頂いております。
>意識を持っていただける歯科医療が望ましいと思うのですが、いかがでしょうか?
そのとおりです。
日本が世界に誇れるような歯科医院になることは、このサイト運営者の田尾先生の目標でもあるからです。
>ただ、日本の全ての歯科医の先生がそうでしょうか?
どの業界であろうと、そこの参加者全てが理想を目指しているとはいえません。
どこにでもある事実です。
だからこそ選択です。
>本当にそうでしょうか?
大病院とはある意味で過酷な場所です。
感染リスクの高い、しかし現代医学では感染予防のできない重病の方たちでも日夜おおぜい受け入れなければなりません。
そういう尊い使命を持った神聖な場所です。
一方比較すると、歯科医院では歩いて通院できるほど、健康な免疫力や抵抗力の比較的高い人たちの集まる場所です。
それでも感染のリスクが有り、しかし、極めて効果的な感染管理が研究されています。
私はそれを知ってしまった以上は、医療の仕事の片棒を担いでいる歯科医師として、感染管理をしないわけにはいきません。
たしかにとても大変です。
安全のためには費用もとてもかかります。
職員の教育もとてもとても時間がかかりました。
でも自分の歯科医院で、全職員が毎日ごく当たり前に粛々と感染管理をしてくれていることは、私はここに出勤するたびに実感でき、極めて安心でき、快適で、幸せです。
また私自身が、病気になりその大病院の中で長時間いなければならないことは避けたいと思っています。
そして、口腔内の健康が全身の重篤な疾患を予防できることは100年前から証明されていますし、心身の健康維持増進に非常に役立つこともどんどん証明されています。
したがって歯科の予防が一生の快適な暮らしを守るきわめて重要なポジションであるとも考えて、皆様にも効果的な予防をお話してもし選択して頂ければ、全職員がそのお手伝いをさせて頂いております。
>意識を持っていただける歯科医療が望ましいと思うのですが、いかがでしょうか?
そのとおりです。
日本が世界に誇れるような歯科医院になることは、このサイト運営者の田尾先生の目標でもあるからです。
回答8
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2018-03-03 09:47:53
>全ての歯科医の先生にさがら先生のような意識を持っていただける歯科医療が望ましいと思うのですが、いかがでしょうか?
「望ましい」とは思いますが「現実的ではない」とも思いますね。
感染予防に関して教育の無かった時代に歯科医になった先生もいらっしゃいますし、地域によっては野戦病院のような環境で治療に当たらなければならない歯科医もいます。
もっと現実的な話をすれば感染予防はコストをかけようとすれば天井知らずにコストがかかっていくものですが、国の予算(診療報酬)にも限界があります。
タッチー さんのように感染予防対策に意識の高い方もいらっしゃれば、「そんなことより治療費を安くしろ」と考える方もいらっしゃいます。
それらすべての歯科医院、歯科医師、患者さんが満足できる環境を整えられるだけの予算はありません。
(むしろ、国の保険医療費はすでに破綻していると言われています)
だからこそ、当サイトでもよく言われている「患者力」を身に着け、ご自身で「選択」するしかないのだと思います。
「望ましい」とは思いますが「現実的ではない」とも思いますね。
感染予防に関して教育の無かった時代に歯科医になった先生もいらっしゃいますし、地域によっては野戦病院のような環境で治療に当たらなければならない歯科医もいます。
もっと現実的な話をすれば感染予防はコストをかけようとすれば天井知らずにコストがかかっていくものですが、国の予算(診療報酬)にも限界があります。
タッチー さんのように感染予防対策に意識の高い方もいらっしゃれば、「そんなことより治療費を安くしろ」と考える方もいらっしゃいます。
それらすべての歯科医院、歯科医師、患者さんが満足できる環境を整えられるだけの予算はありません。
(むしろ、国の保険医療費はすでに破綻していると言われています)
だからこそ、当サイトでもよく言われている「患者力」を身に着け、ご自身で「選択」するしかないのだと思います。
回答9
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2018-03-05 10:07:57
追伸です。
私は、
>教育の無かった時代に歯科医になった先生
この一人のようですが~~;
科学の進歩に遅れないよう、専門職である歯科医院側から変えていき、患者さんが迷わないようにしていかなけばいけないとも考えています。
また歯科医院の衛生管理について、世界では真剣に研究され、かつ、すでに実現できているので、若い先生に追いつくよう、不肖私も遅まきながらもそれを学び、取り入れれば可能だとも思っております。
患者さん共々発展していければと思いますから、お気づきの点はまたご指摘のほどよろしくお願いします。
私は、
>教育の無かった時代に歯科医になった先生
この一人のようですが~~;
科学の進歩に遅れないよう、専門職である歯科医院側から変えていき、患者さんが迷わないようにしていかなけばいけないとも考えています。
また歯科医院の衛生管理について、世界では真剣に研究され、かつ、すでに実現できているので、若い先生に追いつくよう、不肖私も遅まきながらもそれを学び、取り入れれば可能だとも思っております。
患者さん共々発展していければと思いますから、お気づきの点はまたご指摘のほどよろしくお願いします。
相談者からの返信
相談者:
タッチーさん
返信日時:2018-03-05 20:37:36
お答えいただきました先生、本当にありがとうございます。
ただ、個人的な感覚では手袋の患者ごとの交換については、そんなにお金のかかることではないと思います。
また、自分の治療行為で患者を感染させたら大変だという思いがあれば当然にできることと思います。
どんな時代の教育でも、感染防止の対策についてはお勉強されていると思うのですが、どうでしょうか。
ただ、個人的な感覚では手袋の患者ごとの交換については、そんなにお金のかかることではないと思います。
また、自分の治療行為で患者を感染させたら大変だという思いがあれば当然にできることと思います。
どんな時代の教育でも、感染防止の対策についてはお勉強されていると思うのですが、どうでしょうか。
回答10
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2018-03-06 13:33:38
>どんな時代の教育でも、感染防止の対策についてはお勉強されていると思うのですが、どうでしょうか。
どうでしょうね?
(あくまでも個人的な感想ですが)グローブの着用が広まったのは僕の少し上の世代からだと思いますよ。
特に歯科は細かい作業が多く、グローブ着用により手指の感覚が鈍くなりますので、繊細な作業をしようとした場合、「邪魔だ」と感じる先生も少なくありません。
どうでしょうね?
(あくまでも個人的な感想ですが)グローブの着用が広まったのは僕の少し上の世代からだと思いますよ。
特に歯科は細かい作業が多く、グローブ着用により手指の感覚が鈍くなりますので、繊細な作業をしようとした場合、「邪魔だ」と感じる先生も少なくありません。
相談者からの返信
相談者:
タッチーさん
返信日時:2018-03-10 06:10:17
櫻井先生ご回答ありがとうございます。
色々勉強になりました。
グローブを使用しない先生は、まだいらっしゃいますよね。
それでも、適切な手洗いができていれば、問題ないかと思います。
ありがとうございました。
色々勉強になりました。
グローブを使用しない先生は、まだいらっしゃいますよね。
それでも、適切な手洗いができていれば、問題ないかと思います。
ありがとうございました。
タイトル | 歯科医院の滅菌パックから治療器具が出ていた |
---|---|
質問者 | タッチーさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 50歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
材料・機材関連 その他(歯科治療関連) その他(その他) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。