再根管治療するかどうか
相談者:
なべ子さん (39歳:女性)
投稿日時:2018-03-03 17:33:31
初めて投稿させていただきます。
よろしくお願い致します。
右下7番、食べ物を噛むと激痛があり、今まで行っていた保険のみ対応の歯医者で酸蝕しと言われ、詰め物をするか神経を抜くしかないと言われ、この頃、私は歯にも歯医者にもあまり知識がなく、とにかく痛かったので神経を抜くお願いをしてしまい、先生からも神経を抜くリスク等のお話しは特になく、被せ物の話をしましたら、私の歯は、
「噛み締めで高さがないので、銀のものになる」
と言われたのですが、最終的に"レジンのみの詰め物"までで終わってしまい(去年の7月上旬で治療が終了してます)、いつ割れてもいい状態で、自分の選択にも絶望的になってしまいました…
その後、自由診療のところへ行きましたら、私の右下7番は
「親知らずとして考えていい、抜いて放置で大丈夫。
でも挺出はしてくるかもしれない」
とのことでした。
奥歯がないことで問題がおきてくるのも考え、右下7番を残そうと、また別の根管治療専門(ラバーダムとマイクロスコープはありますが、CTはないとの事)へ行きましたら、再根管治療のリスクはかなり上がる事を知り、それをふまえた上でこれから治療していく事に同意書をそこで書きましたが、
先生にお伺いしたいのですが、
@噛み締めで高さがなく、右下7番には虫歯(先月歯科ドックへ行き、ダイアグノデントペンで"11"というレベルの虫歯が見つかっています)がある状態で再根管治療すると、成功する確率は、私の場合またさらに低くなってしまうのか?
Aそのわずかな成功率に希望をかけて治療を行ってもいいのか?
(私の右下7番の根の型は、Cの型ではなく、一本の太い型になっているとの事で、ファイバーコアではなく、レジンコアで、ジルコニアクラウンになるとの事)
B今は痛みがなく、先生からも問題ないと言われたのですが、再根管治療をせずに、このまま放置で、この先割れたり、何か問題が起きたら治療をする。
(その際、親知らずを移植できたらいいなと思っていますが、親知らずの移植は40代前後で、しかもその親知らずが適合するかにもよると、こちらの根管治療の歯医者のホームページに書いてありました)
C再根管治療をせずに、今の状態に、ジルコニアクラウンを被せるのみの治療、または、こういったことが医療的にできるのか?
歯も残したい、でも金銭的にも気になってしまうところは正直あります。
大変お忙しいところ申し訳ありませんが、先生のご意見、ご提案をお願い致します。
よろしくお願い致します。
よろしくお願い致します。
右下7番、食べ物を噛むと激痛があり、今まで行っていた保険のみ対応の歯医者で酸蝕しと言われ、詰め物をするか神経を抜くしかないと言われ、この頃、私は歯にも歯医者にもあまり知識がなく、とにかく痛かったので神経を抜くお願いをしてしまい、先生からも神経を抜くリスク等のお話しは特になく、被せ物の話をしましたら、私の歯は、
「噛み締めで高さがないので、銀のものになる」
と言われたのですが、最終的に"レジンのみの詰め物"までで終わってしまい(去年の7月上旬で治療が終了してます)、いつ割れてもいい状態で、自分の選択にも絶望的になってしまいました…
その後、自由診療のところへ行きましたら、私の右下7番は
「親知らずとして考えていい、抜いて放置で大丈夫。
でも挺出はしてくるかもしれない」
とのことでした。
奥歯がないことで問題がおきてくるのも考え、右下7番を残そうと、また別の根管治療専門(ラバーダムとマイクロスコープはありますが、CTはないとの事)へ行きましたら、再根管治療のリスクはかなり上がる事を知り、それをふまえた上でこれから治療していく事に同意書をそこで書きましたが、
先生にお伺いしたいのですが、
@噛み締めで高さがなく、右下7番には虫歯(先月歯科ドックへ行き、ダイアグノデントペンで"11"というレベルの虫歯が見つかっています)がある状態で再根管治療すると、成功する確率は、私の場合またさらに低くなってしまうのか?
Aそのわずかな成功率に希望をかけて治療を行ってもいいのか?
(私の右下7番の根の型は、Cの型ではなく、一本の太い型になっているとの事で、ファイバーコアではなく、レジンコアで、ジルコニアクラウンになるとの事)
B今は痛みがなく、先生からも問題ないと言われたのですが、再根管治療をせずに、このまま放置で、この先割れたり、何か問題が起きたら治療をする。
(その際、親知らずを移植できたらいいなと思っていますが、親知らずの移植は40代前後で、しかもその親知らずが適合するかにもよると、こちらの根管治療の歯医者のホームページに書いてありました)
C再根管治療をせずに、今の状態に、ジルコニアクラウンを被せるのみの治療、または、こういったことが医療的にできるのか?
歯も残したい、でも金銭的にも気になってしまうところは正直あります。
大変お忙しいところ申し訳ありませんが、先生のご意見、ご提案をお願い致します。
よろしくお願い致します。
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2018-03-03 19:07:22
こんにちは、感染根管にまつわるご質問のようですね。
>右下7番、食べ物を噛むと激痛があり、今まで行っていた保険のみ対応の歯医者で酸蝕しと言われ、詰め物をするか神経を抜くしかないと言われ、この頃、私は歯にも歯医者にもあまり知識がなく、とにかく痛かったので神経を抜くお願いをしてしまい、先生からも神経を抜くリスク等のお話しは特になく、被せ物の話をしましたら、私の歯は、
>「噛み締めで高さがないので、銀のものになる」
欠損歯が多ければ年齢とともに咬耗もしますが39歳ではありえないと思います、また個人的にはかみしめで歯が擦り減って短くなるようなことも無いと思います。
しかし酸蝕歯でエナメル質がなくなっていればその分咬合口径は低くなります。
咬耗 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%D2%FB%CC%D7&x=61&y=11
酸蝕症 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=120
>と言われたのですが、最終的に"レジンのみの詰め物"までで終わってしまい(去年の7月上旬で治療が終了してます)、いつ割れてもいい状態で、自分の選択にも絶望的になってしまいました…
割れる可能性が高いか心配なさそうなのかは実際に診察しないとわかりません。
>その後、自由診療のところへ行きましたら、私の右下7番は
>「親知らずとして考えていい、抜いて放置で大丈夫。でも挺出はしてくるかもしれない」
>とのことでした。
診察していないので何とも言えませんが最後臼歯はできるだけ保存したほうがいいと考えています。
>奥歯がないことで問題がおきてくるのも考え、右下7番を残そうと、また別の根管治療専門(ラバーダムとマイクロスコープはありますが、CTはないとの事)へ行きましたら、再根管治療のリスクはかなり上がる事を知り、それをふまえた上でこれから治療していく事に同意書をそこで書きましたが、
マイクロスコープは使っていますがCTは持ち合わせがないので何とも言えません、ちなみにラバーダムはほとんど使いません。
他に最後の救済治療として意図的再植法もありますが。
意図的再植法 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%B0%D5%BF%DE%C5%AA%BA%C6%BF%A2&x=47&y=9
>先生にお伺いしたいのですが、
>@噛み締めで高さがなく、右下7番には虫歯(先月歯科ドックへ行き、ダイアグノデントペンで"11"というレベルの虫歯が見つかっています)がある状態で再根管治療すると、成功する確率は、私の場合またさらに低くなってしまうのか?
低い高いではなく感染根管かどうかの診断です、感染根管なら通常再根管治療を必要とします。
>Aそのわずかな成功率に希望をかけて治療を行ってもいいのか?
>(私の右下7番の根の型は、Cの型ではなく、一本の太い型になっているとの事で、ファイバーコアではなく、レジンコアで、ジルコニアクラウンになるとの事)
感染根管の疑いがあればジルコニアクラウンは避けたほうがいいと思います。
>B今は痛みがなく、先生からも問題ないと言われたのですが、再根管治療をせずに、このまま放置で、この先割れたり、何か問題が起きたら治療をする。
>(その際、親知らずを移植できたらいいなと思っていますが、親知らずの移植は40代前後で、しかもその親知らずが適合するかにもよると、こちらの根管治療の歯医者のホームページに書いてありました)
年齢は関係ないでしょう、ソケットは削って大きさを合わせばいいだけの話です、しかし下歯槽管など配慮すべきことは他にもあります。
それから抜歯が歯を損傷せずに可能かどうかも重要な要素です。
>C再根管治療をせずに、今の状態に、ジルコニアクラウンを被せるのみの治療、または、こういったことが医療的にできるのか?
できるできないという事なら支台歯形態が適切であれば可能ですが個人的にはやめておかれたほうがいいと思います、ダメになったとき後悔することになりそうです、医療的にも良くないと考えています。
>歯も残したい、でも金銭的にも気になってしまうところは正直あります。
もっともなことです、治療をするといっても最後は経済問題です、また費用対効果の面からも慎重に考えられることをお勧めいたします。
結局お金をどぶに捨てるようなことになってしまえば歯医者を恨むことになりかねません。
>右下7番、食べ物を噛むと激痛があり、今まで行っていた保険のみ対応の歯医者で酸蝕しと言われ、詰め物をするか神経を抜くしかないと言われ、この頃、私は歯にも歯医者にもあまり知識がなく、とにかく痛かったので神経を抜くお願いをしてしまい、先生からも神経を抜くリスク等のお話しは特になく、被せ物の話をしましたら、私の歯は、
>「噛み締めで高さがないので、銀のものになる」
欠損歯が多ければ年齢とともに咬耗もしますが39歳ではありえないと思います、また個人的にはかみしめで歯が擦り減って短くなるようなことも無いと思います。
しかし酸蝕歯でエナメル質がなくなっていればその分咬合口径は低くなります。
咬耗 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%D2%FB%CC%D7&x=61&y=11
酸蝕症 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=120
>と言われたのですが、最終的に"レジンのみの詰め物"までで終わってしまい(去年の7月上旬で治療が終了してます)、いつ割れてもいい状態で、自分の選択にも絶望的になってしまいました…
割れる可能性が高いか心配なさそうなのかは実際に診察しないとわかりません。
>その後、自由診療のところへ行きましたら、私の右下7番は
>「親知らずとして考えていい、抜いて放置で大丈夫。でも挺出はしてくるかもしれない」
>とのことでした。
診察していないので何とも言えませんが最後臼歯はできるだけ保存したほうがいいと考えています。
>奥歯がないことで問題がおきてくるのも考え、右下7番を残そうと、また別の根管治療専門(ラバーダムとマイクロスコープはありますが、CTはないとの事)へ行きましたら、再根管治療のリスクはかなり上がる事を知り、それをふまえた上でこれから治療していく事に同意書をそこで書きましたが、
マイクロスコープは使っていますがCTは持ち合わせがないので何とも言えません、ちなみにラバーダムはほとんど使いません。
他に最後の救済治療として意図的再植法もありますが。
意図的再植法 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%B0%D5%BF%DE%C5%AA%BA%C6%BF%A2&x=47&y=9
>先生にお伺いしたいのですが、
>@噛み締めで高さがなく、右下7番には虫歯(先月歯科ドックへ行き、ダイアグノデントペンで"11"というレベルの虫歯が見つかっています)がある状態で再根管治療すると、成功する確率は、私の場合またさらに低くなってしまうのか?
低い高いではなく感染根管かどうかの診断です、感染根管なら通常再根管治療を必要とします。
>Aそのわずかな成功率に希望をかけて治療を行ってもいいのか?
>(私の右下7番の根の型は、Cの型ではなく、一本の太い型になっているとの事で、ファイバーコアではなく、レジンコアで、ジルコニアクラウンになるとの事)
感染根管の疑いがあればジルコニアクラウンは避けたほうがいいと思います。
>B今は痛みがなく、先生からも問題ないと言われたのですが、再根管治療をせずに、このまま放置で、この先割れたり、何か問題が起きたら治療をする。
>(その際、親知らずを移植できたらいいなと思っていますが、親知らずの移植は40代前後で、しかもその親知らずが適合するかにもよると、こちらの根管治療の歯医者のホームページに書いてありました)
年齢は関係ないでしょう、ソケットは削って大きさを合わせばいいだけの話です、しかし下歯槽管など配慮すべきことは他にもあります。
それから抜歯が歯を損傷せずに可能かどうかも重要な要素です。
>C再根管治療をせずに、今の状態に、ジルコニアクラウンを被せるのみの治療、または、こういったことが医療的にできるのか?
できるできないという事なら支台歯形態が適切であれば可能ですが個人的にはやめておかれたほうがいいと思います、ダメになったとき後悔することになりそうです、医療的にも良くないと考えています。
>歯も残したい、でも金銭的にも気になってしまうところは正直あります。
もっともなことです、治療をするといっても最後は経済問題です、また費用対効果の面からも慎重に考えられることをお勧めいたします。
結局お金をどぶに捨てるようなことになってしまえば歯医者を恨むことになりかねません。
相談者からの返信
相談者:
なべ子さん
返信日時:2018-03-03 21:23:56
山田先生。
初めまして。返信ありがとうございます。
⚫やはり右下7番は残す方がいいのですね。
⚫ちなみに、初めに保険のみ対応の歯医者で神経抜いたきっかけは、感染根ではなく、酸蝕歯で、痛すぎて痛みをなくしたくて抜いてもらったのですが、自分の知識がなく、自分の首を絞めるような選択をして毎日後悔の日々です…
さらに今回、再根管治療をするかどうかのきっかけになったのは、今の7番の状態は、クラウンも被せてないので毎日不安で過ごさなければならない、歯を残したい、という事でした。でも、初めの根管治療が保険で行ったので、今は症状がなくてもいずれ感染根の症状が出てくるかもしれませんよね…
⚫移植に年齢は関係ないのですね。
安心しましたが、また別の問題が生じる場合があるということですね…
⚫C再根管治療せずにクラウン被せるの件は、やめておきます。
⚫費用対効果、確かにそうですよね…
根管治療専門なのに、CTがないことが、ちょっと心配なので、3月9日に予約してますが、キャンセルも頭に入れておきます。
お忙しい中ありがとうございました。
初めまして。返信ありがとうございます。
⚫やはり右下7番は残す方がいいのですね。
⚫ちなみに、初めに保険のみ対応の歯医者で神経抜いたきっかけは、感染根ではなく、酸蝕歯で、痛すぎて痛みをなくしたくて抜いてもらったのですが、自分の知識がなく、自分の首を絞めるような選択をして毎日後悔の日々です…
さらに今回、再根管治療をするかどうかのきっかけになったのは、今の7番の状態は、クラウンも被せてないので毎日不安で過ごさなければならない、歯を残したい、という事でした。でも、初めの根管治療が保険で行ったので、今は症状がなくてもいずれ感染根の症状が出てくるかもしれませんよね…
⚫移植に年齢は関係ないのですね。
安心しましたが、また別の問題が生じる場合があるということですね…
⚫C再根管治療せずにクラウン被せるの件は、やめておきます。
⚫費用対効果、確かにそうですよね…
根管治療専門なのに、CTがないことが、ちょっと心配なので、3月9日に予約してますが、キャンセルも頭に入れておきます。
お忙しい中ありがとうございました。
回答2
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2018-03-08 16:49:26
なべ子さん、今日は
>根管治療専門なのに、CTがないことが、ちょっと心配なので、
CTが無くても根管治療はできます。
CTが有っても成功率に差はありません。
まして、専門医ならデンタルという小さいレントゲン写真数枚で、読み解く力は十分に持っているはずです。
パノラマというう大きなレントゲン写真では分からないと思いますが。
>根管治療専門なのに、CTがないことが、ちょっと心配なので、
CTが無くても根管治療はできます。
CTが有っても成功率に差はありません。
まして、専門医ならデンタルという小さいレントゲン写真数枚で、読み解く力は十分に持っているはずです。
パノラマというう大きなレントゲン写真では分からないと思いますが。
相談者からの返信
相談者:
なべ子さん
返信日時:2018-03-09 11:33:35
タイトル | 再根管治療するかどうか |
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質問者 | なべ子さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 39歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 根管治療の失敗・再治療 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。