フィステルの治療方法について

相談者: mtakamotoさん (24歳:女性)
投稿日時:2018-03-13 16:52:57
第一小臼歯歯茎外側に、直径3mmほどのフィステルができました。

根幹治療が必要と聞きましたが、これについては保険適用治療だと成功率はわずか30%〜55%で、マイクロスコープラバーダムを使用した自費治療だとほぼ100%成功するが7〜10万円すると知りました。
歯科医の皆様も、保険適用内の治療では不十分だとお考えでしょうか?

歯を抜きたくないので、上記のデータが正しければ、自費治療もやむを得ないと考えていますが、日ごろから歯科の治療費の不透明さに不信感を持っているので、判断つきかねております。


また、毎週継続して治療に行かなければならないと聞きました。
どうしても日中時間が取れませんので、歯根端切除で一回で終わらせるか、半年後から継続的な感染根幹治療を開始したいのですが、これは選べるものなのでしょうか。
それぞれの治療法のメリット・デメリットも教えて下さい。


フィステルになったという話を周りで聞いたことがなく、心細いです。
稀な症状なのでしょうか。

不必要に高い施術を行われるのではないかと思うと、へたに相談にもいけず悶々としています。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-03-13 17:09:17
mtakamotoさん、こんにちは

歯科医の皆様も、保険適用内の治療では不十分だとお考えでしょうか?

いいえそんなことはありません。

私は根管治療の専門医ではありませんので、ほとんどの根管治療は保険の範囲内で行います。

ただ、30%〜55%という成功率ということは決してありません。


一番大切なのは根管治療というのは「どのような治療なのかをどこまで理解しているか」ということと「それに対してどうすればベストを尽くせるかを理解しているか」なのだと思います。

もちろんマイクロスコープラバーダムは理想論ですが一つの道具にすぎません。

そこにあってもうまく使いこなさなければ意味がありません。


フィステルになったという話を周りで聞いたことがなく、心細いです。
>稀な症状なのでしょうか。

その原因が感染根管なのかあるいは歯根破折なのかによって治療方針は全く変わってきます。


治療に入る前に診断が重要だと思います。
そういった意味での専門医というのは非常に大きいと思います。


参考になれば幸いです。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2018-03-14 06:47:57
おはようございます。

第一小臼歯歯茎外側に、直径3mmほどのフィステルができました。
>幹治療が必要と聞きましたが

フィステルなら必要です。

フィステル http://www.yamadashika.jp/infection.html#a01

>これについては保険適用治療だと成功率はわずか30%〜55%で、

ずいぶん低い成功率ですね、そのようなDrは避けた方がいいと思います。

マイクロスコープラバーダムを使用した自費治療だとほぼ100%成功するが7〜10万円すると知りました。

自費に誘導するためのセールストークではないでしょうか、またラバーダムやマイクロを使ったところでへぼが上手になるとはとても考えられません。

歯科医の皆様も、保険適用内の治療では不十分だとお考えでしょうか?

個人的には不十分とは考えていません、保険診療で50%の成功率のDrが自費診療で100%の成功率になるなんて手抜き以外に考えられません。

>歯を抜きたくないので、上記のデータが正しければ、自費治療もやむを得ないと考えていますが、

歯科医の腕を基準にDrを選ぶべきだと思いますが・・・それがわからないから苦労が絶えないのだとは思います、その時ラバーがしゃしゃり出てくるのでまた迷う???。

思い切って自費で治しても結果が思わしくない・・・、挙句の果てにこんなものですとかきれいにできているとか・・・。

>日ごろから歯科の治療費の不透明さに不信感を持っているので、判断つきかねております。

この問題は日本の歯科医療の由々しき問題だと思っています、何とかならないものでしょうか。

>また、毎週継続して治療に行かなければならないと聞きました。

そもそも感染根管は急性疾患ではないのでこれはありません。

>どうしても日中時間が取れませんので、歯根端切除で一回で終わらせるか、半年後から継続的な感染根幹治療を開始したいのですが、これは選べるものなのでしょうか。

通常いきなり歯根端切除をすることはないと思います、少なくとも私はまず根管治療から始めます。

感染根管治療 http://www.yamadashika.jp/infection.html

>それぞれの治療法のメリット・デメリットも教えて下さい。

メリット云々よりどのような診断で合理的な治療方針をどう立てるかでしょう。

>フィステルになったという話を周りで聞いたことがなく、心細いです。稀な症状なのでしょうか。

残念ながら良くありますよ。

フィステル http://yamadashika.jugem.jp/?search=%A5%D5%A5%A3%A5%B9%A5%C6%A5%EB%A1%A1&x=60&y=13

>不必要に高い施術を行われるのではないかと思うと、へたに相談にもいけず悶々としています。

歯医者の言ったことをにわかに信じがたいということは間々あるようです、困ったものです。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2018-03-14 08:23:29
>これについては保険適用治療だと成功率はわずか30%〜55%で、

根管治療でもフィステルができているような場合は60〜70%とされていると思います。
中でも根管に傷がついていたり根管の壁に穴が空いていたりすると書いてあるような数字になるかと思います。。


>マイクロスコープラバーダムを使用した自費治療だとほぼ100%成功するが

非外科的な根管治療では、ほぼ100%ではないですね、上記のような数字になると思います。ただ外科的な歯内療法歯根端切除術意図的再植)を併用する97%ぐらいになると思います。


>7〜10万円すると知りました。

専門医がするには安すぎると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: mtakamotoさん
返信日時:2018-03-20 14:53:44
ご回答ありがとうございました。

フィステルについての通常の治療方針、特に、保険適用治療・自費治療の成功率についての専門家の皆様の感覚を知れて大変参考になりました。

セールストークに踊らされて大げさに心配していたかもしれません。
おかげさまで気持ちも楽になりました。


先日診断を受け、保険適用治療にてフィステルを焼き、週に一回程度消毒に行くことになりました。
ありがとうございました。



タイトル フィステルの治療方法について
質問者 mtakamotoさん
地域 非公開
年齢 24歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療の失敗・再治療
歯茎の婁孔(ろうこう・フィステル)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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