歯根が近接して生えている歯の抜歯について

相談者: マカロンマロンさん (50歳:女性)
投稿日時:2018-02-15 15:59:41
全体的に歯並びが悪く、左下5番は少しななめに生えており、6番の歯根と5番の歯根がほとんど接するぐらい近くに生えています。
両方の歯とも神経のない歯でクラウンです。

5番の歯の虫歯にて、クラウンを取り虫歯を削り仮蓋をしている状態です。
6番の歯の環境のために抜歯をしてしまうか、残すのか考えているところです。


レントゲンを見ても、両歯の歯根の間に歯槽骨がないようですので、5番を抜くとするとそれに接していた6番の歯根がむき出しになってしまうように思うのですが、それを覆うように徐々に骨ができてくるのでしょうか?
抜歯をした後、どのように治癒していくのかが分からず心配です。


宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-02-16 10:42:37
マカロンマロン さんこんにちは

>6番の歯の環境のために抜歯をしてしまうか、残すのか考えているところです。

5番の歯が何か悪影響を与えている、保存ができないなどの問題があるのであれば抜歯という選択肢もありますが、単に根と根が近いだけで抜歯というのはどうでしょうか?

歯並びの問題で抜歯して清掃性をあげるなど検討されているのであればそれもありかとは思いますが、その後の状況も含めてよくご検討くださいね。


>6番の歯根がむき出しになってしまうように思うのですが、それを覆うように徐々に骨ができてくるのでしょうか?

通常は、抜歯をした抜歯窩に血液が溜まり、それが徐々に骨などになっていきます。
抜歯後に骨のボリュームが減らないように特別な処置をする場合もあります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: マカロンマロンさん
返信日時:2018-02-21 14:47:06
ご回答ありがとうございます。
返信が遅くなりまして申し訳ございません。

5番の歯は、6番側の方のクラウンの下に虫歯ができており削ったため、歯根が少し短くなったがかろうじて残せるようです。
しかし、6番の歯のために清掃しやすいように抜歯した方がいいかもしれないとのことです。


抜歯後は徐々に骨ができてくるのですね。
歯根が接していると抜歯後直後はやはり6番の歯根はむき出しになるのでしょうか?

普通に生えている歯の歯根は歯槽骨に囲まれていると思うのですが、元々なかった所にも骨ができてくれるのでしょうか?
その間なにか害がないか心配です。

宜しくお願い致します。
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-02-27 14:29:53
こんにちは。

抜歯をすれば大きな穴がぽっかり開きます。
通常は血の塊で穴は満たされその下から組織の修復が始まります。
骨の高さが元々なければ伸びて修復されることはありません。

どちらかといえば鋭縁は消失する方向に向かって治癒するので尖っているところは吸収される方向で穴が塞がっていきます。
塞がった穴の内部には必要な骨が出来ます。

ただ、歯茎のレベル(高さ)は骨の鋭縁が吸収するので下がる傾向にあります。
歯茎は骨の裏打ちがなければ健康な状態ならば決まった厚みにしかならないからです。


それで、どうしても骨のレベルを下げたくないとか歯茎のレベルを下げたくないとすれば、抜歯と同時に補填剤をいれておく必要がありますが、単にいれただけならばボロボロと出てきますから閉鎖するために歯茎を大きく切開して減圧して閉鎖用粘膜をつくっておいて縫合する必要があります。

それは余計な痛みを伴ったり費用もかかりますからよほど歯科治療について理解力が高い人でなければ、あえてご自身から希望されることはないでしょう。


抜歯だけでも痛くて不自由があるのに、余計に歯茎を切って縫合、異物反応を耐えてよい状態の歯周組織の状態を作り出して、更にもしかしたら追加で再切開整形が必要になる治療の必要性を理解できる人は稀だと思います。

ただ、ご理解され出来るだけの事を事前にしておきたいと思われるならば主治医に依頼されておくと自費で行ってもらえるでしょう。


通常は、抜歯あとの治癒は自然に任せ、何かあったらその時対応ということになるでしょう。

たとえば歯茎ラインが落ち込む為に知覚過敏が起きれば知覚過敏処置、それで治せなければ充填被覆、それでダメなら抜髄処置、虫歯のリスクが上がれば虫歯治療、清掃がむずかしくなれば歯磨き指導と再評価です。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2018-02-27 16:23:37
マカロンマロンさん

こんにちは。

清掃性の問題もあり、下の5番を抜歯した方が良いのかお悩みなのですね。

>左下5番は少しななめに生えており、6番の歯根と5番の歯根がほとんど接するぐらい近くに生えています。

⇒失礼ながらマカロンマロンさんが公開されている年齢が実年齢でしたら、骨が硬化している可能性が高く、かつ根同士が密着している下顎の抜歯は非常に難しいものになる場合があります。

特に舌側に傾斜あるいは転位していればなおさらです。
どうしても清掃不良の状態が改善しないなどの理由があれば別ですが、慎重に考えられた方がいいかもしれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: マカロンマロンさん
返信日時:2018-03-01 17:41:26
ふなちゃん先生
ご回答ありがとうございます。

治癒過程を詳しく教えていただきありがとうございました。
普通に生えている歯については、こういうふうに治っていくんだとイメージすることができましたが、自分のこの歯についてはなかなかイメージが難しいです。

しかし、やはり骨がないといろいろと不都合な形態になりそうですね。

やはり抜歯が不安で、どこまで持つか分かりませんが5番を残す方を選択し、現在再根幹治療中(慢性の根尖病巣があるため)です。
治療が上手くいけばいいのですが。



金田先生
ご回答ありがとうございます。

このような抜歯は難しいのですね。
余計に怖くなってきました。
普通の歯科ではできないレベルなのでしょうか?

そもそもこのような歯は珍しいのでしょうか?
主治医からは難しいとの話は聞いていないので不安になります。

やはり抜歯が不安で、とりあえず残す方を選び、現在再根幹治療中です。



タイトル 歯根が近接して生えている歯の抜歯について
質問者 マカロンマロンさん
地域 非公開
年齢 50歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
抜歯:5番(第二小臼歯)
歯並びが悪い
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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