銀歯を外して入れた詰め物の痛み、歯と歯茎の際が削れることについて
相談者:
わかはやしさん (25歳:男性)
投稿日時:2018-03-23 20:20:18
大変な歯痛で悩んでいます。
平成29年10月下旬に、第一大臼歯に二次カリエスが見つかり、それまで詰めてあった銀歯を外して治療し、e.MAXを入れました。
その後、約5か月後の平成30年3月19日に、水を口に含んだら詰め物をした部分が滲み、これまで経験したことのないような激痛に襲われました。
平成30年3月23日にe.MAXを入れた歯科医院に検査をしていただきましたが、歯科医からは
「痛む原因は、詰め物をした歯と歯茎の際が削れているためです」
という説明を受けました。
私は疑問に思ったので、
「詰め物の中が虫歯になっていることや、何か異常が起きているわけではないのか」
と質問したところ、
「それはあまり考えられない」
との回答でした。
そして、風をかけるだけでも激痛で、治療を進めることができなかったので、麻酔をしたうえで削れている部分の補綴をしました。
同時に、詰め物の高さを調整しました。
治療後の説明では、
「削れている部分を治療したため、滲みることは少なくなる。
これから痛みが引いてくるはずなので、様子を見ましょう」
ということでした。
質問は次の通りです。
・食いしばり等により、詰め物をした歯と歯茎の間(際)が削れるということはあるのでしょうか。
・歯と歯茎の間が削れた場合、水や風が当たることで耐えられないほどの痛みが生じることはあるでしょうか。
・レントゲン等は撮らず、打診と風当ての検査で、詰め物の内部の状態に異常はないと見込むものでしょうか。
治療から約5か月経っていること、痛みの度合いが経験したことのない激痛であることから、非常に不安が強く、歯科医院で診療を受けたにもかかわらず、その不安は全く小さくなっていません。
激しい痛みが引かなければ、転院しようと考えております。
先生方のご意見をお願いいたします。
平成29年10月下旬に、第一大臼歯に二次カリエスが見つかり、それまで詰めてあった銀歯を外して治療し、e.MAXを入れました。
その後、約5か月後の平成30年3月19日に、水を口に含んだら詰め物をした部分が滲み、これまで経験したことのないような激痛に襲われました。
平成30年3月23日にe.MAXを入れた歯科医院に検査をしていただきましたが、歯科医からは
「痛む原因は、詰め物をした歯と歯茎の際が削れているためです」
という説明を受けました。
私は疑問に思ったので、
「詰め物の中が虫歯になっていることや、何か異常が起きているわけではないのか」
と質問したところ、
「それはあまり考えられない」
との回答でした。
そして、風をかけるだけでも激痛で、治療を進めることができなかったので、麻酔をしたうえで削れている部分の補綴をしました。
同時に、詰め物の高さを調整しました。
治療後の説明では、
「削れている部分を治療したため、滲みることは少なくなる。
これから痛みが引いてくるはずなので、様子を見ましょう」
ということでした。
質問は次の通りです。
・食いしばり等により、詰め物をした歯と歯茎の間(際)が削れるということはあるのでしょうか。
・歯と歯茎の間が削れた場合、水や風が当たることで耐えられないほどの痛みが生じることはあるでしょうか。
・レントゲン等は撮らず、打診と風当ての検査で、詰め物の内部の状態に異常はないと見込むものでしょうか。
治療から約5か月経っていること、痛みの度合いが経験したことのない激痛であることから、非常に不安が強く、歯科医院で診療を受けたにもかかわらず、その不安は全く小さくなっていません。
激しい痛みが引かなければ、転院しようと考えております。
先生方のご意見をお願いいたします。
回答1
坂寄歯科医院(茨城県取手市藤代)の三木です。
回答日時:2018-03-23 23:02:58
わかはやしさん、こんにちは。
・食いしばり等により、詰め物をした歯と歯茎の間(際)が削れるということはあるのでしょうか。
説明からはくさび状欠損と思われます。
そうであれば、書かれている通り、食いしばり等によって当該部位に亀裂が入り、そこを不適切な力でブラッシングなどを行うことで生じることは確かにあります。
・歯と歯茎の間が削れた場合、水や風が当たることで耐えられないほどの痛みが生じることはあるでしょうか。
人によっては日常生活に支障が出るレベルで沁みる方はいらっしゃいますね。
通常は少しずつ削れていくので、急にそこまで強く沁みたりすることはあまりありませんが・・・仕事が忙しくなったりしてTCHや食いしばりが悪化してしまった場合、症状が劇的に進むことはあり得ます。
実際に私も学生時代に急激に冷たいものが沁みるようになったので大学病院で診ていただいた結果、くさび状欠損であった・・・ということがありました。
或いは、もともと詰めてあったレジンなどが、食いしばりやTCHの影響で外れてしまったという可能性もあるかと思います。
・レントゲン等は撮らず、打診と風当ての検査で、詰め物の内部の状態に異常はないと見込むものでしょうか。
通常わずか数か月で劇的に虫歯が進行することは考えられません。
また神経に異常があった場合は基本的に打診の反応で確認をすることがほとんどです。
数か月前に処置を行った際に、虫歯を取り切っており、またその上で神経までの距離が十分あったのであれば、「打診と風当ての検査」のみでレントゲンを撮られない先生は多いかと思われます。
また、痛みがないかを確認するために敢えて舌や指で触ったり、冷たい水を歯に接するようにすると安静にしなければならない状況と真逆のことをしてしまうことになりますので、気を付けてくださいね。
ご参考程度にしていただければと思います。
・食いしばり等により、詰め物をした歯と歯茎の間(際)が削れるということはあるのでしょうか。
説明からはくさび状欠損と思われます。
そうであれば、書かれている通り、食いしばり等によって当該部位に亀裂が入り、そこを不適切な力でブラッシングなどを行うことで生じることは確かにあります。
・歯と歯茎の間が削れた場合、水や風が当たることで耐えられないほどの痛みが生じることはあるでしょうか。
人によっては日常生活に支障が出るレベルで沁みる方はいらっしゃいますね。
通常は少しずつ削れていくので、急にそこまで強く沁みたりすることはあまりありませんが・・・仕事が忙しくなったりしてTCHや食いしばりが悪化してしまった場合、症状が劇的に進むことはあり得ます。
実際に私も学生時代に急激に冷たいものが沁みるようになったので大学病院で診ていただいた結果、くさび状欠損であった・・・ということがありました。
或いは、もともと詰めてあったレジンなどが、食いしばりやTCHの影響で外れてしまったという可能性もあるかと思います。
・レントゲン等は撮らず、打診と風当ての検査で、詰め物の内部の状態に異常はないと見込むものでしょうか。
通常わずか数か月で劇的に虫歯が進行することは考えられません。
また神経に異常があった場合は基本的に打診の反応で確認をすることがほとんどです。
数か月前に処置を行った際に、虫歯を取り切っており、またその上で神経までの距離が十分あったのであれば、「打診と風当ての検査」のみでレントゲンを撮られない先生は多いかと思われます。
また、痛みがないかを確認するために敢えて舌や指で触ったり、冷たい水を歯に接するようにすると安静にしなければならない状況と真逆のことをしてしまうことになりますので、気を付けてくださいね。
ご参考程度にしていただければと思います。
相談者からの返信
相談者:
わかはやしさん
返信日時:2018-03-24 16:38:49
三木先生、ご回答ありがとうございます。
治療後、口をゆすぐ等をすると激しい痛みが生じる状況が続いています。
また、治療する前は異常を感じていなかった歯茎も変色し、違和感を感じるようになりました。
くさび状欠損の治療後は、歯茎に違和感が出るものなのでしょうか。
また、これまでブラッシングで歯茎から出血することはなったのですが、治療後しばらく出血が続いていました。
水や風がしみる状況に加えて、歯茎の違和感があるため、自分でもどうすればよいかわかりません。
症状によって変わると思いますが、一般的にくさび状欠損の治療後、どれくらいでしみる痛みは軽減されていきますか。
また、前回の治療では、「激しい痛みがあるようなら抜髄しましょう」と説明を受けましたが、抜髄することによってどのような影響があるでしょうか。
治療後、口をゆすぐ等をすると激しい痛みが生じる状況が続いています。
また、治療する前は異常を感じていなかった歯茎も変色し、違和感を感じるようになりました。
くさび状欠損の治療後は、歯茎に違和感が出るものなのでしょうか。
また、これまでブラッシングで歯茎から出血することはなったのですが、治療後しばらく出血が続いていました。
水や風がしみる状況に加えて、歯茎の違和感があるため、自分でもどうすればよいかわかりません。
症状によって変わると思いますが、一般的にくさび状欠損の治療後、どれくらいでしみる痛みは軽減されていきますか。
また、前回の治療では、「激しい痛みがあるようなら抜髄しましょう」と説明を受けましたが、抜髄することによってどのような影響があるでしょうか。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-03-29 20:37:50
こんにちは。
催促になっていますが経過は改善傾向にありますか?
治療時に麻酔を行いレジン充填処置やコーティング処置を受けておられれば、一時的に使用した薬剤によって歯茎の変化がある場合もあるでしょう。
知覚過敏処置は一度では奏功しない場合もありますから、変化がなければ再受診されてもよいと思います。
噛み合わせの調整が上手くいっていないとか、想定外の歯の当たりが生じてヒビが入ったり、合着に使用したセメントが崩壊して隙間ができたり、色々な場合が考えられますが、外部からの刺激の遮断がまず上手くいかなければ症状が変化しないように思います。
噛み合わせの調整はなされたようですから、再度コーティングやシーリングを完全に行ってもらい、症状軽減に繋がっていくとよいと思います。
催促になっていますが経過は改善傾向にありますか?
治療時に麻酔を行いレジン充填処置やコーティング処置を受けておられれば、一時的に使用した薬剤によって歯茎の変化がある場合もあるでしょう。
知覚過敏処置は一度では奏功しない場合もありますから、変化がなければ再受診されてもよいと思います。
噛み合わせの調整が上手くいっていないとか、想定外の歯の当たりが生じてヒビが入ったり、合着に使用したセメントが崩壊して隙間ができたり、色々な場合が考えられますが、外部からの刺激の遮断がまず上手くいかなければ症状が変化しないように思います。
噛み合わせの調整はなされたようですから、再度コーティングやシーリングを完全に行ってもらい、症状軽減に繋がっていくとよいと思います。
相談者からの返信
相談者:
わかはやしさん
返信日時:2018-03-29 21:07:35
船橋先生、ご回答ありがとうございます。
症状について、軽減はされてきたように感じます。
一方で、歯茎の違和感は解決されないままです。
また、歯の高さを調整しましたが、相変わらず違和感があります。
そのため、他院で再検査をしてもらいました。
歯ぎしりが強く、歯がとても削れていること、複数撮ったレントゲンのうち、一枚の画像に、セメント崩壊の可能性が見受けられることがわかりました。
セメント崩壊の箇所は、歯と歯の間の部分であり、詰め物を外さないとわからないと説明を受けました。
完全には断定できないため、経過観察となっています。
痛みが弱まっているということは、セメント崩壊ではなかったということでしょうか。
何度もお聞きする形になり、申し訳ありません。
症状について、軽減はされてきたように感じます。
一方で、歯茎の違和感は解決されないままです。
また、歯の高さを調整しましたが、相変わらず違和感があります。
そのため、他院で再検査をしてもらいました。
歯ぎしりが強く、歯がとても削れていること、複数撮ったレントゲンのうち、一枚の画像に、セメント崩壊の可能性が見受けられることがわかりました。
セメント崩壊の箇所は、歯と歯の間の部分であり、詰め物を外さないとわからないと説明を受けました。
完全には断定できないため、経過観察となっています。
痛みが弱まっているということは、セメント崩壊ではなかったということでしょうか。
何度もお聞きする形になり、申し訳ありません。
タイトル | 銀歯を外して入れた詰め物の痛み、歯と歯茎の際が削れることについて |
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質問者 | わかはやしさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 25歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯科治療後の歯の痛み 詰め物、インレー治療後の痛み 二次カリエス(2次的な虫歯) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。