[写真あり] 下前歯、歯ぎしりで露出した象牙質の保護方法について
相談者:
ケント8028さん (27歳:男性)
投稿日時:2018-03-31 17:49:55
初投稿になります。
どうぞ宜しくお願いいたします。
私は以前から歯ぎしり癖があったのですが、最近になり、歯ぎしりですり減った下前歯が、とても心配になってしまいました。
現在の下前歯の写真を添付させて頂きます。
下の左右1〜3番がすり減っており、象牙質が露出している状況です。
最近この状況に危機感を感じ、掛かりつけの歯科医さんと相談しまして、現在は固いマウスピースを就寝時に付けて、就寝時のすり減りを防いでおります。
また、根本治療として、TCH是正に取り組んでおりここ最近、日中の歯の接触はありません。
しかし、上述の対策をしていても、普段の咀嚼等で象牙質がどんどんすり減らないか?と不安で、毎日歯のことばかり考えてしまいます。
掛かりつけの歯科医さんは「そんなに心配しなくて良いですよ」と仰るのですが…。
その上で以下ご質問になります。
自分の歯で生涯を過ごすために、何がベストかご教示頂けますと幸いです。
【ご質問@】
下前歯の左右1〜3番の象牙質露出した部分を保護するための、歯に対する直接の措置としては、何が一番望ましいでしょうか?
(@露出した象牙質の上にレジン充填、Aレジンのマニキュアで表面コーティング、B何もいじらない等)
【ご質問A】
個人的には、@露出した象牙質の上にレジン充填、をできたら良いなと思っています。
ただ、以下のリスクを考えると結果的に、何もいじらないよりも歯を削ってしまう可能性も懸念しています。
皆様はどうお考えになりますでしょうか?
・レジン充填する際に、少し象牙質を削る可能性がある
・レジンの経年劣化による再充填の際に、また象牙質を少し削る可能性がある
・レジン充填により、前歯同士が当たるようになったり、噛み合わせが変わってしまったりで、他の歯に悪影響を与える可能性がある
色々な歯科医院さんのホームページで症例を拝見していると、歯を一切削らずに、象牙質露出した下前歯をレジン充填している写真例もあったのですが…
【ご質問B】
長々書いてしまいましたが、添付した写真の私の下前歯の状況は、ここまで心配や悲観をする程ではないでしょうか?
まだ20代なのに…と最近は本当に暗い気持ちです。
画像1 画像2
どうぞ宜しくお願いいたします。
私は以前から歯ぎしり癖があったのですが、最近になり、歯ぎしりですり減った下前歯が、とても心配になってしまいました。
現在の下前歯の写真を添付させて頂きます。
下の左右1〜3番がすり減っており、象牙質が露出している状況です。
最近この状況に危機感を感じ、掛かりつけの歯科医さんと相談しまして、現在は固いマウスピースを就寝時に付けて、就寝時のすり減りを防いでおります。
また、根本治療として、TCH是正に取り組んでおりここ最近、日中の歯の接触はありません。
しかし、上述の対策をしていても、普段の咀嚼等で象牙質がどんどんすり減らないか?と不安で、毎日歯のことばかり考えてしまいます。
掛かりつけの歯科医さんは「そんなに心配しなくて良いですよ」と仰るのですが…。
その上で以下ご質問になります。
自分の歯で生涯を過ごすために、何がベストかご教示頂けますと幸いです。
【ご質問@】
下前歯の左右1〜3番の象牙質露出した部分を保護するための、歯に対する直接の措置としては、何が一番望ましいでしょうか?
(@露出した象牙質の上にレジン充填、Aレジンのマニキュアで表面コーティング、B何もいじらない等)
【ご質問A】
個人的には、@露出した象牙質の上にレジン充填、をできたら良いなと思っています。
ただ、以下のリスクを考えると結果的に、何もいじらないよりも歯を削ってしまう可能性も懸念しています。
皆様はどうお考えになりますでしょうか?
・レジン充填する際に、少し象牙質を削る可能性がある
・レジンの経年劣化による再充填の際に、また象牙質を少し削る可能性がある
・レジン充填により、前歯同士が当たるようになったり、噛み合わせが変わってしまったりで、他の歯に悪影響を与える可能性がある
色々な歯科医院さんのホームページで症例を拝見していると、歯を一切削らずに、象牙質露出した下前歯をレジン充填している写真例もあったのですが…
【ご質問B】
長々書いてしまいましたが、添付した写真の私の下前歯の状況は、ここまで心配や悲観をする程ではないでしょうか?
まだ20代なのに…と最近は本当に暗い気持ちです。
画像1 画像2
回答1
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2018-03-31 19:15:45
Q1 B くぼみがあればレジンの添加
Q2 上記のようにくぼみがなければ触らない
Q3 なんとも回答できません。
元々が分からないのと対合歯の状況が分からないので。
あとはフッ素の応用と酸性食品酸性飲料水の摂取制限でしょうか。
炭酸水 缶チューハイ など
以上個人的にはそう思います。
Q2 上記のようにくぼみがなければ触らない
Q3 なんとも回答できません。
元々が分からないのと対合歯の状況が分からないので。
あとはフッ素の応用と酸性食品酸性飲料水の摂取制限でしょうか。
炭酸水 缶チューハイ など
以上個人的にはそう思います。
相談者からの返信
相談者:
ケント8028さん
返信日時:2018-04-01 10:38:23
柴田先生
早速ご回答下さりどうもありがとうございます。
大変助かります。
恐れ入りますがご回答頂いた内容について、どうかもう少しお聞きかせください。
@窪みが無ければレジン充填しないのはどういった理由からなのでしょうか?
私の場合は、窪みはない状況です。
今後もっとすり減ったとしても、窪みがない限りはレジン充填しないことになりますでしょうか?
Aフッ素の応用とはどんな内容になりますでしょうか。(歯磨きに加えて毎日寝る前に、フッ素ジェルを毎日塗布する、というので良いでしょうか。)
Bアドバイス頂いた「酸性飲食物を控える」というのも、実は最近実践しておりました。
ただ、程度の加減が難しく、気にしすぎて毎日の悩みの種になってしまいました。
自ら好んで買ってきて飲食することは避けれるのですが、同僚・友人・家族と食事や宴会をする時に、ビールやフルーツ等が必然的に出てきてしまいます。
このような時でも気にして避けた方が良いでしょうか?
前歯で噛まないようにし、唾液で中和するように意識する等で防ぐのでは不十分でしょうか。
どの程度のレベルで今後向き合っていけば良いか、ご教示頂けますと幸いです。
早速ご回答下さりどうもありがとうございます。
大変助かります。
恐れ入りますがご回答頂いた内容について、どうかもう少しお聞きかせください。
@窪みが無ければレジン充填しないのはどういった理由からなのでしょうか?
私の場合は、窪みはない状況です。
今後もっとすり減ったとしても、窪みがない限りはレジン充填しないことになりますでしょうか?
Aフッ素の応用とはどんな内容になりますでしょうか。(歯磨きに加えて毎日寝る前に、フッ素ジェルを毎日塗布する、というので良いでしょうか。)
Bアドバイス頂いた「酸性飲食物を控える」というのも、実は最近実践しておりました。
ただ、程度の加減が難しく、気にしすぎて毎日の悩みの種になってしまいました。
自ら好んで買ってきて飲食することは避けれるのですが、同僚・友人・家族と食事や宴会をする時に、ビールやフルーツ等が必然的に出てきてしまいます。
このような時でも気にして避けた方が良いでしょうか?
前歯で噛まないようにし、唾液で中和するように意識する等で防ぐのでは不十分でしょうか。
どの程度のレベルで今後向き合っていけば良いか、ご教示頂けますと幸いです。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-04-01 11:13:39
こんにちは。
Q1 かみ合わせによって磨り減ったのであれば、面が滑沢になっていてレジンを盛るスペースがないはずだと思います。
酸蝕によって象牙質が露出しているのでれば、凹みがあるのでそこにレジンを盛るスペースがあるでしょう。
両方という場合もあるでしょうが、すり減りが酷いならばレジンは盛れないでしょう。
またマニキュアでコートしてもすぐはがれるでしょう。
Q2 窪みがあれば何もしないというわけではないですが、きちんと前処理をしたあと削らなくてもレジン充填が可能でしょう。
それで脱リもしないでしょうし。
窪みがなければ前処置のみ行っても外れるでしょうから、行っても意味がないですよね。
窪みがないのに、磨り減った部位に削らずレジンを盛るとかみ合わせに支障を生じるので不快でしょう。
Q3 酸蝕も原因としてあるのではないでしょうか?
かみ合わせに問題があるならば、ナイトガードやTCHの改善、必要があれば歯の矯正もお考えになればよいでしょう。
通常は大臼歯、小臼歯がきちんと咬合を確立していれば今後どんどん支障を生じるほど削れるということはないでしょうが、主治医によくみてもらうとよいでしょう。
Q1 かみ合わせによって磨り減ったのであれば、面が滑沢になっていてレジンを盛るスペースがないはずだと思います。
酸蝕によって象牙質が露出しているのでれば、凹みがあるのでそこにレジンを盛るスペースがあるでしょう。
両方という場合もあるでしょうが、すり減りが酷いならばレジンは盛れないでしょう。
またマニキュアでコートしてもすぐはがれるでしょう。
Q2 窪みがあれば何もしないというわけではないですが、きちんと前処理をしたあと削らなくてもレジン充填が可能でしょう。
それで脱リもしないでしょうし。
窪みがなければ前処置のみ行っても外れるでしょうから、行っても意味がないですよね。
窪みがないのに、磨り減った部位に削らずレジンを盛るとかみ合わせに支障を生じるので不快でしょう。
Q3 酸蝕も原因としてあるのではないでしょうか?
かみ合わせに問題があるならば、ナイトガードやTCHの改善、必要があれば歯の矯正もお考えになればよいでしょう。
通常は大臼歯、小臼歯がきちんと咬合を確立していれば今後どんどん支障を生じるほど削れるということはないでしょうが、主治医によくみてもらうとよいでしょう。
回答3
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2018-04-01 11:15:37
@ かみ合わせがある部分にレジンを添加してもすぐに取れてしまうか、違和感が出てくるためにやらないと思います。
A フッ素入りの歯磨剤、ホームジェル、ミラノール等の応用です。
ただフッ素入りの歯磨剤は口をすすぐ回数と水量がかなり少なくないと、効果が低くなると思います
B 私も出されたものは断らず美味しくいただきます。
A フッ素入りの歯磨剤、ホームジェル、ミラノール等の応用です。
ただフッ素入りの歯磨剤は口をすすぐ回数と水量がかなり少なくないと、効果が低くなると思います
B 私も出されたものは断らず美味しくいただきます。
相談者からの返信
相談者:
ケント8028さん
返信日時:2018-04-01 12:35:24
相談者からの返信
相談者:
ケント8028さん
返信日時:2018-04-01 12:45:03
>船橋先生
ご回答どうもありがとうございます。
詳しくご説明頂き、大変助かります。
レジン充填について、私の場合は適さないことがよく理解できました。
その他にご回答頂けた内容について、もう少しだけどうかご教示ください。
@レジンのマニキュアコートは、ナイトガードを就寝時に付けていて、その期間歯ぎしり自体をしていない場合でも、やはりすぐ剥がれてしまうものでしょうか。
『やらないよりやった方が象牙質を守れる可能性がある』ということもないでしょうか…。
A上記@に関連するのですが、象牙質露出による知覚過敏が起きた場合は、レジンのマニキュアコートで治療することがあると思います。
もし、この下前歯が知覚過敏になってしまった場合でも、そのような措置は難しいでしょうか?
将来的にいつか、重度の知覚過敏になってしまって、神経を抜いたり抜歯まで追い込まれないか、と今から悪い想像をしてしまうのですが、それは考え過ぎでしょうか。
Bナイトガード、TCH是正、酸蝕症予防は今後も欠かさず取り組み、咬合状況について主治医によく診てもらいます。
最後に一つお聞かせ下さい。
一概には言えないとは思うのですが、ご記載頂いた「通常は大臼歯、小臼歯がきちんと咬合を確立していれば」の状況にあれば、老後までこの歯が持つと期待しても大丈夫そうでしょうか?
度々申し訳ないのですが、どうぞよろしくお願いいたします。
ご回答どうもありがとうございます。
詳しくご説明頂き、大変助かります。
レジン充填について、私の場合は適さないことがよく理解できました。
その他にご回答頂けた内容について、もう少しだけどうかご教示ください。
@レジンのマニキュアコートは、ナイトガードを就寝時に付けていて、その期間歯ぎしり自体をしていない場合でも、やはりすぐ剥がれてしまうものでしょうか。
『やらないよりやった方が象牙質を守れる可能性がある』ということもないでしょうか…。
A上記@に関連するのですが、象牙質露出による知覚過敏が起きた場合は、レジンのマニキュアコートで治療することがあると思います。
もし、この下前歯が知覚過敏になってしまった場合でも、そのような措置は難しいでしょうか?
将来的にいつか、重度の知覚過敏になってしまって、神経を抜いたり抜歯まで追い込まれないか、と今から悪い想像をしてしまうのですが、それは考え過ぎでしょうか。
Bナイトガード、TCH是正、酸蝕症予防は今後も欠かさず取り組み、咬合状況について主治医によく診てもらいます。
最後に一つお聞かせ下さい。
一概には言えないとは思うのですが、ご記載頂いた「通常は大臼歯、小臼歯がきちんと咬合を確立していれば」の状況にあれば、老後までこの歯が持つと期待しても大丈夫そうでしょうか?
度々申し訳ないのですが、どうぞよろしくお願いいたします。
回答4
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-04-01 14:32:14
1.行ってもよいでしょうが、削れてとれるのではないでしょうか?
2.前歯がもっと削れていても、知覚過敏になっていない人もおられますよ。
天然に削れるのは非常にゆっくりですから、象牙質の内部で慢性刺激に対して反応性防御反応が起きるからでしょう。
酸触が加わったり、外部から強い刺激が加わると防御しきれず抜髄が必要になる時が来るかもしれません。
マイクロクラックが増えたり、ヒビが入ると致命的になるかもしれません。
知覚過敏が起きたら治療が難しいでしょうが、そのときに出来ることを行ってもらうしかないでしょう。
3.前歯を守るのは奥歯です。
奥歯がダメだと前歯に負担が来ますから。
2.前歯がもっと削れていても、知覚過敏になっていない人もおられますよ。
天然に削れるのは非常にゆっくりですから、象牙質の内部で慢性刺激に対して反応性防御反応が起きるからでしょう。
酸触が加わったり、外部から強い刺激が加わると防御しきれず抜髄が必要になる時が来るかもしれません。
マイクロクラックが増えたり、ヒビが入ると致命的になるかもしれません。
知覚過敏が起きたら治療が難しいでしょうが、そのときに出来ることを行ってもらうしかないでしょう。
3.前歯を守るのは奥歯です。
奥歯がダメだと前歯に負担が来ますから。
相談者からの返信
相談者:
ケント8028さん
返信日時:2018-04-01 21:48:37
船橋先生
ご回答どうもありがとうございました。
知覚過敏が万が一起きてしまったら治療は難しいのですね…。
主治医にもその点を聞いてみます。
精神的にかなり堪えてしまいましたが、現状を把握できて良かったです。
またご相談させて頂くことがあるかもしれないのですが、その際にはどうぞ宜しくお願いいたします。
ご回答どうもありがとうございました。
知覚過敏が万が一起きてしまったら治療は難しいのですね…。
主治医にもその点を聞いてみます。
精神的にかなり堪えてしまいましたが、現状を把握できて良かったです。
またご相談させて頂くことがあるかもしれないのですが、その際にはどうぞ宜しくお願いいたします。
タイトル | [写真あり] 下前歯、歯ぎしりで露出した象牙質の保護方法について |
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質問者 | ケント8028さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 27歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯の形の異常 歯軋り(歯ぎしり) その他(写真あり) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。