父の歯周病がかなり重度、治療で歯茎が腫れるのを嫌う
相談者:
しるぶれさん (21歳:女性)
投稿日時:2018-04-05 00:15:10
父はかれこれ5年ほど歯科医院に通っています。
年齢は50歳、会社員です。
初診の主訴は父曰く、
「歯周病が進行して、歯が抜けるのを避けたい。
でももう完治を望んでいるわけではなく、あくまで“近々歯を抜いて総入れ歯にしてしまいましょう”というような最悪の状態は避けたい。ギリギリまで自分の歯でいたい」
という、現状維持を目的としていたようです。
1度だけ、歯茎の中の歯石を取る処置をしてもらったところ、血まみれになるわ、その日仕事にならないくらいに腫れるわ で散々な思いをしたらしく、仕事もままならない程腫れるのは勘弁!っとそれからずっと、その処置を拒否しています。
歯茎の中の汚れを取る処置で血が出るのも、多少腫れるのも理解しているようです。
しかし仕事を理由に「あんなに腫れるならやらなくていい、元々治療ではなく現状維持が目的なんだから」と普通のスケーリング(?)を毎回してもらっているようです。
私たち家族としては、出来れば処置を受けて治してほしいというのが本心です。
けれど本人の意思は固く…
腫れない方法(それを行なってる医院)など紹介して、何とか説得できないものでしょうか?
先生方ならば、父のような患者にどのような説明をされますか?
年齢は50歳、会社員です。
初診の主訴は父曰く、
「歯周病が進行して、歯が抜けるのを避けたい。
でももう完治を望んでいるわけではなく、あくまで“近々歯を抜いて総入れ歯にしてしまいましょう”というような最悪の状態は避けたい。ギリギリまで自分の歯でいたい」
という、現状維持を目的としていたようです。
1度だけ、歯茎の中の歯石を取る処置をしてもらったところ、血まみれになるわ、その日仕事にならないくらいに腫れるわ で散々な思いをしたらしく、仕事もままならない程腫れるのは勘弁!っとそれからずっと、その処置を拒否しています。
歯茎の中の汚れを取る処置で血が出るのも、多少腫れるのも理解しているようです。
しかし仕事を理由に「あんなに腫れるならやらなくていい、元々治療ではなく現状維持が目的なんだから」と普通のスケーリング(?)を毎回してもらっているようです。
私たち家族としては、出来れば処置を受けて治してほしいというのが本心です。
けれど本人の意思は固く…
腫れない方法(それを行なってる医院)など紹介して、何とか説得できないものでしょうか?
先生方ならば、父のような患者にどのような説明をされますか?
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2018-04-05 08:22:41
おはようございます。
歯周病が進行していずれ総義歯になりかねないが何とか現状維持はしたいとのことのようですね。
歯周病の原因はプラークと歯にかかる過大な力です、したがってこれらを取り除けば治癒は可能です、5年も歯医者にかかっていて治らなかったわけですから有効な治療がなされていなかったということです。
個人的にはもっと腕のいい歯医者にかわったほうがいいと思います。
>初診の主訴は父曰く、
>「歯周病が進行して、歯が抜けるのを避けたい。
>でももう完治を望んでいるわけではなく、あくまで“近々歯を抜いて総入れ歯にしてしまいましょう”というような最悪の状態は避けたい。
>ギリギリまで自分の歯でいたい」
>という、現状維持を目的としていたようです。
先ずご自身で歯周病のことを理解して歯磨き技術の習得をすることと歯科医の診断の元咬合関係の精査が必要です、そこに問題があれば問題が無くなるまで咬合関係の修正をするべきです、これらを解決しなければ治癒は望めません。
>1度だけ、歯茎の中の歯石を取る処置をしてもらったところ、血まみれになるわ、その日仕事にならないくらいに腫れるわ で散々な思いをしたらしく、 仕事もままならない程腫れるのは勘弁!っとそれからずっと、その処置を拒否しています。
歯周病が治っていないのに歯石を取れば仰るような悲惨な目にあいます、二度としたくないというのはもっともなことです。
>歯茎の中の汚れを取る処置で血が出るのも、多少腫れるのも理解しているようです。
歯肉が炎症を起こしているわけですから歯石を取れば出血するのは当たり前です、麻酔しなければ痛みますし運が悪いとそれが原因で歯槽膿瘍になります、知覚過敏になるかもしれません。
>しかし仕事を理由に「あんなに腫れるならやらなくていい、元々治療ではなく現状維持が目的なんだから」と普通のスケーリング(?)を毎回してもらっているようです。
普通のスケーリング??をしたところで歯周病は治りません、なぜなら歯周病の原因は磨き残したプラークだからです、歯肉縁下歯石は歯周病になった結果付着したわけですから行っている処置は的外れです。
何よりもまず歯を磨いてプラークを取ることです、歯周病が進行しているようですから通り一遍の歯磨きでは無理だと思います、そのようなことを理解している歯科医と歯科衛生士の指導は必須です、もし間食が多いようならお菓子を一切食べないことです、これも有効な手段です。
甘いものと体の健康
甘い物、特に砂糖はそれ自体、体に悪い食材ではありません。とても貴重な調味料で、エネルギー源になるものです。しかし食べ過ぎてしまうとむし歯の原因になり、健康を害することになりかねません。甘い物が溢れている今の世の中で、うっかりすると甘い物を食べすぎてしまいがちです。いま世界中で、砂糖の限度量をはっきり示した食のガイドラインが作られるようになりました。
食育とむし歯予防の本(神山ゆみ子・今村幸恵・鈴木和子・今村智之:著 丸森英史:監修 医歯薬出版株式会社)より引用
WHOは糖類の摂取は総カロリーの5%以内にすることを勧めています。
WHO、糖類摂取の指針 https://www.cnn.co.jp/fringe/35044940.html
>私たち家族としては、出来れば処置を受けて治してほしいというのが本心です。けれど本人の意思は固く…
>腫れない方法(それを行なってる医院)など紹介して、何とか説得できないものでしょうか?
こんな嫌な経験をしたら説得されても行動は起こさないと思います、もしまた処置を受けて同じような経験をすれば歯医者にすら行かなくなると思います。
>先生方ならば、父のような患者にどのような説明をされますか
説明より磨けば治るということを実際に経験してもらうことです、自分で経験したことなら一番説得力があります。
治った経験をすればこれからも続けてみようと思うのが患者さんです、ぜひ歯磨きで歯周病が治っていくのを経験させてあげてください、歯石除去は歯周病が治ってからです、そうすれば出血もしないし痛みもありません、ましてや腫れることなど絶対ありません。
歯周病 http://www.yamadashika.jp/perio.html
歯周病を歯磨きで治す]U http://yamadashika.jugem.jp/?cid=163
歯周病を歯磨きで治す]] http://yamadashika.jugem.jp/?cid=199
ブラッシングの威力V http://yamadashika.jugem.jp/?cid=182
歯周病が進行していずれ総義歯になりかねないが何とか現状維持はしたいとのことのようですね。
歯周病の原因はプラークと歯にかかる過大な力です、したがってこれらを取り除けば治癒は可能です、5年も歯医者にかかっていて治らなかったわけですから有効な治療がなされていなかったということです。
個人的にはもっと腕のいい歯医者にかわったほうがいいと思います。
>初診の主訴は父曰く、
>「歯周病が進行して、歯が抜けるのを避けたい。
>でももう完治を望んでいるわけではなく、あくまで“近々歯を抜いて総入れ歯にしてしまいましょう”というような最悪の状態は避けたい。
>ギリギリまで自分の歯でいたい」
>という、現状維持を目的としていたようです。
先ずご自身で歯周病のことを理解して歯磨き技術の習得をすることと歯科医の診断の元咬合関係の精査が必要です、そこに問題があれば問題が無くなるまで咬合関係の修正をするべきです、これらを解決しなければ治癒は望めません。
>1度だけ、歯茎の中の歯石を取る処置をしてもらったところ、血まみれになるわ、その日仕事にならないくらいに腫れるわ で散々な思いをしたらしく、 仕事もままならない程腫れるのは勘弁!っとそれからずっと、その処置を拒否しています。
歯周病が治っていないのに歯石を取れば仰るような悲惨な目にあいます、二度としたくないというのはもっともなことです。
>歯茎の中の汚れを取る処置で血が出るのも、多少腫れるのも理解しているようです。
歯肉が炎症を起こしているわけですから歯石を取れば出血するのは当たり前です、麻酔しなければ痛みますし運が悪いとそれが原因で歯槽膿瘍になります、知覚過敏になるかもしれません。
>しかし仕事を理由に「あんなに腫れるならやらなくていい、元々治療ではなく現状維持が目的なんだから」と普通のスケーリング(?)を毎回してもらっているようです。
普通のスケーリング??をしたところで歯周病は治りません、なぜなら歯周病の原因は磨き残したプラークだからです、歯肉縁下歯石は歯周病になった結果付着したわけですから行っている処置は的外れです。
何よりもまず歯を磨いてプラークを取ることです、歯周病が進行しているようですから通り一遍の歯磨きでは無理だと思います、そのようなことを理解している歯科医と歯科衛生士の指導は必須です、もし間食が多いようならお菓子を一切食べないことです、これも有効な手段です。
甘いものと体の健康
甘い物、特に砂糖はそれ自体、体に悪い食材ではありません。とても貴重な調味料で、エネルギー源になるものです。しかし食べ過ぎてしまうとむし歯の原因になり、健康を害することになりかねません。甘い物が溢れている今の世の中で、うっかりすると甘い物を食べすぎてしまいがちです。いま世界中で、砂糖の限度量をはっきり示した食のガイドラインが作られるようになりました。
食育とむし歯予防の本(神山ゆみ子・今村幸恵・鈴木和子・今村智之:著 丸森英史:監修 医歯薬出版株式会社)より引用
WHOは糖類の摂取は総カロリーの5%以内にすることを勧めています。
WHO、糖類摂取の指針 https://www.cnn.co.jp/fringe/35044940.html
>私たち家族としては、出来れば処置を受けて治してほしいというのが本心です。けれど本人の意思は固く…
>腫れない方法(それを行なってる医院)など紹介して、何とか説得できないものでしょうか?
こんな嫌な経験をしたら説得されても行動は起こさないと思います、もしまた処置を受けて同じような経験をすれば歯医者にすら行かなくなると思います。
>先生方ならば、父のような患者にどのような説明をされますか
説明より磨けば治るということを実際に経験してもらうことです、自分で経験したことなら一番説得力があります。
治った経験をすればこれからも続けてみようと思うのが患者さんです、ぜひ歯磨きで歯周病が治っていくのを経験させてあげてください、歯石除去は歯周病が治ってからです、そうすれば出血もしないし痛みもありません、ましてや腫れることなど絶対ありません。
歯周病 http://www.yamadashika.jp/perio.html
歯周病を歯磨きで治す]U http://yamadashika.jugem.jp/?cid=163
歯周病を歯磨きで治す]] http://yamadashika.jugem.jp/?cid=199
ブラッシングの威力V http://yamadashika.jugem.jp/?cid=182
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-04-05 10:44:01
こんにちは。
歯周治療を成功させるのは時々行く歯医者の治療ではなくご本人の毎日の習慣です。
歯磨き指導をしっかり受けて日々毎食後歯磨きを磨き残さないように励行していただかなければ、どんな治療も歯茎がある間は上手くいきません。
ですからいきなり歯茎を切り取ってしまう治療もあるくらいです(いきなりは保険ではできませんが)。
そしてそれをやると確実に知覚過敏で苦労することになりますし、そもそも歯磨きが下手でズボラな方の病気ですから、より難易度が上がった歯磨きも上手く出きず根面虫歯を多発するようになり、より困ったことに繋がって行くので普通はそういういきなりの治療はしないようになっています。
まず歯磨きがちゃんとできるようになること、煙草をやめること(喫煙者ならば歯周病は治し難いですからね)、食生活を変えること、悪い生活習慣を変えること(糖尿病とは相互に増悪因子になります)、そういう本人の自覚の変化が必要で治療成功の前提条件になります。
何故かと言えば毎日毎日の積み重なる汚れは、ご自身が上手く取り除いたりコントロールしなければ誰も行ってくれないからです。
毎日毎日の積み重なる汚れや細菌からでる毒素や細菌自身への反応として炎症が起きているので、そこをコントロールしやすく悪化した歯周環境を整えてあげる程度しか、歯科医院では出来ないからです。
結局は歯周病は生活習慣病ですからご自身が変わらなければ治しようがないのです。
(いきなりの治療は苦痛や長期的リスクの方が大きいので)
ところでお父さんは生活に余裕がありますか?
ストレスだらけで自分のことを省みる余裕がない状況ではありませんか?
人間よほどズボラで不潔が普通という感覚の人以外は、不調があれば興味を感じそれに対して勉強し改善しようと努力するものです。
余裕がない生活であればそれが出来ず、どんどん後回しになって取り返しがつかなくなるまで目を積むって放置してしまうものでしょう。
歯周病は巨大面積の炎症が起きている病気ですから身体を蝕んでいきます。
歯周病だけで終わっていればいいですが、他の見えない部分の病気の警告の可能性もありますから、出来ればお父さんの負担を軽減してあげてしっかり治療に積極的に協力できる余裕を持たせてあげたいものです。
(これが一番難しいかもしれませんが)
歯を失って最終的に総入れ歯の方が炎症という意味ではなくなって体の負担がなくなる場合もありますが、それまでに他の臓器にダメージが蓄積していなければよいのですがなかなかそうもいかないので健康は大切にしてもらいたいと思いますね。
サンスターから啓蒙動画が公開されていますから、こちらをお父さんに見てもらいご自身の健康について考えなおしてもらうとよいでしょう。
* https://www.youtube.com/watch?v=TfQVWtAh07s
お勤めならば健康診断を受けられておられるでしょうから、その結果と合致するところについて考えていただき生活をみなすことに協力してあげましょう。
小さなお子さんならばお口の中が健康なのが普通ですから、お父さんやお母さんがあなたの小さい頃に歯磨きや仕上げ磨きをしてくれたでしょうが、今お父さんは病気(歯周病)であれば専門家の歯磨きや歯周管理が必要です。
毎日の歯磨きはお父さん自身が頑張るしかないので、おうちの方が変わって歯磨きをすることはできないでしょうから、歯医者さんにいけなければ悪化して歯と健康を失っていくことになるので自覚してもらい、まず丁寧な歯磨きをマスターされることから頑張ってもらいましょう。
それをまずしっかり行ってくれサポートしてくれる歯科医院を選ぶとよいでしょう。
歯周治療を成功させるのは時々行く歯医者の治療ではなくご本人の毎日の習慣です。
歯磨き指導をしっかり受けて日々毎食後歯磨きを磨き残さないように励行していただかなければ、どんな治療も歯茎がある間は上手くいきません。
ですからいきなり歯茎を切り取ってしまう治療もあるくらいです(いきなりは保険ではできませんが)。
そしてそれをやると確実に知覚過敏で苦労することになりますし、そもそも歯磨きが下手でズボラな方の病気ですから、より難易度が上がった歯磨きも上手く出きず根面虫歯を多発するようになり、より困ったことに繋がって行くので普通はそういういきなりの治療はしないようになっています。
まず歯磨きがちゃんとできるようになること、煙草をやめること(喫煙者ならば歯周病は治し難いですからね)、食生活を変えること、悪い生活習慣を変えること(糖尿病とは相互に増悪因子になります)、そういう本人の自覚の変化が必要で治療成功の前提条件になります。
何故かと言えば毎日毎日の積み重なる汚れは、ご自身が上手く取り除いたりコントロールしなければ誰も行ってくれないからです。
毎日毎日の積み重なる汚れや細菌からでる毒素や細菌自身への反応として炎症が起きているので、そこをコントロールしやすく悪化した歯周環境を整えてあげる程度しか、歯科医院では出来ないからです。
結局は歯周病は生活習慣病ですからご自身が変わらなければ治しようがないのです。
(いきなりの治療は苦痛や長期的リスクの方が大きいので)
ところでお父さんは生活に余裕がありますか?
ストレスだらけで自分のことを省みる余裕がない状況ではありませんか?
人間よほどズボラで不潔が普通という感覚の人以外は、不調があれば興味を感じそれに対して勉強し改善しようと努力するものです。
余裕がない生活であればそれが出来ず、どんどん後回しになって取り返しがつかなくなるまで目を積むって放置してしまうものでしょう。
歯周病は巨大面積の炎症が起きている病気ですから身体を蝕んでいきます。
歯周病だけで終わっていればいいですが、他の見えない部分の病気の警告の可能性もありますから、出来ればお父さんの負担を軽減してあげてしっかり治療に積極的に協力できる余裕を持たせてあげたいものです。
(これが一番難しいかもしれませんが)
歯を失って最終的に総入れ歯の方が炎症という意味ではなくなって体の負担がなくなる場合もありますが、それまでに他の臓器にダメージが蓄積していなければよいのですがなかなかそうもいかないので健康は大切にしてもらいたいと思いますね。
サンスターから啓蒙動画が公開されていますから、こちらをお父さんに見てもらいご自身の健康について考えなおしてもらうとよいでしょう。
* https://www.youtube.com/watch?v=TfQVWtAh07s
お勤めならば健康診断を受けられておられるでしょうから、その結果と合致するところについて考えていただき生活をみなすことに協力してあげましょう。
小さなお子さんならばお口の中が健康なのが普通ですから、お父さんやお母さんがあなたの小さい頃に歯磨きや仕上げ磨きをしてくれたでしょうが、今お父さんは病気(歯周病)であれば専門家の歯磨きや歯周管理が必要です。
毎日の歯磨きはお父さん自身が頑張るしかないので、おうちの方が変わって歯磨きをすることはできないでしょうから、歯医者さんにいけなければ悪化して歯と健康を失っていくことになるので自覚してもらい、まず丁寧な歯磨きをマスターされることから頑張ってもらいましょう。
それをまずしっかり行ってくれサポートしてくれる歯科医院を選ぶとよいでしょう。
タイトル | 父の歯周病がかなり重度、治療で歯茎が腫れるのを嫌う |
---|---|
質問者 | しるぶれさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 21歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 歯周病(歯槽膿漏)治療 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。